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フランスでは”第九芸術”と称される“マンガ”がブームの兆し!「BDコレクション」が11月より刊行




株式会社 国書刊行会(東京都板橋区、代表:佐藤今朝夫)は、フレンチ・コミックである「BDコレクション」(ベーデーコレクション)を11月より刊行開始いたします。

「BDコレクション」のBDとは、bande dessinee(バンデシネ)の略で、フランス、またはベルギーのコミックを指し、原義はデッサンが描かれた帯を意味します。

第1回配本は『イビクス--ネヴローゾフの数奇な運命』(パスカル・ラバテ著、11月15日発売予定)。混迷するロシア革命を背景に、しぶとく生き延びる主人公の道行きを、悪夢のような幻想的筆致で描く傑作です。
次いで、第2回配本は『ひとりぼっち』(クリストフ・シャブテ著、12月刊行予定)、第3回配本は『アランの戦争--アラン・イングラム・コープの回想録』(エマニュエル・ギベール著、2011年1月刊行予定)と続きます。

今回、「BDコレクション」の刊行を記念し、『イビクス--ネヴローゾフの数奇な運命』の著者パスカル・ラバテ氏が来日。講演会を「小さな何でもないことの記録」と題して11月22日(月、19:00-21:00)に東京日仏学院エスパス・イマージュにて開催します(飯田橋、入場無料、定員108名、同時通訳付き)。また、その前日の11月21日(日、16:00-18:00)には、ラバテ氏と小野耕世氏によるトークイベントとサイン会がタワーレコード渋谷店にて行われます。

日本でフランスのコミックと言えばタンタンが有名ですが、実はフランスでは”第九芸術”と称されるほど芸術性の高い、「BD文学」・「BD芸術」とも言うべき多彩な世界が存在しています。小学館集英社プロダクションからも11月に『氷河期-ルーブル美術館BDプロジェクト』(ニコラ・ド・クレシー著)が刊行される予定で、日本でも本格的な紹介の気運が高まっています。

いまや日本の「マンガ」の面白さや優秀性は世界で認知されていますが、他方で同質化やパターン化が進んで、異質な面白さや新たな発見をすることが難しくなりつつあります。その中で、未だ本格的に認知されていない豊穣な鉱脈である海外マンガに対し、「マンガ」の読者だけでなく、「文学」や「ヴィジュアルアート」といった隣接する分野からも注目が高まりつつあります。

国書刊行会では、今後も良質な海外文学、芸術を紹介していきます。


■「BDコレクション」詳細
◆第1回配本 『イビクス--ネヴローゾフの数奇な運命』(パスカル・ラバテ著)
判型:B5版変型/ソフトカバー/538ページ
I S B N :978-4-336-05280-3
発行:(株)国書刊行会
定価:2625円(税込)
発売日:2010年11月15日

<内容紹介>
アレクセイ・トルストイ原作。ジプシーの女占い師に、自分の出世とひき換え に世界の破滅を宣告された会計士シメオン・ネヴゾーロフ。不吉なさだめ“イ ビクス”の徴しのもと、ネヴゾーロフは得体の知れない登場人物たちと出会い ながら、ペトログラード、モスクワ、ハリコフ、オデッサ、イスタンブールへと漂浪してゆく。 混迷するロシア革命を背景に、しぶとく生き延びるネヴゾーロフの道行きを、 悪夢のような幻想的筆致で描いたバンドデシネ作品。

<著者紹介>パスカル・ラバテ[Pascal Rabate]
1961年フランス・トゥール生まれ。フランスを代表する漫画家のひとり。高い画力に裏打ちされた多彩な画風やストーリーテリングには定評がある。これまでに多くのユニークなBDの原作や作画を手がけ、日本でも『モーニング』誌で活躍した。本作『イビクス―ネヴゾーロフの数奇な運命』で、アングレーム国際マンガフェスティバルのAlph-Art 最優秀マンガ本賞を受賞。その他、批評家に絶賛された『小川 Les Petits Ruisseaux』も賞を獲得している(2007年、ACBD批評大賞受賞)。この作品は2010年に映画化され、自ら監督を務めるなどマルチタレントぶりを発揮している。

<訳者紹介>古永真一[ふるなが・しんいち]
1967年東京生まれ。早稲田大学他非常勤講師。フランス文学研究のほか、BDに関する著作や翻訳も手がける。著書に『BD―第九の芸術』(未知谷、2010年)、『ジョルジュ・バタイユ 供犠のヴィジョン』(早稲田大学出版部、2010年)。訳書にティエリ・グルンステン『線が顔になるとき―バンドデシネとグラフィックアート』(人文書院、2008年)、ジョルジュ・バタイユ『聖なる陰謀―アセファル資料集』(共訳、ちくま学芸文庫、2006年)。

◆第2回配本 『ひとりぼっち』(クリストフ・シャブテ著)
判型:B5版変型/ソフトカバー/384ページ
I S B N :978-4-336-05293-3
発行:(株)国書刊行会
予価:2625円(税込)
発売日:2010年12月予定

<内容紹介>
事情を抱えて港町に流れ着き、水夫の職にありついた男は、週に一度、荷物の詰まった箱を沖の灯台まで運ぶ仕事を命じられる。無人と思しいその灯台には、生まれてから陸の世界を知らずに暮らす者がいることを知らされる。「ひとりぼっち」氏と呼ばれる灯台守に対し、同情と共感が混じった思いを水夫は抱き始める。
沖の灯台でひとり、想像力を羽ばたかせる「ひとりぼっち」氏の秘やかな楽しみとは……? 沈黙の余白、黒い言葉、多彩なグラフィックが目くるめくバンドデシネ作品。

<著者紹介>クリストフ・シャブテ[Christophe Chaboute]
1967年フランス・アルザス地方生まれ。現在、注目されているBD作家のひとり。アングレーム、ストラスブールの美術学校に学ぶ。1993年、アルチュール・ランボーの選集〈Les Recits〉にて画業デビュー。98年、パケ社で刊行した『ある夏の日々/片隅の幸福 Quelques Jours d’ete/Un îlot de bonheur』が翌年のアングレーム国際マンガフェスティバルにて「心臓の鼓動章」(Alph’Art coup de cœur)を受賞。『魔女たちSorcieres』(ル・テメレール社、98年)、『ゾエ Zoe』(ヴァン・ドゥエスト社、99年)『煉獄 Purgatoire』(ヴァン・ドゥエスト社、03─06年)など魔術的想像力にみちたBD作品を数多く発表している。

<訳者紹介>中里修作[なかざと・しゅうさく]
1976年東京生まれ。翻訳家。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程前期課程修了。専門は『タンタンの冒険』(学位論文『Les Aventuresde Tintinの技法分析』)。「メビウスはなぜメビウスとなったのか」(『ユリイカ』2009年7月号)など執筆。

◆第3回配本『アランの戦争--アラン・イングラム・コープの回想録』(エマニュエル・ギベール著)
判型:B5版変型/ソフトカバー/312ページ
I S B N :978-4-336-05294-0
発行:(株)国書刊行会
予価:2625円(税込)
発売日:2011年1月予定

<内容紹介>
ある日、ギベールはひとりのアメリカ人、アラン・イングラム・コープと再会し、親交が始まる。アランの戦争体験を訊いたギベールは BD にすることを思いつく。ギベール30歳、アラン69歳のときだった……。ヨーロッパ戦線に参加したアランの戦争体験-兵士としての訓練や戦友との日々、フランス・チェコでの従軍体験-や、その後の人生交友録が書簡などともに綴られていくアランの生涯。
戦争がアランにもたらした青春の記憶は、甘美な想い出として淡々と彩られていく。ルポルタージュとして克明に戦争風景を見つめるバンドデシネ作品の労作。

<著者紹介>
エマニュエル・ギベール[Emmanuel Guibert]
1964年、フランス・パリ生まれ。ENSAD(国立高等装飾美術学校)に短期間通ったのち、1985年から1991年にかけて、ナチス台頭を描いた野心作『ブリュヌ Brune』で画業デビュー。ラソシアシオン社の雑誌『ラパン Lapin』に本作『アランの戦争-アラン・イングラム・コープの回想録 La guerre d'Alan d'apres les souvenirs d'Alan Ingram Cope』をはじめ、多くの作品を発表。2003年には、ヴォージュにて新進気鋭の漫画家たちと共同アトリエを持つ。日本でも『モーニング』誌で活躍。2003年には写真家のディディエ・ルフェーヴルらと組み、漫画と写真集を組み合わせた作品『写真 Le Photographe』でアフガニスタンの情景を再現した。

<訳者紹介>
野田謙介[のだ・けんすけ]
1977年神戸生まれ。翻訳者・マンガ研究者。訳書に、ティエリ・グルンステン『マンガのシステム-コマはなぜ物語になるのか』(青土社、2009)。『ユリイカ』に論文寄稿のほか、雑誌『pen』の特集「世界のコミック大研究。」の企画・構成を手がける。


■会社概要
商号:株式会社 国書刊行会
所在地:〒174-0056 東京都板橋区志村1-13-15
代表者氏名:佐藤今朝夫
業務内容:
1971年、学術資料書籍の復刻出版を目的として設立された小社は、『世界幻想文学大系』全45巻の刊行を契機に海外文学・幻想文学まで刊行分野を広げました。現在では歴史・宗教・国文学の研究書から海外ミステリ・美麗な妖怪画の画集まで、「国書刊行会らしさ」を追求することをモットーに、コンスタントな出版活動を続けています。

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