グローバルブルーTFS、世界における旅行者の免税品消費動向を発表
[14/02/13]
提供元:PRTIMES
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2013 年のインバウンドは、中国人旅行者が引き続き堅調に推移。規制緩和で今後もアジア諸国旅行者の免税品購入の増加が期待される。日本人海外旅行者による免税品消費総額は為替の影響で、前年同期比で33%減
世界におけるタックスフリーショッピングサービスの大手、グローバルブルーの子会社であるグローバルブルー ティエフエス ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役兼社長:清水 克俊、以下:グローバルブルーTFS)は、2013年の旅行者による免税品消費動向を発表しました。これは、世界中で毎日10万人以上の旅行者が利用する同社のタックスフリーショッピングサービスを介して得たデータから国籍別に集計したものです。なお本調査は、グローバルブルーのタックスフリーショッピングサービスが日本で提供を開始した2012年4月から2013年12月の情報に基づいています。
《日本国内》
訪日外国人旅行者のトップ5の国籍はすべてアジア。消費総額が2倍以上増加したが1取引ベースの平均消費額は減少
訪日外国人旅行者の国籍別免税品消費総額は、上位5カ国すべてアジア近隣諸国の旅行者によるものという結果になりました。免税品を購入した旅行者の約4割が中国人(42%)で、台湾(13%)、タイ(8%)、香港(7%)、韓国(7%)が続きました。特にタイにおいては、2013年の法改正によるビザ緩和、LCCの増便から日本への旅行がより身近になったため、消費総額が前年比の2.6倍となり、中国を上回る増加率を記録しました。
日本は、アジア諸国の経済発展と、円安、免税品目の拡大、旅行ビザの緩和で、更なる訪日外国人旅行者の消費の増加が期待される
2012年から2013年にかけて、中国、タイ、台湾、香港、韓国に加え、シンガポール、インドネシア、マレーシアからの訪日旅行者数は増加し、特にシンガポールとインドネシアからの旅行者は中国人旅行者と比較しても一人あたりの消費額は同等にせまる勢いで、購買意欲が高いことがわかりました。しかしながら、訪日外国人の免税品の平均購入額は、前年同期比で10%ほど減少し、この傾向は主要5カ国すべてで見られました。2012年と比べ、2013年の各国の1取引あたりの平均購入額は減少傾向にあり、中国は122,265円から107,241円に、タイは、115,298 円から101,730円に、台湾は、88,159円から 67,222円に、香港は、78,007円から 76,598円に、そして韓国は76,790円から 72,487円に減少しています。
また、2012年から2013年にかけてタックスフリーショッピングサービスを開始した小売店は一桁代から二桁代に大きく伸び、訪日外国人旅行者にとって日本で買い物をすることがこれまで以上に容易になったことから、前年期比で、約4倍の免税品が購入されている結果となりました。
このように、訪日外国人旅行者の購買意欲は増す傾向にあります。国籍ベースの免税品の取引件数も順調に伸びていることから、今後アジアの経済成長や免税対象品目の拡大に加え円安によって、旅行者はこれまで以上の金額を旅行中に消費することが可能となり、日本は訪日外国人旅行者にとってより魅力的な旅行先となる見通しです。
《世界》
2013年における免税品消費総額の4分の1は中国人旅行者が占める結果となった。海外旅行が可能な中国人中間所得者の増加によって引き続き成長が期待される
2013年(4月〜12月)の主要6カ国における免税品購入額に占める割合は、1位中国28%、2位ロシア16%、3位米国、インドネシアが4%、次いでタイ、日本が3%、それ以下の国々で42%という結果になりました。中国人旅行者による免税の消費額シェアは過去5年間トップで推移しています。今後も中国人海外旅行者数が2012年の8,200万人から大きく伸び、2020年までに2億人*に上ると見通されていること、そして2016年までに1億人以上もの所帯が中間所得者層となり、海外旅行が可能な家庭が増えること、さらに文化的にも買い物が重要視され、他国の旅行者より3倍買い物をしていることから**、重要なポジションを維持することが予想されます。
免税品取引件数においてはロシアが中国を上回り、世界中の免税取引の22%を占めています。しかし、中国人旅行者の取引件数もロシアに次いで多く、全体の17%を占め、前年同期比で件数の推移をみると、ロシアが14%なのに対して、中国が29%と大きく伸びており、依然として中国人旅行者の消費が増え続けていることが伺えます。
出典:* 中国国家観光局
** グローバルブルー
世界で最も旅行者が訪れる国はフランス。2位はイタリア
海外旅行者の買い物先は、1位フランス、2位イタリア、3位英国、4位シンガポール、5位ドイツで、世界で旅行する人の72%がこれらの国々へ訪問し、買い物をしています。日本人海外旅行者においては、フランス、イタリア、シンガポールの3カ国の中で、1取引あたりの消費額が多い上位5国籍でランキングされているものの、前年同期で比較すると平均約30%消費額が減る結果となりました。これは、円安や景気回復の遅れから旅行者の買い物が減ったことが要因と考えられています。
グローバルブルーについて
グローバルブルーは、世界の外国人旅行者のショッピングや消費動向に関するエキスパートとして、小売店と旅行者に対してより利便性が高く、有益なサービスを提供しています。30 年前にタックスフリーショッピングを開始し、現在は旅行者が諸外国でスマートに買い物ができるよう、また、旅先での購買力が高くなる外国人旅行者市場において、小売店や金融機関にとっても収益を上げるための幅広いサービスを提供しています。現在、43カ国の主要都市において、百貨店やブランドショップ、ホテルを含む約27 万の店舗と提携し、毎日10万人の旅行者が同社のサービスを利用しています。グローバルブルーは、世界のショッピング、消費動向においてリーダーとなることを目指し、事業を推進しています。本社所在地はスイス、ジュネーブ近郊のエザンです。グローバルブルーに関する詳細な情報はbusiness.globalblue.com をご参照ください。
グローバル ブルー ティエフエス ジャパンについて
グローバルブルー ティエフエス ジャパンは、グローバルブルーとNTTデータとの合弁によって2013年9月に設立されました。現在、タックスフリーショッピングサービスを通して小売店が行う免税手続きのBPO/ITO サービス、外国人旅行者誘致のためのマーケティングサービス、旅行者利用状況等の市場調査および当該サービスに関連するコンサルティングサービスを提供しています。
世界におけるタックスフリーショッピングサービスの大手、グローバルブルーの子会社であるグローバルブルー ティエフエス ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役兼社長:清水 克俊、以下:グローバルブルーTFS)は、2013年の旅行者による免税品消費動向を発表しました。これは、世界中で毎日10万人以上の旅行者が利用する同社のタックスフリーショッピングサービスを介して得たデータから国籍別に集計したものです。なお本調査は、グローバルブルーのタックスフリーショッピングサービスが日本で提供を開始した2012年4月から2013年12月の情報に基づいています。
《日本国内》
訪日外国人旅行者のトップ5の国籍はすべてアジア。消費総額が2倍以上増加したが1取引ベースの平均消費額は減少
訪日外国人旅行者の国籍別免税品消費総額は、上位5カ国すべてアジア近隣諸国の旅行者によるものという結果になりました。免税品を購入した旅行者の約4割が中国人(42%)で、台湾(13%)、タイ(8%)、香港(7%)、韓国(7%)が続きました。特にタイにおいては、2013年の法改正によるビザ緩和、LCCの増便から日本への旅行がより身近になったため、消費総額が前年比の2.6倍となり、中国を上回る増加率を記録しました。
日本は、アジア諸国の経済発展と、円安、免税品目の拡大、旅行ビザの緩和で、更なる訪日外国人旅行者の消費の増加が期待される
2012年から2013年にかけて、中国、タイ、台湾、香港、韓国に加え、シンガポール、インドネシア、マレーシアからの訪日旅行者数は増加し、特にシンガポールとインドネシアからの旅行者は中国人旅行者と比較しても一人あたりの消費額は同等にせまる勢いで、購買意欲が高いことがわかりました。しかしながら、訪日外国人の免税品の平均購入額は、前年同期比で10%ほど減少し、この傾向は主要5カ国すべてで見られました。2012年と比べ、2013年の各国の1取引あたりの平均購入額は減少傾向にあり、中国は122,265円から107,241円に、タイは、115,298 円から101,730円に、台湾は、88,159円から 67,222円に、香港は、78,007円から 76,598円に、そして韓国は76,790円から 72,487円に減少しています。
また、2012年から2013年にかけてタックスフリーショッピングサービスを開始した小売店は一桁代から二桁代に大きく伸び、訪日外国人旅行者にとって日本で買い物をすることがこれまで以上に容易になったことから、前年期比で、約4倍の免税品が購入されている結果となりました。
このように、訪日外国人旅行者の購買意欲は増す傾向にあります。国籍ベースの免税品の取引件数も順調に伸びていることから、今後アジアの経済成長や免税対象品目の拡大に加え円安によって、旅行者はこれまで以上の金額を旅行中に消費することが可能となり、日本は訪日外国人旅行者にとってより魅力的な旅行先となる見通しです。
《世界》
2013年における免税品消費総額の4分の1は中国人旅行者が占める結果となった。海外旅行が可能な中国人中間所得者の増加によって引き続き成長が期待される
2013年(4月〜12月)の主要6カ国における免税品購入額に占める割合は、1位中国28%、2位ロシア16%、3位米国、インドネシアが4%、次いでタイ、日本が3%、それ以下の国々で42%という結果になりました。中国人旅行者による免税の消費額シェアは過去5年間トップで推移しています。今後も中国人海外旅行者数が2012年の8,200万人から大きく伸び、2020年までに2億人*に上ると見通されていること、そして2016年までに1億人以上もの所帯が中間所得者層となり、海外旅行が可能な家庭が増えること、さらに文化的にも買い物が重要視され、他国の旅行者より3倍買い物をしていることから**、重要なポジションを維持することが予想されます。
免税品取引件数においてはロシアが中国を上回り、世界中の免税取引の22%を占めています。しかし、中国人旅行者の取引件数もロシアに次いで多く、全体の17%を占め、前年同期比で件数の推移をみると、ロシアが14%なのに対して、中国が29%と大きく伸びており、依然として中国人旅行者の消費が増え続けていることが伺えます。
出典:* 中国国家観光局
** グローバルブルー
世界で最も旅行者が訪れる国はフランス。2位はイタリア
海外旅行者の買い物先は、1位フランス、2位イタリア、3位英国、4位シンガポール、5位ドイツで、世界で旅行する人の72%がこれらの国々へ訪問し、買い物をしています。日本人海外旅行者においては、フランス、イタリア、シンガポールの3カ国の中で、1取引あたりの消費額が多い上位5国籍でランキングされているものの、前年同期で比較すると平均約30%消費額が減る結果となりました。これは、円安や景気回復の遅れから旅行者の買い物が減ったことが要因と考えられています。
グローバルブルーについて
グローバルブルーは、世界の外国人旅行者のショッピングや消費動向に関するエキスパートとして、小売店と旅行者に対してより利便性が高く、有益なサービスを提供しています。30 年前にタックスフリーショッピングを開始し、現在は旅行者が諸外国でスマートに買い物ができるよう、また、旅先での購買力が高くなる外国人旅行者市場において、小売店や金融機関にとっても収益を上げるための幅広いサービスを提供しています。現在、43カ国の主要都市において、百貨店やブランドショップ、ホテルを含む約27 万の店舗と提携し、毎日10万人の旅行者が同社のサービスを利用しています。グローバルブルーは、世界のショッピング、消費動向においてリーダーとなることを目指し、事業を推進しています。本社所在地はスイス、ジュネーブ近郊のエザンです。グローバルブルーに関する詳細な情報はbusiness.globalblue.com をご参照ください。
グローバル ブルー ティエフエス ジャパンについて
グローバルブルー ティエフエス ジャパンは、グローバルブルーとNTTデータとの合弁によって2013年9月に設立されました。現在、タックスフリーショッピングサービスを通して小売店が行う免税手続きのBPO/ITO サービス、外国人旅行者誘致のためのマーケティングサービス、旅行者利用状況等の市場調査および当該サービスに関連するコンサルティングサービスを提供しています。