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フォトリーディングの手法を用いた「みかん集中法」が様々な学習障害を改善

読書能力を上げることが学力低下の歯止めになる変化を実証   筑波大学附属視覚特別支援学校、宇都宮大学教職大学院、アルマ・クリエイションが発表

「マーケティング」と「教育」事業を展開しているアルマ・クリエイション株式会社(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長:神田昌典)は、筑波大学附属視覚特別支援学校、宇都宮大学教職大学院と共同で、文字を読むことが困難な読字障害(※1)をはじめ、様々な学習障害をもつ児童を対象に「フォトリーディング」における集中手法「みかん集中法」(※2)を用い、読書状況がどのように変化するか実証研究を実施致しました。今回、その調査結果を発表致します。

【読字障害※1とは?】
読字障害と言われる方は多く存在し、文字に対する視線移動に特徴があるということが研 究されています。本来、読むべき文字を追っていくはずが、視線の動きが文字からずれた り、興味ある文言だけを拾っていったりと様々なパターンがあり、共通しているのは何ら かの理由で視線の移動が進むべき方向に移動しないという特徴が原因です。








[画像1: https://prtimes.jp/i/40176/1/resize/d40176-1-540054-1.jpg ]



【フォトリーディングにおける集中手法「ミカン集中法」とは(※2)】
読書に最適な状態は、いま行っている目の前のことに完全に没頭している状態で、心理学では「フロー状態」とも呼ばれています。この状態を作ることを「ミカン集中法」と呼ばれています。

イメージ図の様に、後頭部の上の方に意識を集中し、アーチの要のポイントのような状態をつくり、ポイントの力が、残りのポイントに掛かってその位置を保ち、アーチを支えている状態にします。注意の一つを一点に固定することで残りの注意力を読書に集中させることができます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/40176/1/resize/d40176-1-792536-2.jpg ]




【調査概要について】
調査実施日:2019年8月25日(第1回)/2019年3月6日(第2回)/2019年7月8日(第3回)
調査場所:第1回 宇都宮大学/第2回、第3回 日本キリスト宣教団 峰町キリスト教会
調査参加者:第1回 15名/第2回 5名/第3回7名


Before:【学習障害をもつこどもたちの視線移動について】


この度の実証研究では、9歳〜15歳までのさまざまな学習障害の症状が見られるこどもたち総勢25名人を対象に、視覚測定装置を活用し読書時の視線移動を追跡しました。その結果、学習障害を持つこどもたちの視線移動について下記のような特徴がわかりました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/40176/1/resize/d40176-1-969150-3.jpg ]

読みの前半は視線の乱れが多い
・不要な視線が多発している
・視線の揺れがあり後半になると領域外への視線移動が発生している


After:【フォトリーディング「みかん集中法」を指導後の視線移動について】
つづいて、同じ児童に対して「フォトリーディング」指導経験者が、「みかん集中法」を指導、 さらに「自分のペースで読むことの許可」「指やマウスで読む場所をさすことの許可」)を実 践してもらい、読書することで視線移動がどのように変化するかを検証しました。

その結果、下記のような変化をみることができました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/40176/1/resize/d40176-1-217428-4.jpg ]

ページ移動し,解答を確認
・不要な部分への移動が少ない
・視線は必要な部分を探す飛ばし読みの視線が発生している
・目的を明確にして読むことで,より高い集中が実現していると想定できる。
 半面,設問と関連が低い部分を飛ばし読みしている視線もあった


検証まとめ
「事前に設問を確認し,読む目的を与える」「集中してから読む」「自由に読む」これらの条件を与えることで読書時の視線が異なる例を確認することができた。アンケートでは「落ち着いて読めた」とあり目的に対する理解度が向上していると思われる。

今後は,被験者を増やしこれらの傾向の調査を継続したい。利用する書籍の選択では興味のバラつきも考慮する必要があることも分かった。さらに前後の設問の難易度を同等とし理解度の比較を充実させたい。

〜論文概要〜
集中前後における児童の読書時の視線の考察第4報〜 フォトリーディング手法を使用した読書状況 〜
https://www.ieice.org/ken/paper/20190906m1PA/


フォトリーディングとは
フォトリーディングは、開発者ポール・R・シーリィ博士が神経言語プログラミング(NLP)、加速学習の原則に基づいて開発した世界共通プログラムによって習得できます。
詳細は以下URLをご覧ください。
https://photoreading.jp/howto/prlearn/


【 参考資料 論文発表者 】

アルマ・クリエイション株式会社 木村祥子
ソニー株式会社の勤務を経て、2010 年、米国NLP 協会認定NLPトレー ナーとなる。その後、2011 年に神田昌典氏が主宰するRead for Action にリーディング・ファシリテーターとして参加。「新しい働き方」を テーマにした読書会を全国で50 回以上開催。北海道から沖縄まで Facebook と口コミだけで、経営者、会社員、主婦、学生といった多様な参加者を得、年代も小学生から70 代にいたるまで、総勢700名を動員。 その功を認められて、2012 年第一回Read for Action 最優秀ファシリテーター賞を受賞。

会社員時代は、自分自身のキャリアアップに悩むことが多かったが、フォトリーディングに出会ったことがきっかけで、大企業勤務から独立。 自らが新しい働き方を実践してきたロールモデルであり、一歩踏み出す 支援というカタチを確立している。
現在では、東北の被災地の支援、「ビジネスモデルYou 」日本版発売に おいて、出版・プロモーション協力を行うなど、幅広く活動を展開している。

[画像5: https://prtimes.jp/i/40176/1/resize/d40176-1-915095-5.jpg ]



宇都宮大学教職大学院 原田浩司
プロフィール
宇都宮大学大学院 教育学研究科 准教授 1977年 同志社大学商学部 卒業
1980年 宇都宮大学教育学部 卒業
宇都宮大学教育学部卒業後、教職に就く。校長を務めた鹿沼市 立みなみ小学校は、特別支援教育を中核とした学校改革で、全 国的に注目を集めた。
2015年より現職。学生指導のかたわら、全国各地で講演や教育 アドバイスを行う。

[画像6: https://prtimes.jp/i/40176/1/resize/d40176-1-445581-6.jpg ]



【株式会社アルマ・クリエイション 会社概要】
代表の神田昌典が、当社の前身となる企業を1998年に発足。以来、海外研究者と提携し、創造的問題解決法を日本に導入し「マーケティング」「教育」の両輪を軸に展開している。

社名 :アルマ・クリエイション株式会社
設立 :2007年8月31日
所在地 :東京都渋谷区神宮前4-11-13 バルビゾン30
代 表 :神田昌典
資本金 :93,805千円



[画像7: https://prtimes.jp/i/40176/1/resize/d40176-1-537848-7.jpg ]
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