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脳卒中後の運動障害の治療実現を目指すConnect株式会社が、総額2.1億円の資金調達を実施。

ブレイン・マシン・インターフェースを活用した医療機器を開発。NEDO STS事業にも採択。

 Connect株式会社(本社:東京都港区、代表取締役: 牛場潤一、以下「Connect」)は、Beyond Next Ventures株式会社*(所在地:東京都中央区)、株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ**(所在地:東京都港区)、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社***(所在地:京都府京都市)、三菱UFJキャピタル株式会社****(所在地:東京都中央区)、エムスリー株式会社(所在地:東京都港区)を引受先とする第三者割当増資により、総額2.1億円の資金調達を実施したことをお知らせいたします。今回の調達により、Connectの累計調達金額は2.45億円となります。
 加えて、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)が実施した2020年度「研究開発型ベンチャー支援事業/シード期の研究開発型ベンチャーに対する事業化支援」(最大助成額:7,000万円、以下「STS事業」)に係る第1回公募 に採択されましたことも、併せてお知らせいたします。




[画像1: https://prtimes.jp/i/68886/1/resize/d68886-1-596253-0.png ]



■リハビリテーション業界における課題と背景
 脳卒中は世界4大疾病の1つに指定されており、25歳以上の4人に1人が発症するといわれております。また、発症後生存した場合にも、多くの患者はその後生じる重度な運動障害を抱えてしまい、以降10年間介護が必要とされております。この運動障害には効果的な治療法が存在せず、アンメット・メディカル・ニーズの一つと捉えられてきました。このような状況下において、医療機関では患者様の要望に応えることのできないペインが膨らみ、また患者自身もQOLを大きく毀損され、長く苦しい麻痺生活を余儀なくされます。
 また運動障害はこのような医療現場の課題を生むだけではなく、介護給付による財政圧迫の大きな要因と位置付けられているため、運動障害を治療し介護費を削減することが今後の日本社会における急務であると考えられます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/68886/1/resize/d68886-1-195778-7.png ]




■治療実現のための技術
 Connectはブレイン・マシン・インターフェース(以下BMI)技術を応用し、こうした課題の解決に取り組んでおります。BMIとは、脳活動の検出や脳への電気刺激等の、脳と機械をつなぐ技術を指します。
 Connectが開発している医療機器は、麻痺患者の脳波から機能代償回路の活動を検出したタイミングで、麻痺部に装着したロボットを駆動することにより、脳と麻痺部位をつなぐ神経回路の再構築を促します。この神経回路の再構築により、患者はロボットを外した状態でも自分の意志で麻痺部位を再び動かすことが可能となります。本治療の実現により、患者様のQOL回復に貢献し、国の財政負担の軽減を目指します。
[画像3: https://prtimes.jp/i/68886/1/resize/d68886-1-830616-2.jpg ]


■資金調達の目的と使途
 Connectはこれまで本医療機器の試作を重ね、実証実験に取り組んで参りました。今後はSTS事業の補助金により脳波キャップおよびロボットモジュールの研究開発を加速させ、第三者割当増資によって調達した資金により、医療機器承認取得のための製品仕様策定、量産体制の構築および人材採用を行ってまいります。


■各投資家様からのコメント

Beyond Next Ventures株式会社 マネージャー 金丸将宏様
[画像4: https://prtimes.jp/i/68886/1/resize/d68886-1-783253-3.jpg ]

 脳卒中の患者数は国内で100万人以上に達し、要介護、寝たきりの主な要因になってしまっている中、特に中〜重度の患者に対して明確な治療法がない状態でした。当社創業者の牛場代表は、脳波を活用したリハビリ治療領域の第一人者で多くの実績を有しており、加えてConnect社は、医療・リハビリ、工学、ものづくりの各専門家が備わったチームであり、この重要でありながら非常に難しい課題を解決できるチームと確信し、追加の出資をさせていただきました。今回、多くの株主様にご参加していただき、連携してさらに当社を盛り上げていこうと思っております。

慶應イノベーション・イニシアティブ 執行役員 本郷有克様
[画像5: https://prtimes.jp/i/68886/1/resize/d68886-1-750796-4.jpg ]

 Connect社には脳科学、AI、リハ医学それぞれのトップランナーが揃っており、経営陣の深いマーケット理解と経験により、BMIという最先端技術をリハビリ医療現場に実装できると期待しています。重度麻痺でも諦めず希望を持って生きていける、そんなリハビリ医療のニュースタンダートを創るという挑戦にご一緒できることを、大変嬉しく思います。

フューチャーベンチャーキャピタル株式会社 投資本部 投資1部 前久保勝好様
[画像6: https://prtimes.jp/i/68886/1/resize/d68886-1-302578-5.png ]

 同社のミッションである、「一人でも多くの脳卒中の後遺症に苦しむ患者様の日常生活を取り戻す」に深い感銘を受けております。世界で2,570万人、日本で118万にいると言われる患者様に対して、同社のリハビリ機器を通じて、「日常生活」を取り戻す、お手伝いができるように全力で支援させていただきます。


三菱UFJキャピタル株式会社 執行役員ライフサイエンス部長 長谷川宏之様
[画像7: https://prtimes.jp/i/68886/1/resize/d68886-1-957788-6.png ]

 弊社は、Connect株式会社様の取り組みが既存の脳卒中リハビリの課題を大きく解決でき、より多くの患者様を救うことが出来るものと期待しています。今回の出資を通じ、弊社はConnect株式会社様の取り組みを支援しながら共に成長し、医療業界の発展に貢献してまいります。


エムスリー株式会社 取締役 槌屋英二様
 当社は、1人1円ファンド(https://corporate.m3.com/1p1y/)を通じて医療を中心とした社会的課題の解決に取り組むベンチャー企業の支援に取り組んでおります。
 確立した治療法のない、脳卒中による重度麻痺患者に対する治療を実現するConnectの最先端のテクノロジーとミッションに共感し、この度出資を決定致しました。
 今後は同社との資本業務提携により、脳卒中やリハビリ等の領域における疾患課題の解決に共に取り組んで参りたいと考えております。


■Connect株式会社について
 Connect株式会社は、2018年5月に設立された、慶應義塾大学発スタートアップ企業です。重度運動障害の治療実現をミッションに掲げ、ブレイン・マシン・インターフェースをコア技術とした革新的な医療機器の開発に取り組んでいます。現在開発体制構築のため、志を共にするメンバーを募集しております。医療機器ビジネス、最先端の脳科学に興味のある方は是非ご連絡ください。

会社名:Connect株式会社(英語表記:Connect Inc.)
所在地:東京都港区南青山2-15-5 FARO青山1階
設立:2018年5月
事業内容:ブレイン・マシン・インターフェースを応用した神経リハビリ機器の開発・製造・販売など
代表取締役:牛場潤一
Email:ushiba@connect-technology.jp


*正式名称:Beyond Next Ventures 2号投資事業有限責任組合
**正式名称:KII 2号投資事業有限責任組合
***正式名称:ロボットものづくりスタートアップ支援投資事業有限責任組合
****正式名称:三菱UFJライフサイエンス3号投資事業有限責任組合
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