一般生活者3,000人を対象に「健康・医療情報に関する意識調査」を実施
[17/11/27]
提供元:PRTIMES
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健康・医療情報の入手にインターネット情報を8割が利用も信頼性には懐疑的
MSD株式会社(本社:東京都千代田区、社長:ヤニー・ウェストハイゼン)は、一般生活者が普段、健康・医療情報をどのように入手・活用しているかについて実態を把握すべく、日本全国の20〜70代の一般生活者の男女計3,000人に対し、健康・医療情報に関する意識調査をオンラインで実施し、その結果を発表しました。
〈調査結果のポイント〉
● 健康・医療情報の入手先トップは、インターネットの「検索サイト」の77.5%だが、ウェブサイトの健康・医療情報を「信頼できる」と回答した人は、26.2%にとどまる
● 最も閲覧されているウェブサイトは「Q&A口コミサイト」42.1%、「オンライン百科事典等」37.7%、「クリニックや個人の医師が提供しているサイト」37.6%と続く
● 情報源としての信頼を集めているのは「厚生労働省や国立がん研究センターなど公的機関が提供しているサイト」が同サイト閲覧者の90%、「学会や大学病院など医師の研究団体が提供しているサイト」も84%と高い
□ 検索サイトの利用度は高いが、入手した健康・医療情報には懐疑的
■ 健康・医療情報の入手先としては、インターネットを利用した「検索サイト」が約8割(77.5%)でトップ。「医師等の専門家」(30.2%)、「家族や友人・知人」(25.6%)、「本や雑誌」(20.1%)の順に続く。
(Q2)
■ 健康や医療について情報の出所について半数以上(57.6%)の人が確認しているものの、全体の73.8%がウェブサイトの健康・医療情報を「信頼できない」または「どちらとも言えない」と回答。(Q5、Q7)
■ ウェブサイトが信頼できないと回答した人にその理由を聞いたところ、半数近くの人が「情報の出所が不明なことがあるから」(46.8%、110人/235人)、「正確性を欠いた記事や情報が多そうだから」(46.4%、109人/235人)、「きちんとしたデータの裏付けを取っていない記事が多そうだから」(43.0%、101人/235人)と回答。(Q8)
□ 閲覧率が高いのは「口コミサイト」だが、情報源として信頼しているのは半数以下
■ インターネットの健康・医療情報利用者 (2,420人)に最も閲覧されているウェブサイトは「Q&A口コミサイト」(42.1%、1,019人/2,420人)。(Q11)
■ 「口コミサイト」閲覧者のうち、「口コミサイト」を信頼しているのはその半数に満たず(43.3%、441人/1,019人)。(Q12)
□ 医療情報のウェブサイトの信頼につながるのは「公的機関による運営」や「出典の明確さ」
■ 信頼を集めているのは、各サイトの閲覧者のうち「公的機関が提供しているサイト」(同90%; 513人/570人)、「医師の研究機関が提供しているサイト」(同84%; 385人/458人)で、専門家による情報に信頼を寄せている傾向。(Q12)
■ 回答者全員にウェブサイトの信頼につながるポイントを聞いたところ、「公的機関が運営している」(38.4%)、「出典が明らかである」(35.2%)、「医師も使っている」「わかりやすくまとまっている」(いずれも31.6%)などが上位を占め、利用者は、情報の出所やエビデンスを重視して信頼できる情報を求めていることが明らかに。(Q16)
<公益財団法人先端医療振興財団 臨床研究情報センター センター長/京都大学名誉教授 福島 雅典先生からのコメント>
今回の調査では、多くの一般の方が健康・医療情報の収集先としてインターネットを最も活用されていることが明らかになりました。ただし、その中でも検索・訪問したウェブサイトの情報を信頼できるか否かに疑問を持っていることも分かりました。IT技術が発達し、インターネットなどを通して情報が氾濫している昨今において、このような結果になったことは、当然のことと思います。
私は、25年前よりMSDマニュアル日本語版の総監修および監訳を行ってまいりましたが、さまざまな医療情報があふれる中で、医師、医療関係者はもちろんのこと、患者さんを含む一般生活者が正しい知識を持ち医師、医療関係者とのコミュニケーションのもとで最良の治療を選んでいくことが望まれます。MSDマニュアル家庭版をぜひ活用してもらいたいと思います。
以 上
【参考資料】MSD株式会社「健康・医療に関する意識調査」調査結果詳細
MSDについて
MSDは1世紀以上にわたり、バイオ医薬品のグローバルリーダー企業として人々の生命を救い、生活を改善するために、世界で最も治療が困難な病気のための革新的な医薬品やワクチンの製造に取り組んできました。MSDはMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が各国(米国とカナダ以外)で事業を行う際に使用している名称です。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDは今も、がん、生活習慣病、新種の動物病、アルツハイマー病、HIVやエボラなどの感染病をはじめとして、世界中で人々の命やコミュニティを脅かしている病気の治療や予防のために、研究開発の最前線に立ち続けています。MSDの詳細については、弊社ウェブサイト(www.msd.co.jp)や Facebook 、 YouTubeをご参照ください。
MSD株式会社(本社:東京都千代田区、社長:ヤニー・ウェストハイゼン)は、一般生活者が普段、健康・医療情報をどのように入手・活用しているかについて実態を把握すべく、日本全国の20〜70代の一般生活者の男女計3,000人に対し、健康・医療情報に関する意識調査をオンラインで実施し、その結果を発表しました。
〈調査結果のポイント〉
● 健康・医療情報の入手先トップは、インターネットの「検索サイト」の77.5%だが、ウェブサイトの健康・医療情報を「信頼できる」と回答した人は、26.2%にとどまる
● 最も閲覧されているウェブサイトは「Q&A口コミサイト」42.1%、「オンライン百科事典等」37.7%、「クリニックや個人の医師が提供しているサイト」37.6%と続く
● 情報源としての信頼を集めているのは「厚生労働省や国立がん研究センターなど公的機関が提供しているサイト」が同サイト閲覧者の90%、「学会や大学病院など医師の研究団体が提供しているサイト」も84%と高い
□ 検索サイトの利用度は高いが、入手した健康・医療情報には懐疑的
■ 健康・医療情報の入手先としては、インターネットを利用した「検索サイト」が約8割(77.5%)でトップ。「医師等の専門家」(30.2%)、「家族や友人・知人」(25.6%)、「本や雑誌」(20.1%)の順に続く。
(Q2)
■ 健康や医療について情報の出所について半数以上(57.6%)の人が確認しているものの、全体の73.8%がウェブサイトの健康・医療情報を「信頼できない」または「どちらとも言えない」と回答。(Q5、Q7)
■ ウェブサイトが信頼できないと回答した人にその理由を聞いたところ、半数近くの人が「情報の出所が不明なことがあるから」(46.8%、110人/235人)、「正確性を欠いた記事や情報が多そうだから」(46.4%、109人/235人)、「きちんとしたデータの裏付けを取っていない記事が多そうだから」(43.0%、101人/235人)と回答。(Q8)
□ 閲覧率が高いのは「口コミサイト」だが、情報源として信頼しているのは半数以下
■ インターネットの健康・医療情報利用者 (2,420人)に最も閲覧されているウェブサイトは「Q&A口コミサイト」(42.1%、1,019人/2,420人)。(Q11)
■ 「口コミサイト」閲覧者のうち、「口コミサイト」を信頼しているのはその半数に満たず(43.3%、441人/1,019人)。(Q12)
□ 医療情報のウェブサイトの信頼につながるのは「公的機関による運営」や「出典の明確さ」
■ 信頼を集めているのは、各サイトの閲覧者のうち「公的機関が提供しているサイト」(同90%; 513人/570人)、「医師の研究機関が提供しているサイト」(同84%; 385人/458人)で、専門家による情報に信頼を寄せている傾向。(Q12)
■ 回答者全員にウェブサイトの信頼につながるポイントを聞いたところ、「公的機関が運営している」(38.4%)、「出典が明らかである」(35.2%)、「医師も使っている」「わかりやすくまとまっている」(いずれも31.6%)などが上位を占め、利用者は、情報の出所やエビデンスを重視して信頼できる情報を求めていることが明らかに。(Q16)
<公益財団法人先端医療振興財団 臨床研究情報センター センター長/京都大学名誉教授 福島 雅典先生からのコメント>
今回の調査では、多くの一般の方が健康・医療情報の収集先としてインターネットを最も活用されていることが明らかになりました。ただし、その中でも検索・訪問したウェブサイトの情報を信頼できるか否かに疑問を持っていることも分かりました。IT技術が発達し、インターネットなどを通して情報が氾濫している昨今において、このような結果になったことは、当然のことと思います。
私は、25年前よりMSDマニュアル日本語版の総監修および監訳を行ってまいりましたが、さまざまな医療情報があふれる中で、医師、医療関係者はもちろんのこと、患者さんを含む一般生活者が正しい知識を持ち医師、医療関係者とのコミュニケーションのもとで最良の治療を選んでいくことが望まれます。MSDマニュアル家庭版をぜひ活用してもらいたいと思います。
以 上
【参考資料】MSD株式会社「健康・医療に関する意識調査」調査結果詳細
MSDについて
MSDは1世紀以上にわたり、バイオ医薬品のグローバルリーダー企業として人々の生命を救い、生活を改善するために、世界で最も治療が困難な病気のための革新的な医薬品やワクチンの製造に取り組んできました。MSDはMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が各国(米国とカナダ以外)で事業を行う際に使用している名称です。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDは今も、がん、生活習慣病、新種の動物病、アルツハイマー病、HIVやエボラなどの感染病をはじめとして、世界中で人々の命やコミュニティを脅かしている病気の治療や予防のために、研究開発の最前線に立ち続けています。MSDの詳細については、弊社ウェブサイト(www.msd.co.jp)や Facebook 、 YouTubeをご参照ください。