【夫婦の出産意識調査 2014】ー 少子化対策の鍵となる「夫婦の想い」、2961名へ調査 -
[14/06/05]
提供元:PRTIMES
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既婚者の76.7%が「子ども2人以上が理想」 一方、「『2人目の壁』が存在する」と思う人も7割超(70.8%)
■ 『2人目の壁』解消のためには、
「経済的なサポート」「仕事面でのサポート」「ワークライフバランスの改善」がポイント
■ 第二子出産の意向がある夫婦では、86.4%が「今すぐ〜2年以内に欲しい」と思っている
■ 「子育てしやすい」と住民に評価が高いのは、【1位】富山県、【2位】福岡県、【3位】鳥取県
タマホーム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:玉木康裕)が、2013年に立ち上げた
「1 more Baby応援団」※は、このたび、「夫婦の出産意識調査2014」を実施、その速報がまとまりましたのでご報告いたします。昨年6月に発表した「夫婦の出産意識調査」に続き、2回目の調査となります。
※「1 more Baby応援団」とは、タマホーム株式会社が2013年10月に立ち上げた運動体で、日本の少子化問題を捉え、「もうひとりほしい」という家族の想いを応援する機運を、社会全体に広げていくことを目指しています。
調査の結果、「あなたは何人の子どもを持ちたいと思いますか(理想の子ども人数)」という質問に対し、約半数の47.0%が「2人」と回答。続いて「3人」(26.8%)となり、「2人以上」と答えた人は全体で76.7%となりました。
また、第二子以降の出産をためらう『2人目の壁』が存在すると思うと答えたのは70.8%となりました。
『2人目の壁』を解消するために必要だと思うことをたずねたところ、 「出産・育児費用、教育関連費用における経済的なサポート(86.2%)」、「休職・復職の行いやすさなど仕事面でのサポート(49.6%)」、「自分や配偶者のワークライフバランスの改善(長時間労働の短縮など)(48.1%)」などが挙がりました。一方で、今後出産意向のある夫婦にそのタイミングを尋ねたところ、現在子どもを1人持つ人の86.4%が、第二子を「今すぐ〜2年後までに欲しい」と答えるなど、夫婦の本音は、2人目以降に前向きであることが分かりました。
1 more Baby応援団では、今後も、調査など様々な研究活動と、提言活動を行って参ります。
【調査委結果/サマリー】
昨年の調査で「1 more Baby応援団」が着目した少子化の一因、『2人目の壁』。
今年の調査では、「子どもは2人以上が理想」と答える既婚者が76.7%、第二子を「今すぐ〜2年以内に欲しい」と望む出産意向層が86.4%になるなど子どもを2人以上持つことに前向きな数値も見られました。
一方で、『2人目の壁』の存在を感じる人も多く(『2人目の壁』実感は70.8%)、その主な要因は 「経済的な理由」(88.5%)でした。
『2人目の壁』 解消に向けて望むこととして、「出産・育児費用、教育関連費用における経済的なサポート(86.2%)」、「休職・復職の行いやすさなど仕事面でのサポート(49.6%)」、「自分や配偶者のワークライフバランスの改善(長時間労働の短縮など)(48.1%)」 が多く挙がりました。子育て費用を軽減してくれる制度上のサポートに加え、自分や家族が働き続けられる環境づくりが、『2人目の壁』解消のポイントになりそうです。
また、「2人もしくはそれ以上の子どもが欲しい」 と回答した既婚者に理由をたずねたところ、「子ども同士で遊べるから(89.2%)」「子ども同士で成長するから(70.6%)」「子どもが将来支え合えるから(69.3%)」などが挙がり、経済的な課題は感じつつも、子どもの将来を見据えた選択をしたいという想いがうかがえます。 2人目以降の子どもを出産した人が出産を決意したきっかけとして最も多かったのも、 「上の子を考えて(上の子が弟/妹をほしがった等)(45.4%)」 というものでした。
なお、今年新たに「現在住んでいる都道府県は子育てがしやすいと思うかどうか」を全国47都道府県の回答者にたずねています。その結果、[1位]富山県、[2位]福岡県、[3位]鳥取県となりました。自分の居住地を支持する理由には、育児環境の充実や利便性といったインフラ・制度面もさることながら、豊かな自然や温かい人柄といった、その土地の風土に関する理由も多く挙がりました。
『2人目の壁』とは、「必要となる生活費や教育費に関連した家計の見通しや、仕事等の環境、年齢等を考慮し、第二子以後の出産をためらうこと」と定義し、その実感を調査しています。
既婚男女の多くは「子どもを2人以上欲しい」
(1)理想の人数、最多は「2人」(47.0%)、次いで「3人」(26.8%)。
実際の出産予定とは別に、「持ちたい理想の人数」を尋ねました。
全体(以下、最大のN数は2961名)のうち、76.7%の方が「2人以上を理想としている」ことがわかりました。
(2)多くの既婚者が、“もうひとり”を希望する傾向も。
以下は(1)の回答を,調査対象者が「現在持つ子どもの人数」別に整理し、
かつ「現在いる子どもの数よりも、1人以上多い人数を“理想”と回答した」方の割合として並べたものです。「現在子ども1人」がいる既婚者のうち65.2%が「2人以上を理想」とし、「現在子ども2人」のうち37.5%が「3人以上を理想」と回答しました。“もうひとり欲しい”と望む方が多くあることがわかりました。
「2人以上欲しい」 「いますぐ欲しい」 しかし現実は…
(3)今後第二子の出産を考えている方、そのタイミングは 「2年以内」。
「実際に今後出産の意向・予定がある」という既婚者は、調査対象全体の53.8%(1593名)で、そのうち現在子どもを1人持つ人の86.4%が「今すぐ〜2年後」という回答でした。
(4)いまだ存在する「2人目の壁」。約7割が「存在する」と回答。
1 more Baby応援団では、昨年調査を通じて、「2人目の壁」の存在を明らかにしました。 「2人目の壁」とは、「生活費や教育費に関連した家計の見通しや、仕事等の環境、年齢等を考慮し、第二子以降の出産をためらうこと」と定義しています。
今年も、この「2人目の壁」の考え方について説明したうえで、「2人目の壁は存在すると思うか」について質問したところ、「2人目の壁」について存在すると思う方は、全体の70.8%となりました。
前述の通り多くの方は出産に前向きですが、そこにハードルがあると感じてもいるようです。
(5)「2人目の壁」、原因は「経済的な理由」が最多(88.5%)
「2人目の壁」を感じる理由を尋ねた結果、最も多かったのは「経済的な理由」で、9割近い88.5%となりました。それ以外には、「年齢的な理由」(46.6%)「第一子の子育てで手いっぱい」(42.7%)が続きます。
一方で、「2人目の壁」を解消するために有効だという回答項目も、「経済的なサポート」(86.2%)が最多でした。また、ママの就業別にみると、フルタイムママは、「経済的理由:84.8%」に続いて「休職・復職のしやすさ:73.9%」「ワークライフバランス:58.3%」となるのに対し、専業主婦ママの場合は「経済的理由:87.2%」に続いて「保育施設の充実:49.0%」「育児ストレスなどの対応するコミュニティ:48.8%」 となり、ママの就業状況によって、課題も違うようです。
それでも「2人目」を産む、理由ときっかけは…。
(6)欲しいと思う理由」も、「出産のきっかけ」も、“子どものため(第一子のため)”が多数。
「子ども同士で遊べるようになる」(89.2%)、「子ども同士で成長する」(70.6%)。
先のとおり、「2人目」を躊躇する理由は「経済」や「年齢」「第一子の子育てで手一杯」などでしたが、「2人目が欲しい」理由の多くは「子どものため」。また、実際に第二子以降を産んだ方の「きっかけ」最多も、第一子の影響でした。お金よりも子どもへの想いが、壁を乗り越える原動力となるようです。
Q:あなたが、2人もしくはそれ以上の子どもが欲しいと思う理由をお答えください。(n=2272)
1位:子ども同士(兄弟姉妹)で遊べるようになるから|(89.2%)
2位:家族は多いほうがにぎやかで楽しいから|(75.7%)
3位:子ども同士(兄弟姉妹)で成長するから|(70.6%)
4位:子どもが将来支え合えるから|(69.3%)
5位:子どもに思いやりや協調性が生まれるから|(68.8%)
※「2人もしくはそれ以上の子どもを欲しい」と答えた方限定 n=2272、MA回答
関連トピックス: 子どもが多い家庭と幸福度
(7)「2人以上の出産」について、満足している家庭は98.2%。
家庭の幸福感を自己評価、「子ども2人」 「子ども3人以上」で点数が高め。
ためらいはありつつも、第一子のためや家庭のために「欲しい」という声が多い「2人目以降の子ども」。では、実際に第二子以上を持つ方は、いまの状態をどのように捉えているのでしょうか。
第二子以上を持つ既婚者(n=1185)に「出産したことについて満足しているか」を尋ねた質問では、実に
98.2%の方が「とても/やや 満足している」と回答。
また、「家庭の幸福感」について100点満点で自己評価したところ、子どもが2人以上いる家庭でやや高い傾向が見られました。
Q:ご家庭(ご夫婦及びお子様)の日々の幸福感を、100点満点の点数にすると、何点に該当しますか。主観的で構いませんので、お答え下さい(100点に近いほど幸福)。(n=2961)
該当人数 平均点
子どもはいない 695名 79.7点
子ども1人 1080名 76.5点
子ども2人 1001名 81.5点
子ども3人以上 184名 81.4点
関連トピックス: 子育ての環境について
(8)「子育てがしやすい」と思える理由、第1位は「自然の遊び場が多いこと」。
現居住者が“子育てしやすい”と実感している都道府県、第1位は「富山県」。
現在お住まいの居住地を例に、子を持つ方が思う「子育てがしやすさ」をどこに感じるかを尋ねたところ、最も回答を集めたのは「公園など自然の遊び場」、続いて「ショッピング施設が近くにある」「住民が優しい」となりました。また、住民から「子育てしやすい」という意見が多かったのは「富山県」「福岡県」「鳥取県」の順でした。
Q:お住まいの都道府県が「子育てしやすい」と答えた理由は…。(n=2221)
1位:公園など自然の遊び場が多い|(63.9%)
2位:大型のショッピング施設が近くにある|(40.3%)
3位:住民が優しい、あたたかいと感じる|(38.1%)
4位:幼稚園・保育園や、託児所などが多い|(34.7%)
5位:公共施設が多く利用しやすい|(33.6%)
※「自分の住む都道府県は子育てがしやすい」と答えた方限定 n=2221、MA回答
※「現在お住いの都道府県は、子育てがしやすいと思いますか」という問いへの回答から得た、住者による県別評価ランキング(n=2961)
◇:算出方法=全2961名へ、「現在お住まいの県は子育てがしやすいと思いますか? ご自身の経験、イメージや周囲の人の経験を踏まえて、お答え下さい。」と質問。SAにて、「子育てはしやすい」「どちらかと言えばしやすい」と答えた方の割合で順位。
1位 富山県 91.5%
2位 福岡県 91.1%
3位 鳥取県 91.0%
4位 鹿児島県 88.6%
5位 沖縄県 86.7%
今調査の調査条件について
<調査概要>
調査対象者】 N=2961 【調査期間】 2014年5月24日(土)〜26日(月)
■対象者条件 : 結婚14年以下の既婚者l性別 : 男女
l年齢 : 女性20-39歳、男性20-49歳(男性は妻が39歳以下)
l割付条件1. : 全国各都道府県均一回収 (各県63名)
l割付条件2. : 既婚子なし/既婚子1人/既婚子2人以上 それぞれを均一回収⇒ 47(都道府県数)×3(子ども条件)=141セルのそれぞれを21名ずつ、計2961名回収
回収後、1. 全既婚者における各都道府県の構成比、2. 既婚者の子ども人数の構成比をH22年度国勢調査より算出しウェイトバックをかけた。本リリースで用いているのは、ウェイトバック後のスコアである。
■調査方法 : インターネット
調査主体について
「1 more Baby応援団」は、日本から少子化問題をなくしたいという想いのもと、タマホーム株式会社が社会貢献として取り組んでいる活動で、2013年に発足しました。「もうひとり、こどもが欲しい」という家族の想いを応援する機運を、社会全体に広げていくことを目指しています。
「 1 more Baby応援団」ポータルサイトと公式Facebookページでは、出産に関するママ・パパの意識を把握するための調査結果や、タマホームが考える子育てしやすい家づくりについての情報等を発信しています。
*「1 more Baby応援団」ポータルサイト (http://1morebaby.jp)
■ 『2人目の壁』解消のためには、
「経済的なサポート」「仕事面でのサポート」「ワークライフバランスの改善」がポイント
■ 第二子出産の意向がある夫婦では、86.4%が「今すぐ〜2年以内に欲しい」と思っている
■ 「子育てしやすい」と住民に評価が高いのは、【1位】富山県、【2位】福岡県、【3位】鳥取県
タマホーム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:玉木康裕)が、2013年に立ち上げた
「1 more Baby応援団」※は、このたび、「夫婦の出産意識調査2014」を実施、その速報がまとまりましたのでご報告いたします。昨年6月に発表した「夫婦の出産意識調査」に続き、2回目の調査となります。
※「1 more Baby応援団」とは、タマホーム株式会社が2013年10月に立ち上げた運動体で、日本の少子化問題を捉え、「もうひとりほしい」という家族の想いを応援する機運を、社会全体に広げていくことを目指しています。
調査の結果、「あなたは何人の子どもを持ちたいと思いますか(理想の子ども人数)」という質問に対し、約半数の47.0%が「2人」と回答。続いて「3人」(26.8%)となり、「2人以上」と答えた人は全体で76.7%となりました。
また、第二子以降の出産をためらう『2人目の壁』が存在すると思うと答えたのは70.8%となりました。
『2人目の壁』を解消するために必要だと思うことをたずねたところ、 「出産・育児費用、教育関連費用における経済的なサポート(86.2%)」、「休職・復職の行いやすさなど仕事面でのサポート(49.6%)」、「自分や配偶者のワークライフバランスの改善(長時間労働の短縮など)(48.1%)」などが挙がりました。一方で、今後出産意向のある夫婦にそのタイミングを尋ねたところ、現在子どもを1人持つ人の86.4%が、第二子を「今すぐ〜2年後までに欲しい」と答えるなど、夫婦の本音は、2人目以降に前向きであることが分かりました。
1 more Baby応援団では、今後も、調査など様々な研究活動と、提言活動を行って参ります。
【調査委結果/サマリー】
昨年の調査で「1 more Baby応援団」が着目した少子化の一因、『2人目の壁』。
今年の調査では、「子どもは2人以上が理想」と答える既婚者が76.7%、第二子を「今すぐ〜2年以内に欲しい」と望む出産意向層が86.4%になるなど子どもを2人以上持つことに前向きな数値も見られました。
一方で、『2人目の壁』の存在を感じる人も多く(『2人目の壁』実感は70.8%)、その主な要因は 「経済的な理由」(88.5%)でした。
『2人目の壁』 解消に向けて望むこととして、「出産・育児費用、教育関連費用における経済的なサポート(86.2%)」、「休職・復職の行いやすさなど仕事面でのサポート(49.6%)」、「自分や配偶者のワークライフバランスの改善(長時間労働の短縮など)(48.1%)」 が多く挙がりました。子育て費用を軽減してくれる制度上のサポートに加え、自分や家族が働き続けられる環境づくりが、『2人目の壁』解消のポイントになりそうです。
また、「2人もしくはそれ以上の子どもが欲しい」 と回答した既婚者に理由をたずねたところ、「子ども同士で遊べるから(89.2%)」「子ども同士で成長するから(70.6%)」「子どもが将来支え合えるから(69.3%)」などが挙がり、経済的な課題は感じつつも、子どもの将来を見据えた選択をしたいという想いがうかがえます。 2人目以降の子どもを出産した人が出産を決意したきっかけとして最も多かったのも、 「上の子を考えて(上の子が弟/妹をほしがった等)(45.4%)」 というものでした。
なお、今年新たに「現在住んでいる都道府県は子育てがしやすいと思うかどうか」を全国47都道府県の回答者にたずねています。その結果、[1位]富山県、[2位]福岡県、[3位]鳥取県となりました。自分の居住地を支持する理由には、育児環境の充実や利便性といったインフラ・制度面もさることながら、豊かな自然や温かい人柄といった、その土地の風土に関する理由も多く挙がりました。
『2人目の壁』とは、「必要となる生活費や教育費に関連した家計の見通しや、仕事等の環境、年齢等を考慮し、第二子以後の出産をためらうこと」と定義し、その実感を調査しています。
既婚男女の多くは「子どもを2人以上欲しい」
(1)理想の人数、最多は「2人」(47.0%)、次いで「3人」(26.8%)。
実際の出産予定とは別に、「持ちたい理想の人数」を尋ねました。
全体(以下、最大のN数は2961名)のうち、76.7%の方が「2人以上を理想としている」ことがわかりました。
(2)多くの既婚者が、“もうひとり”を希望する傾向も。
以下は(1)の回答を,調査対象者が「現在持つ子どもの人数」別に整理し、
かつ「現在いる子どもの数よりも、1人以上多い人数を“理想”と回答した」方の割合として並べたものです。「現在子ども1人」がいる既婚者のうち65.2%が「2人以上を理想」とし、「現在子ども2人」のうち37.5%が「3人以上を理想」と回答しました。“もうひとり欲しい”と望む方が多くあることがわかりました。
「2人以上欲しい」 「いますぐ欲しい」 しかし現実は…
(3)今後第二子の出産を考えている方、そのタイミングは 「2年以内」。
「実際に今後出産の意向・予定がある」という既婚者は、調査対象全体の53.8%(1593名)で、そのうち現在子どもを1人持つ人の86.4%が「今すぐ〜2年後」という回答でした。
(4)いまだ存在する「2人目の壁」。約7割が「存在する」と回答。
1 more Baby応援団では、昨年調査を通じて、「2人目の壁」の存在を明らかにしました。 「2人目の壁」とは、「生活費や教育費に関連した家計の見通しや、仕事等の環境、年齢等を考慮し、第二子以降の出産をためらうこと」と定義しています。
今年も、この「2人目の壁」の考え方について説明したうえで、「2人目の壁は存在すると思うか」について質問したところ、「2人目の壁」について存在すると思う方は、全体の70.8%となりました。
前述の通り多くの方は出産に前向きですが、そこにハードルがあると感じてもいるようです。
(5)「2人目の壁」、原因は「経済的な理由」が最多(88.5%)
「2人目の壁」を感じる理由を尋ねた結果、最も多かったのは「経済的な理由」で、9割近い88.5%となりました。それ以外には、「年齢的な理由」(46.6%)「第一子の子育てで手いっぱい」(42.7%)が続きます。
一方で、「2人目の壁」を解消するために有効だという回答項目も、「経済的なサポート」(86.2%)が最多でした。また、ママの就業別にみると、フルタイムママは、「経済的理由:84.8%」に続いて「休職・復職のしやすさ:73.9%」「ワークライフバランス:58.3%」となるのに対し、専業主婦ママの場合は「経済的理由:87.2%」に続いて「保育施設の充実:49.0%」「育児ストレスなどの対応するコミュニティ:48.8%」 となり、ママの就業状況によって、課題も違うようです。
それでも「2人目」を産む、理由ときっかけは…。
(6)欲しいと思う理由」も、「出産のきっかけ」も、“子どものため(第一子のため)”が多数。
「子ども同士で遊べるようになる」(89.2%)、「子ども同士で成長する」(70.6%)。
先のとおり、「2人目」を躊躇する理由は「経済」や「年齢」「第一子の子育てで手一杯」などでしたが、「2人目が欲しい」理由の多くは「子どものため」。また、実際に第二子以降を産んだ方の「きっかけ」最多も、第一子の影響でした。お金よりも子どもへの想いが、壁を乗り越える原動力となるようです。
Q:あなたが、2人もしくはそれ以上の子どもが欲しいと思う理由をお答えください。(n=2272)
1位:子ども同士(兄弟姉妹)で遊べるようになるから|(89.2%)
2位:家族は多いほうがにぎやかで楽しいから|(75.7%)
3位:子ども同士(兄弟姉妹)で成長するから|(70.6%)
4位:子どもが将来支え合えるから|(69.3%)
5位:子どもに思いやりや協調性が生まれるから|(68.8%)
※「2人もしくはそれ以上の子どもを欲しい」と答えた方限定 n=2272、MA回答
関連トピックス: 子どもが多い家庭と幸福度
(7)「2人以上の出産」について、満足している家庭は98.2%。
家庭の幸福感を自己評価、「子ども2人」 「子ども3人以上」で点数が高め。
ためらいはありつつも、第一子のためや家庭のために「欲しい」という声が多い「2人目以降の子ども」。では、実際に第二子以上を持つ方は、いまの状態をどのように捉えているのでしょうか。
第二子以上を持つ既婚者(n=1185)に「出産したことについて満足しているか」を尋ねた質問では、実に
98.2%の方が「とても/やや 満足している」と回答。
また、「家庭の幸福感」について100点満点で自己評価したところ、子どもが2人以上いる家庭でやや高い傾向が見られました。
Q:ご家庭(ご夫婦及びお子様)の日々の幸福感を、100点満点の点数にすると、何点に該当しますか。主観的で構いませんので、お答え下さい(100点に近いほど幸福)。(n=2961)
該当人数 平均点
子どもはいない 695名 79.7点
子ども1人 1080名 76.5点
子ども2人 1001名 81.5点
子ども3人以上 184名 81.4点
関連トピックス: 子育ての環境について
(8)「子育てがしやすい」と思える理由、第1位は「自然の遊び場が多いこと」。
現居住者が“子育てしやすい”と実感している都道府県、第1位は「富山県」。
現在お住まいの居住地を例に、子を持つ方が思う「子育てがしやすさ」をどこに感じるかを尋ねたところ、最も回答を集めたのは「公園など自然の遊び場」、続いて「ショッピング施設が近くにある」「住民が優しい」となりました。また、住民から「子育てしやすい」という意見が多かったのは「富山県」「福岡県」「鳥取県」の順でした。
Q:お住まいの都道府県が「子育てしやすい」と答えた理由は…。(n=2221)
1位:公園など自然の遊び場が多い|(63.9%)
2位:大型のショッピング施設が近くにある|(40.3%)
3位:住民が優しい、あたたかいと感じる|(38.1%)
4位:幼稚園・保育園や、託児所などが多い|(34.7%)
5位:公共施設が多く利用しやすい|(33.6%)
※「自分の住む都道府県は子育てがしやすい」と答えた方限定 n=2221、MA回答
※「現在お住いの都道府県は、子育てがしやすいと思いますか」という問いへの回答から得た、住者による県別評価ランキング(n=2961)
◇:算出方法=全2961名へ、「現在お住まいの県は子育てがしやすいと思いますか? ご自身の経験、イメージや周囲の人の経験を踏まえて、お答え下さい。」と質問。SAにて、「子育てはしやすい」「どちらかと言えばしやすい」と答えた方の割合で順位。
1位 富山県 91.5%
2位 福岡県 91.1%
3位 鳥取県 91.0%
4位 鹿児島県 88.6%
5位 沖縄県 86.7%
今調査の調査条件について
<調査概要>
調査対象者】 N=2961 【調査期間】 2014年5月24日(土)〜26日(月)
■対象者条件 : 結婚14年以下の既婚者l性別 : 男女
l年齢 : 女性20-39歳、男性20-49歳(男性は妻が39歳以下)
l割付条件1. : 全国各都道府県均一回収 (各県63名)
l割付条件2. : 既婚子なし/既婚子1人/既婚子2人以上 それぞれを均一回収⇒ 47(都道府県数)×3(子ども条件)=141セルのそれぞれを21名ずつ、計2961名回収
回収後、1. 全既婚者における各都道府県の構成比、2. 既婚者の子ども人数の構成比をH22年度国勢調査より算出しウェイトバックをかけた。本リリースで用いているのは、ウェイトバック後のスコアである。
■調査方法 : インターネット
調査主体について
「1 more Baby応援団」は、日本から少子化問題をなくしたいという想いのもと、タマホーム株式会社が社会貢献として取り組んでいる活動で、2013年に発足しました。「もうひとり、こどもが欲しい」という家族の想いを応援する機運を、社会全体に広げていくことを目指しています。
「 1 more Baby応援団」ポータルサイトと公式Facebookページでは、出産に関するママ・パパの意識を把握するための調査結果や、タマホームが考える子育てしやすい家づくりについての情報等を発信しています。
*「1 more Baby応援団」ポータルサイト (http://1morebaby.jp)