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女性のスキンケアの8割を占める“乾燥ケア” 朝倉匠子氏に聞く、“乾燥”と“エイジング”との密接な関係 注目の美容成分 「ライスパワーエキス」とは!?




株式会社サーベイリサーチセンターは、空気が乾燥し始める秋冬シーズンを前に、20代〜50代の女性500名を調査対象として、「“乾燥ケア”に関する調査」を実施しました。
また、本調査から明らかになった“乾燥ケア”の実態や課題について、美容に加え、医学や心理学、社会学など幅広く精通する、エイジング・スペシャリストの朝倉 匠子氏にインタビューを行いました。さらに、今回、その注目度の高さが明らかになった、“乾燥ケア”における期待の成分、“ライスパワーエキス”について、市場の調査を行いました。

≪1. 消費者調査「“乾燥ケア”に関する調査」の調査結果≫

今回の調査では、女性の“乾燥ケア”に関する実態を明らかにするために、500名の“美容意識の高い女性”を対象に、ご自身の肌の状態や“乾燥ケア”をはじめとするスキンケアの実態について聞きました。
なお、調査対象については、女性10,000名を対象として実施した事前調査により選出。「あなたは美容意識が高い方だと思いますか?」という質問に、「高い」から「低い」まで5段階で答えていただき、上位2段階を選択した方、それぞれ250名をランダムで抽出し、本調査にご協力いただきました。

■今、女性が最も改善したい肌トラブルは…!? 1年を通して女性を悩ます「肌の乾燥」

はじめに、「現在改善したいと思っている肌の悩み」を聞きました。この質問に対して多かった回答のTOP3は、「しみ」(59.2%)、「毛穴」(58.8%)、「肌の乾燥」(48.6%)。8月に実施した本調査では、日射しが強く、肌の露出が増える夏にピークを迎える肌トラブルが、上位2つを占める結果となりました。一方で、今回の調査のテーマである「肌の乾燥」は3位にとどまったものの、夏場といえども、女性のおよそ2人に1人が改善したいと感じていることが分かり、空気の乾燥するこれからのシーズンにピークを迎えることも考えると、女性の肌にとって重要な課題であると言えそうです。
実際に、同様に聞いた「現在、実際に対策を行っている肌の悩み」については、「肌の乾燥」(43.8%)が1位。オフシーズンにおいても、最も対策が行われていることが明らかになりました。“乾燥ケア”は、女性が1年を通して意識し続けることのようです。
また、全ての肌の悩みについて、「改善したいと思う」人の割合に対して、「実際に対策を行っている」と回答した人の割合が少なかったのも特徴的でした。世の女性は、肌の悩みに対して、改善したいと感じる意識に比べると、十分なケアができていないという実態がうかがえました。

■“乾燥ケア”に使う金額は、スキンケア全体に使用する金額のおよそ8割

そこで、こうした肌の悩みに対して、女性が1ヶ月当たりにどの程度のお金を使っているのかを調べました。
まず、スキンケア全般に対する費用について聞きました。この質問に対する回答の平均金額は、「1ヶ月当たりに10,923円」。美容に対する意識が高いという女性でも、スキンケアに支払う金額は1ヶ月当たりに10,000円強というのは、一般的に言われるエステの費用などと比較して、非常に少額であるように感じます。
一方、“乾燥ケア”に対する費用についても、スキンケア全般と同様に、使っている金額を聞くと、その平均は「1ヶ月当たりに8,515円」という結果に。これはスキンケア全般に対する費用の78.0%と、およそ8割に当たる金額で、ここからも女性の肌の悩みに対する乾燥が占める地位の大きさがうかがえます。
また、このスキンケア全体に対する“乾燥ケア”の比率には、年齢による変化があるようです。若い世代(20代・30代)では68.5%であったのに対し、上の世代(40代・50代)では90.3%で、両者の差は21.8ポイントにのぼります。年齢と共に、“乾燥ケア”の重要性は増すようです。

■年齢による肌の変化、“乾燥ケア”の効果の違いとは!?

前段では、“乾燥ケア”に対する費用について、年齢による変化がうかがえました。実際に、「2〜3年前と比較して、肌質の変化を感じますか?」と聞くと、全体の79.6%が「感じる」と答えました。また、肌の乾燥という点に注目し、「肌の保湿力の低下を感じますか?」とたずねたところ、「感じる」と答えた人は76.6%で、全体の8割近くにのぼりました。
また、その変化について、具体的に聞いてみると、全世代を通じて肌の乾燥に関する意見が多く見受けられました。ただ、若い世代(20代・30代)の人では、「ケアをさぼると乾燥が目立つ。(兵庫県・25歳)」、「疲れがすぐに肌に表れるようになった。(千葉県・34歳)」といった声に代表されるように、ダメージが現われやすくなったというような意見が多かったのに対し、上の世代(40代・50代)においては、「保湿の化粧水を使っているが、肌に浸透しにくくなっている感じがする。(東京都・50歳)」というように、ケアしても十分な回復が感じられないといった意見が多く寄せられました。

■今、女性が最も改善したい肌トラブルは…!? 1年を通して女性を悩ます「肌の乾燥」

では、美容意識の高い女性は、どういった“乾燥ケア”を行っているのでしょうか。特に、肌に塗布するなどの体の外部からの“アウターケア”と美容ドリンクやサプリメントなどによる体の内部からの“インナーケア”に分けて聞きました。
まず、“乾燥ケア”にかける費用の内、“アウターケア”と“インナーケア”には、それぞれいくらずつかけているのか調べました。これに対しては、平均で、“アウターケア”には「1ヶ月当たり5,662円」、“インナーケア”には「1ヶ月当たり2,852円」。“アウターケア”にかける金額は、“インナーケア”にかける金額のおよそ2倍という結果になりました。
一方で、それぞれの重要性を実感しているという人は、“アウターケア”が88.0%で、“インナーケア”は92.6%。いずれも9割近くの人が重要性を感じていると答えたものの、半分程度の金額しかかけていない“インナーケア”の重要性を感じている人の割合は、“アウターケア”のそれをわずかながらも上回りました。
さらに、それぞれに対して、「現在、十分に行えていると思いますか?」と聞くと、“アウターケア”については63.0%の人が「十分に行えていると思う」としたのに対し、“インナーケア”については、「十分に行えていると思う」と答えた人は41.2%にとどまりました。
“インナーケア”については、重要性を感じている人が非常に多い一方で、半数以上が自身のケアを十分でないと感じていることが分かり、その課題が浮き彫りになりました。

≪2. エイジング・スペシャリストの朝倉 匠子氏へのインタビュー≫

今回の調査では、女性のスキンケアにおける重要性が明らかになった、“乾燥ケア”。年齢による変化や課題、“アウターケア”と“インナーケア”における現状の違いについても浮き彫りになりました。
そこで、美容に精通し、女性が美しく年齢を重ねることを応援する朝倉 匠子氏に“乾燥ケア”についてインタビューを実施。若々しく、セクシーかつより美しく、充実したライフスタイルを持つことによるポジティブな年齢の積み重ね方、「アクティブ・エイジング」を提唱する朝倉氏には、特に、若々しい肌を保つための“乾燥ケア”という点を重視しながら、お話いただきました。

◆乾燥と加齢

年を重ねていく上で、乾燥は非常に重要な問題です。「乾燥=加齢」と言っても過言ではないでしょう。
加齢とは、細胞が衰えていくことです。細胞が傷つき、サビつくことにより、水分を失っていくこととも言えます。生まれた時には、人間の体の80%を占める水分も、寿命を迎える頃には50%程度になるまで減っていきます。この水分の減少により、人間の体は老化していきます。若々しさを保つ、“エイジングケア”にとって、“乾燥ケア”は必要不可欠なものと言えます。
また、水分の多い細胞はきめ細やかでハリがあります。しかし、新鮮なトマトも放っておくと水分を失い、シワシワになってしまうのと同じように、人間の肌も水分を失えばハリがなくなるばかりでなく、シワやたるみといった目に見える形で女性を悩ませます。多くの肌トラブルの原因には、乾燥が潜んでいることが少なくありません。

◆肌だけにとどまらない乾燥と若々しさの秘密!?

細胞の乾燥というのは肌においてのみ起こることではありません。その影響は、全身に及びます。
例えば、艶やかな髪の毛というのは、水分が保たれている証拠です。乾燥の影響は髪の毛にも如実に現われます。細胞が乾燥すれば、髪の毛はパサつき、その艶やかさを失っていくことになります。また、「爪が波うったり、割れやすくなったりする」、「鼻や耳の中が乾燥する」、「唾液量が減り、食べ物を飲み込みにくくなる」、これらは全て乾燥により引き起こされる現象です。
これらの現象を防ぎ、全身の若々しさを保つためにも、“乾燥ケア”は重要でしょう。

◆女性にとってはより深刻!? 女性の体と乾燥との関係

さらに、男性と比較しても、女性にとっての“乾燥ケア”は、より重要な意味を持っています。というのも、女性の体には男性の体よりもずっと乾燥しやすい性質があるため、水分の減少がより深刻な問題となるのです。
女性の体が乾燥しやすい原因は、脂肪と皮脂腺の2つによるところが大きいです。
体内の水分というのは、脂肪の中には蓄えることができません。男性よりも体脂肪率の多い女性は、蓄えられる水分の量が男性よりもずっと少ないのです。
一方で、皮脂腺から分泌される脂肪には、皮膚を保護したり、皮膚の表面から水分が失われることを防いだりする役割があります。皮脂腺の密度については、男女差はありませんが、男性ホルモンの働きにより、男性の皮脂腺はより活発的です。この点でも、女性は男性よりも乾燥しやすい体質であると言えるでしょう。
また、乾燥に関する悩みは、女性ならば誰もが向き合わなければならない問題と言うこともできます。
男性にとっては個体差によるところが多いホルモンバランス。しかし、閉経を迎える女性にとって、ホルモンバランスの変化というのは普遍的な現象です。体内の水分を保つ働きのある女性ホルモンの分泌量についても、このタイミングで大きな変化を迎えることを避けることはできません。そのため、40代を越える頃、女性の体は例外なく、急激に乾燥しやすい状態になってしまうのです。

◆“アウターケア”のメリットは…、使いやすさ

“アウターケア”のメリットは使いやすさでしょう。
皆さんが化粧水を使用しているように、体の必要な部位のみに直接水分を補ってあげることが可能です。また、皮膚の表面を油分でコーティングして体内の水分を保護するというように、体の内側に影響しない“乾燥ケア”もあります。こうしたケアを上手く組み合わせていくことにより、体に対する負担やリスクを小さくすることが可能です。

◆年齢との間に密接なつながりあり! “インナーケア”の役割と注意点

調査結果にもあったように、年齢を重ねると、皮膚の上から水分を補給するだけでは十分な効果が得られないというケースも増えていきます。というのも、肌自体が持つ水分を保持する機能は年齢と共に低下していくため、補給した水分を十分に肌に留めることができなくなっていくからです。そのため、“インナーケア”により、体の機能をサポートしてあげることが重要なポイントになってきます。
また、前述の通り、乾燥による影響は肌だけに起きることではありません。肌の表面からのみアプローチする“アウターケア”とは異なり、体の機能に直接働きかける“インナーケア”は乾燥をもたらす根本的な要因にもアプローチすることもできます。
加齢、乾燥の進行に伴い、“インナーケア”の相対的な位置付けは重要性を増していくと言えます。
ただし、体に対する影響の大きい“インナーケア”については、注意も必要です。サプリメントしか摂らずにいる人は、どんなバランスを考えている人でも、血液検査で良い結果が出たという人を知りません。また、ビタミンの錠剤といえども、化学物質であることには違いありません。サプリメントであっても、体が受け付けやすい、自然に近い成分のものを選ぶことをおすすめします。

◆“インナーケア”の今後 「体の内部と外部」、「健康と美容」、… 健康が生みだす「美」とは!?

今回の調査では、“アウターケア”に比べて、より多くの人が「重要性を感じている」と答えた“インナーケア”ですが、一方で、「十分に行えていない」という人も多かったという結果が出たそうですね。しかし、この傾向は近い将来に大きく変わると考えています。
最近、美容と健康、2つの概念の重なる範囲が拡大しているように感じます。体の内部と外部の美しさにはリンクする部分があり、このリンクは今後より意識されるようになっていくのではないでしょうか。実際に、美容ドリンクやサプリメントといった、体の内部を改善することにより、美を獲得する分野の成長は目覚ましいものがあります。

◆天然由来成分が特長、注目が高まるライスパワーエキス

“エイジングケア”の中でも重要な位置を占める“乾燥ケア”については、「ライスパワーエキス」などは注目が高まっているのではないでしょうか。私は数年前から話を聞いたりしていましたが、ここ最近で、耳にする機会が増えました。
「ライスパワーエキス」は、お米を発酵させることで生成される天然由来成分です。発酵の方法により、様々な異なる効能を持つ成分が発見されています。中でも、体内に水分を蓄える機能を高めるものや、逆に体内の水分が失われるのを防ぐように体に働きかけるものなど、“エイジングケア”、“乾燥ケア”に有効性があるものには、特に注目が集まっています。
また、外用だけでなく、飲用向けエキスもあり、普段から口にしているお米からできているというのが、大きな特長と言えるでしょう。“乾燥ケア”や“エイジングケア”に対する美容成分は、継続して摂り続けるものですので、自然物に近く、安心して摂れるというのは、非常に重要なポイントです。
その他には、抗酸化の作用のある成分として最も長い歴史を持つ、定番の「ビタミンC」や、細胞と細胞のつながりを強く保ち、たるみなどを防ぐ「セラミド」は、若々しい肌を作るために、重要な成分であると言えるでしょう。

◆最後に

最近の女性の意識として、ふっくらした女性らしさが求められている傾向があります。
例えば、ダイエットについても、少し前までは細さを追求するだけの人も多かったのですが、最近はボディメイクを意識して、女性らしい体つきを手に入れることを目標とする人が増えています。特に、ある程度以上の年代の方について言えば、単純に細いだけの体つきは、“萎びれた”、“やつれた”といった印象を与えてしまうため、こうした考え方がより重要になるでしょう。
その意味でも、ふっくらとしたハリのある肌を維持するというのは重要です。
いつまでも若々しく、キレイでいたいという、多くの女性にとって共通の想いを実現するためにも、“乾燥ケア”に対する意識は高く持っていただきたいと思います。30代に入った頃からは、その年齢、その人の肌の状態に合ったケアというものを心掛けていただければと思います。

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トレンダーズ株式会社(http://www.trenders.co.jp
担当:川浦(かわうら)
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