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日本人海外旅行者の直近1年間の「余らせ外貨」(※) 推計総額は約4000億円!東京オリンピック開催準備基金に相当。

(※) 旅行後に余ってしまった外貨

株式会社旅行綜研(本社:東京都港区 代表取締役社長:清水 哲朗)は、2012年7月〜2013年6月の1年間で海外旅行をした全国の20〜60代の男女1000名に対し、「両替に関する調査」を(2013年7月19日〜21日)インターネットを通じて実施いたしました。
 ここ数年、国内でも外貨両替に関する詐欺事件が横行。また、旅行先で現金の盗難・紛失事件は相変わらず頻発しており、海外では、多額の現金を持ち歩くのは危険だと言えます。今回の調査では、直近1年間の日本人海外旅行者の両替総額が推計1兆6300億円もの金額になっていることや、帰国時に余らせてしまった外貨「余らせ外貨」の推計総額が4000億円にもなっていた事実が明らかになりました。




======調査結果======

1.昨年の外貨両替総額は推計1兆6361億1771万3494円。
・特に10万円以上両替したという人が全体の約25%を占め、30万円以上を両替したという人も5%を超えました。
・同期間の日本人海外旅行者数に換算すると、両替総額は1兆6361億1771万3494円と推計されました。

2.直近1年間で両替した外貨を余らせてしまった人は約92%。
帰国時に残ってしまった「余らせ外貨」は推計3846億7023万9890円。
・調査対象の92.2%が、直近1年間の海外旅行で両替した外貨を余らせたことがわかりました。
・同期間の日本人海外旅行者数に換算すると、推計3847億円の外貨が余ったことになり、
平均では一人当たり2万1632円も余らせていることがわかりました。

3.「余らせ外貨」を持ち帰り、保管する人は81.7%。
また、約16%の人が手数料が2重にかかるにも関わらず再両替を行っている。
・調査対象の約82%が、余った外貨を家に持ち帰り保管していました。
・再両替した約16%のうち8割以上が、「手数料が2度かかって損した」と回答しました。
・現金を多く両替してしまった理由としては、
「海外では現金を持っていないと不安」と感じている人が7割以上いることが分かりました。

4. 5000円以下の支払いでも頻繁にカードを使用する“カード派”の人の方が
“現金派”より海外旅行先で持ち歩く現金も平均1万円以上少なく、「余らせ外貨」も少ない。
・少額決済でもクレジットカードを使う“カード派”の人ほど海外でも持ち歩く現金は少なく、
“現金派”と1万3505円の差がありました。また、「余らせ外貨」の平均金額も少ないことがわかりました。
・“現金派”の人も含め、次回の海外旅行では
もっとクレジットカードを使用したいという人が81.8%に及びました。

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======調査概要======
【調査対象と回収サンプル数】
2012年7月〜2013年6月に海外経験のある20〜60歳代の男女計1000人
【調査地域】 全国
【調査方法】 インターネット調査(調査会社の登録モニター活用)
【調査期間】 2013年7月19日(金)〜21日(月)

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1.昨年の外貨両替総額は推計1兆6361億1771万3494円。
10万円以上も両替した人は全体の約25%以上にものぼる。
直近1年間の海外旅行において、両替総額が5〜10万円という人が27%で最多。
また、10万円以上両替している人は計20%以上もいることが分かりました。
最高額では、150万円と回答した人もいました。
この直近1年間の両替総額を日本全体の出国者数で推計すると、
合計1兆6361億1771万3494円にのぼります。
両替を行う場所としては国内、現地問わず空港が57.2%(日本の空港:26.3%、現地空港:30.9%)と人気。
海外で両替した人の方が76.1%(現地のいずれかを選択した人の総計)と多い傾向にありました。


2.直近1年間に両替した外貨のうち、「余らせ外貨」は推計総額3846億7023万9890円。
直近1年間で海外旅行した人のうち、92.2%の人が両替外貨を余らせていることがわかりました。
両替の平均金額は一人あたり21632.5円でした。
また、推計総額は東京都が2020年夏季オリンピック開催への準備基金として
用意している金額(約4000億円)に相当します。


3. 「余らせ外貨」をそのまま保管する人が81.7%。15.6%の人が手数料が2重にかかる再両替を経験。
余った外貨の使い道としては「保管している」と回答した人が81.7%。
保管している人の約半数(51.4%)は、その額が5000円未満でしたが、
中には30万円以上という人もいました。
一方、再両替した人は15.6%。このうち62.5%は1万円以下を再両替したと回答しており、
少額にも関わらず手数料や時間を倍もかけて両替している人がまだ多いということがわかりました。
しかし、再両替した人のうち8割以上が「手数料が2度かかって損した」とも回答しています。
 また、「両替を多くしすぎたのはなぜか」という質問に関しては、
「何かあった時のため」という漠然とした不安をあげている人が半数以上(55.7%)おり、
現金を持っていないと不安な日本人像が浮き彫りになりました。


4. 5000円以下の支払いでも頻繁にカードを使用する“カード派”の人の方が
“現金派”より海外旅行先で持ち歩く現金も平均1万円以上少なく、「余らせ外貨」も少ない。
5000円以下の少額の支払いでもカードを使うカード派な人ほど海外でも持ち歩く現金の額は少なく、
その平均金額の差は1万3505円にもなることがわかりました。
また、「余らせ外貨」の平均金額は、クレジットカード派の方が現金派よりも1021.7円少なく、
手数料や時間の無駄をせず、賢く海外旅行を楽しんでいる傾向が強いと考えられます。
「次回の海外旅行ではもっとクレジットカードを使用したい」という人は8割以上おり、
なかでも「現金は必要最低限だけで、主にカードを利用する」と回答した人は43.2%にものぼりました。
海外におけるクレジットカードの利便性などを強く感じた人は多いようです。


*調査の結果、海外旅行者の外貨両替額は平均92,009.5円。
旅行者全人口に当てはめた際の両替総額は推計で1兆6361億1771万3494円に相当することが分かりました。
また、両替のし過ぎによる「余らせ外貨」は海外旅行者一人あたり平均21632.5円で、
同じく総額を求めると3846億7023万9890円になります。

これらの余らせ外貨は、タンス預金のごとく「保管している」という人が8割以上もおり、
しかもその額が1万円以上になっている人が32.2%もいます。
海外旅行の度に多額の日本円を両替していく日本人。
海外では国内以上にスリやひったくりの被害を受けやすいにも関わらず、
やはり渡航先で現金を持っていないと不安な人が多いようです。
一方、余らせ外貨の反省からか次回からカードを活用したいと考えている人も多いことが分かりました。
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