インフルエンザ感染予防成分を含む「長いも」で風邪・インフルエンザ感染予防対策を! 「ホクレン」・「JA全農あおもり」が共同で、受験生や幼児・高齢者向けに風邪予防「長いも」レシピを提案
[11/01/31]
提供元:PRTIMES
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健康維持のプロ、スポーツ管理栄養士も愛用
インフルエンザ感染予防成分を含む「長いも」で
風邪・インフルエンザ感染予防対策を!
「ホクレン」・「JA全農あおもり」が共同で、
受験生や幼児・高齢者向けに風邪予防「長いも」レシピを提案
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ホクレン農業協同組合連合会(本所:北海道札幌市、以下ホクレン)は、JA全農あおもり(本部:青森県青森市)と共同で、インフルエンザの感染予防成分を含む「長いも」の効能を活かした“風邪・インフルエンザ予防のための「長いも」レシピ” を提案いたします。
本レシピは、日頃から健康管理や体調維持に気を使うスポーツ選手の栄養管理を行っている、スポーツ栄養管理士の川端理香氏の協力のもと開発したものです。特に、大学の2次試験が集中する2月に向けて風邪・インフルエンザの予防に気をつかう必要のある受験生や、感染した場合重症になりやすい幼児・高齢者のいるご家庭で、活用して頂きたいと考えています。
■2011年2月、インフルエンザの流行が本格化。
2011年1月21日、厚生労働省は、インフルエンザの流行拡大に対する注意喚起を行いました。厚生労働省発表資料によると、2011年1月第2週(1月10日〜16日)の感染症発生動向調査の結果、定点あたり報告数が12.09と、前週の5.06から2倍以上上昇しており、例年の流行ピークが1月〜2月であることからも、いよいよインフルエンザ流行の拡大が本格化しつつあるとしています。
■「長いも」に含まれる、抗インフルエンザウィルス成分“ディオスコリン”
2008年12月、青森県(環境保健センターと工業総合研究センター)と弘前大学の加藤陽治教授らによる共同研究の結果、「長いも」に含まれるたんぱく質成分“ディオスコリン”に、抗インフルエンザウィルス作用があることが試験管内での実験で明らかになりました。加藤陽治教授は、次のように話します。
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【弘前大学 教育学部 食物学研究室 加藤陽治教授(農学博士)のお話】
『長いも』に含まれる成分“ディオスコリン”がインフルエンザウィルスの活性を奪うことが我々の研究により明らかになりました。長いも抽出液とインフルエンザウィルスを接触させるとインフルエンザウィルスのもつスパイク構造が破壊されることが電子顕微鏡で観察されました。この形態変化が活性抑制と関連していると考えられています。現在のところ、Aソ連型、A香港型、B型のインフルエンザウィルスについて、抑制効果を持つことが明らかになっています。
“ディオスコリン”は、インフルエンザウィルスに接触することによって抑制効果を発揮します。『長いも』を食べることで口内の“ディオスコリン”が、口の中へ入ってくるインフルエンザウィルスと接触し、増殖を抑制する可能性があるといえます。長いも抽出液を配合したトローチのようなものでも長時間“ディオスコリン”が口内に留まりますので、効果が期待できると思います。
また、“ディオスコリン”は熱に弱く、100度×5分の加熱、または、70度×60分の加熱で活性を失い、抗インフルエンザウィルス効果が無くなってしまいますので、感染予防を期待するためには、生のままか、さっと火を通す程度で食べる必要があるかもしれません。
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■健康維持のプロ、スポーツ栄養管理士も愛用!「長いも」の効果・効能
プロのスポーツ選手は、1年中ベストなコンディションに体調を維持する必要があり、人一倍、健康管理や風邪等の予防に気を使います。選手の栄養をサポートする管理栄養士の川端理香氏は、スポーツ選手の健康維持のため、「長いも」を積極的に活用しています。「長いも」の使用理由や、効果・効能について川端氏に伺いました。
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【体調管理のための食事に、「長いも」を積極的に活用する理由】
1.免疫力強化効果がある
「長いも」には、“ムチン”というねばり成分が含まれており、免疫力を強化する効果があります。“ムチン”は肝機能を向上させる働きがあり、免疫機能に関与するたんぱく質の消化吸収をアップさせます。また、免疫力は腸内環境の影響を受けるといわれていますが、「長いも」は食物繊維が多く、腸内環境を整える効果も高い食物です。スポーツ選手は体を酷使するので、一般の人よりも免疫力が落ちやすい状態にありますので、「長いも」は免疫力アップのために重宝します。また、人はストレスがかかると、免疫系に関わっているビタミンCが消耗され、免疫機能が弱まりやすくなります。「長いも」にはビタミンCも含まれているため、ビタミンCを補う意味でも効果的です。
2.持久力・スタミナアップ効果、集中力を高める効果がある
「長いも」には、脳と体のエネルギー源となる炭水化物が含まれます。炭水化物は、身体に入るとグリコーゲンとなり、筋肉を動かすエネルギーとなります。グリコーゲンがいかに試合前に身体に蓄積されているかが、持久力・スタミナアップのカギとなるのです。炭水化物は脳のエネルギーにもなり、集中力に関与する栄養素でもあります。また、「長いも」には、炭水化物を効率よく使うビタミンB1も含まれています。「長いも」をすりおろし、「とろろ」にすると、炭水化物(ご飯・うどんなど)をさらに摂取しやすくなる効果もあります。以上の理由から、試合前の選手の食事には、必ず「長いも」を出すようにしています。
3.疲労回復効果が高い
コンディションが良い状態を維持するには、疲労がない状態をつくらなければなりません。疲労には、内臓疲労や筋疲労がありますが、内臓疲労時には肝機能を改善したいもの。 「長いも」に含まれる“ムチン”で肝機能を向上させ、さらにたんぱく質の消化吸収をアップすることで筋疲労も改善しましょう。また、「長いも」には、“コンドロイチン”という関節を構成する成分も含まれているため、肘や膝、腰などの関節の痛みの回復・予防にも活用できます。
4.人気の食材である
「長いも」は、様々な効果・効能があることに加え、非常に人気の食材であることも、積極的に活用する理由の一つです。「長いも」を嫌いな選手はいないと思うくらい、皆に人気があります。試合前の食事には、うどんなど炭水化物のトッピングとして様々なものを出していますが、いつも1番に無くなるのが「長いも(とろろ)」なので、多めに準備するようにしています。
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川端氏は、スポーツ選手のみならず、一般の人ももっと「長いも」を積極的に食べることを勧めています。
「『長いも』は調理のしにくさから、敬遠されがちな傾向にあるように思いますが、もっと評価されてもいい食材です。特に、ストレスがかかりやすい受験生は、免疫力が落ちやすくなっていることもあり、積極的に『長いも』など免疫力を高める効果のある食べ物を摂取することをお勧めします。また、『長いも』には頭のエネルギー源が含まれているため、集中力を高める効果も期待でき、試験前の食事にもお勧めです。怪我・病気の際の回復力や、スタミナには日々の食生活が大きく影響します。病気や調子の悪い時だけではなく、日々食に対する意識を高めることが、健康維持につながります。」
<川端理香氏 プロフィール>
Nutrition Consulting WATSONIA代表。管理栄養士。東京健康科学専門学校非常勤講師。
元JOC(日本オリンピック委員会)強化スタッフ。2004年アテネオリンピック ビクトリープロジェクトチーフ管理栄養士として北島康介(水泳)や全日本女子バレーボールチームを、2008年北京オリンピックでは、全日本男子バレーボールチームをサポートした。また、これまで、Jリーグプロサッカーチームの浦和レッズや東京ヴェルディ、ベガルタ仙台をはじめ、プロ野球選手やプロバレーボール選手、スケート選手などの個人サポートも行っている。『勝つための栄養食BOOK』など、著書多数。
■受験生や、幼児・高齢者のいる家庭に。風邪・インフルエンザ予防のための「長いも」レシピ
ホクレンとJA全農あおもりが、栄養管理士を対象に実施した調査の結果、「冬に積極的に食べたい食材」は、1位:体を温める効果のあるもの・旬のもの、2位:様々な料理に利用できるもの、3位:冷え性改善効果があるものでした。
「長いも」は、秋〜冬が旬の野菜で、不足すると体が冷えてしまうビタミンB1を含むことから冷え予防の効果が期待できます。また、漢方薬としても古くから使用され、滋養強壮効果がうたわれています。ビタミンB1だけではなく、ビタミンB6・ビタミンCなどの栄養成分や、亜鉛・カリウム・鉄などのミネラル栄養成分、食物繊維も豊富で、冬に食べるのにぴったりの野菜であるといえます。しかし、「長いも」は、独特のねばりにより調理しにくさを感じたり、レシピの幅が少ないと感じたりすることから、積極的に「長いも」を摂取することが難しいと感じている人も少なくありません。
そこで、スポーツ栄養管理士の川端理香氏協力のもと、 “風邪・インフルエンザ予防のための「長いも」レシピ”を開発いたしました。特に、受験生や、幼児・高齢者のいるご家庭で試して頂きたいと考えています。
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“風邪・インフルエンザ予防のための「長いも」レシピ”
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◇◆◇夜食にオススメ!『長いものとろとろ雑炊』◇◆◇
(1食あたり:239kcal ・ 375円)
【材料】
ご飯:50g、 だし汁:200ml、 醤油:大1、 生姜:少々、 塩:少々、 卵:1個、 長いも:100g、 ほうれん草:20g、 かつおぶし:少々
【作り方】
1.ほうれん草はゆでて、一口大に切る。
2.鍋にだし汁と醤油、みじん切りにした生姜を入れ、沸騰したら御飯を加える。
3.2に溶き卵を加えてひと煮立ちしたら、すりおろした長いもを加えてすぐに火を止める。
4.塩で味をととのえて器にもり、ほうれん草とかつおぶしをのせる。
<ポイント>
夜食にお薦めのレシピ。消化がよく、頭のエネルギーがしっかりとれます。長いもの効果に加え、免疫力をアップさせる完全食品の卵と、カラダを温める生姜を組み合わせました。
◇◆◇風邪の予防に!『長いものしゃきしゃきフルーツヨーグルト』◇◆◇
(1食あたり:167kcal ・ 465円)
【材料】
長いも:100g、 りんご:1/8個、 いちご:5個、 塩:少々、 プレーンヨーグルト:50g、 はちみつ:10g
【作り方】
1.りんごは皮をむかずに2mmの薄切りにし、塩水につける。
2.長いもは、皮をむき2mmの薄切り、いちごはヘタをとり半分に切る。
3.水気を切った1.と2.にプレーンヨーグルトとはちみつを加えてよくあえ、器にもる。
<ポイント>
長いもの効果に加え、風邪の予防や回復効果があり、かつ、ストレス(受験勉強など)に関与するビタミンCが豊富ないちごと、免疫力をアップさせるヨーグルトを組み合わせました。
※この他にも、手軽に作れる『長いものドレッシングサラダ』、疲労回復効果大『長いもの巻きおにぎり』、身体を温める『長いも&肉団子入りとろとろカレースープ』のレシピもご紹介できます。
■本リリースについてのお問い合わせ先
ホクレン&JA全農あおもり「長いも」PR事務局
(ブルーカレント・ジャパン株式会社内)
TEL:03-6204-4141 担当:石井・吉村