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<人は本当はどこを見ているのか?歯並びと笑顔の関係を“視線追跡”調査>「9割が好印象を持つ笑顔」と「2割が悪印象を持つ笑顔」笑顔の印象が変わる理由は、歯並び!?

女性は悪い歯並びにすぐ気がつく 歯並び悪い笑顔への印象は「ガサツ」、「仕事でミスをしそう」、「話が合わなさそう」

透明に近いマウスピース装置(アライナー)による矯正歯科治療「インビザライン・システム」を提供するアライン・テクノロジー・ジャパン株式会社(東京都目黒区、代表取締役:福村敏夫)は、20〜50歳代の男女48名に歯並びと笑顔が人に与える印象について、人が「どこを」、「なにを」、「どれだけ」見ているかを測定するアイトラッキング(視線追跡)調査を、アイトラッキング世界最大手のトビー・テクノロジー株式会社の調査協力のもと実施しました。




 調査結果から「笑顔」は「無表情」と比べ、“明るい”、“きれい”といった好印象を持たれるだけでなく、大きく笑うほど口元や歯が注目されることがわかりました。しかし、同じ笑顔の中でも「歯並びが悪い笑顔」は「歯並びが良い笑顔」の場合に比べ、口元や歯が長く見られる傾向にあり、且つ悪い印象を持たれているという結果になりました。さらに歯並びが悪い口元に対して、男性よりも女性の方が早く注目するということもわかり、男女によって歯並びの状態に対する注目度の違いも明らかになっております。

 アイトラッキング調査後に行ったアンケートでは、初対面の際、「歯並びが良い笑顔」に対して96%がプラスの印象を持ったのに対し、「歯並びが悪い笑顔」へは「ガサツ」、「自分勝手さがありそう」など、マイナスな印象を持った方が21%にのぼり、全体の約1割が “子供っぽい”といった印象をコメントしていました。


《 調査結果概要 》----------------


[画像1: http://prtimes.jp/i/15367/1/resize/d15367-1-327510-12.jpg ]

◆“表情”による口元や歯の見られ方
・口元、歯への視線滞在時間 :
「大きな笑顔」は「無表情」に比べ、2.57倍長い
・口元、歯が最初に見られるまでの時間 :
「大きな笑顔」は「無表情」に比べ、3.05倍早い
⇒ 笑いが大きいほど、口元や歯はよく見られる


◆“歯並び”による口元や歯の見られ方
・口元、歯への視線滞在時間 :
「歯並びが悪い大きな笑顔」は「歯並びが良い大きな笑顔」に比べ、1.41倍長い
⇒ 歯並びが悪いと、笑顔は悪印象を与える

◆“歯並びが悪い”口元や歯に対する男女の見方の違い
・口元、歯が最初に見られるまでの時間 : 「男性」に比べ、「女性」の方が1.9倍早い
⇒ 歯並びが悪い口元には、女性の方が早く目が行く

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※調査結果の詳細、視線滞在時間の解説、実際の眼球の動きを確認できる動画は次項以降をご覧ください。
< 調査結果ムービー URL : http://www.hanarabi-smile.jp/special/eye-tracking.html

[動画: http://www.youtube.com/watch?v=5z3BLCzapOs ]



《 調査実施内容 》----------------

■調査対象: 20〜50歳代の男女48名
■調査方法: トビー・テクノロジー株式会社によるアイトラッキング調査
■調査時期: 2015年6月
■調査設計:
・下記5パターンの女性の写真に対して、それぞれ7秒間の視線の動きを調査
・視線調査後、各写真への印象に関するアンケートを実施


[画像2: http://prtimes.jp/i/15367/1/resize/d15367-1-217438-20.jpg ]

 
■調査方法: アイトラッキング(視線追跡)調査
アイトラッキングは、人が実際に「どこを」、「何を」、そして「どれだけ」見ているか(眼球がどこを向いているか)を測定することができる調査手法です。視線を可視化し、消費者の無意識を読み解くことができ、行動分析、商品パッケージ、広告、ユーザビリティなどマーケティング調査、作業効率化などで活用されています。

■調査結果:
一般的に無表情の場合、目は口元の約2倍視線が集まる※1が、本調査でも同等の結果が得られました。また、笑顔に対しては目と口元への視線の集まり方に逆転現象が起こり、“歯並びが良い”場合は1.7倍、“歯並びが悪い”場合は更に口元に視線が集中し、3.2倍目より口元に視線が集まる結果となった。

 ・無表情の場合   : 目は口元の2.2倍視線が集まっている (先行研究とほぼ同等の結果)
 ・大笑(歯並び良) : 口元は目の1.7倍視線が集まっている
 ・大笑(歯並び悪) : 口元は目の3.2倍視線が集まっている

[画像3: http://prtimes.jp/i/15367/1/resize/d15367-1-120780-8.jpg ]

※1 <参考>先行研究論文
「無表情の場合、目は口元の約2倍見られている」
引用元 : 顔の人種・性別認知と顔印象特徴の抽出に関する研究(2011)

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◆“歯並び”による口元や歯の見られ方

〜 笑いが大きいほど、口元や歯はよく見られる 〜
 「無表情」、歯並びが良い状態の「微笑み」、「大笑い」における口元や歯に対する視線の滞在時間を比較
したところ、7 秒間中「無表情」は平均0.68 秒、「微笑み」は0.82 秒、「大笑い」は1.75 秒と、笑いが大きいほど、口元や歯はよく見られる傾向にあり、「無表情」に比べ「大笑い」は2.57 倍、口元や歯への視線の滞在時
間が長いことがわかりました。(図1)

[画像4: http://prtimes.jp/i/15367/1/resize/d15367-1-274681-13.jpg ]

 また、各表情に対して口元や歯が最初に見られるまでに要する時間は、「無表情」は平均1.68 秒、「微笑
み」は1.06 秒、「大笑い」は0.55 秒と、笑いが大きいほど注意を引きやすく、視線が早く向けられる傾向にあ
りました。(図2)


[画像5: http://prtimes.jp/i/15367/1/resize/d15367-1-296969-14.jpg ]


◆“歯並び”による口元や歯の見られ方

〜 歯並びが悪いと、笑顔は悪印象を与える 〜
「大笑い」の表情の中でも“歯並びが悪い”状態と“歯並びが良い”状態における口元や歯に対する視線の滞在時間を比較したところ、“歯並びが悪い”状態は平均2.47 秒、“歯並びが良い”状態は1.75 秒と、口元に対する注目度が高い「大笑い」の中でも、特に“歯並びが悪い”状態は1.41 倍、視線の滞在時間が長い結果となりました。(図3) 加えて、それぞれの写真に対する印象評価のアンケートにおいて、「好き」、「きれい」、「快」等の項目の平均が“歯並びが良い”と“歯並びが悪い”とで開きがあったことからも、口元や歯が悪い印象で興味が高いということが考えられます。(図4)

[画像6: http://prtimes.jp/i/15367/1/resize/d15367-1-330967-15.jpg ]

[画像7: http://prtimes.jp/i/15367/1/resize/d15367-1-986409-17.jpg ]



◆“歯並び”に対する男女の見られ方の違い

〜 歯並びが悪い口元には、女性の方が早く目が行く 〜
 歯並びが悪い「大笑い」における口元や歯に対する男女の視線の動きを比較したところ、女性が最初に口元や歯を見るまでの平均時間は0.42秒、男性は0.80秒と、女性の方が男性より歯並びが悪い状態の口元へ最初に視線が向かうまでに要する時間が約2倍早く、注目しやすい結果となりました。(図5)

[画像8: http://prtimes.jp/i/15367/1/resize/d15367-1-713434-10.jpg ]

◆印象アンケートに関して
 視線調査後、「歯並びが良い微笑み」と「歯並びが悪い微笑み」に対して、1.初対面、2.一緒に仕事をする時、3.親しい関係になる時の3場面での印象に関するアンケートを実施しました。

<1. 初対面時の印象>
 「歯並びが良い微笑み」に対しては96%の方が「きれい」、「清潔感がある」などプラスの印象を持ったのに対し、「歯並びが悪い微笑み」には「ガサツ」、「自分勝手さがありそう」、「歯並びに視線がいってしまう」など、マイナスな印象を持った方が21%いました。
 さらに全体の約1割の方が「歯並びが悪い微笑み」に対して、“子供っぽい”といった印象をコメントしており、歯並びの悪さは悪い印象だけでなく、幼く見えるポイントになるとも考えられます。

<2. 一緒の仕事をする時の印象>
 「歯並びが良い微笑み」に対して「安心して仕事を任せられる」、「真面目に仕事をやってもらえそう」など好意的な意見がすべてだったのに対し、「歯並びが悪い微笑み」には「ミスをしそう」、「わがまま」など仕事に対して心配をするコメントが40%ありました。

<3. 親しい関係になる時>
 「歯並びが悪い微笑み」に対しては「品がない」、「話が合わなさそう」、「適当に相槌や返事をされそう」など、悪印象のコメントが35%あったのに対して、「歯並びが良い微笑み」は「きれいすぎると少し圧倒されてしまう」といった、好印象すぎる故にかえって気を遣ってしまう方向の意見を除けば、すべての方が好印象のコメントをしていました。


◆(参考情報) 日本国内の歯列矯正事情
 日本人は歯並びは重要視している反面、歯の矯正治療には消極的という矛盾した結果も出ています。2012年4月に日本・アメリカ・中国の一般男女600名(各国200名)を対象に行った「日本人の歯並びに関する意識調査」の結果によると、歯並びによる笑顔の印象や自信への影響に関しては海外同様に認識の高さがある反面、「(もともと)歯並びが良くない」人の割合は、日本61.0%(122名)・アメリカ58.0%(116名)・中国71.5%(143名)に上り、そのうちの矯正治療率は、日本21.3%(26名)・アメリカ50.0%(58名)・中国23.8%(34名)という状況でした。

 さらに、日本に住む外国人100名を対象に行ったアンケート調査では、76%と多くの外国人が、日本人の歯並びを悪いと感じているという調査結果も出ています。
 今回の調査では「歯並びが良いことが好印象に繋がる」ことはもちろんですが、「歯並びが悪いことがどれだけ他人から注目され、印象を下げてしまっているか」といった観点の結果もでております。近年は治療中でも目立たないマウスピース型装置が発達を遂げ、ニーズも高まってきているので、一度、矯正歯科医などにご相談するのもよいかもしれません。


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■協力会社: トビー・テクノロジー株式会社
トビー・テクノロジーは、アイトラッキング(人がどこをみているか/眼球がどこを向いているかを測定する)技術の世界最大手です。トビーのアイトラッキング技術は、学術研究、マーケティングリサーチ(商品パッケージ、広告、ユーザビリティなど)、作業効率化ノウハウ継承(モノづくり、目視検査、保守保全、接客など)、インターフェース(視線操作)など、幅広い分野で使われています。
[画像9: http://prtimes.jp/i/15367/1/resize/d15367-1-881885-18.jpg ]



■使用機器: Tobii TX300 アイトラッカー


[画像10: http://prtimes.jp/i/15367/1/resize/d15367-1-556022-19.jpg ]



再現性の高い正確なデータと、広域の頭部動作補正で眼球運動機能と行動をより自然に計測できるアイトラッカー。広い頭部動作領域(ヘッドボックス)が、計測を意識させずに人間の自然なふるまいを捉え、すべての頭部領域での正確で精密なデータを取ることができます。
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