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〜しつけ・道徳教育に関する調査〜 我が子に身につけてほしいことは「こんにちは」や「ありがとう」

親は家庭のしつけを重視する一方で、学校での道徳教育にも期待  「しつけをお願いしたい人物」の1位は“尾木ママ”

 日本教育文化研究所(理事長:河野達信、所在地:東京都千代田区)は、幼稚園児・小学生・中学生・高校生の子供を持つ男女1,030人を対象に、子供に対するしつけ・道徳教育に関する調査を実施いたしました。
 本調査の目的は、家庭におけるしつけや学校・幼稚園等の教育機関における道徳教育についての保護者の意識を探ることです。
 調査では、家庭におけるしつけと幼稚園・学校における道徳教育の重視度や、我が子にどんなことを身に付けさせたいか等を尋ねました。




 調査結果では、8割の保護者が家庭における「しつけ」を重視しているとする一方で、半数以上が教育機関での道徳教育にも期待していることが分かりました。中でも、教育機関に期待する理由としては、「客観的な道徳教育を受けられると考えているから」が約6割と最も多く、「子供が素直に受け入れてくれそう」(45.9%)、「より質の高いしつけや道徳教育をしてくれそう」(25.0%)が続きました。
 保護者が我が子に身につけさせたい具体的な内容として、家庭においては、「日常のあいさつ」(78.9%)、「感謝や謝意を伝える言葉」(75.3%)が特に多く、「ウソをつかない」(40.7%)、「約束を守る」(36.2%)、「思いやりの心を持つ」(35.1%)等も多く見られました。
 一方、教育機関に求める道徳教育においては、「人と協力する」(48%)が最も多く、次いで「決められたルールや規則を守る」(43%)、「日常の挨拶」(35.7%)の順に、他者とのコミュニケーションを取っていく上で、必要不可欠なことを重視している姿勢が伺えました。


 また、調査では、保護者自身の幼少期におけるしつけの体験についても尋ねました。その内の約半数が、自身の幼少期に「厳しくしつけされたと思う」と答えており、家庭で受けたしつけについて「良かったと思う」と答えたのは約6割、しつけが「身に付いた」という人が約7割を占めていることから、しつけや道徳教育の重要性を保護者が身を持って認識していることが伺えます。


 その他に、子供のしつけをお願いしたい著名人を聞いたところ、“尾木ママ”こと教育評論家の尾木直樹さんが圧倒的な支持を集めたほか、ドラマのイメージから武田鉄矢さん、偉人では坂本龍馬等が挙がりました。

『子供に対するしつけ・道徳教育に関する調査』調査概要
・調査期間:2013年3月14日(木)〜3月15日(金)
・調査方法:インターネットリサーチ (調査会社保有のパネルを使用)
・調査対象:幼稚園児・小学生・中学生・高校生の子供を持つ男女(エリア:全国)
・有効回収数:1,030サンプル ※子供(長子)の性×学齢別に下記割付に沿って回収
・詳細分布:
男子(計515):園児(幼稚園)103/小学生(低学年)103/小学生(高学年)103/中学生103/高校生103:
女子(計505):園児(幼稚園)103/小学生(低学年)103/小学生(高学年)103/中学生103/高校生103:
・調査内容:
-家庭での「しつけ」の重視度
-学校・幼稚園での「道徳教育」内容認知
-学校・幼稚園での「道徳教育」期待度とその理由
-家庭で子供に身につけさせるべき大切なこと
-学校で行う道徳教育において、子供に身につけさせるべき大切なこと
-自身が家庭で受けてきた「しつけ」について【厳しさの度合い/良かったと思うか/身に付いたと思うか】
-「しつけ」や「道徳教育」の負担の度合いの変化
-「しつけ」をお願いしたい人物
-日本人として身につけておかねばならないこと
-子供に身につけさせるべき道徳性について 等

■日本教育文化研究所(教文研)について
 日本教育文化研究所(教文研)は、「美しい日本人の心の育成」とする基本理念の実現と、教育正常化を図るため、国内外の教育文化に関する調査研究を行い、我が国の教育の発展に寄与することを目的として、昭和59年(1984年)に設立された調査研究機関です。
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