三菱重工、英インマルサット社の次世代通信衛星網「Inmarsat-6」シリーズ初号機衛星を打上げ
[21/11/04]
TOKYO, Nov 4, 2021 - (JCN Newswire) - 移動体衛星通信サービス大手の英国インマルサット社(Inmarsat plc)ならびにH-IIAロケットによる打上げ輸送サービスを提供する三菱重工業株式会社(以下、三菱重工)は、三菱重工のH-IIAロケット45号機(以下、H-IIA F45)によるインマルサット社の第6世代通信衛星「Inmarsat-6」シリーズ初号機衛星(以下、I-6 F1)の打上げを、以下のとおり実施します。
打上げ予定日:2021年12月21日(火曜)
打上げ予定時間帯:23時33分52秒 〜 翌日1時33分26秒 (日本標準時)
打上げ場所:宇宙航空研究開発機構 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場
インマルサット社が提供する第6世代通信衛星(I-6)は、Lバンド通信とKaバンド通信を同時に実現する世界で初めての通信衛星シリーズです。I-6によるこれらの通信機能は、世界中で利用されている衛星通信サービスの利便性を飛躍的に向上させるととともに、インマルサット社独自のグローバルかつ多次元でダイナミックなネットワーク通信網構想「ORCHESTRA (オーケストラ)」実現に向け、重要なピースになると期待されています。
三菱重工の打上げ輸送サービスは、H-IIA/H-IIB合わせて約98.1%の高い打上げ成功率を誇り、47回の連続成功と高い確率での定刻打上げによる信頼と実績により、お客様に高く評価されています。今回のI-6 F1打上げでは、直径4メートルのコア機体と、その周囲の4本の固体ロケットブースタ(SRB-A)、そして直径4メートルの衛星フェアリングで構成される「H2A204/4S」タイプを使用します。コア機体は現在、鹿児島県の種子島宇宙センターにある大型ロケット発射場への出荷に向け、三菱重工名古屋航空宇宙システム製作所飛島工場(愛知県飛島村)で最終点検作業中です。
I-6 F1打上げに関する今回の発表にあたり、インマルサット社CEOのRajeev Suri(ラジーヴ・スリ)は次のように述べています。「私たちのI-6シリーズの初号機衛星であるI-6 F1は、これまで打上げられた当社の衛星の中で最も大型かつ先進的な商用通信衛星であり、信頼を寄せるパートナーである三菱重工による日本での打上げを楽しみにしています」。 また、同氏は次のように続けています。「I-6シリーズは、当社による世界初のLバンドとKaバンドのハイブリッド衛星です。Lバンドによる『ELERA』と、Kaバンドによる『Global Xpress』での高速ブロードバンド通信を提供する大容量通信能力を持つ技術革新を組み込んでいます。劇的に増加した通信容量と耐障害性により、『ELERA』でのモノのインターネット(IoT)への対応を含む世界中の移動体通信事業のお客様へメリットを提供すべく、当社による投資とコミットメントを体現しています。またI-6 F1は、既存の静止軌道衛星、低地球軌道衛星および地上5Gを一つの調和したソリューションとして提供する世界初のネットワーク構想である当社の『ORCHESTRA』構想を実現するための静止衛星として重要な役割を担います」。
そして、三菱重工宇宙事業部長の西ヶ谷 知栄は、打上げに際し次のように抱負を述べています。「移動体通信業界のリーディングカンパニーであるインマルサット社に、当社の打上げ輸送サービスを選定いただいたことを改めて誇りに思います。インマルサット社の第6世代の通信衛星網によるLバンドサービスの『ELERA』およびKaバンドサービスの『Global Xpress』は、グローバル移動体通信市場を活性化していく起爆剤になると信じており、大変期待を寄せております。その初号機衛星の打上げという重要なミッションを担当させていただくことを大変光栄に思います。インマルサット社のさらなる事業発展のため、本ミッションでも前号機(H-IIAロケット44号機)の打上げ成功に裏付けられた高い信頼性を継承し、当社関係者一丸となって打上げ成功に向けた最終準備作業を着実に進めていきます」。
インマルサット社について
インマルサット社は、グローバルな衛星移動体通信のリーディングカンパニーです。世界で最も多様かつグローバルな移動体通信衛星ネットワークを所有・運用し、Lバンドから Ka バンド、Sバンドまで広範囲な帯域を活用することで、幅広く多岐に渡る世界最高のソリューションを提供しています。インマルサットが長年に渡り築いてきたグローバルなプロバイダーネットワークが、世界有数の販売パートナー企業で構成されているだけでなく、インマルサットがサービスを直接提供することにより、エンドツーエンドの顧客サービスも実現しています。
当社には、他社にはない、世界で最も信頼性の高いグローバルな移動体衛星通信ネットワークの運用実績があり、ビジネスとミッションクリティカルな安全性およびアプリケーションの実用化を、40年以上の長きにわたり継続してきました。またインマルサットは、技術および製造における力強いパートナー企業ネットワークや十分な投資を通じ、移動体衛星通信における技術革新を強力に率いてきました。
当社は事業戦略を実現するための各種財源を活用し、多岐に渡る事業部門を運用して、海事、政府、航空、企業など各種分野向けの衛星市場においてリーダーとしての地位を維持、ニーズにすばやく対応し、最高のサービスを提供するパートナーとして世界中のお客様から信頼を集めています。
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三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 モビリティの電化・知能化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。www.mhi.com/jp
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.mhi.com/jp/news/21110403.html
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打上げ予定日:2021年12月21日(火曜)
打上げ予定時間帯:23時33分52秒 〜 翌日1時33分26秒 (日本標準時)
打上げ場所:宇宙航空研究開発機構 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場
インマルサット社が提供する第6世代通信衛星(I-6)は、Lバンド通信とKaバンド通信を同時に実現する世界で初めての通信衛星シリーズです。I-6によるこれらの通信機能は、世界中で利用されている衛星通信サービスの利便性を飛躍的に向上させるととともに、インマルサット社独自のグローバルかつ多次元でダイナミックなネットワーク通信網構想「ORCHESTRA (オーケストラ)」実現に向け、重要なピースになると期待されています。
三菱重工の打上げ輸送サービスは、H-IIA/H-IIB合わせて約98.1%の高い打上げ成功率を誇り、47回の連続成功と高い確率での定刻打上げによる信頼と実績により、お客様に高く評価されています。今回のI-6 F1打上げでは、直径4メートルのコア機体と、その周囲の4本の固体ロケットブースタ(SRB-A)、そして直径4メートルの衛星フェアリングで構成される「H2A204/4S」タイプを使用します。コア機体は現在、鹿児島県の種子島宇宙センターにある大型ロケット発射場への出荷に向け、三菱重工名古屋航空宇宙システム製作所飛島工場(愛知県飛島村)で最終点検作業中です。
I-6 F1打上げに関する今回の発表にあたり、インマルサット社CEOのRajeev Suri(ラジーヴ・スリ)は次のように述べています。「私たちのI-6シリーズの初号機衛星であるI-6 F1は、これまで打上げられた当社の衛星の中で最も大型かつ先進的な商用通信衛星であり、信頼を寄せるパートナーである三菱重工による日本での打上げを楽しみにしています」。 また、同氏は次のように続けています。「I-6シリーズは、当社による世界初のLバンドとKaバンドのハイブリッド衛星です。Lバンドによる『ELERA』と、Kaバンドによる『Global Xpress』での高速ブロードバンド通信を提供する大容量通信能力を持つ技術革新を組み込んでいます。劇的に増加した通信容量と耐障害性により、『ELERA』でのモノのインターネット(IoT)への対応を含む世界中の移動体通信事業のお客様へメリットを提供すべく、当社による投資とコミットメントを体現しています。またI-6 F1は、既存の静止軌道衛星、低地球軌道衛星および地上5Gを一つの調和したソリューションとして提供する世界初のネットワーク構想である当社の『ORCHESTRA』構想を実現するための静止衛星として重要な役割を担います」。
そして、三菱重工宇宙事業部長の西ヶ谷 知栄は、打上げに際し次のように抱負を述べています。「移動体通信業界のリーディングカンパニーであるインマルサット社に、当社の打上げ輸送サービスを選定いただいたことを改めて誇りに思います。インマルサット社の第6世代の通信衛星網によるLバンドサービスの『ELERA』およびKaバンドサービスの『Global Xpress』は、グローバル移動体通信市場を活性化していく起爆剤になると信じており、大変期待を寄せております。その初号機衛星の打上げという重要なミッションを担当させていただくことを大変光栄に思います。インマルサット社のさらなる事業発展のため、本ミッションでも前号機(H-IIAロケット44号機)の打上げ成功に裏付けられた高い信頼性を継承し、当社関係者一丸となって打上げ成功に向けた最終準備作業を着実に進めていきます」。
インマルサット社について
インマルサット社は、グローバルな衛星移動体通信のリーディングカンパニーです。世界で最も多様かつグローバルな移動体通信衛星ネットワークを所有・運用し、Lバンドから Ka バンド、Sバンドまで広範囲な帯域を活用することで、幅広く多岐に渡る世界最高のソリューションを提供しています。インマルサットが長年に渡り築いてきたグローバルなプロバイダーネットワークが、世界有数の販売パートナー企業で構成されているだけでなく、インマルサットがサービスを直接提供することにより、エンドツーエンドの顧客サービスも実現しています。
当社には、他社にはない、世界で最も信頼性の高いグローバルな移動体衛星通信ネットワークの運用実績があり、ビジネスとミッションクリティカルな安全性およびアプリケーションの実用化を、40年以上の長きにわたり継続してきました。またインマルサットは、技術および製造における力強いパートナー企業ネットワークや十分な投資を通じ、移動体衛星通信における技術革新を強力に率いてきました。
当社は事業戦略を実現するための各種財源を活用し、多岐に渡る事業部門を運用して、海事、政府、航空、企業など各種分野向けの衛星市場においてリーダーとしての地位を維持、ニーズにすばやく対応し、最高のサービスを提供するパートナーとして世界中のお客様から信頼を集めています。
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三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 モビリティの電化・知能化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。www.mhi.com/jp
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.mhi.com/jp/news/21110403.html
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