注目銘柄ダイジェスト(前場):東芝、ファナック、ACCESSなど
[15/06/01]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
東芝<6502>:446円(前日比+10.3円)
買い先行。前年度の有価証券報告書の提出期限を8月31日に、今年度第1四半期報告書は9月14日に延長する申請が承認されたと発表している。また、前年度有価証券報告書の提出は8月になる見込みとも発表している。有価証券報告書提出の期限切れによる上場廃止といった最悪の事態は免れることになったとみられ、安心感が強まる展開のようだ。社長の説明においては、不適切会計処理の規模が甚大といった過度な懸念も後退のようだ。
ファナック<6954>:27590円(前日比+50円)
小幅続伸。発行済み株式数の14%に当たる3356万株を消却すると発表している。消却金額は歴代で3番目の規模となるもよう。将来的な希薄化への懸念を低下させることにつながり、株主還元策の一環としてポジティブに捉える動きが優勢のようだ。ただ、自己株消却の実施はすでに会社側でコメントされていたため、規模のわりにはインパクトが強まる状況にはなっていない。
HIS<9603>:4205円(前日比+320円)
大幅反発。先週末に決算を発表、上半期営業利益は100億円で前年同期比19.7%増益、従来計画の102億円はやや下回る着地。通期予想194億円、前期比22.0%増益は据え置いている。テーマパーク事業の減速で会社計画は下回ったが、旅行事業の収益改善が想定以上となり、市場の期待値は上回る決算内容と評価されているようだ。ゴールドマンやUBSなど複数で目標株価引き上げの動きが観測されている。
トリケミカル<4369>:769円(買い気配)
ストップ高買い気配。16年1月期の第1四半期(2-4月)決算を発表している。営業利益は前年同期比約2.7倍の2.02億円で着地した。主要販売先である半導体業界では、主にスマートフォンやタブレット等の携帯情報端末に向けた需要が高い水準を維持したほか、車載向け等の需要も堅調に推移した。上期計画2.60億円に対する進捗率は約78%、通期計画4.80億円に対しては約42%に上り、好スタートを切ったことがポジティブ視されている。
ACCESS<4813>:1213円(前日比+79円)
急反発。16年1月期の第1四半期(2-4月)決算を発表している。営業損益は2.87億円の赤字(前年同期は3.84億円の赤字)となった一方、最終損益は1.46億円の黒字(同4.08億円の赤字)に転換した。当第1四半期にはストックオプションの行使期間満了に伴い新株予約権戻入益4.34億円を特別利益として計上している。なお、通期業績については営業損益、最終損益ともに4.80億円の赤字とする従来予想を据え置いている。
sMedio<3913>:4030円(前日比+320円)
急伸。情報スペースの全株式を取得し、子会社化すると発表している。取得価額は概算で7800万円。NTTドコモ<9437>のスマートフォンユーザーを中心に、3月末時点で300万以上のダウンロードユーザーを獲得している情報スペースのデータバックアップサービスソフト・JSバックアップを取り込むことで、サブスクリプション課金・ダウンロード課金モデルへの展開・充実や、モバイル業界へのより積極的な事業展開を図るとしている。
カイオム<4583>:1092円(前日比+79円)
急伸。基盤技術の1つである「ADLib axCELL」に関する米国出願について、特許査定を受領したと発表している。この発明は、従来技術では抗体を作製することが困難であるような、複雑な構造を持つ膜タンパク質に対する抗体取得を可能にする技術に関するもので、既に中国や日本で特許が成立しているほか、欧州にも出願済みという。
総医研<2385>:306円(前日比+80円)
4日ぶり大幅反発。中国の化粧品会社であるBeautyplus Holdings Hongkong Limitedと資本業務提携するほか、関係会社株式売却益約0.77億円を特別利益として計上すると発表している。同社グループの化粧品会社であるビービーラボラトリーズの製品の中国市場での販売等に関して協力関係を構築する。関係強化のため、同社が保有するビービーラボラトリーズ社株式の一部(発行済株式の15.0%)をBeautyplus社に譲渡する。
<KS>










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