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31日の香港市場概況:上昇、「相互乗り入れ」の早期実施観測が浮上

注目トピックス 外国株

31日の香港市場は上昇。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比296.02ポイント高(+1.25%)の23998.06ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が126.92ポイント高(+1.19%)の10755.80ポイントと揃って反発した。売買代金は829億3600万香港ドルに拡大している(30日は675億8200万香港ドル)。

内外株高で投資家のセンチメントが上向いた。米7〜9月期GDP速報値の上振れを受けて、NYダウが急反発した流れを継いだ。本土主要指標の上海総合指数が連日で年初来高値を切り上げ、約1年8カ月ぶりに節目の2400ポイントを回復したことも追い風。買い安心感を誘った。

上海と香港の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引開放)についても早期実施の観測が浮上。「上海側が11月1日に最終リハーサルを行う」と報じられたことなどが好感された。これを材料に証券関連株が軒並み上昇。香港地場の第一上海投資(227/HK)が5.5%高、申銀万国(218/HK)が4.7%、国泰君安国際HD(1788/HK)が3.4%、本土の中信証券(6030/HK)が3.5%、海通証券(6837/HK)が3.3%、香港証券取引所を運営する香港交易所(香港証券取引所:388/HK)が2.0%ずつ買い進まれた。

本土と香港で重複上場するA/H格差の大きい銘柄も物色された。自動車部品の浙江世宝(1057/HK)が4.3%高、石油開発資材メーカーの山東墨龍石油機械(568/HK)が3.0%高、変圧器メーカー大手の東北電気発展(42/HK)が1.9%高で引けた。

ハンセン指数の構成銘柄では、マカオのカジノ関連株が高い。銀河娯楽集団(27/HK)が5.2%、金沙中国(1928/HK)が3.0%ずつ値を上げた。時価総額上位の通信株や金融株、エネルギー株などもしっかり。



<KO>

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