注目銘柄ダイジェスト(前場):マツダ、野村HD、アダストリアHDなど
[14/08/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
マツダ<7261>:2494円(前日比+74円)
大幅に3日続伸。17年3月期をメドに実質無借金になる見通しと報じられている。実質無借金は連結決算開示の00年3月期以降で初めてとなるようだ。財務改善にメドが付くことで、今後の株主配分強化なども期待される状況へ。また、本日は為替市場での円安進行の動きなども支援になっているとみられる。
野村HD<8604>:662.8円(同+22.9円)
強い動きが目立つ。特に目立った材料は観測されていないが、本日は証券セクターが業種別上昇率のトップとなっており、証券株はほぼ全面高となっている。全体相場はここ連日、寄り付き後は膠着感の強まる状況が続いていたが、本日は外部環境の好転を映して上値追いの動きが強まっており、地合い改善を背景とした需給要因が上昇材料とみられる。なお、本日はメガバンクを中心に金融関連の強い動きが目立っており、TOPIX型の資金が流入している印象も。
アダストリアHD<2685>:2218円(同-122円)
急反落。前日に業績予想の下方修正を発表、上半期営業利益は23億円から14億円に、通期では60億円から51億円に減額へ。通期の市場コンセンサスは、ほぼ会社計画線であったと見られ、ストレートにマイナス材料視される格好へ。海外子会社をはじめとした値下げロスの拡大が主因と見られる。ゴールドマン・サックス(GS)では、引き続き同質化からの脱却に時間を要すとして、目標株価を2400円から2200円に引き下げている。
コニカミノルタ<4902>:1183円(同+40円)
買い先行で年初来高値更新。ゴールドマン・サックス(GS)では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、コンビクション・リストに新規採用している。目標株価も1010円から1400円に引き上げへ。社長交代とそれによるROE経営の徹底/株主還元の強化といった直近の変化を評価している。業績の回復に、こうした「構造変化」が加わることで、過去レンジの低位にあるバリュエーションは今後切り上がっていくと考えているようだ。なお、GSでは、堀場製<6856>やHOYA<7741>などの投資判断も「買い」に格上げへ。
大日本スクリーン製造<7735>:580円(同+22円)
急反発。三菱UFJでは投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価を450円から680円に引き上げている。半導体製造装置受注は4-6月期以降、来期に向け持続的に増加すると考えているもよう。変動費率低減や固定費削減効果もあって、受注増による増収効果は収益性向上に直結すると考えている。来期営業利益は100億円から165億円に、一転しての大幅増益予想としている。
ラクオリア創薬<4579>:559円(同+11円)
反発。「5-HT2B拮抗薬」の日本における特許査定を受領したと発表したことが材料視されている。「5-HT2B拮抗薬」は、過敏性腸症候群(IBS)などに薬効が期待できる薬。今後も引き続き、「5-HT2B拮抗薬」の他国での特許権の成立に注力するほか、日本を含む全世界を対象としたライセンス活動を展開するとしている。
大泉製<6618>:284円(同+80円)
急伸でストップ高。主力製品である自動車用温度センサが、世界最大の電装メーカーである独ロバート・ボッシュを通じて、顧客である欧州大手自動車メーカーの欧州・北米地域向け自動車用製品に搭載されることが決定したと発表したことが材料視されている。高品質、高耐久性の自動車用温度センサの実績が高く評価されたもようで、採用拡大による業績面へのインパクトに期待感も高まる格好に。
竹内製作<6432>:4530円(同+190円)
買い優勢。ドル・円が103円台後半、ユーロ・円が137円台半ばまで円安進行となっており、買い安心感が高まっている。同社は海外での売上高比率が高いこともあり、円安進行が素直に好感される格好に。なお、同社の今期の想定為替レートはドル・円が98円、ユーロ・円が135円などとなっている。
フリービット<3843>:1653円(同+13円)
反発。不動産仲介大手エイブルの店舗で、自社のスマホを販売すると発表したことが材料視されている。都内などのエイブルの直営10店舗で始め、順次増やして直営の約400店すべてで扱う計画と。就職や進学など新生活にあわせて新しいスマホを求める消費者らに売り込む方針で、知名度の向上や販路の拡大による業績押し上げ効果に期待感が先行へ。
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