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細胞死の制御技術を発明

癌や糖尿病など全ての成人病治療、再生移植医療に活用

発明の概要：
福岡大学医学部とサンテツ技研は、この度共同開発にて『細胞死の制御』を行う技術を開発・発明した。このことは、再生移植医療に飛躍的な進化をもたらす事を意味し、癌や糖尿病をはじめとした多くの成人病治療への福音と言える。

詳細案内：
福岡大学医学部 再生・移植医学講座 学長付 小玉正太 准教授と株式会社サンテツ技研 [食品の凍結・解凍・鮮度保持について独自のDepakシステム（高圧微弱電流による食品保存技術）を用いた食品機械を製造販売] （代表取締役副社長 五代友行）は、この度共同開発を行い、その影響を細胞レベルで分子生物学的に解明し、新たに『細胞死の制御』を行う技術として開発・発明した。
具体的には生体内において、細胞の分化増殖を調節する高度生命維持現象である細胞死（アポトーシス、ネクローシス）を制御できるかについて、マイクロアレイを用いた分子生物学的な手法(mRNAレベル)に加え、組織染色法、フローサイトメトリー法で検証を行い細胞死の制御方法及び装置として確立した。このことは、再生移植医療に飛躍的な進化をもたらす事を意味し、癌や糖尿病をはじめとした多くの成人病治療への活用が大いに期待出来る。
例えば、最も保存期間の短い血球細胞で、この抗アポトーシス効果、抗ネクローシス効果を凍結、保存、解凍課程で活用できれば社会的貢献度も高い。また医療や創薬、その他の分野での活用も可能。
この発明に伴い、従来サンテツ技研が開発してきた食品保存技術においても、細胞生物学的かつ遺伝子工学的に裏付けのある効果が確認出来たと言える。
昨今、食糧枯渇や自給率改善等の食糧資源問題が叫ばれる中、今後は、家庭用冷蔵庫はもとより倉庫や流通においてもこの技術の普及が見込まれる。