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〜「高校生白書2012年」 分析レポート〜 卒業者の生の声から明らかになる“大学・短大選びの実態” 気になる“学費”と、十分知られていない“奨学金制度”!?




高校生を中心とした進学希望者へ大学、短大、専門学校などの進学情報を提供する、株式会社JSコーポレーション(本社:大阪市北区、代表取締役社長:米田英一)は、「高校生白書2012年」を2012年7月に発行しました。高校卒業者を対象に行った「進路に関するアンケート」の回答結果をまとめた本書。本格的な大学受験のシーズンを前に控え、この「高校生白書2012年」のデータの分析結果を報告いたします。

■ 出願校を決める“高校3年生の2学期” その決定基準の実態とは!?

JSコーポレーションは、2012年3月高校卒業者を対象に、卒業後の2012年4月27日〜5月22日にアンケート調査を実施。「高校生白書2012年」では、本調査から明らかになった、進学先の考え方や出願など、進路に関する高校生の実態を調査データとしてまとめています。

[調査概要]
調査実施:株式会社JSコーポレーション
調査対象:全国の2012年3月高校卒業者
 ※有効回答者数:4,091名(大学進学者:3,675名・短大進学者:416名)
調査期間:2012年4月27日〜5月22日
調査方法:郵送調査法

◆ 出願校を決める高校3年生の2学期、その決定基準とは!?

本調査では、出願校の決定時期についても聞いています。この質問に最も多かった回答は、48%が答えた「高校3年生の2学期」。今まさに、出願校を決めようとしている高校3年生も多いのではないでしょうか。
そこで、気になるのが、出願校の決定基準。昨年、大学・短大に進学した高校生の決定基準は、1位「学べる内容やカリキュラムが良い」(54%)、2位「学校のレベル・偏差値が自分に合っている」(47%)、3位「目指す資格を取得できそう」(34%)という結果になりました。学びの環境と現状の学力というのが、出願における最大の基準であると言えそうです。
一方で、この調査項目では、「学費が妥当」という意見も8位ながらも12%を占めました。高校卒業者の8人に1人は、金銭面の要因を出願先の決定基準の1つとしていることが分かります。

◆ 増える利用者、高まる奨学金のニーズ

こうした世の中の流れを受けてか、近年、奨学金の利用者が増えているようです。文部科学省が発表する独立行政法人日本学生支援機構の奨学金の貸与人員の推移によると、2012年度の奨学金の貸与人員数は、134万人。1998年度には50万人だったのに対し、わずか十数年間で2.6倍以上に増加しています。また、その貸与の事業費についても、1998年度の2,655億円に対し、2012年度には、11,263億円と、4.2倍以上に膨れ上がっています。奨学金へのニーズの高まりがうかがえると言えそうです。

◆ 奨学金の情報は十分?

実際に、「高校生白書2012年」の「学費負担軽減制度」に関する項目では、その利用者は51%と、半数を越えました。
また、「利用している学費負担軽減制度」を聞いた調査項目では、最も利用者が多いのは、全体の44%、学費負担軽減制度の利用者の87%が「利用している」と答えた「日本学生支援機構の奨学金」。また、利用者数では大きく下回るものの、その次に多かったのは「学校独自の奨学金制度」です。学費負担軽減制度の利用者の8%が「利用している」と答えました。こうした制度も上手に利用することにより、学生の負担を軽減することができるかもしれません。
しかし、その一方で、これらの「学校独自の奨学金制度」はどれだけの受験生に認知されているのでしょうか。
1つの問題として、前述の「出願校の決定基準」においては、「奨学金や特待生制度」をあげる人は5%にとどまりました。これは「学費」を基準に出願校を決める人の半分以下に当たります。こうした制度について知ることで、高校生がより自由に出願校を決めることができるにようになるかもしれません。

■ 学校情報の決定版「JS日本の学校」

JSコーポレーションが運営する進学情報サイト「JS日本の学校」では、149,596校の学校情報を掲載しています。就きたい職業、取りたい資格、学びたい学問分野での学校検索も可能で、今回の分析でもテーマにあげた、奨学金や特待生制度などの情報も調べることができます。また、気になる学校のパンフレットを請求することができます。
なお、進学に役立つ「JS進学ブック」も発行しており、本誌、送料、全て無料でお届けしています。入手希望の場合は、本ホームページのフリーダイヤルから問い合わせも可能です。

学校情報の決定版『JS日本の学校』
URL:http://school.js88.com

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