26日の香港市場概況:反発、米国株高を手掛かりに4営業日ぶり23000回復
[14/06/26]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 外国株
26日の香港市場では主要指数のハンセン指数が反発となり、前日比331.13ポイント高(+1.45%)の23197.83で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同156.97ポイント高(+1.54%)の10337.02、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同52.51ポイント高(+1.22%)の4347.10だった。
ハンセン指数は終日プラス圏で推移。終値で先週20日以来、4営業日ぶりに心理的節目の23000を回復した。前日の米国株高の流れを引き継ぎ、寄り付きから買いが先行。この日の中国本土市場が上昇したことも追い風となった。また、中国人民銀行(中央銀行)が同日の定例オペでレポ取引(資金吸収オペ)を停止したことも緩和的な金融スタンスを示唆するものと受け止められた。指数は23000回復後に伸び悩む場面もあったが、大引けにかけて上げ幅を広げた。
ハンセン指数の構成銘柄はほぼ全面高。中でもカジノ株が大幅に値を上げた。サンズ・チャイナ(01928/HK)が4.00%高、銀河娯楽(00027/HK)が3.66%高で取引を終えた。マカオ政府トップはこのほど、7月以降、カジノリゾート内の宝飾品店などにおいて銀聯カードの処理端末を増やさない方針と発言。ただ、銀聯カード使用停止は通達していないと述べた。
このほか、中国海洋石油(00883/HK)や中国石油天然気(00857/HK)など石油株も堅調。米国の原油輸出解禁を受けた国際原油相場の上昇が支援材料となった。半面、レノボ(00992/HK)が0.96%下落し、唯一の値下がり銘柄に。米IBMからの低価格帯サーバー事業の買収計画について、米当局が安全保障上の問題で難色を示していると報じられた。
ハンセン銘柄以外では、中国燃気(00384/HK)が6.92%上昇。前日大引け後に発表した2014年3月期決算が2桁増益となり、市場予想を上回ったことが好感された。一方、ミラン・ステーション(01150/HK)が2.99%値下がり。同社は2014年6月中間決算で大幅な赤字を計上すると予想。高級バッグ市場の鈍化と消費マインドの低迷が響くとしている。
<KO>










SEO関連




