【風邪、流行性感冒等の諸症状に関するアンケート調査結果】 脱水症状時の水分補給、間違った認識をしている人多数
[12/01/16]
提供元:PRTIMES
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マイボイスコム株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:高井和久)は、全国20〜50代の男女に、『ライフスタイルについて』のアンケート調査をインターネット上で実施し、2011年12月12日〜14日に6436件の回答を集めました。
その中から「最近1年間(2011年1月〜2011年12月)に、風邪、ノロウイルスなどの感染性胃腸炎、インフルエンザなど」にご本人がかかった方、小学生以下のお子様がかかった方(親)の2グループを抽出し、2011年12月16日〜19日にそれぞれ300名、合計600名に『風邪、流行性感冒等の諸症状』に関するアンケート調査を実施しました。
==調査結果=================================================
◆長期化傾向がみられる今年の風邪症状、水分補給に注意が必要。
◆脱水症状時に水を飲むだけでは脱水状態を改善できないことを
6割が知らず、水分補給に「水」や「お茶」を飲用する人多数。
◆子どもを持つ母親に注目されている“経口補水液”、認知率ほぼ半数
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■最近1年の風邪諸症状の傾向について
最近1年間にかかった風邪の諸症状の程度を「軽度(くしゃみ・のどの痛み・軽い咳等)」、「中度(ひどい鼻づまり・37.5度以上の熱・下痢・おう吐等)」、「重度(5日以上続く高熱・意識障害・脱水症状等)」の3段階でたずねたところ、《本人》では「軽度」35.7%、「中度」59.7%、「重度」4.7%、《子供》では「軽度」22.3%、「中度」74.0%、「重度」3.7%でした。「重度」は《本人》《子供》共に少ないですが、《子供》で「中度」比率が高い結果となりました。
2011年1月〜12月のいつ「風邪、ノロウイルスなどの感染性胃腸炎、インフルエンザなど」にかかったかという質問に対しては1月、2月、11月、12月の冬場が《本人》《子供》共に2、3割と高いです。やはり冬場の罹患が多いようです。特にピークとなるのは1月で、《本人》では36.0%、《子供》では39.7%がこの月の感染と回答しています。
このシーズンの風邪の諸症状について例年と比べ期間はどうかという質問に対しては、《本人》で44.3%、《子供》で32.0%が長いと感じた(長いと感じた+やや長いと感じた)と回答しています。短いと感じたのは共に1割程度で、例年と比べ症状が長引いている傾向がみられます。
特に《本人》の男性40代では「長いと感じた」比率が高いです。この層では対処法「市販薬服用」が高く、病院に行かずに済まそうとして、長引いているのかもしれません。
■日常生活での水分補給について
風邪の諸症状時の水分補給をきくために、比較として日常生活での水分補給についてもきいています。
《本人》で日常水分補給に用いているのは「お茶」が87.0%でトップ。「水」64.3%、「コーヒー」62.0%と続いています。《子供》では「お茶」83.3%、「水」51.3%、「牛乳・乳飲料・乳酸菌飲料」47.7%の順です。
水分補給することが多い季節に順位をつけてもらったところ、《本人》《子供》共に夏、春、秋、冬の順でした(平均順位算出)。しかし最も水分が不足すると思う季節を挙げてもらうと、《全体》では「夏」76.0%、「冬」21.2%、「秋」1.7%、「春」1.2%となり、冬の水分不足と摂取状況に矛盾がみられます。
■風邪の諸症状時の水分補給について
風邪の諸症状時の水分補給は《本人》の67.4%、《子供》の71.4%が「いつもより多く摂取する」(かなり多く+やや多く)と回答しています。
その際の飲み物は《本人》では「日常生活」でも高い「お茶」68.0%、「水」67.0%が上位、《子供》では「スポーツ飲料」が64.3%でトップとなっています。また水分・電解質補給に適した「経口補水液」は《子供》で8.7%となっており、風邪の諸症状時の水分補給に親は気を使っているようです。
風邪の諸症状時に脱水症状に陥ることの知識は《全体》で78.8%と高く、《本人》の38.7%、《子供》の31.7%が「口の中が乾いたり口のまわりの粘膜が乾燥する脱水症状」を経験している、と答えています。
脱水症状時の水分補給については、「口の中が乾いたり口のまわりの粘膜が乾燥する脱水症状時に水だけを飲むと、体内の塩分やその他電解質が薄まってしまい、症状が悪くなることがあることを知っていましたか」の問いには、《全体》の58.5%が「いいえ(知らなかった)」と回答しています。
脱水症状時の水分補給に用いる飲み物では、「水」57.8%、「お茶」46.9%という結果が出ており、脱水症状時でさえも「水」「お茶」を用いる割合が高くなっています。これらのことから、水分補給について正しい理解がまだあまり浸透していないことがうかがえます。
■経口補水療法について
水分・電解質補給に適した「経口補水液」の認知率は、《全体》で33.3%です。これは《本人》が病気にかかった人の27.3%よりも《子供》が病気にかかった人の39.3%の方が高くなりました。子供への対処時に知識を得ていることが推察されます。
経口補水液の説明を呈示して、「風邪の諸症状で脱水症状になった時、経口補水液を飲みたいか」と問うと《全体》の80.2%が「はい(飲みたい)」としています。
点滴療法と経口補水療法の説明を並べ、脱水時にどちらを行いたいか尋ねると58.5%が「経口補水療法」(経口補水療法+やや経口補水療法)と答えました。「点滴療法」(点滴療法+やや点滴療法)は10.3%で、経口補水療法への期待の高さがうかがえます。
■子供を持つ母親は子供の水分補給に敏感か
《子供》が病気にかかった母親では「風邪の諸症状時の脱水状態」への知識は90.0%と高く、(子供の)脱水症状経験者(46名)の用いた飲料も「経口補水液」が17.4%と全体より高いです。また「経口補水液」の認知率も46.7%と、ほぼ半数に迫っています。
子供を持つ母親は、水分補給について敏感であり、理解も深いようです。
--調査概要-----------------------------------------------------------
【調査対象】「MyVoice」のアンケートモニター
【調査方法】インターネット調査(ネットリサーチ)
【調査時期】2011年12月16日〜12月19日
【回答者数】
《全体》 600名
《本人が風邪、ノロウイルスなどの感染性胃腸炎、インフルエンザなどにかかった人》
300名 男女20代〜50代: 性×年代 8セルの均等割付(37/38名ずつ)
《小学生以下のお子様が風邪、ノロウイルスなどの感染性胃腸炎、インフルエンザなどにかかった人(の親)》
300名 男女20代〜50代 各150名
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