日本発、世界初!人や地域を繋げるパフォーマンスプロジェクトSLOW MOVEMENT -The Eternal Symphony 1st mov. -
[15/08/24]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
10月3日(土)青山、10月25日(日)豊洲
特定非営利活動法人スローレーベルは、〈多様性と調和〉のメッセージを広めて行くSLOW MOVEMENTプロジェクトを立ち上げ、東京2020オリンピック・パラリンピック以降の人と生命と世界のあり方を人々に問う作品-The Eternal Symphony 1st.mov.- を2015年10月に開催いたします。
年齢、性別、国籍、障害の有無などを越えて集結した人々が、街中でパフォーマンスを繰り広げることで<多様性と調和>のメッセージを広めていくプロジェクトの第一弾。サーカスやダンスなどの身体表現を取り入れ、様々な分野のクリエイターと市民がワークショップを重ねながらつくる参加型パフォーマンスです。
[画像1: http://prtimes.jp/i/15071/1/resize/d15071-1-627540-5.jpg ]
【開催概要】
SLOW MOVEMENT –The Eternal Symphony 1st mov.- 東京公演
AOYAMA 2015年10月3日(土)14:00- / 16:00- @国連大学前広場
TOYOSU 2015年10月25日(日)12:00- / 14:00- @豊洲公園
*各回15分程度
*雨天中止。3日のみ、翌日に順延。中止の場合は、当日8時にスローレーベル公式サイトに掲示。
入場:無料(予約優先・スローレーベル公式サイトにて9月5日より受付開始)
総合演出:栗栖良依(SLOW LABEL)
参加クリエイター:池田美都、井上唯、金井ケイスケ、さをり工房ゆう、武田久美子、坂東美佳、西岡弘治、三角みづ紀、望月茂徳(立命館大学)、森田かずよ、ルフトツーク 他
主催:スロームーブメント実行委員会 (特定非営利活動法人スローレーベル、スパイラル/株式会社ワコールアートセンター)
共催: スポーツバイアートイニシアチブ
協力:アトリエコーナス、石川金網株式会社、江東区青少年対策豊洲地区委員会、江東区立豊洲小学校、
江東区立第ニ辰巳小学校、国際連合大学、豊洲ワールドフェスティバル運営委員会、
ヤマハ株式会社、ヤマハ発動機株式会社、ラック産業株式会社
企画協力: スパイラル
助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
本イベントに関するお問合せ先:
スロームーブメント実行委員会
〒107-0062 東京都港区南青山5-6-23 スパイラル/株式会社ワコールアートセンター内
TEL: 03-3499-3922 FAX:03-3498-9748 MAIL: move@slowlabel.info
スローレーベル公式サイト www.slowlabel.info
【作品概要】
身体の多様性から生まれる生命の交響曲
[画像2: http://prtimes.jp/i/15071/1/resize/d15071-1-238177-7.jpg ]
詩人・三角みづ紀が本プロジェクトのために書き下ろした一編の詩「The Eternal Symphony」を、サーカスアーティスト・金井ケイスケを中心に、一般公募で選ばれた年齢、性別、職業、障害の有無を越えた多様なパフォーマー15名がワークショップを重ねて参加型のパフォーマンス作品に仕上げます。見る見られるの境界を超えて、人の動きや気配が共鳴し自然の光と音が紡がれる。楽譜の迷宮に迷い込んだような身体と五感を使って楽しむ交響曲。
人間の身体と先端技術の融合によって描かれるオーガニックな世界が、東京2020オリンピック・パラリンピック以降の人と生命と世界のあり方を人々に問う作品です。
[画像3: http://prtimes.jp/i/15071/1/resize/d15071-1-727675-8.jpg ]
【プロジェクトの特徴】
■その1.市民がさまざまな形で参加できる仕組み
パフォーミングアーツの特徴である総合芸術という点に注目し、身体を動かしたり、人前で表現することが好きな人はパフォーマーとして、手仕事を通して表現したい人は衣装や装置の作り手として、運営参加したい人は運営補助スタッフとして、等、さまざまな入り口を用意して、障害のある人とない人の2020年以降に繋がる出会いと活動のきっかけを生み出します。
[画像4: http://prtimes.jp/i/15071/1/resize/d15071-1-422117-0.jpg ]
■その2.〈身体×技術〉で日本独自の表現を生み出す
パフォーマンスを構成する様々な演出効果に日本が誇る先端技術を応用。障害のあるパフォーマーの〈身体〉や〈感覚〉を拡張する技術や素材、道具などを開発し、日本発、世界初の表現を目指します。2020年に向け、言語や文化、障害の有無などから生じる差異を超えたところにある共感点を探り、全ての人が同時に楽しめるパフォーマンスを追求していく発展進行型プロジェクトです。
■その3.旅をしながら進化するプロジェクト
開発に携わったクリエイターと技術や道具を持って、世界各地を巡ります。その土地のクリエイターや市民と交流し、その土地ならではの素材などを用いながら、作品を進化させていきます。言語や文化の違いを超えた先にある共感ポイントを見出し、2020年までに大きなムーブメントに育てていきます。
関連イベント情報
【SLOW FACTORY】
パフォーマンスの前や後に、パフォーマンスの関連グッズをつくることができるコーナー。
パフォーマンスのセットや小道具としても使用されます。
日時・場所:AOYAMA・TOYOSU共に同会場にて。
10:00-16:00(最終受付15:00)
参加費:1500円(材料費として。持ち帰り可)
所要時間:30〜40分
参加方法:予約優先(スローレーベル公式サイトから予約可)
【TALK EVENT】
今回のパフォーマンスに参加したクリエイターやエンジニアによる開発秘話。
及び、第二弾で合流する聾の振付家・ダンサーの南村千里によるプレゼンテーション。
日時:2015年10月3日(土)17:30〜19:30
場所:調整中
入場料:1000円
登壇者:栗栖良依、金井ケイスケ、森田かずよ、南村千里 他
定員:60名
南村 千里 みなみむら・ちさと(振付家・ダンサー)
生後7ヶ月目に聴力を失い、きこえない世界へ。1999年Laban、2003年横浜国立大学大学院修士課程修了。2003年に英国に移住するまで、日本での代表ダンスアートワークに、谷川俊太郎氏との共同制作、千葉大学企画検見川アートプロジェクト2001+2002参加作品、東京藝術大学先端芸術表現科/IMAの非常勤講師としての振付作品などがある。2003年より2006年末まで、英国のCandoCo Dance Companyのダンサー/指導者として参加。現在、フリーランスアーティストとして、ロンドンを拠点に、アジア、アフリカ、欧米など15カ国35都市以上で公演、ワークショップを実施中。ロンドンパラリンピック開会式2012に、パフォーマーとして出演。ダンスと音とテクノロジーを駆使したプロジェクト「SHAPING SOUND」などに取り組んでいる。
今後のスケジュール
The Eternal Symohony 1st mov. 横浜公演
日程:2016年2月6日(土)7日(日)予定
場所:象の鼻テラス 予定
The Eternal Symphony 2nd mov.
2016年夏制作予定
参加クリエイター:金井ケイスケ、森田かずよ、南村千里、ルフトツーク 他
他、国内外の各地にて公演を計画中(随時スローレーベル公式サイトにて発表
【総合演出 ディレクタープロフィール】
栗栖良依 くりすよしえ (クリエイティブディレクター、特定非営利活動法人スローレーベル 理事長)
1977年東京都生まれ。7歳より創作ダンスを始める。高校生の時にリレハンメルオリンピックの開会式に感銘を受け、卒業後は東京造形大学に進学。在学中から大手イベント会社に所属し、スポーツの国際大会や各種文化イベントで運営や舞台制作の実務を学び、長野五輪では選手村内の式典交流班として運営に携わる。2006〜07年、イタリアのドムスアカデミーに留学、ビジネスデザイン修士号取得。帰国後、東京とミラノを拠点に世界各地を旅しながら、各分野の専門家や地域を繋げ、商品やイベント、市民参加型エンターテイメント作品のプロデュースを手掛ける。10年、骨肉腫を発病し右下肢機能全廃。翌年、右脚に障害を抱えながら社会復帰を果たし、国内外で活躍するアーティストと障害者を繋げた市民参加型ものづくり「スローレーベル」を設立。14年「ヨコハマ・パラトリエンナーレ 2014」総合ディレクターを務め、日本のコ・クリエイションアワード ベストケーススタディ賞受賞(インフォバーン、電通)
[画像5: http://prtimes.jp/i/15071/1/resize/d15071-1-770815-2.jpg ]
主な市民参加型エンターテイメント作品:
『しゃったぁず・4』(新潟県、越後妻有アートトリエンナーレ公式作品、2009)
『神山農響楽団』(徳島県、神山アーティストインレジデンス特別招聘作品、2011)
『ゆだまん』(愛媛県、道後オンセナート公式作品、2013/2014)
【参加クリエイター プロフィール】
三角みづ紀 みすみ・みづき (詩人 / 詩制作)
20歳の冬より1年半あまりの奄美大島での病気療養中に、現代詩手帖に投稿をはじめ、22歳で第42回現代詩手帖賞を受賞。第1詩集「オウバアキル」で第10回中原中也賞、第2詩集「カナシヤル」で第18回歴程新鋭賞、06年度南日本文学賞を受賞。 執筆の他、朗読活動も精力的に行い、スロヴェニア国際詩祭やリトアニア国際詩祭に招致される。近時の主な活動は坂本美雨らに歌詞を提供、第55回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館におけるプロジェクト『a poem written by 5 poets at once』に参加。『連詩 悪母島の魔術師』にて第51回藤村記念歴程賞を受賞。14年第5詩集「隣人のいない部屋」で第22回萩原朔太郎賞を最年少受賞。あらゆる表現を現代詩として発信している。
西岡弘治 にしおか・こうじ (アーティスト / タイトルバック描画制作)
1970年生まれ、大阪在住。アトリエコーナス所属。幼少の頃から文字という記号的なものに興味があり、広告の裏や学習帳に書き連ねる。2004年後半から作品制作をスタートし、2008年に「かんでんコラボ・アート21」で最優秀賞を受賞。2010年からは大阪で個展やグループ展を開催。2006年より「SONATINE」の楽譜の模写をはじめる。以来200点あまりの楽譜作品を生み出し、国内外で大きな評価を得ている。2012年7月には、その内6点がフランスのabcdコレクションに入る。
金井ケイスケ かない・けいすけ (サーカスアーティスト / パフォーミングディレクター)
中学在学中に新宿で大道芸を始める。97年文化庁国内研修員として能を学んだ後、99年文化庁海外派遣研修員として、日本人で初めてフランス国立サーカス大(CNAC)へ留学。卒業後フィリップ・デュクフレ演出のサーカス『CYRK13』で2年間のヨーロッパツアー。その後、フランス現代サーカスカンパニー「OKIHAIKUDAN」をセバスチャン・ドルトと立ち上げ、ヨーロッパ7カ国を巡演し、リバイバル公演など150公演以上。フランス外務省派遣カンパニーとして、中東、アフリカ25カ国で公演、劇場文化の無い都市、紛争地域で人種や宗教を超えたワークショップや発表を行う。2009年帰国。パフォーマンスグループ「くるくるシルクDX」参加。札幌芸術の森、越後妻有アートトリエンナーレ、横浜Bankart、茨城・アーカス他、国内外のフェスティバルに出演。
森田かずよ もりた・かずよ (義足の女優・ダンサー / 特別出演)
二分脊椎症・先天性奇形・側湾症を持って生まれる。高校生の時に観たミュージカルがきっかけで、18歳より芝居を始める。「Performance For All People.CONVEY」主宰。第7回OMSプロデュース公演『深流波〜シンリュウハ〜』(2002年)/循環プロジェクト『≒2(にあいこーるのじじょう)』 (2008年)奈良障害者芸術祭HAPPY SPOT 奈良 「鹿の劇場 〜からだの発見〜 」 ソロダンス「アルクアシタ」(2012年)/ニットキャップシアター第33回公演『小年王マヨワ』(2013年)/ヨコハマ・パラトリエンナーレ(2014年)/ファウストの恋人(2015年)他多数。第11回北九州&アジア全国洋舞コンクール バリアフリー部門チャレンジャー賞、DANCE COMLEX vol11 芸術創造館・館長賞受賞。
井上唯 いのうえ・ゆい (アーティスト / 美術)
愛知教育大学 教育学部 造形文化コース 織専攻卒業。金沢美術工芸大学大学院 美術工芸研究科 染織コース修了。"織" から始まった興味が、次第に空間へと広がり、特定の場に対してモノをつくることにおもしろさを感じるようになる。また移動生活を楽しむ一方で、ひとつの土地に根差してしかできないことがあることに気づき、湖と山と川に惹かれ滋賀県に移り住む。生活のなかでやりたいことと、制作とが繋がってくるとおもしろいなと思っている。「公募京都芸術センター2009 井上唯 『虚空に浮かぶ月』/clipper 『アウトライン−電車編』粟島アーティスト・イン・レジデンス( 粟島AIR ) 2010 / Autumn】 【神山アーティスト・イン・レジデンス( 神山AIR ) 2011】 「六甲・ミーツ・アート2013 芸術散歩」 六甲オルゴールミュージアム (兵庫)他。第37回毎日DAS学生デザインコンペ・金の卵賞、ておりや30周年記念公募展・大賞他。
武田久美子 たけだ・くみこ(コスチュームデザイナー / 衣装)
多摩美術大学テキスタイルデザイン学科にて、染色技法の他、シルクスクリーンプリント技法を専門に学ぶ。在学中、有志でファッションショーを催した際の衣装が演劇関係者の目にとまり、それがきっかけとなりコスチュームデザイナーの道へ。テキスタイルの技術を生かしながらの舞台衣装デザインに興味を持ち、卒業後にロンドンへ渡英。London College of Fashionの衣装デザイン学科で、デザインを始め、服飾のパターン、製法、服飾・舞台史など学ぶ。引き続き同校の大学院にて、より専門的、技術的に、ステージ上での衣装の役割や効果を模索するようになる。大学院卒業後、マルチアーティストのLucy Ortaのアシスタントや、舞台デザイナーのDick Bird、ファッションデザイナーのWalid Al Damirji と共に制作活動をする他、現在までにグローブシアター、バービカンシアター、ノッティングヒルカーニバルなど、演劇、ダンス、その他様々なパフォーマンスの衣装デザイン、制作をしている。2012年からは拠点を日本に移し、広告や雑誌、CM、モダンバレエの衣装など活動の場所を広げている。
坂東美佳 ばんどう・みか(ミュージシャン / 音楽)
愛知県にて、音楽家の両親のもとに生まれる。東京芸術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻卒業。 2003年渡米し、他分野への強い興味のもと、Berklee音楽院シンセサイズ科ボーカル専攻入学。歌う ことを学びながら、クラシックにルーツを持つ電子音楽に目覚め、作曲を始める。在学中に作品が認めら れ、Roland賞を受賞。卒業後も、演奏活動を続ける傍ら、映像とのコラボレーションや、池田綾子、クレ モンティーヌ、TATOOらへの英詞提供などを行う。2008年NYへ移住。NYファッションウィークに携 わり、アシスタントディレクションや、音楽を担当する。 2010年帰国。現在、演奏活動を行う傍ら、写真とのインスタレーションやweb、ゲームなどへの楽曲 提供、歌詞提供(英詞)を行っている。クリスタルな歌心のあるピアノと、倍音を持つ柔かな歌声で、ク ラシックとエレクトロニックを行き交う独特な世界観を表現している。2012年、kogoe projectを立 ち上げ、新しいコラボレーションを展開する。
望月茂徳 もちづき・しげのり(メディアアーティスト・立命館大学映像学部准教授 / インタラクティブメディア)
ヒューマンインターフェイルやインタラクティブ映像技術に「うきうき」「わくわく」「ちょっとヘン」のスパイスを加えて、身の回りの「ふつう」を「あそび」や「はっけん」に帰るようなメディアアート/インタラクティブメディアを専門分野とする。また、『劇団ティクバ+循環プロジェクト』(KYOTO EXPERIMENT2012)における舞台美術『車椅子DJ』の制作や高齢者施設におけるインタラクティブメディア開発など、デジタルアート/エンターテイメント技術を用いた生存学研究も行っている。筑波大学院システム情報工学研究科単位取得。博士(工学)。独立行政法人情報処理推進機構より「天才プログラマー/スーパークリエータ」認定。
ルフトツーク るふとつーく(テクニカルディレクター / テクニカルディレクション・音響)
映像、照明、音響、企画、プロデュース、運営、総合的なアートディレクション、テクニカルディレクション、システム開発、出版、アーティスト・企業運営団体のためのテクニカルスタッフ・機材のコーディネートを行う。東京とアムステルダムを拠点としたインディペント・レーベルでありクリエイティブ・プロダクション。様々な事象の混沌とした状況に、ある傾向を発生させ、常に最適な状況を導きだし、物事のうねりとなる存在でありたいと考える。風通しのよい新しいアイデアを常に発展させ、対象となる人や物事との関係性、意識の共振を大切に、プロデュース、企画、クリエイティブに取組、人々が経験する感覚を軸にクリエイティブな指針を展開し、身体的な経験と共に曖昧なメディアの媒介として、様々なプロジェクトに参加している。
池田美都 いけだ・みと(映像作家 / 記録映像)
1977年生まれ。多摩美術大学芸術学部卒業後、撮影監督のアシスタントを経て、2010年独立。以降、MVやCFのカメラマンとして活動しながら、自らが撮影・編集・監督をおこなう映像作品も手がける。物語のあるドキュメンタリーをテーマに、音楽、芝居、多彩なアーティストとコラボレートしながらの映像づくりを目指す。主な作品「ひとひろはん」(〜SLOW LABEL、うみとそらのものづくり展2014にて上映)「日光写真のできるまで」(アーティスト木村崇人SMART ILLUMINATION 横浜2014にて上映)「にちへんに」(板橋区築35年のマンションの交流ドキュメンタリー2014三井不動産サスティナブルコミュニティ研究会イベントで上映)「浄霊師 神島千尋 いま見えている世界がすべてではないのです」(2015大阪と東京にて上映)
特定非営利活動法人スローレーベルは、〈多様性と調和〉のメッセージを広めて行くSLOW MOVEMENTプロジェクトを立ち上げ、東京2020オリンピック・パラリンピック以降の人と生命と世界のあり方を人々に問う作品-The Eternal Symphony 1st.mov.- を2015年10月に開催いたします。
年齢、性別、国籍、障害の有無などを越えて集結した人々が、街中でパフォーマンスを繰り広げることで<多様性と調和>のメッセージを広めていくプロジェクトの第一弾。サーカスやダンスなどの身体表現を取り入れ、様々な分野のクリエイターと市民がワークショップを重ねながらつくる参加型パフォーマンスです。
[画像1: http://prtimes.jp/i/15071/1/resize/d15071-1-627540-5.jpg ]
【開催概要】
SLOW MOVEMENT –The Eternal Symphony 1st mov.- 東京公演
AOYAMA 2015年10月3日(土)14:00- / 16:00- @国連大学前広場
TOYOSU 2015年10月25日(日)12:00- / 14:00- @豊洲公園
*各回15分程度
*雨天中止。3日のみ、翌日に順延。中止の場合は、当日8時にスローレーベル公式サイトに掲示。
入場:無料(予約優先・スローレーベル公式サイトにて9月5日より受付開始)
総合演出:栗栖良依(SLOW LABEL)
参加クリエイター:池田美都、井上唯、金井ケイスケ、さをり工房ゆう、武田久美子、坂東美佳、西岡弘治、三角みづ紀、望月茂徳(立命館大学)、森田かずよ、ルフトツーク 他
主催:スロームーブメント実行委員会 (特定非営利活動法人スローレーベル、スパイラル/株式会社ワコールアートセンター)
共催: スポーツバイアートイニシアチブ
協力:アトリエコーナス、石川金網株式会社、江東区青少年対策豊洲地区委員会、江東区立豊洲小学校、
江東区立第ニ辰巳小学校、国際連合大学、豊洲ワールドフェスティバル運営委員会、
ヤマハ株式会社、ヤマハ発動機株式会社、ラック産業株式会社
企画協力: スパイラル
助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
本イベントに関するお問合せ先:
スロームーブメント実行委員会
〒107-0062 東京都港区南青山5-6-23 スパイラル/株式会社ワコールアートセンター内
TEL: 03-3499-3922 FAX:03-3498-9748 MAIL: move@slowlabel.info
スローレーベル公式サイト www.slowlabel.info
【作品概要】
身体の多様性から生まれる生命の交響曲
[画像2: http://prtimes.jp/i/15071/1/resize/d15071-1-238177-7.jpg ]
詩人・三角みづ紀が本プロジェクトのために書き下ろした一編の詩「The Eternal Symphony」を、サーカスアーティスト・金井ケイスケを中心に、一般公募で選ばれた年齢、性別、職業、障害の有無を越えた多様なパフォーマー15名がワークショップを重ねて参加型のパフォーマンス作品に仕上げます。見る見られるの境界を超えて、人の動きや気配が共鳴し自然の光と音が紡がれる。楽譜の迷宮に迷い込んだような身体と五感を使って楽しむ交響曲。
人間の身体と先端技術の融合によって描かれるオーガニックな世界が、東京2020オリンピック・パラリンピック以降の人と生命と世界のあり方を人々に問う作品です。
[画像3: http://prtimes.jp/i/15071/1/resize/d15071-1-727675-8.jpg ]
【プロジェクトの特徴】
■その1.市民がさまざまな形で参加できる仕組み
パフォーミングアーツの特徴である総合芸術という点に注目し、身体を動かしたり、人前で表現することが好きな人はパフォーマーとして、手仕事を通して表現したい人は衣装や装置の作り手として、運営参加したい人は運営補助スタッフとして、等、さまざまな入り口を用意して、障害のある人とない人の2020年以降に繋がる出会いと活動のきっかけを生み出します。
[画像4: http://prtimes.jp/i/15071/1/resize/d15071-1-422117-0.jpg ]
■その2.〈身体×技術〉で日本独自の表現を生み出す
パフォーマンスを構成する様々な演出効果に日本が誇る先端技術を応用。障害のあるパフォーマーの〈身体〉や〈感覚〉を拡張する技術や素材、道具などを開発し、日本発、世界初の表現を目指します。2020年に向け、言語や文化、障害の有無などから生じる差異を超えたところにある共感点を探り、全ての人が同時に楽しめるパフォーマンスを追求していく発展進行型プロジェクトです。
■その3.旅をしながら進化するプロジェクト
開発に携わったクリエイターと技術や道具を持って、世界各地を巡ります。その土地のクリエイターや市民と交流し、その土地ならではの素材などを用いながら、作品を進化させていきます。言語や文化の違いを超えた先にある共感ポイントを見出し、2020年までに大きなムーブメントに育てていきます。
関連イベント情報
【SLOW FACTORY】
パフォーマンスの前や後に、パフォーマンスの関連グッズをつくることができるコーナー。
パフォーマンスのセットや小道具としても使用されます。
日時・場所:AOYAMA・TOYOSU共に同会場にて。
10:00-16:00(最終受付15:00)
参加費:1500円(材料費として。持ち帰り可)
所要時間:30〜40分
参加方法:予約優先(スローレーベル公式サイトから予約可)
【TALK EVENT】
今回のパフォーマンスに参加したクリエイターやエンジニアによる開発秘話。
及び、第二弾で合流する聾の振付家・ダンサーの南村千里によるプレゼンテーション。
日時:2015年10月3日(土)17:30〜19:30
場所:調整中
入場料:1000円
登壇者:栗栖良依、金井ケイスケ、森田かずよ、南村千里 他
定員:60名
南村 千里 みなみむら・ちさと(振付家・ダンサー)
生後7ヶ月目に聴力を失い、きこえない世界へ。1999年Laban、2003年横浜国立大学大学院修士課程修了。2003年に英国に移住するまで、日本での代表ダンスアートワークに、谷川俊太郎氏との共同制作、千葉大学企画検見川アートプロジェクト2001+2002参加作品、東京藝術大学先端芸術表現科/IMAの非常勤講師としての振付作品などがある。2003年より2006年末まで、英国のCandoCo Dance Companyのダンサー/指導者として参加。現在、フリーランスアーティストとして、ロンドンを拠点に、アジア、アフリカ、欧米など15カ国35都市以上で公演、ワークショップを実施中。ロンドンパラリンピック開会式2012に、パフォーマーとして出演。ダンスと音とテクノロジーを駆使したプロジェクト「SHAPING SOUND」などに取り組んでいる。
今後のスケジュール
The Eternal Symohony 1st mov. 横浜公演
日程:2016年2月6日(土)7日(日)予定
場所:象の鼻テラス 予定
The Eternal Symphony 2nd mov.
2016年夏制作予定
参加クリエイター:金井ケイスケ、森田かずよ、南村千里、ルフトツーク 他
他、国内外の各地にて公演を計画中(随時スローレーベル公式サイトにて発表
【総合演出 ディレクタープロフィール】
栗栖良依 くりすよしえ (クリエイティブディレクター、特定非営利活動法人スローレーベル 理事長)
1977年東京都生まれ。7歳より創作ダンスを始める。高校生の時にリレハンメルオリンピックの開会式に感銘を受け、卒業後は東京造形大学に進学。在学中から大手イベント会社に所属し、スポーツの国際大会や各種文化イベントで運営や舞台制作の実務を学び、長野五輪では選手村内の式典交流班として運営に携わる。2006〜07年、イタリアのドムスアカデミーに留学、ビジネスデザイン修士号取得。帰国後、東京とミラノを拠点に世界各地を旅しながら、各分野の専門家や地域を繋げ、商品やイベント、市民参加型エンターテイメント作品のプロデュースを手掛ける。10年、骨肉腫を発病し右下肢機能全廃。翌年、右脚に障害を抱えながら社会復帰を果たし、国内外で活躍するアーティストと障害者を繋げた市民参加型ものづくり「スローレーベル」を設立。14年「ヨコハマ・パラトリエンナーレ 2014」総合ディレクターを務め、日本のコ・クリエイションアワード ベストケーススタディ賞受賞(インフォバーン、電通)
[画像5: http://prtimes.jp/i/15071/1/resize/d15071-1-770815-2.jpg ]
主な市民参加型エンターテイメント作品:
『しゃったぁず・4』(新潟県、越後妻有アートトリエンナーレ公式作品、2009)
『神山農響楽団』(徳島県、神山アーティストインレジデンス特別招聘作品、2011)
『ゆだまん』(愛媛県、道後オンセナート公式作品、2013/2014)
【参加クリエイター プロフィール】
三角みづ紀 みすみ・みづき (詩人 / 詩制作)
20歳の冬より1年半あまりの奄美大島での病気療養中に、現代詩手帖に投稿をはじめ、22歳で第42回現代詩手帖賞を受賞。第1詩集「オウバアキル」で第10回中原中也賞、第2詩集「カナシヤル」で第18回歴程新鋭賞、06年度南日本文学賞を受賞。 執筆の他、朗読活動も精力的に行い、スロヴェニア国際詩祭やリトアニア国際詩祭に招致される。近時の主な活動は坂本美雨らに歌詞を提供、第55回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館におけるプロジェクト『a poem written by 5 poets at once』に参加。『連詩 悪母島の魔術師』にて第51回藤村記念歴程賞を受賞。14年第5詩集「隣人のいない部屋」で第22回萩原朔太郎賞を最年少受賞。あらゆる表現を現代詩として発信している。
西岡弘治 にしおか・こうじ (アーティスト / タイトルバック描画制作)
1970年生まれ、大阪在住。アトリエコーナス所属。幼少の頃から文字という記号的なものに興味があり、広告の裏や学習帳に書き連ねる。2004年後半から作品制作をスタートし、2008年に「かんでんコラボ・アート21」で最優秀賞を受賞。2010年からは大阪で個展やグループ展を開催。2006年より「SONATINE」の楽譜の模写をはじめる。以来200点あまりの楽譜作品を生み出し、国内外で大きな評価を得ている。2012年7月には、その内6点がフランスのabcdコレクションに入る。
金井ケイスケ かない・けいすけ (サーカスアーティスト / パフォーミングディレクター)
中学在学中に新宿で大道芸を始める。97年文化庁国内研修員として能を学んだ後、99年文化庁海外派遣研修員として、日本人で初めてフランス国立サーカス大(CNAC)へ留学。卒業後フィリップ・デュクフレ演出のサーカス『CYRK13』で2年間のヨーロッパツアー。その後、フランス現代サーカスカンパニー「OKIHAIKUDAN」をセバスチャン・ドルトと立ち上げ、ヨーロッパ7カ国を巡演し、リバイバル公演など150公演以上。フランス外務省派遣カンパニーとして、中東、アフリカ25カ国で公演、劇場文化の無い都市、紛争地域で人種や宗教を超えたワークショップや発表を行う。2009年帰国。パフォーマンスグループ「くるくるシルクDX」参加。札幌芸術の森、越後妻有アートトリエンナーレ、横浜Bankart、茨城・アーカス他、国内外のフェスティバルに出演。
森田かずよ もりた・かずよ (義足の女優・ダンサー / 特別出演)
二分脊椎症・先天性奇形・側湾症を持って生まれる。高校生の時に観たミュージカルがきっかけで、18歳より芝居を始める。「Performance For All People.CONVEY」主宰。第7回OMSプロデュース公演『深流波〜シンリュウハ〜』(2002年)/循環プロジェクト『≒2(にあいこーるのじじょう)』 (2008年)奈良障害者芸術祭HAPPY SPOT 奈良 「鹿の劇場 〜からだの発見〜 」 ソロダンス「アルクアシタ」(2012年)/ニットキャップシアター第33回公演『小年王マヨワ』(2013年)/ヨコハマ・パラトリエンナーレ(2014年)/ファウストの恋人(2015年)他多数。第11回北九州&アジア全国洋舞コンクール バリアフリー部門チャレンジャー賞、DANCE COMLEX vol11 芸術創造館・館長賞受賞。
井上唯 いのうえ・ゆい (アーティスト / 美術)
愛知教育大学 教育学部 造形文化コース 織専攻卒業。金沢美術工芸大学大学院 美術工芸研究科 染織コース修了。"織" から始まった興味が、次第に空間へと広がり、特定の場に対してモノをつくることにおもしろさを感じるようになる。また移動生活を楽しむ一方で、ひとつの土地に根差してしかできないことがあることに気づき、湖と山と川に惹かれ滋賀県に移り住む。生活のなかでやりたいことと、制作とが繋がってくるとおもしろいなと思っている。「公募京都芸術センター2009 井上唯 『虚空に浮かぶ月』/clipper 『アウトライン−電車編』粟島アーティスト・イン・レジデンス( 粟島AIR ) 2010 / Autumn】 【神山アーティスト・イン・レジデンス( 神山AIR ) 2011】 「六甲・ミーツ・アート2013 芸術散歩」 六甲オルゴールミュージアム (兵庫)他。第37回毎日DAS学生デザインコンペ・金の卵賞、ておりや30周年記念公募展・大賞他。
武田久美子 たけだ・くみこ(コスチュームデザイナー / 衣装)
多摩美術大学テキスタイルデザイン学科にて、染色技法の他、シルクスクリーンプリント技法を専門に学ぶ。在学中、有志でファッションショーを催した際の衣装が演劇関係者の目にとまり、それがきっかけとなりコスチュームデザイナーの道へ。テキスタイルの技術を生かしながらの舞台衣装デザインに興味を持ち、卒業後にロンドンへ渡英。London College of Fashionの衣装デザイン学科で、デザインを始め、服飾のパターン、製法、服飾・舞台史など学ぶ。引き続き同校の大学院にて、より専門的、技術的に、ステージ上での衣装の役割や効果を模索するようになる。大学院卒業後、マルチアーティストのLucy Ortaのアシスタントや、舞台デザイナーのDick Bird、ファッションデザイナーのWalid Al Damirji と共に制作活動をする他、現在までにグローブシアター、バービカンシアター、ノッティングヒルカーニバルなど、演劇、ダンス、その他様々なパフォーマンスの衣装デザイン、制作をしている。2012年からは拠点を日本に移し、広告や雑誌、CM、モダンバレエの衣装など活動の場所を広げている。
坂東美佳 ばんどう・みか(ミュージシャン / 音楽)
愛知県にて、音楽家の両親のもとに生まれる。東京芸術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻卒業。 2003年渡米し、他分野への強い興味のもと、Berklee音楽院シンセサイズ科ボーカル専攻入学。歌う ことを学びながら、クラシックにルーツを持つ電子音楽に目覚め、作曲を始める。在学中に作品が認めら れ、Roland賞を受賞。卒業後も、演奏活動を続ける傍ら、映像とのコラボレーションや、池田綾子、クレ モンティーヌ、TATOOらへの英詞提供などを行う。2008年NYへ移住。NYファッションウィークに携 わり、アシスタントディレクションや、音楽を担当する。 2010年帰国。現在、演奏活動を行う傍ら、写真とのインスタレーションやweb、ゲームなどへの楽曲 提供、歌詞提供(英詞)を行っている。クリスタルな歌心のあるピアノと、倍音を持つ柔かな歌声で、ク ラシックとエレクトロニックを行き交う独特な世界観を表現している。2012年、kogoe projectを立 ち上げ、新しいコラボレーションを展開する。
望月茂徳 もちづき・しげのり(メディアアーティスト・立命館大学映像学部准教授 / インタラクティブメディア)
ヒューマンインターフェイルやインタラクティブ映像技術に「うきうき」「わくわく」「ちょっとヘン」のスパイスを加えて、身の回りの「ふつう」を「あそび」や「はっけん」に帰るようなメディアアート/インタラクティブメディアを専門分野とする。また、『劇団ティクバ+循環プロジェクト』(KYOTO EXPERIMENT2012)における舞台美術『車椅子DJ』の制作や高齢者施設におけるインタラクティブメディア開発など、デジタルアート/エンターテイメント技術を用いた生存学研究も行っている。筑波大学院システム情報工学研究科単位取得。博士(工学)。独立行政法人情報処理推進機構より「天才プログラマー/スーパークリエータ」認定。
ルフトツーク るふとつーく(テクニカルディレクター / テクニカルディレクション・音響)
映像、照明、音響、企画、プロデュース、運営、総合的なアートディレクション、テクニカルディレクション、システム開発、出版、アーティスト・企業運営団体のためのテクニカルスタッフ・機材のコーディネートを行う。東京とアムステルダムを拠点としたインディペント・レーベルでありクリエイティブ・プロダクション。様々な事象の混沌とした状況に、ある傾向を発生させ、常に最適な状況を導きだし、物事のうねりとなる存在でありたいと考える。風通しのよい新しいアイデアを常に発展させ、対象となる人や物事との関係性、意識の共振を大切に、プロデュース、企画、クリエイティブに取組、人々が経験する感覚を軸にクリエイティブな指針を展開し、身体的な経験と共に曖昧なメディアの媒介として、様々なプロジェクトに参加している。
池田美都 いけだ・みと(映像作家 / 記録映像)
1977年生まれ。多摩美術大学芸術学部卒業後、撮影監督のアシスタントを経て、2010年独立。以降、MVやCFのカメラマンとして活動しながら、自らが撮影・編集・監督をおこなう映像作品も手がける。物語のあるドキュメンタリーをテーマに、音楽、芝居、多彩なアーティストとコラボレートしながらの映像づくりを目指す。主な作品「ひとひろはん」(〜SLOW LABEL、うみとそらのものづくり展2014にて上映)「日光写真のできるまで」(アーティスト木村崇人SMART ILLUMINATION 横浜2014にて上映)「にちへんに」(板橋区築35年のマンションの交流ドキュメンタリー2014三井不動産サスティナブルコミュニティ研究会イベントで上映)「浄霊師 神島千尋 いま見えている世界がすべてではないのです」(2015大阪と東京にて上映)