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三菱商事、カナダ・PAKリチウムプロジェクトへの新規参画について発表

三菱商事株式会社(以下「当社」)は、カナダ鉱山会社のFrontier Lithium社(以下「Frontier社」)が100%保有するカナダのPAKリチウムプロジェクトへの新規参画を目的とし、同プロジェクト権益を引き継ぐ新設会社宛に、25百万カナダドル(約26億円)を出資し、同社の7.5%株式を取得することについてFrontier社と合意致しました。また当社は併せて、25%迄の株式買増しに係る優先交渉権も取得しております。カナダ・オンタリオ州に位置するPAKリチウムプロジェクトは、鉱山と精製プラントを含む開発案件です。2013年にリチウム資源のポテンシャルが確認され、その後の探査活動によって順調に資源量が積み増された結果、炭酸リチウム換算で年間約2万トンの生産(EV約30万台相当)が20年超にわたって期待されています。当社は、PAKリチウムプロジェクトの資源量が北米有数であることに加え、鉱石品位が北米最高水準にあると評価し、当社として初となるリチウム資源の獲得を決定致しました。また、本プロジェクトは鉱業が盛んなオンタリオ州に所在し、水力発電由来のクリーンな電力が活用できるため、環境負荷の低いリチウムプロジェクトとなることが期待されていると共に、北米EV市場へのアクセスも良好です。加えて、採掘予定の鉱区以外に複数の探査鉱区を有しており、今後の探査状況次第では、更なる資源量のアップサイドが見込まれます。今回の引き受け対価である25百万カナダドルは、本プロジェクトの事業化調査や環境許認可取得準備等、プロジェクト建設開始前に必要となる資金に充当されます。今後は、当社が長年に亘り培った、鉱山事業における知見を活かし、2027年頃にガラス・セラミック等の工業用途の高品質精鉱、2030年頃に電池用途のリチウム化成品の生産開始を目指し、本プロジェクトの立ち上げに向けてFrontier社との協議を重ねて参ります。リチウムは車載用蓄電池の重要な原料のため、EVの普及を支え、電化の進展、カーボンニュートラル社会への移行に不可欠な資源です。今後、需要の急増が見込まれる一方、供給が追い付かず中長期的な供給不足が懸念されており、安定供給が課題となっています。当社は、22年5月に公表した「中期経営戦略2024」において、リチウム資源事業への投資を含むEX(エネルギー・トランスフォーメーション)関連投資を成長戦略の1つに掲げており、今回の投資はその一環として位置づけられます。今後も脱炭素社会の実現に向けて、リチウムをはじめとした電化に資する金属資源の確保と安定供給に取り組んで参ります。URL https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/pr/archive/2024/html/0000053201.html 


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