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「おとなの“損得”論意識と実態」調査結果発表

2011年1月7日

セゾン自動車火災保険株式会社

平成23年新成人男女と20〜60代成人男女に聞く

「おとなの“損得”論意識と実態」調査結果発表


●新成人の7割以上が“おとな”として自信なし!“おとな”は、22.9歳から。
 一方ベテラン成人は、37.8歳からと回答。




●おとなは“大変”(8割)で“損”(6割)!おとなになることに悲観的な新成人。
 一方、ちょっと楽天的な“40〜50代”。40代は「人生観」の変わりどき?




●“おとな損”しないためには「倹約」と「備え」が必要。
 さらに今年の新成人は「おとな得」の対策意識が高い、しっかり者。




●「おとな得」している有名人No.1は所ジョージさん(55歳)!
 全年代でトップになった所ジョージさんをはじめ、ビートたけしさん、高田純次さんらがエントリー。


 セゾン自動車火災保険株式会社(代表取締役社長望月純)は、40〜50代のおとな世代のための通販型自動車保険『おとなの自動車保険』発売開始(1月)にあたり、今年
成人式を迎える新成人と20代〜60代の成人、600人を対象とした「おとなの“損得”論 意識と実態」調査を実施いたしました。
 本調査により、新成人の「おとなになることの実感やイメージ」、成人の「自分の評価や将来に向けた“おとな得”対策への意識」などが浮き彫りになり、その結果、“おとなになることに悲観的でありながら、損得対策にはしっかり者の新成人”と“少し楽天的で、万が一の時の対策も少し不足ぎみの成人”の姿が見えてきました。



<調査概要>

調査名 : 平成23年新成人男女と20〜60代成人男女に聞く
      「おとなの“損得”論意識と実態」調査
調査方法: インターネットリサーチ
調査地域: 首都圏
調査対象: 新成人*と20代〜60代男女
      *平成2年〜平成3年生まれの男女のうち、2011年成人式の参加対象となる人
有効回答数:合計600サンプル
      (新成人/20代/30代/40代/50代で各100サンプル、男女比50:50)
調査日時: 2010年12月13日(月)〜12月15日(水)
調査機関: 楽天リサーチ株式会社

*本資料では、今年1月に成人式を迎える人を「新成人」、新成人を含まない20〜60代の調査対象を「成人」と表記しています。



<調査結果>

?.おとなへの自信

? 新成人の7割以上が“おとな”として自信なし!
? 新成人が考える“おとな”は22.9歳から。一方ベテラン成人は37.8歳からと回答。
? おとなの「自信のきっかけ」がつかみきれない女性。
  特に40代が自信の伸び悩み年齢?


?.おとなに対するイメージ

? 新成人、20代〜30代の8割以上が「おとなは大変」と思っている。
  しかし、40代以上はそれほど大変とは感じていない。
? 新成人の6割以上が「おとなは損」だと考えている。
  一方40代以降は、「おとなは得」だと感じている人が多い。
? 社会的ストレスや義務は大きな「おとな損」と考える新成人と20〜30代。
  一方、40代以降では、さほど「おとな損」ストレスは受けていない様子。
? 「おとな損」の厄年は39歳。厄年を乗り越えた40歳からが新しいおとなのステージ。
? 「おとな得」している著名人のNo.1は、全世代を通じて“所ジョージさん(55歳)”


?.「おとな得」するおとなになるための傾向と対策

《発見1》
「生活を楽しむための倹約」や「事故・病気の備え」は、全世代共通の「おとな得対」。さらに、保険の見直しや貯蓄の運用など「しっかり、お得に備える」は、若い世代に軍配。意識と対策は、加齢とともに差がでる結果に!
《発見2》
“しっかり者ナンバーワン”世代は新成人女性。新成人男性を圧倒する“しっかり”ぶり。
《発見3》40〜50代の男性と女性では、「事故や病気への備え」に対する意識差が、他層に比べて大きい。女性の意識の高さが男性を上回る結果に。



?. おとなへの自信

?新成人の7割以上が“おとな”として自信なし!

 今年の1月に成人式を迎える新成人に「おとなとしての自信」を聞くと、7割以上が「自信がない」と回答。
 結果は、男女に差があり、新成人男性の64%が「自信がない」と答えているのに対し、女性は20%多い、84%という結果になりました。




?新成人が考える“おとな”は22.9歳から。一方ベテラン成人は37.8歳と回答。

 では、「おとなの自信」がつく年齢は、新成人と成人でどの程度差があるのでしょうか。新成人に「おとなと言える年齢」を、成人に「おとなだと自信を持てた(持てる)年齢」を聞いてみると、そこには15歳の差が見られました。
 また成人は、年齢が高くなればなるほど自信がつく傾向にあります。新成人と20代の考える「おとな年齢」はどちらも20代ですが、30代以降で高くなり、40代・50代はどち
らも39.5歳。そして60代の考える「おとな年齢」は、新成人と比較し、20歳以上の差がでる結果となりました。




?おとなの「自信のきっかけ」がつかみきれない女性。特に40代が自信の伸び悩み年齢?

 「おとなの自信」がもてる平均年齢を37.8歳と答えた成人ですが、実際に今の自分に「おとなの自信」があるかを聞いてみると、男女に伸びの差があることがわかりました。
 男性は20代から40代にかけて直線状に自信をつけていき、その後も50代、60代とゆるやかな上昇を続けていきます。一方、女性は、20代で男性よりも自信がなく、30代でほぼ男性と同じ程度の自信をもつものの、40代で伸びが鈍化し、また50代で男性と同じ程度の自信が持てるようになるという、不安定な伸び方を見せているのが特徴的です。



 なぜ男性は年齢とともに順調におとなの自信をつけ、女性は不安定な伸び方をするのか。「自信がある」と答えた成人男女に、「自信がもてたきっかけ」を聞いてみました。
すると、男性はまず「自活力」で大きな自信をつけ、以降も就職・結婚・扶養・責任ある仕事への従事と、ライフステージと共に、自信を高めていくことがわかります。し
かし女性は、「仕事についた時」、「結婚して、幸せな生活を維持できるようになった時」以外は、常に男性の自信を上回ることのない傾向が出ています。
 この2つの結果から、特に40代女性は、40代男性と比べて、「おとなの自信のゆらぎ」があることが予測されます。




?. おとなに対するイメージ

?新成人、20代〜30代の8割以上が「おとなは大変」と思っている。
 しかし、40代以上はそれほど大変とは感じていない。

 「おとなの自信」が世代によって異なるように、「おとなに対するイメージ」も異なるのでしょうか。
 各世代に「おとなに対するイメージ」を聞いたところ、新成人および20〜30代にかけては、平均して83.0%の人が、「おとなは大変だ」と思っていることが分かりました。
 しかし、その一方で、40〜60代は、新成人〜30代ほど「おとなは大変だ」と思っておらず、平均71.7%に留まっています。特に女性を見ると、全世代の男女別で最も「大変」と感じているのが、30代女性(88.0%)であるのに対し、その上の40代女性は58.0%と両者に30%の開きがでる結果となりました。尚、男性で「大変」と答えた回答が最も低い世代は、50代の70.0%でした。




?新成人の6割以上が「おとなは損」だと考えている。
 一方40代以降は、「おとなは得」だと感じている人が多い。

 新成人には、一般的に「おとなであることは得か、損か」、成人には、「あなた自身が今おとなとしての得を感じているか」という質問内容で、各世代の「おとなの損得スケール」を調べてみました。
 結果は、新成人の66%が「おとなは損する」と認識。
 成人の20〜30代で「損している」は減少していくものの「得している」が過半数には至らず、「得している」が過半数を超えるのは40代以降となっています。



?社会的ストレスや義務は大きな「おとな損」と考える新成人と20〜30代。
 一方、40代以降では、さほど「おとな損」ストレスは受けていない様子。

 具体的に「おとな損」「おとな得」とは、新成人や成人の各世代にとって何かを調べてみました。
 新成人や20〜30代は「目上の人へのストレス」「規則による拘束」など、社会生活でのストレスや義務に対して「おとな損」を感じています。しかし40代以降では多くの項目が減少。このことから、40代以降が、さほど「おとな損」ストレスを受けていないことが予測できます。
 一方、「おとな得」に関しては、20〜30代は、「ショッピング」や「住まい」など、毎日の生活の中に「おとな得」を感じているのに対し、40代以降は、「知識」「趣味」「旅行」など、心の満足を得ることに「おとな得」を感じていることがわかりました。




?「おとな損」の厄年は39歳。厄年を乗り越えた40歳からが新しいおとなのステージ。

 家庭環境、仕事環境などにより、世代ごとにさまざまな「損得」を経験するおとな。ズバリ成人の皆さんに「あなたにとってのおとな損のピークは何歳か」を過去・将来を含めて回答してもらったところ、「おとな損」の厄年が、39.9歳(平均)であることがわかりました。
 先の調査結果で、40代以降で「おとな得」を感じやすくなり、「おとな損」のストレスも緩和されるという結果を得ていることから、「おとな損」の厄年39歳を乗り越えた40歳からが新しいおとなのステージであるとベテラン成人たちが考えていることがわかります。




?「おとな得」している著名人のNo.1は、全世代を通じて“所ジョージさん(55歳)”

 「おとな得している人」と言われて各世代は誰をイメージするでしょうか。調査対象全員に、「おとな得している魅力的な著名人」の名前をあげてもらいました。
 その結果、全世代を通じて1位に輝いたのは、タレントの所ジョージさん(55歳)。自由回答であったにも関わらず、高い回答率となりました。2位以下では、ビートたけしさん(63歳)、高田純次さん(63歳) 、島田紳助さん(54歳)らがエントリー。いずれも「おとな損」の厄年39歳を超えた、著名人がエントリーしました。



 ここまでの調査の結果から、成人が考える「おとなの自信」がつく年齢は平均37.8歳、「おとな損」の厄年は39.9歳と、30代までがおとなとしてのひとつの節目の年代になることが分かりました。
 一方、「おとな得な人」には、55歳の所ジョージさんが選ばれ、40代以降の成人の過半数が「おとな得」を感じていることから、30代でおとなの自信をつけ、「おとな損」の厄年を乗り越えた、「不惑の40代」からが「おとな得するおとな」になるための人生のステージだと考えられます。


?.「おとな得」するおとなになるための傾向と対策

「おとな得」するおとなになる「おとな得対策」、世代・男女に差あり。

 「おとな得」するおとなになるにはどうしたらいいのか。各世代に対して、以下の対策案を12項目提示したところ、世代ごと、また同じ世代の中でも男女によって「おとな得対策」に差があることが分かりました。その中から特に顕著な傾向が見られたものをご紹介します。

《今後の将来を考えて「おとな得」する生活を送るために重視したいことはなんですか(12項目)》

?生活を楽しむための倹約
  生活を楽しみ、工夫しながら、食費や光熱費による支出をおさえたい

?事故・病気などへの備え
  自分や家族の事故・病気などに備えておくことで、いざという時に困らないように
  しておきたい

?習い事などの自己啓発
  習い事など自己啓発に励み、知見を高めていきたい

?インターネットを活用した情報収集
  インターネットを活用し、ネットスーパーやネットオークションを利用したり、
  得する情報を集めたい

?保険の見直しや貯蓄運用の検討
  今のライフスタイルに適した保険の見直し、貯蓄の運用などを検討したい

?リサイクルなどエコな生活
  使わなくなったものなどをフリーマーケットやリサイクルなどに出し、
  生活の無駄を省きたい

?ネットや交流会による人脈づくり
  ネットや交流会などを通じて、多くの人々と接する機会をもち人脈を広げていきたい

?減税政策等の機会で商品購入
  減税政策などの機会を狙い、お得な時期にモノを購入したい

?子どもへの投資で将来の安定を得る
  自分よりも子どもへの投資を重視し、将来的に楽な生活を送りたい

?カーシェアリング、エコカーなど効率のよい暮らし
  カーシェアリング、エコカーの購入などにより、効率性の高い暮らしをしたい

?娯楽費の支出を抑える
  娯楽やレジャー、ショッピングなどによる支出をおさえて、貯蓄に励みたい

?面倒な仕事を避け、自分の時間を増やす
  面倒な仕事は他者(若手や部下)に任せて、自分の自由な時間を増やしたい


《発見?》
「生活を楽しむための倹約」や「事故・病気の備え」は、全世代共通の「おとな得対策」。さらに、保険の見直しや貯蓄の運用など「しっかり、お得に備える」は、若い世代に軍配。意識と対策は、加齢とともに差がでる結果に!

 世代別での「おとな得対策」を比較すると、全ての世代を通じて「生活を楽しむための倹約」や「事故・病気などへの備え」は高い意識を持っていることがわかりました。
さらに「しっかり、お得に備える」ための対策である「保険の見直しや貯蓄運用の検討」に関しては、新成人が最も高い結果になりました。




《発見?》
“しっかり者ナンバーワン”世代は新成人女性。新成人男性を圧倒する“しっかり”ぶり。
 ベテラン成人よりも「しっかり、お得に備える」意識が高い新成人。その新成人の「おとな得対策」を男女別で比較すると、他の年代と比較して、男女差が大きく生じることがわかりました。
 自己啓発から情報収集、「しっかり、お得に備える」意識に至るまで、女性が男性を大きく上回る結果に。新成人女性は、調査対象の全世代を通じて「しっかり者No.1世代」
だと言えるかもしれません。





《発見?》
40〜50代の男性と女性では、「事故や病気への備え」に対する意識差が、他層に比べて大きい。女性の意識の高さが男性を上回る

 「おとな損」の厄年を乗り越え、40代から始まる「おとな得」なステージ。しかし、その40〜50代の男女の間にも、「おとな得対策」に対する意識の違いが見られました。女性が「事故・病気へのなどへの備え」「自己啓発」「エコな生活」を心がけたいと思っている一方で、男性はそれらにあまり興味を示していません。
 特に「事故・病気などへの備え」に関する男女差は、20〜30代が2%、60代が6%と差がほとんど見られないのに対し、40〜50代は14%の差が開く結果となり、女性の意識の高さが男性を上回る結果となりました。
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