SDエンター Research Memo(9):通期は減収増益で据え置くが冬期の需要回復と改革効果に注目
[15/01/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■2015年3月通期業績見通し
SDエンターテイメント<4650>の2015年3月通期の会社予想は、売上高7,700百万円(前年同期比6.6%減)、営業利益400百万円(同48.8%増)、経常利益200百万円(同71.5%増)、当期純利益250百万円(前年同期は484百万円の当期損失)となっている。これらは期初予想から変更はない。
売上高の減収予想は、GAME事業やカフェ事業で一部事業の売却や不採算店舗閉鎖などを行った影響が原因であり、懸念材料ではない。反対に利益項目はそうした合理化策やコスト削減策が寄与して、大きく改善することが期待されている。
2015年3月期の第2四半期決算では主力事業が軒並み前年同期比減収となったが、期初計画対比では33百万円の未達に過ぎなかった。反対に利益面では、営業利益、経常利益、当期利益のいずれも、期初計画に対して上振れで着地した。前述のように、第3四半期以降は各事業部門とも月次売上げが前年同月比で顕著に回復しており、通期で見ても現在の会社予想が達成される公算は大きいと弊社では考えている。
現在、同社の目は2016年3月期の収益1.5倍化の達成に向いているといえる。基本的には、2015年3月期から引き続いて同社の成長ロードマップ・フェーズ2を深掘りすることが施策の中心となると考えられるが、前述の外国人観光客の取り込みや新事業への進出など、これから2016年3月期以降に本格的な業績貢献が期待される諸施策の成否も大いに注目される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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