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自動車や家電の設計・製造に携わるエンジニア1000人の環境意識を徹底調査。〜日本の環境技術と国際競争力、温室効果ガス排出量削減に有効な施策、「エコ疲れ」を感じた経験、HEVを買いたくない理由など〜




半導体メーカー大手、独『インフィニオン テクノロジーズ』の日本法人『インフィニオン テクノロジーズ ジャパン株式会社』(東京都品川区、代表取締役社長:森康明)では、エンジニアを対象に「環境意識に関するアンケート」を実施しました。
省スペース(より小さく、より軽く)や省エネルギーは、自動車や電気・電子機器の設計・製造では以前からの命題であり、近年のエネルギー問題や環境問題への国家・社会的意識の高まりは、エンジニアへこれまで以上に厳しい圧力となっていると予想できます。インフィニオン テクノロジーズ社においても「エネルギー効率」は、「モビリティ」、「セキュリティ」とともに、半導体メーカーとして次代を創るための命題として掲げる3つの柱のうちの1つです。そこで自動車や電気・電子機器の設計・製造に携わるエンジニアの環境に関する意識・意見を調査し、結果をまとめましたのでお知らせします。

【 トピックス 】

■日本の環境技術とその国際競争力への信頼は、40代を境に大きく分かれる傾向
日本の環境技術は、主要国に比べて進んでいるとの認識。今後、環境技術で競争力を発揮するのは、日本と欧州。20〜30代は、日本より、欧州が競争力をもつと見ている。

■温室効果ガス削減目標(2020年に1990年比で25%削減)は総論賛成だが、実現可能性は大いに疑問
政府が掲げる温暖化対策の目標について、31.8%が「賛成である」と回答。ここでも年代別に違いが見られ、50歳以上は4割が「賛成」と回答する一方、30〜40代は20%台にとどまり、「賛成」が上位年代に比べて低い結果に。さらに、温室効果ガス排出量削減の数値目標の実現可能性はどの程度と思うかを尋ねたところ、「実現可能」と回答したのは15.1%にとどまる。目標設定に対して3割が賛成するも、設定された数値目標の達成可能性は難しいとの認識であることが確認できる。

■温室効果ガス排出量削減のために有効な施策は、「政府主導の規制・罰則を含めた制度・目標を設けて」との意見多数
有効だと思う施策を自由に記入してもらった。「再生可能エネルギーへの転換、エコ商品の普及、新たな環境技術の開発」などがあがるが、こうした施策は、「規制・罰則を含めた制度・目標を設けて、政府主導で実現に向けて進めていくべきだ」との技術者らしい意見が多く見られた。

■環境に配慮した生活行動による「エコ疲れ」を感じるエンジニアは少なくなく、若い世代ほどその割合は大きい
ごみの分別、マイバックの利用など「エコ」に関わる行動は生活にもかなり浸透している。こうした環境に配慮した生活をしていて「エコ疲れ」を感じることはあるか、を尋ねたところ、20.9%が「ある」と回答。ここでも、年代によって意識の差があらわれており、若いほどエコ疲れを感じた経験が多いようだ。どのようなときにエコ疲れを感じるのかについては、「生活が不便/不快になったと感じたとき」が最も多く、次に「家電や自動車の買い替え、エコプロダクトの購入などにお金がかかると感じたとき」があがった。

■ガソリンエンジン車は「トータルコストでHEV、EVより割安」、EVは「環境にやさしい」、ディーゼル車とHEVは「燃費が良い」
エコ商品の代表格であり、ヒット商品でもあるHEV(ハイブリッド電気自動車)や、市販が進むと見られているEV(電気自動車)。技術者がこれらのエコカーをどのように見ているかを把握するため、今後自家用車を購入するならどのタイプの自動車を買うか、を尋ねたところ、54.2%が「HEV」と回答し、EVは16.2%であった。
各タイプの選択理由は、ガソリンエンジン車は「デザインがよい」、「運転する楽しさがある」、「車種が豊富で選択肢が多い」、「トータルコストで見るとHEV、EVに比べて割安」、EVは「環境にやさしい」、HEVとディーゼル車は「燃費が良い」ことがあげられる。

■HEVを買いたくない理由は意外!? 「環境」、「価格・コスト」、「技術」への不満
*HEVを買いたいと思わない理由(複数回答) その他理由(自由記述、抜粋)
【環境面】
◎製品ライフサイクルから見ると環境負荷は低くない[電子部品・電子材料 , 製品企画・デザイン]
◎走行距離の少ない自家用車にHybridを選択するのは環境負荷の観点からどうかと思う[その他の製造業 , 研究・開発(応用技術)]
【価格・コスト面】
◎値段が高いから[自動車 , 研究・開発(応用技術)]
◎バッテリーの交換時に高額の費用がかかるから[精密機器 , 品質管理・品質保証]
【技術面】
◎将来的に EV(電気自動車) に変わって行くものと思われるから。[政府・公共機関 , 研究・開発(応用技術)]
◎電池の寿命とリサイクルの問題が未解決[産業用機械 , 設計(電気・電子系設計)]

▼上記の詳細データ、グラフはこちらからご覧ください。その他、今回調査した全設問項目も閲覧いただけます。
http://www.infineon.jp/service/news/news20101014.html
*その他詳細につきましては、弊社広報グループまでお問い合わせください。

【 調査概要 】

■調査目的:製造業に関わる技術者の「環境」、「エネルギー効率」に関する意識の把握および、普段の生活における環境活動、HEV(ハイブリッド電気自動車)やEV(電気自動車)などの環境対応車をどう見ているかなどの把握
■調査対象者:製造業/ハイテク産業に勤める技術者
◎日経BP社が運営するメールマガジン『日経エレクトロニクスニュース(NEニュース)』または『日経オートモーティブテクノロジーニュース(ATニュース)』の購読者
◎日経BP社が運営する製造業/ハイテク産業に関わる技術者・研究者向け総合情報サイト『Tech-On!』の登録会員
■調査方法:Web調査
■調査実施期間:2010年9月2日〜9月13日
■調査実施機関:日経BPコンサルティング
■有効回答数:1,342件

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●調査結果に関するお問い合わせ
インフィニオン テクノロジーズ ジャパン株式会社
広報グループ
住所:〒141-0032 東京都品川区大崎1-11-2
ゲートシティ大崎イーストタワー21F
TEL:03-5745-7340
E-mail:media.relations.jp@infineon.com
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