シュッピン Research Memo(1):カメラ事業をけん引役に事業モデル完成と収益の一段の拡大へ
[14/06/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
2014年3月期はシュッピン<3179>にとって、非常に重要な意味を持つ1年だったとみている。前回の同社レポートにおいて、弊社ではトップライン・グロースが全てのカギであると述べた。Eコマースに特化している同社の収益構造は、売上高が増収となっても費用、特に固定費の伸びが限定的で、利益が増収につながり易いためである。2014年3月期は2つの重要なことが確認できた。すなわち、(1)上記のような売上高と利益のメカニズムがきちんとワークしていることと、(2)中古買取強化策が想定通りの効果を挙げ、2015年3月期以降の増収トレンド加速の準備が整ったということだ。
同社は中期経営計画をローリングし、新たに2015年3月期からの3か年計画を策定した。そこでは業績目標が前回の中計に比べて大幅に上方修正された。同社自身、今後の増収トレンド加速の道筋に自信を深めたためと思われる。この中期経営計画が達成された場合には、ROEを始めとする経営指標は一段と向上し、高成長企業、高収益企業、ハイクオリティ企業としての評価が定着していくと期待される。また、そうした評価は株価バリュエーションの面でも好影響を及ぼすと期待される。
同社の主たる商材である高額品・高価値品の市場においては、中古品と新品の価値の差がほとんどなく、「中古品」であることにネガティブな意味がほとんどない。同社の価値は、「価値ある中古品」の取引に特化し、買取・再販の仕組みを提供することで、本質的に動きの鈍い高額・高価値商品を流動化させ、あるいは回転のスピードを上げることに貢献している点にある。現状、同社が行っている増収に向けた各種の施策は、巨大なカメラ・時計のセカンダリー市場を自社にとってのブルーオーシャン市場とし、自社の成長につなげていくことができると考えられる。
Check Point
・新中期計画の業績目標は従来計画比で大幅に上方修正
・2014年3月期決算は業績予想を上回って着地
・株主還元を重要な経営課題と位置付け、配当による還元が基本方針
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
<FA>
同社は中期経営計画をローリングし、新たに2015年3月期からの3か年計画を策定した。そこでは業績目標が前回の中計に比べて大幅に上方修正された。同社自身、今後の増収トレンド加速の道筋に自信を深めたためと思われる。この中期経営計画が達成された場合には、ROEを始めとする経営指標は一段と向上し、高成長企業、高収益企業、ハイクオリティ企業としての評価が定着していくと期待される。また、そうした評価は株価バリュエーションの面でも好影響を及ぼすと期待される。
同社の主たる商材である高額品・高価値品の市場においては、中古品と新品の価値の差がほとんどなく、「中古品」であることにネガティブな意味がほとんどない。同社の価値は、「価値ある中古品」の取引に特化し、買取・再販の仕組みを提供することで、本質的に動きの鈍い高額・高価値商品を流動化させ、あるいは回転のスピードを上げることに貢献している点にある。現状、同社が行っている増収に向けた各種の施策は、巨大なカメラ・時計のセカンダリー市場を自社にとってのブルーオーシャン市場とし、自社の成長につなげていくことができると考えられる。
Check Point
・新中期計画の業績目標は従来計画比で大幅に上方修正
・2014年3月期決算は業績予想を上回って着地
・株主還元を重要な経営課題と位置付け、配当による還元が基本方針
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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