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令和元年(1〜12月)冷凍食品の 生産・消費について(速報)

令和2年4月
一般社団法人 日本冷凍食品協会

 4月15日、一般社団法人日本冷凍食品協会(会長 伊藤滋)では、令和元年の冷凍食品の生産・消費調査結果を公表しました。

◎国内生産量は、わずかながら前年を上回り、過去最高時(平成29年)とほぼ同水準。

■国内生産は、数量が1,597千トン(対前年比(以下、同じ)100.6%)と前年をわずかに上回り、過去最高だった平成29年の1,600千トンとほぼ同水準。金額(工場出荷額)は7,131億円(99.5%)と前年をわずかに下回ったが、平成29年以降連続して7,100億円台となった。
■業務用は数量が903千トン(100.4%)で増加に転じ、金額は3,970億円(99.8%)で2年連続の減少となった。家庭用は数量が694千トン(101.0%)となり、5年連続で増加、金額は3,161億円(99.0%)となり、わずかながら減少となった。

◎品目別(大分類)生産量では、農産物(冷凍野菜)が北海道の原料生産が回復したことなどから増加。また、大半を占める調理食品は引き続き増加。
◎品目別(小分類)生産量では、1位うどん、2位コロッケ、3位炒飯と、1位と2位が逆転。
◎小分類の品目では、うどん、ハンバーグなどが大きく増加。

■大分類の品目別生産量では、水産物(95.3%)が引き続き減少し、北海道の原料生産が回復したことなどから農産物(103.7%)が増加したほか、国内生産の大半を占める調理食品(101.0%)が引き続き増加した。
■小分類の品目別生産量では、うどんがコロッケを逆転し、1位うどん、2位コロッケ、3位炒飯となった。
■小分類の品目で前年に対して量的に大きく増加したのは、うどん(111.1%)、ハンバーグ(108.0%)、卵製品(111.3%)などであった。

◎冷凍野菜輸入量は、5年連続の増加となり、引き続き100万トンを超えた。
◎国内消費量は前年より増加し、過去最高を更新した。

■財務省貿易統計による冷凍野菜輸入量は、1,089千トン(103.6%)と5年連続の増加となり、引き続き100万トンを超えた。輸入額は、2,009億円(103.0%)と3年連続の増加となった
■国内消費量(「冷凍食品国内生産量」、「冷凍野菜輸入量」、「調理冷凍食品輸入量」の合計)は、2,951千トン(102.0%)、1人当たりの年間消費量は0.5キログラム増加し、23.4キログラムとなり、いずれも過去最高を更新した。

※詳細は下記プレスリリースをご確認ください。

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