-未来の子供たちへ 持続可能な資源の有効活用- 桐炭石鹸発売開始 桐たんす端材を化粧石鹸にリユース においまでも吸着 知られざる脅威の消臭パワー
[10/12/10]
提供元:PRTIMES
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化粧品・石鹸の受託製造(OEM)を行う株式会社サティス製薬(本社:埼玉県吉川市、代表者:代表取締役 山崎 智士、以下サティス製薬)は、埼玉県本庄市の伝統物産である「桐たんす」の廃材を利用した「桐炭」を、本庄市の関根桐材店にご協力いただき、化粧品原料として開発しました。そしてこの度、サティス製薬と関根桐材店との共同開発で、肌にも地球にも優しい桐炭配合の化粧石鹸を発売しましたのでお知らせいたします。
◆桐炭石鹸
[新製品詳細]
〈製品名〉ナチュラルソープPCS
〈価格〉2,100円(税込)
〈容量〉90g
〈特徴〉
【1】桐炭の吸着パワー: 桐炭のパウダー状の微粒子が皮膚の汚れ、臭いまでも強力に吸着、しかし皮膚を傷めずすっきりとした洗い心地です。
【2】たっぷりの泡で摩擦を軽減: 弾力のあるしっかりとした泡ができる処方にしております。泡を使って洗顔することで、摩擦を減らすことができます。
【3】エチルアルコールを含まない: 石鹸を溶解するために使用するエチルアルコールが石鹸に残留していると、肌にトラブルが起きる可能性があります。ナチュラルソープPCSはエチルアルコールを使用せずに製造しています。
【4】合成界面活性剤を含まない: 天然成分が主体に作られているこの石鹸は、排水も自然に分解されるため環境にも優しい石鹸となっております。
この石鹸は、関根桐材店店頭で10月下旬から発売されており、11月22日から新たにインターネット販売を開始いたしました。今後は大手デパート、ヨーロッパや中国での販売等を視野に入れ、さらに幅広い販路拡大を目指します。
関根桐材店 ナチュラルソープPCS販売サイト http://www.sekinekiriya.com/
◆桐炭石鹸誕生秘話
埼玉県本庄市の関根桐材店は、明治33年の創業以来、国産の桐材にこだわり桐工芸品を作り続けています。その軸となるのが桐たんすです。しかし、桐たんすの製作工程ではたくさんの材の切れ端が廃材として出てしまい、これらはすべて焼却処分するしかありませんでした。そこで関根桐材店4代目関根紀明さんは、端材であっても優秀で希少な国産桐を何かに有効利用したいとの思いから、まずはこの端材を炭化し、汚染された土地や河川の改良剤に利用しました。炭は昔から水質浄化や畑の土壌改善に活用されてきたという経緯にヒントを得たのです。この活動が認められ、本庄国際リサーチパーク研究推進機構にて、桐炭を活用した事業として3年間の研究と、地域活性化活動が行われました。
また、サティス製薬では桐炭の*多孔質という構造と、皮脂や臭いの成分までも吸着するその特性に注目し、化粧品原料としての開発を行いました。そこで関根桐材店とサティス製薬は、これまで捨てられていた桐端材を桐炭石鹸として生まれ変わらせることになったのです。
*多孔質・・・無数に穴が開いているため表面積が広い、という性質
◆桐の有効活用
現在、世界では地球温暖化対策や限りある化石燃料から持続可能な資源への転換のため、木質系バイオマスの有効活用が注目されています。その中でも桐は、最も有効な資源のひとつであるとされています。桐は他の樹木と比べ成長が早いことで知られ、発芽から20年程度で成木になります。このことは、それだけ地球温暖化の原因となる二酸化炭素の吸収が大きいということです。
また、桐は捨てるところのない木材としても知られています。日本人は昔から、桐箱や桐たんすを作った残りの皮や廃材は燃料に、オガクズはガラスや金属の研磨剤や固めて人形作りの材料にするなど、桐材を余すことなく利用してきました。廃材を炭化し桐炭として再利用することもそのひとつです。
関根桐材店ではNPO法人森びとプロジェクト委員会や、NPO法人川・まち・ひとプロデューサーズのメンバーとして、酸化した土壌や河川の水質の改良剤に桐炭の使用を実践してきました。我々の子や、孫に伝える大切な緑と川の再生のための桐炭の利用も続けています。
NPO法人森びとプロジェクト http://www.moribito.info/
◆今後の展開
関根桐材店では、日本の伝統的な桐工芸品をさらに現代の暮らしに合うよう手を加え、桐工芸品の伝統を今後とも継承していきます。また、桐が持つ有効性を環境対策など様々な分野で活用し、活動の幅を広げます。さらに新事業の桐炭石鹸は、国内のみならず海外のお客様にも日本の「桐炭」を知っていただけるよう、販路を拡大中です。今後は更に発展し、桐炭を使用したシャンプーや化粧品などの商品展開を進めて行きます。
一方サティス製薬では、国産の素材に注目し、化粧品原料の開発をしております。本来の化粧品受託製造業の枠にとらわれず、原料素材の産地が元気になっていく様子を広く伝え、生産者の顔が見える国産化粧品市場の拡大を目指します。
この度発売のナチュラルソープPCSをはじめとし、関根さんの環境保護活動にも注目して今後のご活躍を報告させていただきます。
サティス製薬 会社概要
会社名 : 株式会社サティス製薬
代表者名 : 代表取締役社長 山崎 智士
設立 : 1999年12月
所在地 : 埼玉県吉川市平沼1680
資本金 : 5,100万円
業務内容 : 化粧品、医薬部外品、石鹸、医科向け外用剤の企画、処方開発及び受託(OEM)製造
URL : http://www.saticine-md.co.jp/
関根桐材店概要
会社名 :関根桐材店
代表者名 :関根 紀明
創業 :明治33年
所在地 :埼玉県本庄市若泉2-1-14
業務内容 :桐製品の製作、販売
最近の活動:埼玉県優良小売店優秀賞を受賞
(財)本庄国際リサーチパーク研究推進機構、地域活性化事業承認
NPO法人川・まち・人プロデューサーズ理事就任
URL :http://www.sekinekiriya.com/
〈本リリースに関するお問合せ〉
株式会社サティス製薬 広報担当:太田美紀
TEL:048-984-2233 / FAX:048-984-2234 E-mail:info@saticine-md.co.jp
URL:http://www.saticine-md.co.jp/genki-pj/products/20101210.html