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革新複合材料研究開発センターが経済産業省 地域オープンイノベーション拠点選抜制度 初回採択9拠点の1つに

トップ研究機関として国内外のグローバル企業と産学連携活動を積極的に推進し、さらなる国際展開を目指す

金沢工業大学 革新複合材料研究開発センター(ICC)が経済産業省「地域オープンイノベーション拠点選抜制度」初回採択9拠点の一つに選抜。 トップ研究機関として国内外のグローバル企業と産学連携活動を積極的に推進し、さらなる国際展開を目指す。

 経済産業省が令和2年4月10日(金)、「地域オープンイノベーション拠点選抜制度」第1回公募結果を発表し、「国際展開型」で申請した金沢工業大学 革新複合材料研究開発センター(ICC)が初回採択9拠点の一つとして選抜されました。

 地域オープンイノベーション拠点選抜制度は、「大学等を中心とした地域オープンイノベーション拠点の中で、企業ネットワークのハブとして活躍しているものを評価・選抜することにより、信用力を高めるとともに支援を集中させ、トップ層の引き上げや拠点間の協力と競争を促す制度」として2020年に創設されました。国際展開型と地域貢献型の2類型があり、第1回は計9拠点が選抜されています。選抜期間は公表年度を含む3年間です。

 革新複合材料研究開発センターではこの度の選抜を受け、海外・国内のグローバル企業との産学連携活動を積極的に推進し、さらなる国際展開を目指します。

 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202004108931-O1-Pk98U8hb
金沢工業大学やつかほリサーチキャンパスにある革新複合材料研究開発センター(ICC)

 
【革新複合材料研究開発センターについて】

金沢工業大学 革新複合材料研究開発センターは文部科学省の国際科学イノベーション拠点整備事業に採択を受け2014年に設立されました。 2018年には文部科学省の地域科学技術実証拠点整備事業により実証拠点を増築し、オープンな研究開発エリアと秘匿性の高い実証開発エリアが隣接した、研究開発から社会実装までシームレスに研究開発ができる拠点となっています。

複合材料は、住宅設備から航空機・自動車への適用や新たに風力発電や燃料タンクさらには土木建築分野への適用が期待され、世界的な成長産業である一方で、日本では成長が見られず、特に炭素繊維は世界の約7割のシェアを国内メーカーが占めながら、その製品化は1割以下のシェアにとどまっています。

革新複合材料研究開発センターでは、複合材料の分野において特に製造技術の研究に焦点をおき、大学や企業単独では達成できない技術開発や新たな市場の開拓までを産学連携により実現を目指しています。


国内では、金沢工業大学が主催するほくりく先端材研究会(北陸地域を中心に約60社)での研究会やセミナーの実施、東海北陸地域の3大学(名古屋大学、岐阜大学、金沢工業大学)と公設試験研究機関が中心となり企業が参加するコンポジットハイウェイコンソーシアムでのネットワーク活動(約200社以上の参加)、また、企業技術者を革新複合材料研究開発センターの研究員として受け入れるメンバーシップ制度(約60社、70名)等により、企業とのネットワークを構築し、産学官連携、情報収集、情報発信等の活動を行っています。


また海外では、市場拡大が進み技術的先進地域である欧州との連携を重点的に行い、特にドイツの産業クラスターである Composites United e.v やフランスの EMC2と MOU(協力協定)を結び、相互訪問による技術交流、人材交流、国際共同研究等を実施しています。さらにアジア地域でも KCTEC(韓国)、PIDC(台湾)、プトラ大学(マレーシア)との MOU も締結し技術交流を図っています。

 

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