ITD lab株式会社 第三者割当増資により資金調達
[18/06/15]
提供元:PRTIMES
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自動運転をにらみステレオカメラ事業を一気に加速
超高性能なステレオカメラの開発とライセンス販売を手がけるITD lab株式会社 (本社 : 神奈川県横浜市緑区、代表取締役 実吉敬二・小倉明宏、http://www.itdlab.com, 以下ITD Lab) は、ニッセイ・キャピタル株式会社 (本社 : 東京都千代田区、代表取締役 安達哲哉)、三井住友海上キャピタル株式会社 (本社 : 東京都中央区、取締役社長 石上壽一)、ミナトホールディングス株式会社 (本社 : 東京都中央区、代表取締役 若山健彦)、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 (本社 : 神奈川県厚木市、代表取締役 清水照士) を引き受け先とした第三者割当増資により総額 4.8億円の資金調達を実施 致しました。昨年4月に実施した第三者割当増資を合わせ総額 5.8億円を資金調達した事になります。
ITD Labの超高性能ステレオカメラは、自動車・ドローン・建機・ロボットなどの衝突防止・自動運転の分野に於ける必須デバイスと言え、近年益々高まるこれらの分野からの強力な要請にタイムリーに応える為、予々 ITD Labには研究開発の一層のスピードアップが求められていました。今回 調達できた資金は主に、研究開発を担う優秀な人材の確保や研究環境の整備、更には 外部開発会社を巻き込んだ大規模開発の推進費用などに充当し、上述の期待とニーズにキチンと応えていく事になります。
独自性と革新性を合わせ持つベンチャー企業を厳選して積極投資を進めているニッセイ・キャピタルと三井住友海上キャピタルは、自動運転や衝突防止分野に於けるITD Labステレオカメラ技術の将来性を見込んで、昨年4月のシード期での資金調達から継続的にITD Labを支えています。
産業機器用メモリーモジュール・デバイスプログラマ・ROM書き込みサービス・ディスプレイソリューション事業などのリーディングカンパニーであるミナトホールディングスは、創業間もないITD Labのステレオカメラ技術に対して 早々と大きな可能性を見出し、広範に渡る業務提携契約を2017年に締結し、高い技術力で製品開発、生産、商品化を進め、両社で事業化を推進してまいりました。本年に入ってからは、ITD Labが発売した評価用ステレオカメラの販売代理店として強力に営業面での協業も進めています。
イメージセンサーの世界的トップ企業で、現在 車載事業の強化を積極的に推し進めているソニーセミコンダクタソリューションズは、この度 同社の第三者割当増資を引き受けました。これを機会に、今後の協業がより密度の高いものになると期待しています。
【ITD Lab株式会社とは ?】
ITD Labは、”スバル・アイサイトで使用されているステレオカメラ” の発明者である元東工大准教授 実吉敬二(現在ITD Lab代表取締役 会長 兼CTO) が2016年5月に創業した会社です。実吉は、1998年にスバルを退社後 東工大で教鞭を取るかたわら、退官する2017年までのほぼ20年に渡ってスバルとは独立してステレオカメラ技術の改良・改善に取り組んで来ました。ITD Labは、実吉のこの蓄積を引き継いでステレオカメラの研究開発をスタートさせました。
本社は神奈川県横浜市緑区長津田町の東工大横浜ベンチャープラザの中にオフィスを構え、代表取締役会長 実吉敬二、代表取締役社長 小倉明宏、その他 取締役4名、社員13名を擁しております。
【ITD Labのステレオカメラの特徴】
ステレオカメラは、2つのイメージセンサーから得られる視差を使って物体までの距離を計算するシステムです。ITD Labのステレオカメラの基本アルゴリズムは、同社の代表取締役会長 兼CTOの実吉敬二が発明した ”スバル・アイサイトで使用されているステレオカメラ” と同様、SAD (Sum of Absolute Difference)方式で、現在 商品化されているステレオカメラの多くが採用しているSGM (Semi Global Matching)方式と異なります。
SAD方式である事で (SGM方式と比べて) アルゴリズムを簡素化でき、その結果 必要とされるコンピュータパワーは少なく、毎秒60〜160フレームの超高速処理であるにも拘らず、システムのコスト・大きさ・消費電力を大幅に抑えています。
SGM方式と比べ、視差画像の中で物体の輪郭がハッキリと表現される為、高価なLiDARを使う事なく 衝突防止や自動運転のシステムを組む事が可能です。
更にITD Labのステレオカメラには、アイサイトでも実現できていない高速リアルタイム自動調整が搭載されており、ステレオカメラが本質的に抱えるメカ精度の経時変化問題をも解決しています。例えば、温度変化や衝撃などによってステレオカメラの組立て精度が変動してしまっても、システムが全てソフト的に自動調整・自動補正してしまいます。
この様な多くの長所を持つITD Labのステレオカメラは、自動車やロボット、建機、AGVだけで無く、小さくて消費電力が少ない事からドローンへの搭載にも適しています。
【なぜ自動運転が抱える課題を解決できるのか ?】
レベル4, レベル5の自動運転では、運転者ではなくシステムが衝突回避の責任を負う事になり、言い訳が出来ない高精度の衝突回避性能がシステム側に求められます。その為に、”高価にも拘らず応答速度が遅いLiDAR” や “モデルに無い物体や状況では距離計算ができない単眼カメラシステム” では自動運転を実現する事が極めて困難で、事実、世界中の自動運転開発は 現在 大きな壁にぶち当たっていると言えます。しかしITD Labのステレオカメラがあれば、上述した通り、毎秒60〜160フレームの超高速で物体の輪郭と距離情報を極めて正確に確定する為、自動運転の為の “眼” の役割を担う事ができ、ディープラーニングのAIと組み合わせる事で真の意味 (レベル4, レベル5) の自動運転システムを構築する事が出来ます。
[画像: https://prtimes.jp/i/35060/1/resize/d35060-1-897326-0.jpg ]
超高性能なステレオカメラの開発とライセンス販売を手がけるITD lab株式会社 (本社 : 神奈川県横浜市緑区、代表取締役 実吉敬二・小倉明宏、http://www.itdlab.com, 以下ITD Lab) は、ニッセイ・キャピタル株式会社 (本社 : 東京都千代田区、代表取締役 安達哲哉)、三井住友海上キャピタル株式会社 (本社 : 東京都中央区、取締役社長 石上壽一)、ミナトホールディングス株式会社 (本社 : 東京都中央区、代表取締役 若山健彦)、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 (本社 : 神奈川県厚木市、代表取締役 清水照士) を引き受け先とした第三者割当増資により総額 4.8億円の資金調達を実施 致しました。昨年4月に実施した第三者割当増資を合わせ総額 5.8億円を資金調達した事になります。
ITD Labの超高性能ステレオカメラは、自動車・ドローン・建機・ロボットなどの衝突防止・自動運転の分野に於ける必須デバイスと言え、近年益々高まるこれらの分野からの強力な要請にタイムリーに応える為、予々 ITD Labには研究開発の一層のスピードアップが求められていました。今回 調達できた資金は主に、研究開発を担う優秀な人材の確保や研究環境の整備、更には 外部開発会社を巻き込んだ大規模開発の推進費用などに充当し、上述の期待とニーズにキチンと応えていく事になります。
独自性と革新性を合わせ持つベンチャー企業を厳選して積極投資を進めているニッセイ・キャピタルと三井住友海上キャピタルは、自動運転や衝突防止分野に於けるITD Labステレオカメラ技術の将来性を見込んで、昨年4月のシード期での資金調達から継続的にITD Labを支えています。
産業機器用メモリーモジュール・デバイスプログラマ・ROM書き込みサービス・ディスプレイソリューション事業などのリーディングカンパニーであるミナトホールディングスは、創業間もないITD Labのステレオカメラ技術に対して 早々と大きな可能性を見出し、広範に渡る業務提携契約を2017年に締結し、高い技術力で製品開発、生産、商品化を進め、両社で事業化を推進してまいりました。本年に入ってからは、ITD Labが発売した評価用ステレオカメラの販売代理店として強力に営業面での協業も進めています。
イメージセンサーの世界的トップ企業で、現在 車載事業の強化を積極的に推し進めているソニーセミコンダクタソリューションズは、この度 同社の第三者割当増資を引き受けました。これを機会に、今後の協業がより密度の高いものになると期待しています。
【ITD Lab株式会社とは ?】
ITD Labは、”スバル・アイサイトで使用されているステレオカメラ” の発明者である元東工大准教授 実吉敬二(現在ITD Lab代表取締役 会長 兼CTO) が2016年5月に創業した会社です。実吉は、1998年にスバルを退社後 東工大で教鞭を取るかたわら、退官する2017年までのほぼ20年に渡ってスバルとは独立してステレオカメラ技術の改良・改善に取り組んで来ました。ITD Labは、実吉のこの蓄積を引き継いでステレオカメラの研究開発をスタートさせました。
本社は神奈川県横浜市緑区長津田町の東工大横浜ベンチャープラザの中にオフィスを構え、代表取締役会長 実吉敬二、代表取締役社長 小倉明宏、その他 取締役4名、社員13名を擁しております。
【ITD Labのステレオカメラの特徴】
ステレオカメラは、2つのイメージセンサーから得られる視差を使って物体までの距離を計算するシステムです。ITD Labのステレオカメラの基本アルゴリズムは、同社の代表取締役会長 兼CTOの実吉敬二が発明した ”スバル・アイサイトで使用されているステレオカメラ” と同様、SAD (Sum of Absolute Difference)方式で、現在 商品化されているステレオカメラの多くが採用しているSGM (Semi Global Matching)方式と異なります。
SAD方式である事で (SGM方式と比べて) アルゴリズムを簡素化でき、その結果 必要とされるコンピュータパワーは少なく、毎秒60〜160フレームの超高速処理であるにも拘らず、システムのコスト・大きさ・消費電力を大幅に抑えています。
SGM方式と比べ、視差画像の中で物体の輪郭がハッキリと表現される為、高価なLiDARを使う事なく 衝突防止や自動運転のシステムを組む事が可能です。
更にITD Labのステレオカメラには、アイサイトでも実現できていない高速リアルタイム自動調整が搭載されており、ステレオカメラが本質的に抱えるメカ精度の経時変化問題をも解決しています。例えば、温度変化や衝撃などによってステレオカメラの組立て精度が変動してしまっても、システムが全てソフト的に自動調整・自動補正してしまいます。
この様な多くの長所を持つITD Labのステレオカメラは、自動車やロボット、建機、AGVだけで無く、小さくて消費電力が少ない事からドローンへの搭載にも適しています。
【なぜ自動運転が抱える課題を解決できるのか ?】
レベル4, レベル5の自動運転では、運転者ではなくシステムが衝突回避の責任を負う事になり、言い訳が出来ない高精度の衝突回避性能がシステム側に求められます。その為に、”高価にも拘らず応答速度が遅いLiDAR” や “モデルに無い物体や状況では距離計算ができない単眼カメラシステム” では自動運転を実現する事が極めて困難で、事実、世界中の自動運転開発は 現在 大きな壁にぶち当たっていると言えます。しかしITD Labのステレオカメラがあれば、上述した通り、毎秒60〜160フレームの超高速で物体の輪郭と距離情報を極めて正確に確定する為、自動運転の為の “眼” の役割を担う事ができ、ディープラーニングのAIと組み合わせる事で真の意味 (レベル4, レベル5) の自動運転システムを構築する事が出来ます。
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