冠婚葬祭事業を営むアルファクラブ武蔵野が創業70年に向けた事業計画 「VISION70」進捗報告&新施策を説明
[24/06/18]
提供元:共同通信PRワイヤー
提供元:共同通信PRワイヤー
次の時代に向けて提案する新たな冠婚葬祭のカタチ
2024年6月18日 昭和平成令和と3つの時代にわたり冠婚葬祭事業を営むアルファクラブ武蔵野が 次の時代に向けて提案する新たな冠婚葬祭のカタチ 創業70年に向けた事業計画 「VISION70」 進捗報告&新施策を説明
冠婚・葬祭・互助会を柱とした総合結婚式場・葬斎センター・多目的ホールを展開するアルファクラブ武蔵野株式会社(本社:埼玉県さいたま市大宮区、代表取締役社長:和田浩明)は、社会情勢の影響を受け著しく変化する冠婚葬祭業において、これまでの在り方にとらわれない自由な発想を取り入れ、業界全体の発展に寄与することを目指しております。婚礼は「日本」から「世界」へ、葬祭は「葬儀」から「想儀」へ。特に2040年にはピークアウトを迎え、より簡素化するであろうエンディング業界において、どこよりも早く、葬る儀式から想いを繋ぐ儀式への変化を目指します。そのために当社では、創業70年に向けた事業計画「VISION70」を展開し、その具体化プランを創案するために若手社員からのアイデアを募る「未来創造会議」を実施しております。そこで昨年実施したラウンドテーブルからの進捗と、新たに始動した事業内容をご紹介いたします。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202406182310-O13-LaXh5Xxg】
■VISION70
主に、互助会の会員様に対して、互助会を活用できる場をより多く提供することを目的としておりますが、これに留まらず、当社施設及びサービスを活用される幅広い消費者および当社施設が立地する地域に対して多彩なコミュニケーション施策を提案します。
■未来創造会議
「VISION70」の具体化プランを創案するための活動のひとつとして、若手社員からのアイデアを募り、これを社内にプレゼンテーションする場として「未来創造会議」を実施しています。「未来創造会議」は、2021年9月に第1回会議を行い、2024年6月現在で17回開催。これまでに30のプランが提案され、いくつかのアイデアはすでに実施されたものもあります。
主な実現・進行中のプラン
・宇宙葬
・メタバース霊園
・海外進出
・小規模葬祭施設「さがみ典礼の家族葬」
・盆栽CAFE BLOOMY’S など
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202406182310-O15-l61si91d】
その他、ライフプランナー育成、仮想空間やモビリティを活用した成人式、パーソナルカラーを活用した葬儀プランなどサービスに関するアイデア、AIによる業務効率化、女性社員の働き方改革、SNS広報戦略など経営に関するアイデアも多数。
■宇宙葬
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202406182310-O2-whl4EH15】
(©SPACE NTK)
宇宙葬とは、故人様の遺灰などを収めたカプセルをロケットにのせて、宇宙空間に打ち上げる散骨方法です。葬儀のかたちが多様化する現在、様々な葬儀を提案していくことでお客様のニーズにお応えしていくことを目的とし、当社では、米セレクティス社の正規代理店である銀河ステージ社の「スペースメモリアル」(詳細: https://xn--29sob915t.com/)と委託契約を締結し、さがみ典礼の利用者様に向け提案を行っています。現在2件お申込みをいただいており、実現に向け調整中です。
新たに、日本で初めてSPACE X社と衛星搭載の正式契約を締結させた、株式会社SPACE NTK(本社:茨城県つくば市、代表取締役:葛西智子)との業務提携を検討しており、現状より安価での宇宙葬の提案を実現する予定です。さらにSPECE NTKはSpace Perspective (詳細:https://spaceperspective.com/)が開発したバルーンでの宇宙生前葬の実現に向け始動しており、将来的には当社でも宇宙生前葬の実施が可能になります。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202406182310-O17-yUV9173J】
その他、JAXAとの直接対話も進める予定であり、実現すれば日本のH3ロケットにカプセルをのせることができるようになり、これまでアメリカで行っていた納骨式を国内(種子島)で実現できる可能性があります。ドッキングの際に散骨することで、いつ・どこを流れるかが分かるようになり、決まった時間に宇宙(ソラ)を見上げて故人様を感じることができるようになります。
■メタバース霊園「風の霊」
社会問題化しつつあるお墓の維持問題や、家族葬が主流となったことで葬儀に参列できなかった方に向けた、新たな供養の場を仮想空間に設けたサービス、メタバース霊園「風の霊」を2024年7月にリリースいたします。
サービス内容
・仮想空間にある霊園に、パソコンやスマートフォンを介してアクセスし、自身のアバターを使って故人様の供養に参列することができる。
・個人もしくは霊園(寺院、納骨堂)事業者はNFT化された仮想スペース(土地)を購入いただくことで利用可能。
・起動はwebブラウザで対応、購入者はカスタマイズ可能なマイルームを所有し、いつでもどこでもオープンワールドな世界を自由に行動することが可能。
・将来的には故人様を3D化し、人格形成をAIに学習させ、声を合成音声化させることで、チャット型生成AIによって100年後の子孫との会話を実現。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202406182310-O12-oAxJbHu6】
リリース時には、メタバース上でのラウンドテーブルを予定しておりますので、改めてご案内させていただきます。
■海外進出
日本は、少子化や経済不況の影響により、婚礼件数は年々減少しております。そこで、かつての日本の結婚式ブームのように、若者の人口比率が高い国に対し、当社がこれまで培った冠婚葬祭互助会事業の知見や技術を生かし、海外でのマーケット開拓を進めております。
当社は、ASEAN地域で発展を遂げている大手ドレスショップに投資し、ベトナム ホーチミンでの結婚式場の建設を計画しております。結婚式場建設後は、婚礼儀式のスキルも持つ当社がコンサルに入り、式場の運営を行っていく計画です。
さらに冠婚事業とは別軸で現地の生産拠点と連携し、葬祭の必需品である骨壺や棺、仏衣を諸外国で生産して輸出する事業にも参入していく計画です。
■春日部市新庁舎内に「CAFÉ BLOOMY’S KASUKABE」開業
アルファクラブグループが埼玉県内に3 店舗運営する、カフェとフラワーショップがひとつになった、フラワーカフェBLOOMY’S。2024 年1 月4 日(木)に、4店舗目となる「CAFÉ BLOOMY’S KASUKABE (カフェ ブルーミーズ カスカベ) 」を春日部新庁舎内にオープンいたしました。春日部産の米粉のスイーツなど、春日部市と提携した地元食材を使用し、目でも楽しめるメニューをご用意しております。オープン初日には2,300人超が来店。主な客層は職員および庁舎のコア利用層である高齢者層となっており、現在も平日約150名、休日約100名ほどの来店があり、大変ご好評いただいております。
3 月より宴会の受け入れや、市役所職員向けのコーヒーのサブスクを開始。4月よりカフェに隣接するコモンスペースの休日の運営委託を受け、現在月1のペースでマルシェなどのイベントを開催しています。7〜8月にかけて、ビアガーデンを開催。市役所と合同でのイベントも予定しております。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202406182310-O14-JNvfr29Q】
「CAFÉ BLOOMY’S KASUKABE」概要
オープン:2024 年1 月4 日(木)
住所:埼玉県春日部市中央7丁目2番地1
営業時間:平日 8:00〜21:00、土日祝 8:00〜18:00
定休日:年中無休(年末年始除く)
事業推進加速のための施策
■CVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)立ち上げ
ファンド名:LifeShift Innovaiton1号ファンド
VISION70をより加速させ、業界の抱える課題に対応し、業界全体の発展に寄与することを目的とした、ライフエンディングに特化したCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)「LifeShift Innovaiton1号ファンド」を設立いたしました。本ファンドでは、ライフエンディング領域におけるIT・テック企業を中心に、葬儀に関連性がある先端技術を保有する企業への投資を行い、「伝統と新たなテクノロジーを融合させた新文化の創成」を目指してまいります。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202406182310-O18-5C57sgKx】
■DX認定事業者を取得
DX認定制度とは、「情報処理の促進に関する法律」に基づき、経済産業省が定める「デジタルガバナンス・コード」の基本的事項に対応し、DX 推進の準備が整っている事業者を国が認定する制度です。当社は、経済産業省が定めるデジタルトランスフォーメーション認定制度に基づき、認定された事業者として2023 年12月1 日に葬儀会社で初めて(※)承認されました。
DX推進への取り組み:https://www.alphaclub.co.jp/philosophy/dx
※2023年12月1日時点でのGoogle検索結果(当社調べ)
■ライフエンディング領域におけるシステム開発・販売を開始(当社ITチーム)
ライフエンディング領域における課題解決を目的としたシステムを以下の通り開発し、BtoB向けに一部販売を開始いたしました。
・葬祭基幹システム
葬儀には受付・見積り・施行管理・アフター管理と多くの業務が発生します。それらすべてを一括管理し、葬儀会社がグループ全体で売上を伸ばしていく体制造りを目的とした、オールインワン葬祭システムを開発いたしました。本システムを導入することで運用ルールが統一され、集計作業のコスト削減や、重複作業を減らせることによるミスの削減など、業務改善が見込まれます。すでに6社が利用開始しており、2024年5月末開催「フューネラルビジネスフェア2024」(綜合ユニコム株式会社主催)に出展。利用会社は今後も増える見込みです。今後はより多くの葬儀社にご利用いただくことを目指し、コンパクトなパッケージプランも展開予定です。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202406182310-O9-rU6HKpkG】
・ご遺体管理システム
高齢化に伴い、年間死亡者数は2022年150万人を突破。2040年には約168万人に上ると予測されています(厚生労働省調査参考)。これに伴い火葬場の予約困難、安置期間の長期化が課題となっています。こうした中で、安心・安全なご遺体の管理を可能にするため、2023年4月に、TOPPANグループの株式会社アイオイ・システム(本社:東京都品川区、代表取締役社長:吉野豊)の協力の元、ご遺体の管理をDX化したタグシステムを開発いたしました。96施設でテストを経て、2024年5月より同業他社向けにリリースいたしました。当システムの普及により、ご遺族様や業界全体の安心・安全に寄与することを目指してまいります。
<システム概要>
ご遺体にはバーコード、棺にはRF-IDタグを貼付。当社葬祭基幹システムまたは各事業者の葬祭基幹システムと自動連携することによって、ご遺体の情報、出棺日時などがインプットされます。斎場の出入口に取り付けられるアンテナは棺が出入口を通る際、瞬時に RF-ID タグを読み取り、情報をマッチング。もし仮に RF-ID タグにインプットされた時間と出入口を通る時間が異なるなど、未照合情報が生じた場合は、警告灯とアラート音によって告知。出棺を停止。葬儀施行業務を目視とともに DX 化によって、ミスやトラブルを防止するだけではなくスタッフの労力も軽減することができ、お客様にも安心してご葬儀を執り行っていただくことが可能となります。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202406182310-O6-Rw1feH74】
・AI祭壇
葬儀で使用する祭壇のデザインは、葬儀前にご遺族様との打ち合わせの場で決定するため、デザインを1から考えることは時間的にも難しく、パッケージ化されたものの中から選ばれる方が大半です。当社では、故人様の最後のコミュニティーの場であり、葬儀の顔とも言える祭壇で、故人様らしさを表現した葬儀をプロデュースしたいとの想いから、 AI 活用を決断。
祭壇デザインを自由に提案できるシステムを、株式会社GALLUSYS(ギグワークス株式会社(東証スタンダード 2375)子会社 本社:東京都新宿区 代表:大塚敏之)の支援のもと、開発いたしました。これにより、膨大な選択肢の中から、唯一無二のデザインの提案が可能になります。
インターネットを介して、WEBブラウザ上で動作するアプリケーションを使い、花の種類・色・形、予算や故人様の趣味などを入力するだけで、自動的に新しい生花デザインを生成します。入力項目は事業者ごとにカスタムが可能。AIに学習させる祭壇データも増やすことができるため、生前の趣味嗜好に合わせた故人様らしい祭壇や、ご使用いただく事業者の特色に合った幅広い提案が可能となります。祭壇デザインは1分ほどで作成。時短、工数削減にもつながります。リリースは2024年秋頃を予定しております。
■小規模葬祭施設「さがみ典礼の家族葬×未来会館」
コロナ禍を機に、一気に広がりを見せる家族葬。これまでのコンセプトはそのままに、より親しみを持ってご利用いただけるよう、名称を「ソライエ」から「さがみ典礼の家族葬」へ変更いたしました。また、ドミナント戦略による広告宣伝費の削減にも取り組んでいます。
コンセプト:「故人様を宙(ソラ)、すなわち天国へあたたかく見送るための家(イエ)」
特徴: ・1日1組の貸切制
・ご自宅で葬儀をするかのようなプライベートな「家」空間を提案
・IoT技術を活用した、見学・お焼香の無人化対応
・葬儀にともなう様々なサービスは「さがみ典礼」での実績を活かし充実
また、業界の喫緊の課題である人手不足の解消を目的に、株式会社USEN(本社:東京都品川区、代表取締役社長:貴舩靖彦)と共同で、テクノロジーを融合させた未来会館の2025年建設を予定しております。
ライフエンディング領域における新システムの詳細は、随時展示会でもご紹介してまいります。
次回出店予定:エンディング産業展(詳細:https://ifcx.jp/)@東京ビッグサイト南展示棟
開催日2024年8月28日(水)〜29日(木・友引)
■リラクセーションサービス「ほぐし屋 いこい」の運営開始
株式会社ケイズハウジング(所在地:埼玉県桶川市、代表取締役社長:加藤雄得)が運営する、リラクセーションサロン「ほぐし屋 いこい」の事業について、2024年3月29日付で事業譲受いたしました。4月よりアルファクラブ武蔵野が運営を開始しております。
埼玉県・栃木県・群馬県に19店舗を運営するリラクセーションサロンです。
・「ほぐし屋いこい」について
お客様の重点的にほぐしたい場所を丁寧にヒアリングし、身体のコンディションに合わせたオールハンドでのもみほぐしや、足つぼの指圧施術を提供しています。
ホームページ:http://hogushiya-ikoi.com/
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202406182310-O3-9OeI24hh】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202406182310-O19-g8Q8d2KO】
・事業譲受の背景
葬祭ブランド「さがみ典礼」を運営する当社では、葬儀だけでなく、家族を亡くされたご遺族の方が新たな生活へと歩んでいくまでの、心身ケアを目的としたグリーフケアにも重視しております。
そんな中、リラクセーションの提供に加え、利用者とのコミュニケーションにも配慮しサービスを展開する「ほぐし屋」に着目。多くの利用者が単に施術だけでなく、居心地の良さ、心の癒しを求めて来店されているという同施設と、当社の思い描くグリーフケアとの親和性が高いと考え、この度の譲渡を決意しました。当社では、会員様へのサービスはもちろん、近年社会問題化しつつある独居者の見守りケアなど、多方面での活用を検討。今後の計画として、2025年に斎場とリラクセーションが融合した施設の開業を予定しております。
「さがみ典礼」:埼玉県内120店舗(2024年6月現在)運営
■「ナナイロウェディング」を運営する株式会社レトロミームを完全子会社化
株式会社レトロミーム(所在地:東京都恵比寿西、代表取締役CEO:水井貴之、以下「レトロミーム」)を、2024年5月1日付で完全子会社化いたしました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202406182310-O16-qcPbkFmH】
・レトロミームの事業内容
レトロミームは「企業の課題をWeb/ITの力で解決し、新たな事業モデルを創造すること」をミッションに、様々な分野のクライアント企業のビジネス課題を解決するWebサービス、アプリケーションの開発を行うソリューション事業と、ブライダル市場における結婚式プロフィールムービー制作サービスの「ナナイロウェディング」などのインターネットメディア事業を展開しています。
・完全子会社化の背景
近年、結婚式にかけるコストを、ハネムーンや新生活へ回したいと考えるカップルも多く、特に、結婚式の演出に使用するウェディングムービーは、コストを抑えたい項目として挙げられています。当社式場には専属の映像制作スタッフを配置しているものの、別の映像会社で安く制作したものや、自ら制作した映像を持ち込まれる方が、利用者の約4割を占めています。
レトロミームが運営する「ナナイロウェディング」は、インターネットで注文から販売まで対応しており、修正費用もかからないことから、結婚式のコストを抑えたいカップルに支持され、年間約5,000組のウェディングムービーを手掛けています。
この度の子会社化によって、コストを抑えたい層へのサービス拡充と、新たにBtoB向け事業として、同業他社へのOEM提供を行ってまいります。今後はウェディングムービーに限らず、葬祭ブランド「さがみ典礼」でも、これからさらに深刻化する火葬待機の時間を活用した、メモリアルムービーの制作など、新たな領域での事業拡大を図ってまいります。
【会社概要】
商号: アルファクラブ武蔵野株式会社
代表: 代表取締役社長 和田浩明
所在地: 埼玉県さいたま市大宮区上小町535
創業: 1962年6月
創立: 1964年9月
事業内容: 葬祭事業・ブライダル事業・互助会事業・レジャー事業
資本金: 1億円
ホームページ: alphaclub.co.jp
2024年6月18日 昭和平成令和と3つの時代にわたり冠婚葬祭事業を営むアルファクラブ武蔵野が 次の時代に向けて提案する新たな冠婚葬祭のカタチ 創業70年に向けた事業計画 「VISION70」 進捗報告&新施策を説明
冠婚・葬祭・互助会を柱とした総合結婚式場・葬斎センター・多目的ホールを展開するアルファクラブ武蔵野株式会社(本社:埼玉県さいたま市大宮区、代表取締役社長:和田浩明)は、社会情勢の影響を受け著しく変化する冠婚葬祭業において、これまでの在り方にとらわれない自由な発想を取り入れ、業界全体の発展に寄与することを目指しております。婚礼は「日本」から「世界」へ、葬祭は「葬儀」から「想儀」へ。特に2040年にはピークアウトを迎え、より簡素化するであろうエンディング業界において、どこよりも早く、葬る儀式から想いを繋ぐ儀式への変化を目指します。そのために当社では、創業70年に向けた事業計画「VISION70」を展開し、その具体化プランを創案するために若手社員からのアイデアを募る「未来創造会議」を実施しております。そこで昨年実施したラウンドテーブルからの進捗と、新たに始動した事業内容をご紹介いたします。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202406182310-O13-LaXh5Xxg】
■VISION70
主に、互助会の会員様に対して、互助会を活用できる場をより多く提供することを目的としておりますが、これに留まらず、当社施設及びサービスを活用される幅広い消費者および当社施設が立地する地域に対して多彩なコミュニケーション施策を提案します。
■未来創造会議
「VISION70」の具体化プランを創案するための活動のひとつとして、若手社員からのアイデアを募り、これを社内にプレゼンテーションする場として「未来創造会議」を実施しています。「未来創造会議」は、2021年9月に第1回会議を行い、2024年6月現在で17回開催。これまでに30のプランが提案され、いくつかのアイデアはすでに実施されたものもあります。
主な実現・進行中のプラン
・宇宙葬
・メタバース霊園
・海外進出
・小規模葬祭施設「さがみ典礼の家族葬」
・盆栽CAFE BLOOMY’S など
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202406182310-O15-l61si91d】
その他、ライフプランナー育成、仮想空間やモビリティを活用した成人式、パーソナルカラーを活用した葬儀プランなどサービスに関するアイデア、AIによる業務効率化、女性社員の働き方改革、SNS広報戦略など経営に関するアイデアも多数。
■宇宙葬
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202406182310-O2-whl4EH15】
(©SPACE NTK)
宇宙葬とは、故人様の遺灰などを収めたカプセルをロケットにのせて、宇宙空間に打ち上げる散骨方法です。葬儀のかたちが多様化する現在、様々な葬儀を提案していくことでお客様のニーズにお応えしていくことを目的とし、当社では、米セレクティス社の正規代理店である銀河ステージ社の「スペースメモリアル」(詳細: https://xn--29sob915t.com/)と委託契約を締結し、さがみ典礼の利用者様に向け提案を行っています。現在2件お申込みをいただいており、実現に向け調整中です。
新たに、日本で初めてSPACE X社と衛星搭載の正式契約を締結させた、株式会社SPACE NTK(本社:茨城県つくば市、代表取締役:葛西智子)との業務提携を検討しており、現状より安価での宇宙葬の提案を実現する予定です。さらにSPECE NTKはSpace Perspective (詳細:https://spaceperspective.com/)が開発したバルーンでの宇宙生前葬の実現に向け始動しており、将来的には当社でも宇宙生前葬の実施が可能になります。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202406182310-O17-yUV9173J】
その他、JAXAとの直接対話も進める予定であり、実現すれば日本のH3ロケットにカプセルをのせることができるようになり、これまでアメリカで行っていた納骨式を国内(種子島)で実現できる可能性があります。ドッキングの際に散骨することで、いつ・どこを流れるかが分かるようになり、決まった時間に宇宙(ソラ)を見上げて故人様を感じることができるようになります。
■メタバース霊園「風の霊」
社会問題化しつつあるお墓の維持問題や、家族葬が主流となったことで葬儀に参列できなかった方に向けた、新たな供養の場を仮想空間に設けたサービス、メタバース霊園「風の霊」を2024年7月にリリースいたします。
サービス内容
・仮想空間にある霊園に、パソコンやスマートフォンを介してアクセスし、自身のアバターを使って故人様の供養に参列することができる。
・個人もしくは霊園(寺院、納骨堂)事業者はNFT化された仮想スペース(土地)を購入いただくことで利用可能。
・起動はwebブラウザで対応、購入者はカスタマイズ可能なマイルームを所有し、いつでもどこでもオープンワールドな世界を自由に行動することが可能。
・将来的には故人様を3D化し、人格形成をAIに学習させ、声を合成音声化させることで、チャット型生成AIによって100年後の子孫との会話を実現。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202406182310-O12-oAxJbHu6】
リリース時には、メタバース上でのラウンドテーブルを予定しておりますので、改めてご案内させていただきます。
■海外進出
日本は、少子化や経済不況の影響により、婚礼件数は年々減少しております。そこで、かつての日本の結婚式ブームのように、若者の人口比率が高い国に対し、当社がこれまで培った冠婚葬祭互助会事業の知見や技術を生かし、海外でのマーケット開拓を進めております。
当社は、ASEAN地域で発展を遂げている大手ドレスショップに投資し、ベトナム ホーチミンでの結婚式場の建設を計画しております。結婚式場建設後は、婚礼儀式のスキルも持つ当社がコンサルに入り、式場の運営を行っていく計画です。
さらに冠婚事業とは別軸で現地の生産拠点と連携し、葬祭の必需品である骨壺や棺、仏衣を諸外国で生産して輸出する事業にも参入していく計画です。
■春日部市新庁舎内に「CAFÉ BLOOMY’S KASUKABE」開業
アルファクラブグループが埼玉県内に3 店舗運営する、カフェとフラワーショップがひとつになった、フラワーカフェBLOOMY’S。2024 年1 月4 日(木)に、4店舗目となる「CAFÉ BLOOMY’S KASUKABE (カフェ ブルーミーズ カスカベ) 」を春日部新庁舎内にオープンいたしました。春日部産の米粉のスイーツなど、春日部市と提携した地元食材を使用し、目でも楽しめるメニューをご用意しております。オープン初日には2,300人超が来店。主な客層は職員および庁舎のコア利用層である高齢者層となっており、現在も平日約150名、休日約100名ほどの来店があり、大変ご好評いただいております。
3 月より宴会の受け入れや、市役所職員向けのコーヒーのサブスクを開始。4月よりカフェに隣接するコモンスペースの休日の運営委託を受け、現在月1のペースでマルシェなどのイベントを開催しています。7〜8月にかけて、ビアガーデンを開催。市役所と合同でのイベントも予定しております。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202406182310-O14-JNvfr29Q】
「CAFÉ BLOOMY’S KASUKABE」概要
オープン:2024 年1 月4 日(木)
住所:埼玉県春日部市中央7丁目2番地1
営業時間:平日 8:00〜21:00、土日祝 8:00〜18:00
定休日:年中無休(年末年始除く)
事業推進加速のための施策
■CVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)立ち上げ
ファンド名:LifeShift Innovaiton1号ファンド
VISION70をより加速させ、業界の抱える課題に対応し、業界全体の発展に寄与することを目的とした、ライフエンディングに特化したCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)「LifeShift Innovaiton1号ファンド」を設立いたしました。本ファンドでは、ライフエンディング領域におけるIT・テック企業を中心に、葬儀に関連性がある先端技術を保有する企業への投資を行い、「伝統と新たなテクノロジーを融合させた新文化の創成」を目指してまいります。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202406182310-O18-5C57sgKx】
■DX認定事業者を取得
DX認定制度とは、「情報処理の促進に関する法律」に基づき、経済産業省が定める「デジタルガバナンス・コード」の基本的事項に対応し、DX 推進の準備が整っている事業者を国が認定する制度です。当社は、経済産業省が定めるデジタルトランスフォーメーション認定制度に基づき、認定された事業者として2023 年12月1 日に葬儀会社で初めて(※)承認されました。
DX推進への取り組み:https://www.alphaclub.co.jp/philosophy/dx
※2023年12月1日時点でのGoogle検索結果(当社調べ)
■ライフエンディング領域におけるシステム開発・販売を開始(当社ITチーム)
ライフエンディング領域における課題解決を目的としたシステムを以下の通り開発し、BtoB向けに一部販売を開始いたしました。
・葬祭基幹システム
葬儀には受付・見積り・施行管理・アフター管理と多くの業務が発生します。それらすべてを一括管理し、葬儀会社がグループ全体で売上を伸ばしていく体制造りを目的とした、オールインワン葬祭システムを開発いたしました。本システムを導入することで運用ルールが統一され、集計作業のコスト削減や、重複作業を減らせることによるミスの削減など、業務改善が見込まれます。すでに6社が利用開始しており、2024年5月末開催「フューネラルビジネスフェア2024」(綜合ユニコム株式会社主催)に出展。利用会社は今後も増える見込みです。今後はより多くの葬儀社にご利用いただくことを目指し、コンパクトなパッケージプランも展開予定です。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202406182310-O9-rU6HKpkG】
・ご遺体管理システム
高齢化に伴い、年間死亡者数は2022年150万人を突破。2040年には約168万人に上ると予測されています(厚生労働省調査参考)。これに伴い火葬場の予約困難、安置期間の長期化が課題となっています。こうした中で、安心・安全なご遺体の管理を可能にするため、2023年4月に、TOPPANグループの株式会社アイオイ・システム(本社:東京都品川区、代表取締役社長:吉野豊)の協力の元、ご遺体の管理をDX化したタグシステムを開発いたしました。96施設でテストを経て、2024年5月より同業他社向けにリリースいたしました。当システムの普及により、ご遺族様や業界全体の安心・安全に寄与することを目指してまいります。
<システム概要>
ご遺体にはバーコード、棺にはRF-IDタグを貼付。当社葬祭基幹システムまたは各事業者の葬祭基幹システムと自動連携することによって、ご遺体の情報、出棺日時などがインプットされます。斎場の出入口に取り付けられるアンテナは棺が出入口を通る際、瞬時に RF-ID タグを読み取り、情報をマッチング。もし仮に RF-ID タグにインプットされた時間と出入口を通る時間が異なるなど、未照合情報が生じた場合は、警告灯とアラート音によって告知。出棺を停止。葬儀施行業務を目視とともに DX 化によって、ミスやトラブルを防止するだけではなくスタッフの労力も軽減することができ、お客様にも安心してご葬儀を執り行っていただくことが可能となります。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202406182310-O6-Rw1feH74】
・AI祭壇
葬儀で使用する祭壇のデザインは、葬儀前にご遺族様との打ち合わせの場で決定するため、デザインを1から考えることは時間的にも難しく、パッケージ化されたものの中から選ばれる方が大半です。当社では、故人様の最後のコミュニティーの場であり、葬儀の顔とも言える祭壇で、故人様らしさを表現した葬儀をプロデュースしたいとの想いから、 AI 活用を決断。
祭壇デザインを自由に提案できるシステムを、株式会社GALLUSYS(ギグワークス株式会社(東証スタンダード 2375)子会社 本社:東京都新宿区 代表:大塚敏之)の支援のもと、開発いたしました。これにより、膨大な選択肢の中から、唯一無二のデザインの提案が可能になります。
インターネットを介して、WEBブラウザ上で動作するアプリケーションを使い、花の種類・色・形、予算や故人様の趣味などを入力するだけで、自動的に新しい生花デザインを生成します。入力項目は事業者ごとにカスタムが可能。AIに学習させる祭壇データも増やすことができるため、生前の趣味嗜好に合わせた故人様らしい祭壇や、ご使用いただく事業者の特色に合った幅広い提案が可能となります。祭壇デザインは1分ほどで作成。時短、工数削減にもつながります。リリースは2024年秋頃を予定しております。
■小規模葬祭施設「さがみ典礼の家族葬×未来会館」
コロナ禍を機に、一気に広がりを見せる家族葬。これまでのコンセプトはそのままに、より親しみを持ってご利用いただけるよう、名称を「ソライエ」から「さがみ典礼の家族葬」へ変更いたしました。また、ドミナント戦略による広告宣伝費の削減にも取り組んでいます。
コンセプト:「故人様を宙(ソラ)、すなわち天国へあたたかく見送るための家(イエ)」
特徴: ・1日1組の貸切制
・ご自宅で葬儀をするかのようなプライベートな「家」空間を提案
・IoT技術を活用した、見学・お焼香の無人化対応
・葬儀にともなう様々なサービスは「さがみ典礼」での実績を活かし充実
また、業界の喫緊の課題である人手不足の解消を目的に、株式会社USEN(本社:東京都品川区、代表取締役社長:貴舩靖彦)と共同で、テクノロジーを融合させた未来会館の2025年建設を予定しております。
ライフエンディング領域における新システムの詳細は、随時展示会でもご紹介してまいります。
次回出店予定:エンディング産業展(詳細:https://ifcx.jp/)@東京ビッグサイト南展示棟
開催日2024年8月28日(水)〜29日(木・友引)
■リラクセーションサービス「ほぐし屋 いこい」の運営開始
株式会社ケイズハウジング(所在地:埼玉県桶川市、代表取締役社長:加藤雄得)が運営する、リラクセーションサロン「ほぐし屋 いこい」の事業について、2024年3月29日付で事業譲受いたしました。4月よりアルファクラブ武蔵野が運営を開始しております。
埼玉県・栃木県・群馬県に19店舗を運営するリラクセーションサロンです。
・「ほぐし屋いこい」について
お客様の重点的にほぐしたい場所を丁寧にヒアリングし、身体のコンディションに合わせたオールハンドでのもみほぐしや、足つぼの指圧施術を提供しています。
ホームページ:http://hogushiya-ikoi.com/
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202406182310-O3-9OeI24hh】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202406182310-O19-g8Q8d2KO】
・事業譲受の背景
葬祭ブランド「さがみ典礼」を運営する当社では、葬儀だけでなく、家族を亡くされたご遺族の方が新たな生活へと歩んでいくまでの、心身ケアを目的としたグリーフケアにも重視しております。
そんな中、リラクセーションの提供に加え、利用者とのコミュニケーションにも配慮しサービスを展開する「ほぐし屋」に着目。多くの利用者が単に施術だけでなく、居心地の良さ、心の癒しを求めて来店されているという同施設と、当社の思い描くグリーフケアとの親和性が高いと考え、この度の譲渡を決意しました。当社では、会員様へのサービスはもちろん、近年社会問題化しつつある独居者の見守りケアなど、多方面での活用を検討。今後の計画として、2025年に斎場とリラクセーションが融合した施設の開業を予定しております。
「さがみ典礼」:埼玉県内120店舗(2024年6月現在)運営
■「ナナイロウェディング」を運営する株式会社レトロミームを完全子会社化
株式会社レトロミーム(所在地:東京都恵比寿西、代表取締役CEO:水井貴之、以下「レトロミーム」)を、2024年5月1日付で完全子会社化いたしました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202406182310-O16-qcPbkFmH】
・レトロミームの事業内容
レトロミームは「企業の課題をWeb/ITの力で解決し、新たな事業モデルを創造すること」をミッションに、様々な分野のクライアント企業のビジネス課題を解決するWebサービス、アプリケーションの開発を行うソリューション事業と、ブライダル市場における結婚式プロフィールムービー制作サービスの「ナナイロウェディング」などのインターネットメディア事業を展開しています。
・完全子会社化の背景
近年、結婚式にかけるコストを、ハネムーンや新生活へ回したいと考えるカップルも多く、特に、結婚式の演出に使用するウェディングムービーは、コストを抑えたい項目として挙げられています。当社式場には専属の映像制作スタッフを配置しているものの、別の映像会社で安く制作したものや、自ら制作した映像を持ち込まれる方が、利用者の約4割を占めています。
レトロミームが運営する「ナナイロウェディング」は、インターネットで注文から販売まで対応しており、修正費用もかからないことから、結婚式のコストを抑えたいカップルに支持され、年間約5,000組のウェディングムービーを手掛けています。
この度の子会社化によって、コストを抑えたい層へのサービス拡充と、新たにBtoB向け事業として、同業他社へのOEM提供を行ってまいります。今後はウェディングムービーに限らず、葬祭ブランド「さがみ典礼」でも、これからさらに深刻化する火葬待機の時間を活用した、メモリアルムービーの制作など、新たな領域での事業拡大を図ってまいります。
【会社概要】
商号: アルファクラブ武蔵野株式会社
代表: 代表取締役社長 和田浩明
所在地: 埼玉県さいたま市大宮区上小町535
創業: 1962年6月
創立: 1964年9月
事業内容: 葬祭事業・ブライダル事業・互助会事業・レジャー事業
資本金: 1億円
ホームページ: alphaclub.co.jp