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【開催レポート】トーキョーローカルの可能性OTSUKA TOWN DESIGN MEETING vol.1

〜『なぜ星野リゾートやJR東日本は”大塚のまち”に注目したのか?』〜

山口不動産×RYOZAN PARK×東邦レオによる『OTSUKA TOWN DESIGN MEETINGvol.1』を、2019年6月5日(水)に大塚にある 「ba01」 1階のeight daysにて開催いたしました。
ゲストスピーカーには、星野リゾート OMO5東京大塚 総支配人の磯川涼子氏、JR東日本 事業創造本部 一木典子氏、『わたしらしく、暮らせるまち。』推進アドバイザーの宮田麻子氏の3名。ファシリテーターとして、東邦レオ株式会社 代表取締役社長 吉川稔氏が登壇しました。当日会場には、一般の参加者が100名近く集まり、なぜ今公共交通機関や有名ホテルは大塚に注目しているのかという切り口で企画されたトークセッションに参加しました。




[画像1: https://prtimes.jp/i/46020/1/resize/d46020-1-144069-0.jpg ]

【開催レポート】
ファシリテーターの吉川氏の元、「なぜ星野リゾートやJR東日本は大塚のまちに注目したのか」というテーマからトークセッションがスタート。

星野リゾート OMO5東京大塚 総支配人の磯川涼子氏は、OMOブランド展開の経緯といった話のあと、大塚の“いい意味で東京ではない街”である点が社内でクローズアップされ、“画一化されていない”という特徴が「街を楽しむホテル」がテーマであるOMOブランドイメージに合っていたと話した。またタイミングよく大塚の街を変えようと構想していた山口不動産の武藤氏と出会い、大塚への進出のきっかけの一つになったというエピソードを語った。

JR東日本 事業創造本部 一木典子氏は、沿線フリーマガジン『東京感動線』の記念すべき0号で大塚を特集したことに触れ、“大規模な投資があまり入っていない山手線の北エリアに対し、メディア的なかかわりを持つ”という機運が社内であったことを紹介した。また新旧が交わる街である大塚に関して、昔ながらのお店に元気がある一方で、新しいコミュニケーションの場であるRYOZAN PARKのようなスポットも生まれており、コミュニティの熱量が高まっていると語った。そして続けて、そんな山手線の中でも珍しい特色がある大塚は、東京の個性豊かなまちやひとを環状につないでいる山手線のオモシロさを発信していくプロジェクトの趣旨に合致する魅力的な街であるとトークを繰り広げた。

『わたしらしく、暮らせるまち。』推進アドバイザーの宮田麻子さんは、豊島区が23区で唯一の消滅可能性都市に指定されたことに触れつつも、大塚については子育てや住環境などが整ってる“意外といい街”であるとの印象が強いと語った。また大塚を“都会のローカル”な雰囲気が残る街と感じていて、まだまだ知られていない面白い取り組みをしている人が多く、様々な切り口で焦点を当てることができ、取材先には困らない街であるとのことだった。

[画像2: https://prtimes.jp/i/46020/1/resize/d46020-1-390305-1.jpg ]

東邦レオの吉川氏の軽快なファシリテートのもと終始和やかな雰囲気でトークセッションは進み、会場内から拍手や笑いが起こる場面も多かった。
星野リゾートの磯川氏はローカルな街について、“その場所に行かないと体験できないことがある“と表現し、OMOレンジャーなどを通じて”ローカルの魅力”をリアリティを持って伝えていくことを意識していると語った。
[画像3: https://prtimes.jp/i/46020/1/resize/d46020-1-687189-2.jpg ]

JR東日本の一木氏は、これからの駅の役割が個々人の「消費」の場から「創造」の場や「ソーシャル」な空間へと役割が変化していくことに触れ、地域との関係をこれまでよりも重視しているとした。また『あさっての駅』※と題したオンライン展覧会を通じ、土間や緑地等、新しいスタイルのスペースを持つ駅の可能性を発信するなど、駅の新しい機能や役割を検討中であることを発表し会場を沸かせた。

また最後のテーマとして「街づくりにおける合意形成の難しさ」についても熱い議論が交わされた。
登壇者それぞれがこれまでの経験から得た知見をもとに、これからの大塚が歩んでいく先に待つ課題に対してのアプローチ方法が語られた。星野リゾートの磯川氏は「最初から合意形成を目指すのは難しいので、まずは実験的に開始し、アジャイル型で進めていくと案外うまくいくことがある」との経験談や豊島区の宮田氏は「古くからの住民と新しい住民の間では声が大きいものに意識が向きがちだが、サイレントマジョリティーの声をいかに拾い上げるかが肝心である」と語った。
会場でも多くの参加者がうなずく場面が見られ、終始参加者の興味を引くトークが繰り広げられた。

トークセッション終了後は立食パーティーとなり、参加者同士の交流が図られた。登壇者の周りには常に参加者が集まり、ここでも様々なトークが繰り広げられていた。
※『あさっての駅』(https://www.jreast.co.jp/tokyomovinground/exhibition/asatte/


■ゲストスピーカー プロフィール
[画像4: https://prtimes.jp/i/46020/1/resize/d46020-1-717424-3.jpg ]

星野リゾート OMO5東京大塚 総支配人 磯川涼子(いそかわ りょうこ)
2000年新卒で星野リゾート株式会社に入社。ブライダル広告業に携わった後、ホテルブレストンコート衣裳美容ユニットディレクター、界マーケテイングユニットディレクター等、幅広い業務に携わる。プライベートでは3児の母として、3回の産休・育休を取得。その後社内立候補制度を経て2017年12月『星野リゾート OMO5 東京大塚』総支配人に就任。

[画像5: https://prtimes.jp/i/46020/1/resize/d46020-1-575277-4.jpg ]

JR東日本 事業創造本部 一木典子(いちぎ のりこ)
1994年JR東日本に入社。不動産、法務、グループ内の事業再編、地域活性化などの担当を経て、現在は山手線を起点に個性的で心豊かな都市生活空間『東京感動線』を発掘・発信・共創するプロジェクトリーダーとして、沿線フリーマガジンの発行や、都心の自然探索プログラムの提供や食の交換拠点の開発を行っている。幼少からブラジル、大分、群馬、新潟、岩手に暮らした他、2015年から2年間宮城に単身赴任するなど、東京と地方の2拠点生活の経験も長い。プライベートでは夫と、16歳11歳の2人の息子と4人家族。

[画像6: https://prtimes.jp/i/46020/1/resize/d46020-1-254955-5.jpg ]

『わたしらしく、暮らせるまち。』推進アドバイザー 宮田麻子(みやた あさこ)
ニューヨーク州立大卒。 外資系メーカーのマーケティング職やマイクロソフト日本法人の広 報を務めた後、フリーランスでPR業務に従事。2016年4月に豊島区の民間公募で女性にやさしいまちづくり担 当課長(のちに「わたしらしく、暮らせるまち。」推進室長) に就任。区内の企業や大学、コミュニティとの連携により、メディア運営 としまscopeや小規模公園活用をはじめとしたまちづくり施策を行いながら地域 ブランディングを推進している。今年4月より「わたしらしく、暮らせるまち。」 推進アドバイザーとして活動。


■山口不動産 × RYOZAN PARK × 東邦レオ の取り組みについて

〈山口不動産 × RYOZAN PARK × 東邦レオ の取り組み〉

いま、大塚のまちが新たな視点で注目されはじめています。
古くからのお店と新しいお店が混ざり合い、昔ながらの良さだけでなく新しいものを受け入れながらカルチャーと継いできたことが、このまちの魅力であり、まちの未来を紡いでいくひとつの可能性なのではないでしょうか。
大塚のまちが持つ価値をもっと多くの人に伝えることで、住まうひとも、はたらく人も、今まで以上に大塚を誇れるようになり、まちへ訪れた人には「来てよかった、また来たい。」と感じてもらいたい。

大塚のまち全体を「テーマパーク」に見立て、訪れた人々が主役となり、人や出来事との出会いを楽しめるまちへ。

この度、地元企業である『山口不動産』『RYOZAN PARK』『東邦レオ』に3社は、まちの既存の団体と共存しながら、「テーマパーク構想」のもと、大塚のまちをアップデートしていきます。

今後、3社の強みを活かした、空間活用、イベントプロデュース、コミュニティ&メディア運営などにより、大塚に新たな動きを仕掛けていきます。

トークセッションについては好評につき、第二、第三回の計画も進行中です。
こちらについては、改めて発表いたします。
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