野田秀樹が監修する“旅する文化ムーブメント”「東京キャラバン」が京都に!
[17/08/07]
提供元:PRTIMES
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松たか子、中納良恵(EGO-WRAPPIN’)、food creationを始め、祇園甲部の芸妓、舞妓などが夢の共演
〜東京キャラバン2017は京都からスタート!多彩なアーティストが集結〜
始動から3年目を迎える今年の「東京キャラバン」が、いよいよ京都からスタートします。「人と人が交わるところに『文化』が生まれる」というコンセプトに賛同したアーティストがさまざまな分野から集い、新しい表現を創作します。8月19日(土)、20日(日)に、京都・亀岡にてワークショップ、9月2日(土)、3日(日)に、京都・世界遺産 二条城にてパフォーマンスを開催予定です。
京都のパフォーマンスには、総監修を務める野田秀樹や2015年より参加している女優の松たか子に加え、EGO-WRAPPIN’のヴォーカリスト・中納良恵、「食」を通じて表現する諏訪綾子/フードクリエイション(アーティスト)、甲冑でのパフォーマンスが人気の青柳美扇(書道家)、現代アーティストの木村舜などが初参加。また、京都を拠点に活躍するアーティストとして、佳つ菊(祇園甲部芸妓)、豆千佳(祇園甲部舞妓)、祇園祭鷹山保存会 囃子方、球乗り型ロボットで結成された村田製作所チアリーディング部が参加。さらに、津村禮次郎(能楽師)、“東京キャラバン”アンサンブルも参加し、さまざまな分野で活躍する才能溢れるアーティストがまさに“文化混流”することで、誰にも想像できない新しいパフォーマンスを創作します。会場は世界遺産として知られる京都・二条城。歴史の重みを感じる京都ならではのこの会場で、新しいパフォーマンスが生まれる瞬間に立ち会いませんか?
[画像1: https://prtimes.jp/i/27690/1/resize/d27690-1-472057-0.jpg ]
〜パフォーマンスに立ち会って、参加者になろう〜
東京都及びアーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)は、京都文化力プロジェクト実行委員会(京都府、京都市、京都商工会議所等)とともに「東京キャラバン in 京都」を計画・実施していきます。東京のみならず、日本全国の皆様に「東京キャラバン」に足を運んでいただき、新しいパフォーマンスが生まれる瞬間を一緒に体験いただきながら、「東京キャラバン」との一期一会が日本中をつなぎ、さらには東京2020オリンピック・パラリンピックに向け、日本が文化の力でひとつになる、大きなムーブメントとなっていくことを願っています。
「東京キャラバン」の活動に共感いただいた日本全国の44の自治体(道府県、政令指定都市、中核市)の立候補をいただき、今年は、京都、東京・八王子、熊本 での開催が決定しました。京都の開催後、東京・八王子では、9月9日(土)〜10日(日)、熊本では、10月9日(月・祝)〜13日(金)にワークショップ、10月15日(日)にパフォーマンスが予定されています。
とにかく生で見て、心で感じること! それが「東京キャラバン」の醍醐味です
[画像2: https://prtimes.jp/i/27690/1/resize/d27690-1-297600-2.jpg ]
「二条城と『東京キャラバン』は相性が良いんじゃないかと勝手に思っています。“TOKYO”もちょっと文字を入れ替えれば“KYOTO”だし(笑)。稽古(公開ワークショップ)から“覗き見”の感覚で見学できるという試みも楽しさのひとつです。文化とは退屈なものではなく、心を豊かにするもの。『東京キャラバン』とはその土地の皆さんと作る“見世物小屋”です。見世物の基本である“わくわく”と“どきどき”が生まれる実験の場に、ぜひ“野次馬”として参加して下さい」
野田秀樹・談(劇作家・演出家・役者)
◆開催概要
東京キャラバン in 京都・亀岡(公開ワークショップ)
二条城でのパフォーマンスに向け、表現者たちが“文化混流”しながら、新しい表現を創り上げていく創作の現場を特別に公開します。
日時: 2017年8月19日(土)13:00〜17:00、8月20日(日)10:00〜17:00
会場: 生涯学習施設・道の駅ガレリアかめおか コンベンションホール
(京都府亀岡市余部町宝久保1-1)
参加アーティスト: 野田秀樹、世界遺産・二条城パフォーマンス 参加アーティスト、井手茂太(振付家・ダンサー)
観覧: 無料、申し込み不要
主催: 東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、京都文化力プロジェクト実行委員会(京都府、京都市、京都商工会議所等)
協力: 亀岡市
東京キャラバン in 京都・二条城(パフォーマンス)
多種多様な表現者たちが、国内各地から世界遺産・二条城の特設ステージに集結。
それぞれのジャンルを超越した”文化混流”によって創出された、東京キャラバンでしか出会えないパフォーマンスを披露します。
日時: 2017年9月2日(土)、3日(日)18:00 受付開始、18:30 開場、19:00 開演 (20:00終了予定)
会場: 世界遺産・二条城 国宝・二の丸御殿前 特設ステージ
(京都府京都市中京区二条通堀川西入二条城町541番地)
参加アーティスト: 野田秀樹、松たか子(女優)、中納良恵/EGO-WRAPPIN’(ミュージシャン)、津村禮次郎(能楽師)、諏訪綾子/フードクリエイション(アーティスト)、佳つ菊(祇園甲部芸妓)、豆千佳(祇園甲部舞妓)、 祇園祭鷹山保存会 囃子方、村田製作所チアリーディング部(球乗り型ロボット)、木村舜(現代アーティスト)、青柳美扇(書道家)、津軽三味線「小山会」、和太鼓「Atoa.」、“東京キャラバン”アンサンブル (パフォーマー)ほか
観覧: 無料、要事前申し込み ※多数抽選
申し込み期間: 2017年8月13日(日)まで
申し込み方法: 電話かFAXまたはメール 詳しくは「京都いつでもコール」で検索
京都文化力プロジェクト2016-2020
公式HP http://culture-project.kyoto/
申し込みに関するお問い合わせ: 京都いつでもコール TEL 075-661-3755 FAX 075-661-5855
※おかけ間違いにご注意ください。
主催 : 東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、 京都文化力プロジェクト実行委員会(京都府、京都市、京都商工会議所等)
※出演者やプログラム内容は予告無く変更になる場合があります。
今年度のメインビジュアルをイラストレーター湯村輝彦氏とコラボレーション
今年の開催地、京都、八王子、熊本で様々な分野の芸術が集い、“文化混流”を創り出していく様子を、湯村氏ならではのタッチで表現していただきました。「東京キャラバン2017」に参加するアーティストとしての、最初のコラボレーション作品です。
湯村輝彦 (a.k.a.Terry Johnson)
東京都生まれ。多摩美術大学卒業。フラミンゴ・スタジオ主宰。元祖ヘタうまイラストレーター。一見、誰でも描けそうだが、実は誰にも描けない独自のヘタうま絵を駆使して70年代から活躍。海外にもファンは多く、2014年秋、フランスで開催され話題を呼んだ「HETA-UMA展」では宣伝メインビジュアルを担当した。著書の『決定版ヘタうま大全集』(ブルース・インターアクションズ)はヘタうま絵を知る上での貴重な一冊になっている。
東京キャラバン in 京都 参加アーティスト1. From 東京
野田秀樹 <総監修>
1955年長崎県生まれ。劇作家・演出家・役者。2009年より、東京芸術劇場芸術監督に就任。多摩美術大学教授。東京大学在学中に劇団夢の遊眠社を結成。解散後、ロンドンに留学。帰国後、NODA・MAPを設立し、『キル』『オイル』『THE BEE』『エッグ』『足跡姫〜時代錯誤冬幽霊〜』などを発表し高い評価を得る。海外での創作活動や、歌舞伎を手掛ける。2015年より『東京キャラバン』の総監修を務め、「人と人が交わるところに文化が生まれる」をコンセプトとした文化サーカスを日本各地で展開。コンセプトに賛同する多種多様な表現者らと、文化「混流」による独自のパフォーマンスを創作、発表し多くの観客を魅了した。2017年、八月納涼歌舞伎『野田版 桜の森の満開の下』を上演。表現のジャンル、国境を超え、精力的に創作活動を行う。
松たか子(女優)
1993年歌舞伎座『人情噺文七結』で初舞台を踏んで以降、舞台・ドラマ・映画・歌手活動とさまざまなフィールドで活躍を続けている。舞台では第38回紀伊国屋演劇賞・個人賞、第15回読売演劇大賞・最優秀女優賞などを受賞。近年の出演作に、舞台『もっと泣いてよフラッパー』、『かがみのかなたはたなかのなかに』、『メトロポリス』、野田秀樹の作品『オイル』、『贋作・罪と罰』、『逆鱗』など出演多数。
ドラマ『カルテット』、映画『ヴィヨンの妻〜桃桜とたんぽぽ〜』、『告白』、『夢売るふたり』、『小さいおうち』、『アナと雪の女王』(日本語吹替版)、『HERO』など多数。
中納良恵/EGO-WRAPPIN’ (ミュージシャン)
EGO-WRAPPIN’ヴォーカリスト。1996年 中納良恵(Vo、作詞作曲)と森雅樹(G、作曲)によってEGO-WRAPPIN’結成。「色彩のブルース」や「くちばしにチェリー」は、多様なジャンルを消化し、エゴ独自の世界観を築きあげた名曲として異例のロングヒットとなる。2016年には結成20周年を迎え日本武道館でワンマンライブを行い、その模様を収録したLive Blu-ray&DVD「ROUTE 20 HIT THE BUDOKAN 〜live at 日本武道館〜」を2017年3月15日にリリースした。
津村禮次郎(能楽師)
観世流シテ方 観世流緑泉会代表。重要無形文化財(能楽総合)保持者。1942年北九州市生まれ。一橋大学在学中に女流能楽師の草分け津村紀三子に師事、その後先代観世善之に師事する。緑泉会定例公演、小金井薪能公演のほか、仙台、福島、佐渡での活動も30数年以上継続する。古典に留まらず創作活動、海外公演、演劇やダンスとのコラボレーションも多い。
諏訪綾子/フードクリエイション(アーティスト)
金沢美術工芸大学卒業後、2006年よりfood creationの活動を開始、主宰を務める。東京・大阪・福岡・シンガポール・パリ・香港・台北・ベルリン・バルセロナなど国内外で、パフォーマンス「ゲリラレストラン」やディナーエクスペリエンス「Journey on the table」、フードインスタレーションなどを発表している。2014-15年には金沢21世紀美術館 開館10周年記念展覧会「好奇心のあじわい 好奇心のミュージアム」を、東京大学総合研究博物館とともに開催。
“東京キャラバン”アンサンブル(パフォーマー)
2015年「東京キャラバン 〜プロローグ〜」を機に、野田秀樹の創作活動を支えるパフォーマー達によって結成された演劇アンサンブル。野田秀樹が「東京キャラバン」に書き下ろした「物語」を演劇的に表現し、2015年、駒沢『旅立つ前夜〜1964年の子ら〜』、2016年、リオデジャネイロ、東北(仙台・相馬)、六本木での『地球の反対側から来たお話』などのパフォーマンスに参加し、観客を「東京キャラバン」の世界へと誘う。2017年の参加パフォーマー:秋草瑠衣子、石川詩織、近藤彩香、上村聡、川原田樹、黒瀧保士、末冨真由、手代木花野、福島彩子、吉田朋弘
井手茂太(振付家・ダンサー)
1991年にダンスカンパニー「イデビアン・クルー」を結成。既存のダンススタイルにとらわれない自由な発想で、日常の身振りや踊り手の個性を活かしたオリジナリティ溢れる作品を発表し、国内をはじめ、ドイツ、フランス、イギリスなどの23都市、のべ34箇所で作品を上演。また演劇作品へのステージングや振付、CM・ミュージックビデオの振付や出演など、幅広いジャンルでも活動する。
東京キャラバン in 京都 参加アーティスト2. From 京都
佳つ菊(祇園甲部芸妓)
豆千佳(祇園甲部舞妓)
祇園祭鷹山保存会 囃子方
コンチキチンと奏でられる祇園囃子は、室町時代末期に能楽の影響のもとに成立したといわれ、太鼓、笛、鉦の三つで構成される。ユネスコ無形文化遺産京都祇園祭の鷹山を保存、維持継承している鷹山保存会の囃子方は、祇園祭の行事の他、様々な行事で演奏し、山鉾巡行に参加しない「休み山」からの復興をめざしている。
村田製作所チアリーディング部(球乗り型ロボット)
世界中のみなさまに元気と笑顔を届けるために、2014年に開発された球乗り型ロボット。
メンバー全員が絶妙なバランス感覚とチームワークで一生懸命パフォーマンスして、世界中のイノベーターや頑張る人を応援します。息の合ったかわいい動きを楽しんでください。
名和晃平(彫刻家)
2009年、京都に創作のためのプラットフォーム「SANDWICH」を立ち上げる。独自の「PixCell」という概念を軸に、ビーズ、発泡ポリウレタン、シリコーンオイルなど様々な素材とテクノロジーを駆使し、彫刻の新たな可能性を拡げている。近年は建築や、舞台のプロジェクトにも取り組み、空間とアートを同時に生み出している。2015年度東京キャラバンを監修。2016年度は、六本木アートナイト、メインプログラムアーティストとしてメインステージのインスタレーションを手掛け、「東京キャラバン in 六本木」のステージプランを監修。現代アートの先駆者としての斬新な発案により、「東京キャラバン」を新しい表現のパフォーマンスへと導いている。
木村舜(現代アーティスト)
1992年京都生まれ。京都造形芸術大学にて名和晃平に師事。2015年京都造形芸術大学卒業展優秀賞受賞。
2017年京都造形芸術大学大学院修了。独特な世界観を表現する若手芸術家。SANDWICH所属アーティスト。
東京キャラバン in 京都 参加アーティスト3. 客人(まれびと)
青柳美扇(書道家)
1990年大阪府生まれ。幼少期より、書の師範であった祖母の影響を受け、和文化に囲まれて育つ。17歳で書道師範取得。大学、大学院と書道コースへ進学し、19歳より書道パフォーマンスを始める。現在では、甲冑を身に纏う謎の侍パフォーマーとして注目を集め世界各国で書道パフォーマンスを披露。海外メディアからも大きく取り上げられている。若手No.1の実力派の書道家。書道師範 / 高等学校教諭一種免許状(書道) 保持
津軽三味線「小山会」(小山豊、小山浩秀、小山貢将)
幼少より津軽三味線小山流宗家(祖父)小山貢翁に師事。
日本最大流派の1つである小山流の三代目として演奏活動を行っている。2001、 2002 年には、(財) 日本民謡協会津軽三味線コンクールで優秀賞を連続受賞。これまで25カ国以上で演奏し、2011 年にはカーネギーホール主催コンサートを成功させる。伝統的な楽曲の継承とともに、枠にとらわれない柔軟なスタイルで活躍中。
和太鼓「Atoa.」(高橋勅雄、高橋亮)
2011年3.11東日本大震災を受け、世界中で活動をしていた「鼓童」を離れ、高橋兄弟は、地元仙台へ戻り「Atoa.」を結成。新メンバーに阿部裕哉・木村直広を迎え、全国各地で和太鼓の演奏を日々届けている。2011年には、重要無形文化財保持者(人間国宝)の能楽師 津村禮次郎氏との共演を果たし、2016年には、演出家 野田秀樹氏の元、六本木ヒルズアリーナにて公演、また東京スカパラダイスオーケストラとのコラボレーション公演を果たすなど、結成6年目を迎え、更なる活躍を期待されている。
東京キャラバンとは
「東京キャラバン」は、東京2020オリンピック・パラリンピックの文化プログラムを先導する東京都のリーディングプロジェクトとして、2015年に始まりました。劇作家・演出家・役者である野田秀樹の発案により、多種多様なアーティストが出会い、“文化混流”することで、新しい表現が生まれるというコンセプトを掲げ、それぞれのジャンルを超えたパフォーマンスを各地で展開しています。2015年の東京・駒沢に始まり、昨年はリオデジャネイロ、東北(仙台・相馬)、六本木にて、東京スカパラダイスオーケストラや宮沢りえ(女優)、津村禮次郎(能楽師)など芸術文化界で活躍する様々な著名人が参加し、それぞれの圧倒的なパフォーマンスで延べ25,000人以上の観覧者を魅了しました。オリンピック・パラリンピックの東京2020公認文化オリンピアードとして本格始動する今年度からはさらに全国各地に出没し、「文化サーカス」を繰り広げていくとともに、国や地域を越えた交流を継続的に図ることで、東京2020大会以降の文化的な基盤を創っていきます。
詳細は、公式Webサイト( http://tokyocaravan.jp/ )にてご覧いただけます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/27690/1/resize/d27690-1-281177-3.jpg ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/27690/1/resize/d27690-1-652415-4.jpg ]
「東京キャラバン」が紡ぐ『物語』
「必要なのは、今、2020年に向けての『物語』、そして、その『物語』が2020年を越えても続いていけるような、そんな『物語』を作ることはできないのか?1964年の東京オリンピックには、これで戦後が終わっていくのだ、日本がいよいよ世界に向かって復帰できるのだ、といった確固たる物語があったように思う。今回の東京オリンピックには、今、日本人を動かすべき、そうした大義名分のような『物語』を簡単に見つけることは難しいだろう。ただ、ある程度の大きさの『物語』を積み重ねることで、人々の「気運」を作ることはできる。そして、盛り上がった「気運」の中からしか、壮大な物語は生まれないと思う」
野田秀樹 (「東京キャラバン」構想より)
【※本文中の「祇園」の「ぎ」は、システム上のフォントの都合により「示」へんにて表示されますが、正しくは「ネ」へんとなります。】
〜東京キャラバン2017は京都からスタート!多彩なアーティストが集結〜
始動から3年目を迎える今年の「東京キャラバン」が、いよいよ京都からスタートします。「人と人が交わるところに『文化』が生まれる」というコンセプトに賛同したアーティストがさまざまな分野から集い、新しい表現を創作します。8月19日(土)、20日(日)に、京都・亀岡にてワークショップ、9月2日(土)、3日(日)に、京都・世界遺産 二条城にてパフォーマンスを開催予定です。
京都のパフォーマンスには、総監修を務める野田秀樹や2015年より参加している女優の松たか子に加え、EGO-WRAPPIN’のヴォーカリスト・中納良恵、「食」を通じて表現する諏訪綾子/フードクリエイション(アーティスト)、甲冑でのパフォーマンスが人気の青柳美扇(書道家)、現代アーティストの木村舜などが初参加。また、京都を拠点に活躍するアーティストとして、佳つ菊(祇園甲部芸妓)、豆千佳(祇園甲部舞妓)、祇園祭鷹山保存会 囃子方、球乗り型ロボットで結成された村田製作所チアリーディング部が参加。さらに、津村禮次郎(能楽師)、“東京キャラバン”アンサンブルも参加し、さまざまな分野で活躍する才能溢れるアーティストがまさに“文化混流”することで、誰にも想像できない新しいパフォーマンスを創作します。会場は世界遺産として知られる京都・二条城。歴史の重みを感じる京都ならではのこの会場で、新しいパフォーマンスが生まれる瞬間に立ち会いませんか?
[画像1: https://prtimes.jp/i/27690/1/resize/d27690-1-472057-0.jpg ]
〜パフォーマンスに立ち会って、参加者になろう〜
東京都及びアーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)は、京都文化力プロジェクト実行委員会(京都府、京都市、京都商工会議所等)とともに「東京キャラバン in 京都」を計画・実施していきます。東京のみならず、日本全国の皆様に「東京キャラバン」に足を運んでいただき、新しいパフォーマンスが生まれる瞬間を一緒に体験いただきながら、「東京キャラバン」との一期一会が日本中をつなぎ、さらには東京2020オリンピック・パラリンピックに向け、日本が文化の力でひとつになる、大きなムーブメントとなっていくことを願っています。
「東京キャラバン」の活動に共感いただいた日本全国の44の自治体(道府県、政令指定都市、中核市)の立候補をいただき、今年は、京都、東京・八王子、熊本 での開催が決定しました。京都の開催後、東京・八王子では、9月9日(土)〜10日(日)、熊本では、10月9日(月・祝)〜13日(金)にワークショップ、10月15日(日)にパフォーマンスが予定されています。
とにかく生で見て、心で感じること! それが「東京キャラバン」の醍醐味です
[画像2: https://prtimes.jp/i/27690/1/resize/d27690-1-297600-2.jpg ]
「二条城と『東京キャラバン』は相性が良いんじゃないかと勝手に思っています。“TOKYO”もちょっと文字を入れ替えれば“KYOTO”だし(笑)。稽古(公開ワークショップ)から“覗き見”の感覚で見学できるという試みも楽しさのひとつです。文化とは退屈なものではなく、心を豊かにするもの。『東京キャラバン』とはその土地の皆さんと作る“見世物小屋”です。見世物の基本である“わくわく”と“どきどき”が生まれる実験の場に、ぜひ“野次馬”として参加して下さい」
野田秀樹・談(劇作家・演出家・役者)
◆開催概要
東京キャラバン in 京都・亀岡(公開ワークショップ)
二条城でのパフォーマンスに向け、表現者たちが“文化混流”しながら、新しい表現を創り上げていく創作の現場を特別に公開します。
日時: 2017年8月19日(土)13:00〜17:00、8月20日(日)10:00〜17:00
会場: 生涯学習施設・道の駅ガレリアかめおか コンベンションホール
(京都府亀岡市余部町宝久保1-1)
参加アーティスト: 野田秀樹、世界遺産・二条城パフォーマンス 参加アーティスト、井手茂太(振付家・ダンサー)
観覧: 無料、申し込み不要
主催: 東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、京都文化力プロジェクト実行委員会(京都府、京都市、京都商工会議所等)
協力: 亀岡市
東京キャラバン in 京都・二条城(パフォーマンス)
多種多様な表現者たちが、国内各地から世界遺産・二条城の特設ステージに集結。
それぞれのジャンルを超越した”文化混流”によって創出された、東京キャラバンでしか出会えないパフォーマンスを披露します。
日時: 2017年9月2日(土)、3日(日)18:00 受付開始、18:30 開場、19:00 開演 (20:00終了予定)
会場: 世界遺産・二条城 国宝・二の丸御殿前 特設ステージ
(京都府京都市中京区二条通堀川西入二条城町541番地)
参加アーティスト: 野田秀樹、松たか子(女優)、中納良恵/EGO-WRAPPIN’(ミュージシャン)、津村禮次郎(能楽師)、諏訪綾子/フードクリエイション(アーティスト)、佳つ菊(祇園甲部芸妓)、豆千佳(祇園甲部舞妓)、 祇園祭鷹山保存会 囃子方、村田製作所チアリーディング部(球乗り型ロボット)、木村舜(現代アーティスト)、青柳美扇(書道家)、津軽三味線「小山会」、和太鼓「Atoa.」、“東京キャラバン”アンサンブル (パフォーマー)ほか
観覧: 無料、要事前申し込み ※多数抽選
申し込み期間: 2017年8月13日(日)まで
申し込み方法: 電話かFAXまたはメール 詳しくは「京都いつでもコール」で検索
京都文化力プロジェクト2016-2020
公式HP http://culture-project.kyoto/
申し込みに関するお問い合わせ: 京都いつでもコール TEL 075-661-3755 FAX 075-661-5855
※おかけ間違いにご注意ください。
主催 : 東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、 京都文化力プロジェクト実行委員会(京都府、京都市、京都商工会議所等)
※出演者やプログラム内容は予告無く変更になる場合があります。
今年度のメインビジュアルをイラストレーター湯村輝彦氏とコラボレーション
今年の開催地、京都、八王子、熊本で様々な分野の芸術が集い、“文化混流”を創り出していく様子を、湯村氏ならではのタッチで表現していただきました。「東京キャラバン2017」に参加するアーティストとしての、最初のコラボレーション作品です。
湯村輝彦 (a.k.a.Terry Johnson)
東京都生まれ。多摩美術大学卒業。フラミンゴ・スタジオ主宰。元祖ヘタうまイラストレーター。一見、誰でも描けそうだが、実は誰にも描けない独自のヘタうま絵を駆使して70年代から活躍。海外にもファンは多く、2014年秋、フランスで開催され話題を呼んだ「HETA-UMA展」では宣伝メインビジュアルを担当した。著書の『決定版ヘタうま大全集』(ブルース・インターアクションズ)はヘタうま絵を知る上での貴重な一冊になっている。
東京キャラバン in 京都 参加アーティスト1. From 東京
野田秀樹 <総監修>
1955年長崎県生まれ。劇作家・演出家・役者。2009年より、東京芸術劇場芸術監督に就任。多摩美術大学教授。東京大学在学中に劇団夢の遊眠社を結成。解散後、ロンドンに留学。帰国後、NODA・MAPを設立し、『キル』『オイル』『THE BEE』『エッグ』『足跡姫〜時代錯誤冬幽霊〜』などを発表し高い評価を得る。海外での創作活動や、歌舞伎を手掛ける。2015年より『東京キャラバン』の総監修を務め、「人と人が交わるところに文化が生まれる」をコンセプトとした文化サーカスを日本各地で展開。コンセプトに賛同する多種多様な表現者らと、文化「混流」による独自のパフォーマンスを創作、発表し多くの観客を魅了した。2017年、八月納涼歌舞伎『野田版 桜の森の満開の下』を上演。表現のジャンル、国境を超え、精力的に創作活動を行う。
松たか子(女優)
1993年歌舞伎座『人情噺文七結』で初舞台を踏んで以降、舞台・ドラマ・映画・歌手活動とさまざまなフィールドで活躍を続けている。舞台では第38回紀伊国屋演劇賞・個人賞、第15回読売演劇大賞・最優秀女優賞などを受賞。近年の出演作に、舞台『もっと泣いてよフラッパー』、『かがみのかなたはたなかのなかに』、『メトロポリス』、野田秀樹の作品『オイル』、『贋作・罪と罰』、『逆鱗』など出演多数。
ドラマ『カルテット』、映画『ヴィヨンの妻〜桃桜とたんぽぽ〜』、『告白』、『夢売るふたり』、『小さいおうち』、『アナと雪の女王』(日本語吹替版)、『HERO』など多数。
中納良恵/EGO-WRAPPIN’ (ミュージシャン)
EGO-WRAPPIN’ヴォーカリスト。1996年 中納良恵(Vo、作詞作曲)と森雅樹(G、作曲)によってEGO-WRAPPIN’結成。「色彩のブルース」や「くちばしにチェリー」は、多様なジャンルを消化し、エゴ独自の世界観を築きあげた名曲として異例のロングヒットとなる。2016年には結成20周年を迎え日本武道館でワンマンライブを行い、その模様を収録したLive Blu-ray&DVD「ROUTE 20 HIT THE BUDOKAN 〜live at 日本武道館〜」を2017年3月15日にリリースした。
津村禮次郎(能楽師)
観世流シテ方 観世流緑泉会代表。重要無形文化財(能楽総合)保持者。1942年北九州市生まれ。一橋大学在学中に女流能楽師の草分け津村紀三子に師事、その後先代観世善之に師事する。緑泉会定例公演、小金井薪能公演のほか、仙台、福島、佐渡での活動も30数年以上継続する。古典に留まらず創作活動、海外公演、演劇やダンスとのコラボレーションも多い。
諏訪綾子/フードクリエイション(アーティスト)
金沢美術工芸大学卒業後、2006年よりfood creationの活動を開始、主宰を務める。東京・大阪・福岡・シンガポール・パリ・香港・台北・ベルリン・バルセロナなど国内外で、パフォーマンス「ゲリラレストラン」やディナーエクスペリエンス「Journey on the table」、フードインスタレーションなどを発表している。2014-15年には金沢21世紀美術館 開館10周年記念展覧会「好奇心のあじわい 好奇心のミュージアム」を、東京大学総合研究博物館とともに開催。
“東京キャラバン”アンサンブル(パフォーマー)
2015年「東京キャラバン 〜プロローグ〜」を機に、野田秀樹の創作活動を支えるパフォーマー達によって結成された演劇アンサンブル。野田秀樹が「東京キャラバン」に書き下ろした「物語」を演劇的に表現し、2015年、駒沢『旅立つ前夜〜1964年の子ら〜』、2016年、リオデジャネイロ、東北(仙台・相馬)、六本木での『地球の反対側から来たお話』などのパフォーマンスに参加し、観客を「東京キャラバン」の世界へと誘う。2017年の参加パフォーマー:秋草瑠衣子、石川詩織、近藤彩香、上村聡、川原田樹、黒瀧保士、末冨真由、手代木花野、福島彩子、吉田朋弘
井手茂太(振付家・ダンサー)
1991年にダンスカンパニー「イデビアン・クルー」を結成。既存のダンススタイルにとらわれない自由な発想で、日常の身振りや踊り手の個性を活かしたオリジナリティ溢れる作品を発表し、国内をはじめ、ドイツ、フランス、イギリスなどの23都市、のべ34箇所で作品を上演。また演劇作品へのステージングや振付、CM・ミュージックビデオの振付や出演など、幅広いジャンルでも活動する。
東京キャラバン in 京都 参加アーティスト2. From 京都
佳つ菊(祇園甲部芸妓)
豆千佳(祇園甲部舞妓)
祇園祭鷹山保存会 囃子方
コンチキチンと奏でられる祇園囃子は、室町時代末期に能楽の影響のもとに成立したといわれ、太鼓、笛、鉦の三つで構成される。ユネスコ無形文化遺産京都祇園祭の鷹山を保存、維持継承している鷹山保存会の囃子方は、祇園祭の行事の他、様々な行事で演奏し、山鉾巡行に参加しない「休み山」からの復興をめざしている。
村田製作所チアリーディング部(球乗り型ロボット)
世界中のみなさまに元気と笑顔を届けるために、2014年に開発された球乗り型ロボット。
メンバー全員が絶妙なバランス感覚とチームワークで一生懸命パフォーマンスして、世界中のイノベーターや頑張る人を応援します。息の合ったかわいい動きを楽しんでください。
名和晃平(彫刻家)
2009年、京都に創作のためのプラットフォーム「SANDWICH」を立ち上げる。独自の「PixCell」という概念を軸に、ビーズ、発泡ポリウレタン、シリコーンオイルなど様々な素材とテクノロジーを駆使し、彫刻の新たな可能性を拡げている。近年は建築や、舞台のプロジェクトにも取り組み、空間とアートを同時に生み出している。2015年度東京キャラバンを監修。2016年度は、六本木アートナイト、メインプログラムアーティストとしてメインステージのインスタレーションを手掛け、「東京キャラバン in 六本木」のステージプランを監修。現代アートの先駆者としての斬新な発案により、「東京キャラバン」を新しい表現のパフォーマンスへと導いている。
木村舜(現代アーティスト)
1992年京都生まれ。京都造形芸術大学にて名和晃平に師事。2015年京都造形芸術大学卒業展優秀賞受賞。
2017年京都造形芸術大学大学院修了。独特な世界観を表現する若手芸術家。SANDWICH所属アーティスト。
東京キャラバン in 京都 参加アーティスト3. 客人(まれびと)
青柳美扇(書道家)
1990年大阪府生まれ。幼少期より、書の師範であった祖母の影響を受け、和文化に囲まれて育つ。17歳で書道師範取得。大学、大学院と書道コースへ進学し、19歳より書道パフォーマンスを始める。現在では、甲冑を身に纏う謎の侍パフォーマーとして注目を集め世界各国で書道パフォーマンスを披露。海外メディアからも大きく取り上げられている。若手No.1の実力派の書道家。書道師範 / 高等学校教諭一種免許状(書道) 保持
津軽三味線「小山会」(小山豊、小山浩秀、小山貢将)
幼少より津軽三味線小山流宗家(祖父)小山貢翁に師事。
日本最大流派の1つである小山流の三代目として演奏活動を行っている。2001、 2002 年には、(財) 日本民謡協会津軽三味線コンクールで優秀賞を連続受賞。これまで25カ国以上で演奏し、2011 年にはカーネギーホール主催コンサートを成功させる。伝統的な楽曲の継承とともに、枠にとらわれない柔軟なスタイルで活躍中。
和太鼓「Atoa.」(高橋勅雄、高橋亮)
2011年3.11東日本大震災を受け、世界中で活動をしていた「鼓童」を離れ、高橋兄弟は、地元仙台へ戻り「Atoa.」を結成。新メンバーに阿部裕哉・木村直広を迎え、全国各地で和太鼓の演奏を日々届けている。2011年には、重要無形文化財保持者(人間国宝)の能楽師 津村禮次郎氏との共演を果たし、2016年には、演出家 野田秀樹氏の元、六本木ヒルズアリーナにて公演、また東京スカパラダイスオーケストラとのコラボレーション公演を果たすなど、結成6年目を迎え、更なる活躍を期待されている。
東京キャラバンとは
「東京キャラバン」は、東京2020オリンピック・パラリンピックの文化プログラムを先導する東京都のリーディングプロジェクトとして、2015年に始まりました。劇作家・演出家・役者である野田秀樹の発案により、多種多様なアーティストが出会い、“文化混流”することで、新しい表現が生まれるというコンセプトを掲げ、それぞれのジャンルを超えたパフォーマンスを各地で展開しています。2015年の東京・駒沢に始まり、昨年はリオデジャネイロ、東北(仙台・相馬)、六本木にて、東京スカパラダイスオーケストラや宮沢りえ(女優)、津村禮次郎(能楽師)など芸術文化界で活躍する様々な著名人が参加し、それぞれの圧倒的なパフォーマンスで延べ25,000人以上の観覧者を魅了しました。オリンピック・パラリンピックの東京2020公認文化オリンピアードとして本格始動する今年度からはさらに全国各地に出没し、「文化サーカス」を繰り広げていくとともに、国や地域を越えた交流を継続的に図ることで、東京2020大会以降の文化的な基盤を創っていきます。
詳細は、公式Webサイト( http://tokyocaravan.jp/ )にてご覧いただけます。
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「東京キャラバン」が紡ぐ『物語』
「必要なのは、今、2020年に向けての『物語』、そして、その『物語』が2020年を越えても続いていけるような、そんな『物語』を作ることはできないのか?1964年の東京オリンピックには、これで戦後が終わっていくのだ、日本がいよいよ世界に向かって復帰できるのだ、といった確固たる物語があったように思う。今回の東京オリンピックには、今、日本人を動かすべき、そうした大義名分のような『物語』を簡単に見つけることは難しいだろう。ただ、ある程度の大きさの『物語』を積み重ねることで、人々の「気運」を作ることはできる。そして、盛り上がった「気運」の中からしか、壮大な物語は生まれないと思う」
野田秀樹 (「東京キャラバン」構想より)
【※本文中の「祇園」の「ぎ」は、システム上のフォントの都合により「示」へんにて表示されますが、正しくは「ネ」へんとなります。】