2013年の世界新車販売台数は8,430万台-グローバル新車市場トレンド
[14/01/24]
提供元:PRTIMES
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英LMC社、2013年世界自動車販売台数を発表
世界全体
・英調査会社LMC Automotiveが発表した2013年のグローバル・ライトビークル(乗用車・小型商用車を指す。中大型商用車を除く)市場は、中国市場の年 後半の急伸と他の市場の堅調な販売で、新記録となる8,430万台に達した。
・中国の12月の力強い販売、欧州の回復と北米の堅調な販売の全てが、新記録の販売に貢献した。驚異的な12月の季節調整済み年率換算8,830万台/年の販売は、2014年初めまで持続する可能性は低いが、LMC Automotiveは2014年全 体では持続的な成長をすると予測している。
北米
12月の米国市場は、季節調整済み年率換算が1,530万台/年とややスローダウンしたが、2013年通年では前年比で7.6%増の1,560万台に達した。2014年も基礎的なファンダメンタルズは良好なままであり、成長率はやや鈍化するが堅調な販売が期待される。
カナダのライトビークル販売は、12月の伸び率がやや低かったが、通年では新記録の174万台となって好調な北米の販売に貢献した。
欧州
12月の西欧ライトビークル市場は、季節調整済み年率換算の販売が過去2年間で最高となる1,360万台/年に達した。イギリスの需要が全体を押 し上げるとともに、オランダの増税を前にした一時的な駆け込み需要も寄与した。LMC Automotiveは、2014年の初めは市場が若干低調になるものの、市場はゆっくりと回復し小幅ではあるが販売台数は増加すると予測している。
中欧と東欧の市場は、12月は安定したままであった。ロシアの12月販売は顕著に改善し、季節調整済み年率換算販売で300万台/年に達した。
中国
速報値によれば、2013年の中国市場は好調なままに終わり、12月は季節調整済み年率換算の販売が新記録の2,480万台/年となった。2013年通年では、ライトビークル販売は前年比14%増の2,190万台に達した。伸び率も2012年の7%弱から加速している。
消費者は、悪化する大気汚染と交通渋滞を抑制するために、自動車販売規制を導入する主要都市が増加しており、駆け込み需要が引き続き発生している。これは需要を先取りしていることになるが、2014年も内陸地域の需要拡大で中国市場は好調な販売が続くと予想される。
アジア(中国以外)
日本では、2014年4月からの消費税増税を前にして、駆け込み需要が引き続き発生しており、12月の季節調整済み年率換算販売は過去20カ月で最高の590万台/年まで増加した。自動車への増税影響を小さくするために、政府は自動車取得税の軽減を検討し始めている。
韓国市場は、2013年を低調な販売で終えた。12月の季節調整済み年率換算の販売は145万台/年と精彩を欠いたものであった。2013年通年のライトビークル販売は2年連続で小幅なマイナスとなった。
南米
ブラジル市場は、12月季節調整済み年率換算で350万台/年の販売となり、2013年を弱含みの販売で終了した。2013年通年では、ライト ビークル販売は前年比1.7%減となり、少なくとも過去10年間で初めてマイナスとなった。2014年の販売見通しは、高いインフレと高金利が販売を抑制 し続けるため、あまり期待できない。
変動の激しいことで悪名高いアルゼンチン市場では驚くようなことが引き続き起こる。11月に急落した後、12月の季節調整済み年率換算の販売は歴 史的に見ても高い110万台/年へと急上昇した。しかしながら、蔓延するインフレと金融危機のリスクが高まるなかで、このように高いレベルの販売を続ける のは難しいだろう。
【より詳しい情報はこちら】
http://www.marklines.com/ja/forecast/#lv_rep
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【LMC Automotive Ltd.について】
LMC Automotiveは、JD Power社の自動車予測部門を前身とし、自動車、パワートレイン分
野の生産・販売予測サービスを専門的に提供する調査・コンサルティング会社。英国オックスフォードに本社を置き、自動車メーカー、部品メーカーを中心に金融機関、政府機関含め、世界の500を超える顧客に幅広く予測サービスを提供している。海外拠点はデトロイト、上海、バンコク、フランクフルト、パリ。自動車台数予測に加え、個別の調査・コンサルタント業務も提供している。
【マークラインズ株式会社について】
自動車産業ポータルhttp://www.marklines.comを運営し、会員企業向けに台数等各種統計のほか、全世界4万社におよぶ部品サプライヤーのデータベースとその詳細なレポート、モデルチェンジ計画を含む製品動向、環境規制・法規制動向、人事情報、業界関連ニュースなどを有料で提供している。現在、日本語・英語・中国語の3言語にてサイトを展開しており、日本内外の1500社が利用し、サイトを閲覧している会員は12万人におよぶ。
【お問い合わせ先】
マークラインズ株式会社 調査部 石井 中野
Tel: 03-5785-1385
Email: LMC@marklines.com
世界全体
・英調査会社LMC Automotiveが発表した2013年のグローバル・ライトビークル(乗用車・小型商用車を指す。中大型商用車を除く)市場は、中国市場の年 後半の急伸と他の市場の堅調な販売で、新記録となる8,430万台に達した。
・中国の12月の力強い販売、欧州の回復と北米の堅調な販売の全てが、新記録の販売に貢献した。驚異的な12月の季節調整済み年率換算8,830万台/年の販売は、2014年初めまで持続する可能性は低いが、LMC Automotiveは2014年全 体では持続的な成長をすると予測している。
北米
12月の米国市場は、季節調整済み年率換算が1,530万台/年とややスローダウンしたが、2013年通年では前年比で7.6%増の1,560万台に達した。2014年も基礎的なファンダメンタルズは良好なままであり、成長率はやや鈍化するが堅調な販売が期待される。
カナダのライトビークル販売は、12月の伸び率がやや低かったが、通年では新記録の174万台となって好調な北米の販売に貢献した。
欧州
12月の西欧ライトビークル市場は、季節調整済み年率換算の販売が過去2年間で最高となる1,360万台/年に達した。イギリスの需要が全体を押 し上げるとともに、オランダの増税を前にした一時的な駆け込み需要も寄与した。LMC Automotiveは、2014年の初めは市場が若干低調になるものの、市場はゆっくりと回復し小幅ではあるが販売台数は増加すると予測している。
中欧と東欧の市場は、12月は安定したままであった。ロシアの12月販売は顕著に改善し、季節調整済み年率換算販売で300万台/年に達した。
中国
速報値によれば、2013年の中国市場は好調なままに終わり、12月は季節調整済み年率換算の販売が新記録の2,480万台/年となった。2013年通年では、ライトビークル販売は前年比14%増の2,190万台に達した。伸び率も2012年の7%弱から加速している。
消費者は、悪化する大気汚染と交通渋滞を抑制するために、自動車販売規制を導入する主要都市が増加しており、駆け込み需要が引き続き発生している。これは需要を先取りしていることになるが、2014年も内陸地域の需要拡大で中国市場は好調な販売が続くと予想される。
アジア(中国以外)
日本では、2014年4月からの消費税増税を前にして、駆け込み需要が引き続き発生しており、12月の季節調整済み年率換算販売は過去20カ月で最高の590万台/年まで増加した。自動車への増税影響を小さくするために、政府は自動車取得税の軽減を検討し始めている。
韓国市場は、2013年を低調な販売で終えた。12月の季節調整済み年率換算の販売は145万台/年と精彩を欠いたものであった。2013年通年のライトビークル販売は2年連続で小幅なマイナスとなった。
南米
ブラジル市場は、12月季節調整済み年率換算で350万台/年の販売となり、2013年を弱含みの販売で終了した。2013年通年では、ライト ビークル販売は前年比1.7%減となり、少なくとも過去10年間で初めてマイナスとなった。2014年の販売見通しは、高いインフレと高金利が販売を抑制 し続けるため、あまり期待できない。
変動の激しいことで悪名高いアルゼンチン市場では驚くようなことが引き続き起こる。11月に急落した後、12月の季節調整済み年率換算の販売は歴 史的に見ても高い110万台/年へと急上昇した。しかしながら、蔓延するインフレと金融危機のリスクが高まるなかで、このように高いレベルの販売を続ける のは難しいだろう。
【より詳しい情報はこちら】
http://www.marklines.com/ja/forecast/#lv_rep
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【LMC Automotive Ltd.について】
LMC Automotiveは、JD Power社の自動車予測部門を前身とし、自動車、パワートレイン分
野の生産・販売予測サービスを専門的に提供する調査・コンサルティング会社。英国オックスフォードに本社を置き、自動車メーカー、部品メーカーを中心に金融機関、政府機関含め、世界の500を超える顧客に幅広く予測サービスを提供している。海外拠点はデトロイト、上海、バンコク、フランクフルト、パリ。自動車台数予測に加え、個別の調査・コンサルタント業務も提供している。
【マークラインズ株式会社について】
自動車産業ポータルhttp://www.marklines.comを運営し、会員企業向けに台数等各種統計のほか、全世界4万社におよぶ部品サプライヤーのデータベースとその詳細なレポート、モデルチェンジ計画を含む製品動向、環境規制・法規制動向、人事情報、業界関連ニュースなどを有料で提供している。現在、日本語・英語・中国語の3言語にてサイトを展開しており、日本内外の1500社が利用し、サイトを閲覧している会員は12万人におよぶ。
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マークラインズ株式会社 調査部 石井 中野
Tel: 03-5785-1385
Email: LMC@marklines.com