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高い処理能力を持つ、次世代の全自動輸血検査装置「NEO Iris」5月23日新発売

2019年5月17日

株式会社イムコア

高い処理能力を持つ、次世代の全自動輸血検査装置「NEO Iris」5月23日新発売


【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201905166459-O2-U2d2lSXz
世界で全自動輸血検査装置および輸血検査試薬を開発・販売している米国医療企業Immucor, Inc.の日本法人、株式会社イムコア(本社:東京都港区、代表取締役社長:遠刕慶太)は、この度高い処理能力をもつ全自動輸血検査装置NEO Irisを5月23日に発売します。
NEO Irisは中規模から大規模の検体処理を行う施設のために開発された全自動輸血検査装置です。検査室における日々の業務効率を高めるための新しい機能を備えています。

【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201905166459-O1-8qvI9jK7

□ 製品情報
販売名称: 全自動輸血検査装置 NEO Iris
一般的名称: NEO Iris
原理: マイクロプレート法を用いた直接凝集法・固相法
医療機器届出番号: 13B3X10033000002
販売開始日: 2019年 5月23日
処理能力: 1時間当たり血液型120テスト、不規則抗体スクリーニング96テスト
検体架設数: 16本検体ラックで最大224本
試薬搭載: 複数のリニアラック、バーコード付きの試薬、LEDインターフェース
マイクロプレート収容能力: 15枚のマイクロプレートを同時に装填
ピペッター: 2基のピペッターが同時作動。サンプルは4つのプローブ、試薬は1つのプローブで複数検体・複数のプレートを同時処理
インキュベーター: 6基の室温、8基の38-40℃のインキュベーターを内蔵
ウォッシャー: 完全に自動化され、かつ厳密にプロセスコントロールされた吸引と分注
遠心機: オートバランスでマイクロプレート遠心およびシェーカー

□ 導入のメリット
・迅速に大量の検体を処理:タイプおよびスクリーンでは最高のスループット。連続測定では1時間当たり血液型120テスト、不規則抗体スクリーニング96テスト、血液型および不規則抗体スクリーニング72テストを実現しました。
・高感度で特異的:イムコア独自のキャプチャーTMテクノロジーを採用しているため、臨床的に意義のあるIgG不規則抗体を確実に検出し、臨床的に意義の低いIgM抗体を検出しにくい方法です。
 キャプチャーTMテクノロジーは、イムコアの30年以上の経験(1986年特許取得)から生み出された、不規則抗体スクリーニング/同定における最高の技術です。世界で数千に及ぶ検査室およびドナーセンターに採用されています。
・柔軟で効率的に運用:ダイナミックスケジューラーにより柔軟性のある緊急検体の割込および優先度設定が可能です。
 NEOのスタット開始タイミングはスケジュールに割り込むので、スケジューラーで予想できます。リスケジュール機能も併用すれば、全体の処理時間を変えずにスタットを割り込ませることも可能です。検査数の影響はありません。
 リニアラックを採用しているため、分注を終えればいつでも検体および試薬の出し入れができ、連続アクセスが可能です。
・安全および安心設計:ハードウェア、ソフトウェアおよび試薬/プロセスの多層型クオリティコントロールを実施および記録し、信頼性の高い結果およびトレーサビリティを確保しています。
・幅広い測定項目:幅広いテストメニューにABOタイトレーションが加わります。NEO IrisプラットフォームはキャプチャーTMテクノロジーを採用するため、IgGおよびIgM 型ABO抗体のタイトレーションを別々に測定します。最終の抗体力価は、陽性反応を示す最高希釈倍数として報告されます。NEO Irisは市場で唯一IgGおよびIgM ABOタイトレーションの力価結果を自動的に報告できる機種です。

□ 第67回日本輸血・細胞治療学会学術総会に出展
イムコアは5月23日(木)より熊本で開催される第67回日本輸血・細胞治療学会学術総会にブース出展します。また5月23日(木)にはランチョンセミナーを開催する予定です。

□ 会社概要および主な展開分野
米国Immucorは世界中の輸血および移植診断薬の大手メーカーです。 イムコアが掲げる企業ビジョンは、血液や臓器を必要としている人が誰でも、安全な輸血や移植を受けられるような社会にすることです。
・輸血医療の発展に貢献
 1998年にFDAの承認を受け、血液型検査と不規則抗体スクリーニングの全自動輸血検査装置ABS2000®を導入し、輸血検査に革新をもたらしました。以来、長年にわたり輸血の安全性を向上するために自動化は必須であると考え、製品を開発してきました。
 2002年からは、GALILEO®、ECHO®、Galileo Neo®、ECHO Lumena®を次々と上市させ、中小規模から大規模の病院の輸血検査の効率を改善するため、ソリューションを提供してきました。
 この度発売する「NEO Iris」は、Immucor社独自のキャプチャーTMテクノロジーを使用した高い処理能力を持つ次世代の全自動輸血検査装置です。キャプチャー法はマイクロプレートを使用した手法で、不規則抗体スクリーニングと不規則抗体同定アッセイを行えます。また臨床的に意義のある抗体に対して、感度が改良された、簡易的で標準化された検査方法でもありま。
 NEO Irisは中規模から大規模な病院、検査センター、血液バンクなどに適しています。ECHO Lumena®とNEO Irisは、共に幅広い検査項目、連続アクセス、STAT機能を兼ね備えており、施設のワークフローを強力にサポートします。
 イムコアは、世界中の病院および血液バンクで高いシェアを持ち、患者様の輸血の安全性を向上させ、輸血医療の発展に貢献しています。
・移植医療の発展に貢献
 2013年にイムコアは移植適合診断のブランド LIFECODESを取得し、組織および造血幹細胞移植分野にビジネスを拡大しました。LIFECODESは、ドナーとレシピエントの間のHLA適合性を評価するためにELISAおよびxMAP®テクノロジーを使用した幅広い分子および抗体ベースのアッセイを提供する移植診断の世界的リーダーです。
 イムコアは、移植医療の発展に貢献しています。

□ 会社沿革
・[日本 株式会社イムコア]
 2004年 全自動輸血検査装置GALILEO発売(2018年廃止)
 2005年 Immucor Inc.(米国)および株式会社カイノスの合弁会社としてイムコア・カイノス社が発足
 2007年 全自動輸血検査装置ECHO発売
 2008年 株式会社カイノスとの合弁会社契約終結に伴い、株式会社イムコアが発足
 2010年 全自動輸血検査装置Galileo Neo発売
 2017年 全自動輸血検査装置ECHO Lumena発売
 2017年 LIFECODES フルオロアナライザーシステム発売
 2018年 LIFECODES フルオロアナライザーシステム 3D発売
 2019年 全自動輸血検査装置NEO Iris発売
・[米国Immucor Inc.]
 1982年 Immucor Inc.社創立
 1998年 FDAの承認を受け、血液型検査と不規則抗体スクリーニングの全自動輸血検査装置ABS2000®を導入し、輸血検査に革新をもたらす
 2013年 LIFECODESを買収し、移植適合検査分野に進出

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