【酒文化研究所による酒飲みのミカタ】(アンケート調査)
[14/05/30]
提供元:共同通信PRワイヤー
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2014.5.30
株式会社酒文化研究所
外飲みでボトルシェアが増える予兆 “酒飲みのミカタ”〜5月レポート
酒飲み1000人に聞く“酒飲みのミカタ”。今月のテーマは、飲食店での「飲み」がどう変わるかの動向予測です。消費税の増税は外で飲むお酒に影響を及ぼしたでしょうか。飲食業界に関する報道では、飲み手の動向変化よりも外食産業の人手不足による閉店・営業時間の短縮などの話題をよく見かけます。これも裏を返せば、人件費のアップにつながり、景気そのものはよくなる方向で進んでいるようです。増税や値上げの影響も一段落したところで飲食店での酒の飲み方に影響があったかどうかを調べてみました。(※回答者は「さけ通信」の読者モニターで、「ほとんど毎日酒を飲む」と言う方が7割、酒のヘビーユーザーであり、酒への関心の高い方々です。)
外飲みの回数は増税されても影響なし
最初に直近3カ月(2〜5月)の間に飲食店でお酒を飲んだ回数を聞いたところ、2〜3回が29%、4〜6回が20%、10回以上が13%、一度もないという人が15%でした(図表(1))。回答者の自宅を含めた飲酒頻度は、週に4〜5日以上の人が7割ですが、外で飲む回数は存外少ないようです。続いて、一年前と比べて外で飲む回数の増減を聞いたところ、増えた18%、減った23%、変わらないが59%と、あまり変化はないようです。
これから一年を通して飲食店で飲む回数が増えるか減るかについて見通しを聞いたところ、増えると思うが16%、減ると思うが19%、変わらないが65%となり、外で飲む回数は増税の影響をほとんど受けそうにないことがわかりました(図表(2))。
外飲みの増減は、社会との関わり方が影響
外で飲む回数が増える(減る)と答えた理由を聞いたところ、多い順に、「仕事の環境が変わった」が19%、「交友状況が変わった」が18%、「経済状況が変わった」が15%でした(図表(3))。仕事の環境が変わったと答えた人の具体的な理由は、「同僚や部下が増えた」「新しい部署に移った」「社外にもネットワークが広がったから」「仕事関係者とのつきあいが減る」など昇進、移動、退職などに伴うものが多く見られました。しかし、仕事をリタイアし、外で飲むことが減ると予想されている60代以上の方から、「旧友と会う機会が増えた」「サークルに入った、サークルの幹事になった」などと仕事関係以外での交友状況を深めていく中で外飲みが増加するという声も上がっていました。
飲食店で飲むのは4人以上が中心
外でお酒を飲んだときの人数を聞いたところ、4人以上が最も多く57%、以下2人が40%、3人が23%、1人が16%でした。一緒に飲んだ人との関係性は、友人・知人50%、仕事仲間43%、配偶者26%、親戚家族20%、同性の友人16%の順でした。夫婦での外飲みが26%というのは、意外に多い感じです。また、女子会ブームという話をよく聞きますが、確かに女性回答者の同性の友人と飲んだという回答は17%で男性の場合と変わりませんでした。
今年はボトルシェアに注目が集まるか
飲食店でよく飲むお酒も聞いてみました。やはり生ビールが80%と圧倒的でしたが、続いては、日本酒50%、ワイン36%、ビール(瓶や缶)32%、焼酎(ボトル)27%、と酒類を問わず、注ぎあって飲むお酒が上位に並びました。若い人たちは、ボトルでとってみんなで飲むことを「ボトルシェア」と言うそうですが、人気の理由は割安さを求めることに加えて、注ぎ合うことの楽しさへの回帰もありそうです。注ぎ合うことには、お互いの関係を確かめたりおもてなしの気持ちを伝えたり絆を深めることにもつながります。
■調査概要
調査時期2014年5月9日(金)〜2014年5月14日(水)
調査対象酒文化研究所の酒好きモニター(N=1453)
有効回答187(回答率12%)
調査方法インターネットによる自記入式アンケート調査
株式会社酒文化研究所
外飲みでボトルシェアが増える予兆 “酒飲みのミカタ”〜5月レポート
酒飲み1000人に聞く“酒飲みのミカタ”。今月のテーマは、飲食店での「飲み」がどう変わるかの動向予測です。消費税の増税は外で飲むお酒に影響を及ぼしたでしょうか。飲食業界に関する報道では、飲み手の動向変化よりも外食産業の人手不足による閉店・営業時間の短縮などの話題をよく見かけます。これも裏を返せば、人件費のアップにつながり、景気そのものはよくなる方向で進んでいるようです。増税や値上げの影響も一段落したところで飲食店での酒の飲み方に影響があったかどうかを調べてみました。(※回答者は「さけ通信」の読者モニターで、「ほとんど毎日酒を飲む」と言う方が7割、酒のヘビーユーザーであり、酒への関心の高い方々です。)
外飲みの回数は増税されても影響なし
最初に直近3カ月(2〜5月)の間に飲食店でお酒を飲んだ回数を聞いたところ、2〜3回が29%、4〜6回が20%、10回以上が13%、一度もないという人が15%でした(図表(1))。回答者の自宅を含めた飲酒頻度は、週に4〜5日以上の人が7割ですが、外で飲む回数は存外少ないようです。続いて、一年前と比べて外で飲む回数の増減を聞いたところ、増えた18%、減った23%、変わらないが59%と、あまり変化はないようです。
これから一年を通して飲食店で飲む回数が増えるか減るかについて見通しを聞いたところ、増えると思うが16%、減ると思うが19%、変わらないが65%となり、外で飲む回数は増税の影響をほとんど受けそうにないことがわかりました(図表(2))。
外飲みの増減は、社会との関わり方が影響
外で飲む回数が増える(減る)と答えた理由を聞いたところ、多い順に、「仕事の環境が変わった」が19%、「交友状況が変わった」が18%、「経済状況が変わった」が15%でした(図表(3))。仕事の環境が変わったと答えた人の具体的な理由は、「同僚や部下が増えた」「新しい部署に移った」「社外にもネットワークが広がったから」「仕事関係者とのつきあいが減る」など昇進、移動、退職などに伴うものが多く見られました。しかし、仕事をリタイアし、外で飲むことが減ると予想されている60代以上の方から、「旧友と会う機会が増えた」「サークルに入った、サークルの幹事になった」などと仕事関係以外での交友状況を深めていく中で外飲みが増加するという声も上がっていました。
飲食店で飲むのは4人以上が中心
外でお酒を飲んだときの人数を聞いたところ、4人以上が最も多く57%、以下2人が40%、3人が23%、1人が16%でした。一緒に飲んだ人との関係性は、友人・知人50%、仕事仲間43%、配偶者26%、親戚家族20%、同性の友人16%の順でした。夫婦での外飲みが26%というのは、意外に多い感じです。また、女子会ブームという話をよく聞きますが、確かに女性回答者の同性の友人と飲んだという回答は17%で男性の場合と変わりませんでした。
今年はボトルシェアに注目が集まるか
飲食店でよく飲むお酒も聞いてみました。やはり生ビールが80%と圧倒的でしたが、続いては、日本酒50%、ワイン36%、ビール(瓶や缶)32%、焼酎(ボトル)27%、と酒類を問わず、注ぎあって飲むお酒が上位に並びました。若い人たちは、ボトルでとってみんなで飲むことを「ボトルシェア」と言うそうですが、人気の理由は割安さを求めることに加えて、注ぎ合うことの楽しさへの回帰もありそうです。注ぎ合うことには、お互いの関係を確かめたりおもてなしの気持ちを伝えたり絆を深めることにもつながります。
■調査概要
調査時期2014年5月9日(金)〜2014年5月14日(水)
調査対象酒文化研究所の酒好きモニター(N=1453)
有効回答187(回答率12%)
調査方法インターネットによる自記入式アンケート調査