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“思い出話”が親子の コミュニケーションに好影響

〜「思い出」のシェアが家族の絆を強くする〜『両親への関心と親子関係に関する調査』

親の青春時代の映像や写真を見たことがある子どもは、親と仲が良い傾向に
見たことがある子どもの約6割が父親との仲が良く、約7割が母親との仲が良いと回答
⇒ 見たことがない子どもに比べ、20ポイント高い結果に





 NTTコミュニケーションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:有馬彰、略称:NTT Com)では、家庭にある写真アルバムや、VHSなどのビデオテープに録画された映像をデジタルデータに変換し、パーソナルクラウドサービス「マイポケット」に保管できる「思い出あんしん保管 for マイポケット」(http://omoide.ntt.com/)を提供しています。

 今回、15歳〜29歳の男女600名を対象に、「両親への関心と親子関係に関する調査」を実施。両親の思い出話が、親子のコミュニケーションにどのような影響を与えるのか、調査を行いました。 その結果、親の青春時代の映像や写真を子どもに見せたり、子どもの幼少期の映像や写真を親子で共有することが、親子のコミュニケーションに好影響をあたえる可能性があることがわかりました。

 これを受けて、育児・教育ジャーナリストのおおた としまさ氏は、「子どもは、親の青春時代の映像を見ることで、親を身近な存在として信頼することができるようになる」とコメントしています。
 

〈調査結果サマリー〉

1.子どもは親の思い出話を聞きたい
  両親が「どのような人生を生きてきたか、興味がある」約6割

2.親の思い出の映像が、親子のコミュニケーションに好影響か 
青春時代の映像や写真を見たことがある人は、ない人に比べ、
 「仲が良い」割合が20ポイント高い

3.思い出の「共有」が、親子の共感を生むことも 
親の人生を知っている人は、知らない人に比べ、
  「尊敬している」割合が30ポイント高い

4.子どもの思い出の映像も、親子のコミュニケーションに好影響か
自分が生まれた時の映像や写真を見て、「親への感謝の気持ちがわく」約7割

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1. 子どもは親の思い出話を聞きたい
親の歩んできた人生に興味がある人が約6割
一方で、親の若い頃について「話をする」のはその半分
思い出話がされていない

 はじめに、自分の親がどんな人生を歩んできたのか、親の若い頃の話への関心を尋ねたところ、 58.6%の人が、親がどんな人生を歩んできたか興味があると回答しました。(Q1参照)
 しかしその一方、親と親の若い頃の話をするという人は、30.7%にとどまり、子どもは親の思い出話を共有してほしいと思っているものの、親はあまり若い頃の思い出を話していないであろうことがうかがえます。(Q2参照)
 話の内容として最も興味があるのは、「学生時代の話」という結果になっています。(Q3参照) 若い頃、自分と同世代の人間として、親が何に悩み、何を考えていたのか、参考にしたいという気持ちがあるのかもしれません。


2. 両親の思い出の映像が、親子のコミュニケーションに好影響か
 親の青春時代の映像や写真を見たことがある人ほど、親と仲が良い傾向に
-見たことがある人は、見たことがない人に比べ「仲が良い」割合が20ポイント高い

 親の青春時代の映像や写真を見たことがあるという人は66.2%でした。そして、映像や写真を見たことがある人と、見たことがない人を比較したところ、親の青春時代の映像や写真を見たことがある人は、見たことがない人に比べ、親と仲が良い人が多いことがわかりました。(Q4参照)
 親の青春時代の映像・写真を見ていない人のうち、「親と仲が良い」と回答した人が父親:42.4%、母親56.7%であったのに対し、見た人のうち、「親と仲が良い」と回答した人は、父親:63.7%、母親77.3%と、20ポイント高い割合になっています。(Q5参照)
 さらに、親の青春時代の映像・写真を見た人の方が、「家事手伝いをよくするか」、「親孝行をしたいと思うか」という質問に対しても、映像・写真を見ていない人に比べて、高い結果となりました。(Q6、Q7参照)
青春時代の映像や写真を子どもに見せながら思い出を語る子育てが、親子間のコミュニケーションにプラスの影響をもたらしている可能性がうかがえます。


3. 思い出の「共有」が、親子の共感を生むことも
 親がどのような人生を歩んできたかを知っている人は、そうでない人より両親を尊敬している傾向に
 -「尊敬している」との回答が30ポイント高い結果に

 親がどのような人生を歩んできたか知っているかを聞いたところ、父親の人生については、53.7%の人が「知っている」、母親の人生については、60.2%の人が「知っている」と回答しました。(Q8参照)
 親の人生について、知っている人と知らない人の間で比較をしたところ、親がどのような人生を歩んできたかを知っている人ほど、親のことを尊敬しているという結果になりました。 (Q9参照)
 父親・母親ともに、親の人生を知っている人の方が、親を尊敬している割合が30ポイント高いという結果になっています。

※子どもが「かっこいい」「素敵」と思う、両親の若い頃のエピソード
自分の両親の若い頃のエピソードで、かっこいい、素敵と思ったことを教えてください。(n=600人、自由回答)

■功績や「武勇伝」
・高校時代、ハンドボールで全国大会に出場した。 (20代 男性)
・飛び級していて、地元で天才として有名であった。(20代 男性)
・母は歌がとても上手く、地域のカラオケ大会などで何度も優勝していた。(20代 女性)
・母は仕事ができる人で、短大卒にもかかわらず、大企業で責任のある役職にスカウトされた。  (20代 女性)
・父は努力家。飼い犬が病気になり、救けたくて獣医になったと聞いた時は感動し、尊敬した。  (20代 女性)
・お母さん。モデルさんみたいにきれいだしスタイルがよかった。(20代 女性)

■両親のなれそめ、プロポーズ
・お父さんとお母さんが付き合うまでのお父さんの猛アピールが素敵。(20代 女性)
・父が母に新婚旅行で花束を購入し、電車代がなくなったが、花を抱えて母に会いに行ったこと。  (20代 女性)
・二人でボウリング対決をして父が勝ちプロポーズをし、結婚をしたと言う話が良いなと思った。  (20代 男性)
・北海道へのツアー旅行で父が母をナンパしたことが出会いだったのだが、その旅行時の集合写真が、2人で写っているのに、まだ知り合いでないのがおかしくて面白い。(20代 女性)

■過去の恋愛事情
・父がよく合コンに参加していた。(20代 女性)
・父は若いころ結構遊んだらしい。(20代 男性)
・母がよくモテていたということ。(20代 女性)
・母の大恋愛について、歴史的事件に関わるような大物の御曹司と付き合っていたと聞いて尊敬した。 (20代 女性)


4. 子どもの思い出の映像も、親子のコミュニケーションに好影響か
 自分が生まれた時の映像・写真を見て、親への感謝の気持ちを抱く人が約7割

今回の調査で、55.5%の人が、自分が生まれた時や幼少期の映像をもっと見たいと感じていることがわかりました。(Q12参照)
 また、自分が生まれた時や幼少期の映像を見ることで、親への感謝の気持ちがわくと回答した人は、68.0%にものぼり、実際に、自分が生まれた時や幼少期の映像・写真を見た人ほど、親と仲が良いこともわかりました。(Q13、Q14参照)
 自分が生まれた時や幼少期の映像・写真を見て思い出を共有することも、親子のコミュニケーションにプラスの影響をもたらす可能性がうかがえます。


【調査対象と回収サンプル数】 15歳〜29歳 男女各300人 計600人   
【調査地域】 全国
【調査方法】 インターネット調査(調査会社の登録モニター活用)
【調査期間】 2013年8月28日(水)〜8月29日(木)

※本リリース内容の掲載にあたりましては、実施年(2013年)と 出典として
「NTTコミュニケーションズ調べ」という表記をお使い頂けますよう、お願い申し上げます。

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〜“思い出映像を話題に、親子間での思い出話”のススメ 〜

■親の青春時代の映像を見ることで、身近な存在として信頼することができるように

 子どもは、親の青春時代の映像を見ることで、「お父さんやお母さんだって、自分と同じような普通の子どもだったんだ!」と気付き、安心できます。親を、自分と変わらない身近な存在として、信頼することができるようになります。また、自分もいつかお父さんやお母さんのようになるのだということが、より具体的にイメージできるようになり、自分の人生に対する安心感や意欲がわいてくるでしょう。

■効果があるのは子どもだけではない
 効果が表れるのは子どもだけではありません。親自身、忘れかけていた幼少期や思春期の自分の映像を見ることで、「いつも子どもに偉そうなことをいっているけど、自分も子どものころは同じだったんだ」ということに気付きます。親としての上から目線ではなく、子どもと同じ目線に立って、子どもと会話をすることができるようになります。
 これにより、「上下」とか「支配」とか「管理」いう親子関係ではなく、対等でフランクな関係としての会話が可能になります。親子お互いに、親しみや慈しみの感情が、より素直に感じられるようになります。

 親の青春時代のころの映像を見ることで、親子の会話に、構造的変化が起こるのです。「最近、親子関係が硬直化しちゃっているなぁ」というご家庭には、親の青春時代の映像を見ることは、いっしょにテレビドラマや映画を観るよりもおすすめです。

おおた としまさ(育児・教育ジャーナリスト)
株式会社リクルートを経て独立。男性の育児・教育、子育て夫婦のパートナーシップ、無駄に叱らないしつけ方、中学受験をいい経験にする方法などについて、執筆・講演、新聞・雑誌へのコメント掲載、ラジオ出演など。All About公式「子育て」ガイドであり、心理カウンセラーの資格、中高の教員免許、小学校教員の経験もある。著書は『忙しいビジネスマンのための3分間育児』、『パパのトリセツ』、『ガミガミ母さん、ダメダメ父さんから抜け出す68の方法』、『中学受験という選択』など多数。

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<ご参考>
〜思い出の映像をデジタルで再生〜 思い出あんしん保管 for マイポケット(http://omoide.ntt.com/

本調査結果から、親の青春時代などの思い出の映像を子どもと一緒に見ると、親子の間で昔の思い出話を話題にした会話が生まれ、親子の絆が深まる傾向が出ています。ただ、思い出の映像をビデオテープに録画している場合、再生機が手元に無いと、ビデオテープを再生することができません。また、現在は視聴可能なビデオテープも月日が経つにつれ、カビの発生などによるテープの劣化やビデオデッキの故障などにより、再生できなくなることがあります。

■再生できなくなる前に、ビデオテープの映像をデジタルデータに変換

 再生できなくなる前に、ビデオテープをデジタルデータに変換し、DVDにしてお届けするサービスが「思い出あんしん保管 for マイポケット」 *1です。お届けしたDVDをDVDプレーヤーで再生することで、思い出の映像をTVでも視聴できます。また、デジタルデータの映像を自動解析して、2分程度に編集したダイジェスト版のショートムービー(MPEG4動画データ)を作成し、お客さまのマイポケット*2 に直接アップロードします。マイポケットのスマートフォン・タブレットアプリを利用することで、スマートフォンやタブレット端末でも映像を視聴できます。

*1:本サービスのご利用にはマイポケット*2 への加入が必要です。
*2:マイポケットとはWeb上でファイルを保管するパーソナルクラウドサービスです[月額利用料315円(税込)]。
  NTTコミュニケーションズのデータセンターで大切なデータをお預かりします。
  マイポケットの詳細はこちら http://cocoa.ntt.com/

■パソコンで再生可能なMPEG4動画データへの変換にも対応
 オプションとして、ビデオテープの映像をまるごとMPEG4動画データに変換するサービスを用意しています。これにより、パソコン上でも映像を再生することができます。また、動画データをマイポケットにアップロードすることで、思い出の映像をクラウド上で安全に保管できます。マイポケットのデータ保存容量は64GB(オプションで256GBに増量可能)と大容量のため、映像のようなファイルサイズの大きなデジタルデータを保存できます。

大切な思い出の映像を録画したビデオテープが再生できなくなる前に、デジタルデータに変換し、保存しておくことをおすすめします。
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