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日本栄養士会が世界の栄養課題撲に向けたコミットメントを発表「持続可能な栄養改善基盤構築のための、食・栄養の専門職の養成と配置」

〜ニッポンの栄養100年 管理栄養士・栄養士の職能を世界へ!〜

公益社団法人 日本栄養士会(所在地:東京都港区新橋、代表理事会長:中村 丁次)は、12月7日(火)に「東京栄養サミット2021」の公式サイドイベントとして、日本栄養士会会員・賛助会員向けのセミナーを実施し、世界の栄養課題の撲滅に向けたコミットメントを発表しました。
また、コミットメントの実現の第一歩として、ラオス人民民主主義共和国を支援する事を決定しました。





[画像1: https://prtimes.jp/i/91520/1/resize/d91520-1-449551bcea1c4d1f8108-0.jpg ]

■コミットメント
日本は、明治政府が欧米から栄養学を導入し、国策として栄養改善に取り組みました。そしてその一環として管理栄養士・栄養士を養成し、全国への配置を通じて、低栄養、過栄養、栄養不良の二重負荷に対処してきました。健康的で持続可能な食事の推進や健康長寿国家の建設に、管理栄養士・栄養士が大きく貢献したのです。
この経験を活かし、私たちは「東京栄養サミット2021」の理念に従い、アジアを中心とした1か国以上において、栄養教育の礎となる学校給食への取り組みをスタートラインとして、管理栄養士・栄養士等の教育養成、さらに栄養士制度の創設や持続可能な栄養改善基盤の構築を支援します。
また、すでに栄養士を養成し配置している国1か国以上に対しては、人材のスキルアップの支援などを通じて栄養改善を促進、世界の栄養不良の撲滅に貢献します。
具体的には、2022年4月1日〜2030年3月31日の8か年を、1.当該国の情報収集、両国の人材交流およびカウンターパートナーの設定(2022〜2024)、2.自立した学校給食制度の創設支援(2022〜2025)、3.栄養士の教育・養成と栄養士制度の創設支援(2025〜2029)、4.栄養士の就業支援(2029〜2030)、の4期にわけて活動します。
[画像2: https://prtimes.jp/i/91520/1/resize/d91520-1-25e8837b9425e2709f94-1.jpg ]

■コミットメントについて
代表理事会長である、中村丁二は、「世界では低栄養と過体重の二重負荷が起きている。」と述べ、「新型コロナウイルスにより、状況は深刻化し、飢餓は2019年に比べて15%の増加、(世界人口の10分の1)にあたる。」と語りました。「栄養の二重負荷はアジアとアフリカで深刻になっている。」とし、「持続可能な栄養改善基礎基盤構築のための、栄養の専門職の要請と配置を行う。」とコミットメントを発表しました。
「アジアを中心として、正式な依頼があった国に管理栄養士・栄養士等の教育や養成、栄養士制度の創設を行います。また、栄養士制度が既にある国に対しては、留学など行って、スキルアップの支援を行うことで、世界の栄養不良の撲滅に貢献する。」と述べました。

■ラオス人民民主主義共和国の栄養改善プロジェクト
日本栄養士会は、コミットメント実現の第一歩として、ラオスでの支援を決定いたしました。2022年から8年間を通して、支援を行ってまいります。具体的なスケジュールとしては、2022年〜2024年を第1期とし、ラオスの情報収集と両国の人材交流を行います。2022年〜2025年を第2期とし、日本が健康先進国となるのに大きく貢献したと考えられる、自立した学校給食制度の創設を行います。2025年〜2029年の第3期では、教育機関における栄養士の養成、2029年〜2030年の第4期で、卒業生(栄養士)の就業支援を行います。

■プレスセミナーレポート
12月8日(水)に行われたプレス向けのセミナーでは、野球の大谷翔平選手や鈴木誠也選手を栄養面からサポートする管理栄養士、大前 恵氏が登壇し、管理栄養士・栄養士の仕事の紹介として、トップアスリートの栄養意識に関するプレゼンテーションを行いました。
その他にも、戦後に国民の栄養不足を解消する目的で開発された、栄養指導車(キッチンカー)を国内外の栄養問題を解決するために新たに改良を加えた、日本栄養士会災害支援チーム(JDA-DAT)のニュートリション・エデュケーション・カーの展示がおこなれました。ラオス特命全権大使 フォンサムット・アンラワン 閣下からのビデオメッセージや、日本栄養士会・都道府県栄養士会からの動画メッセージの公開など、日本栄養士会の取り組みを伝えました。

■ニュートリション・エデュケーション・カー、災害支援車両で管理栄養士・栄養士が全国を訪問
日本国内では、全国各地に管理栄養士・栄養士が訪問する「ニュートリション・エデュケーション・カー」と災害支援車両(JDA-DAT号)の利用申請の受け付けを12月8日(水)より開始します。栄養ケア活動を目的として、JDA-DAT号を用いた、栄養指導、防災イベント等における展示や講演、パッククッキングのデモンストレーション等の依頼を、全国各地から受け付けます。お申し込みはこちら(https://www.dietitian.or.jp/commitment/
[画像3: https://prtimes.jp/i/91520/1/resize/d91520-1-fd07bb4a80a2431b6c5b-2.jpg ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/91520/1/resize/d91520-1-450fc62aacc353fe9722-3.jpg ]

[画像5: https://prtimes.jp/i/91520/1/resize/d91520-1-7e01f8014023d01ddadd-4.jpg ]

[画像6: https://prtimes.jp/i/91520/1/resize/d91520-1-5c2050265afa6f9fbc4c-5.jpg ]



■公益社団法人 日本栄養士会とは
公益社団法人 日本栄養士会は、管理栄養士・栄養士約 5 万人により組織された職能団体です。適正な食生活を支援する制度の整備などに取り組むことを通じて、人びとの食環境の整備を推進するとともに、健康づくりに貢献する管理栄養士・栄養士の資質の向上を図るための生涯教育、地位・身分の向上や、さらに国際貢献なども行っています。
・名 称 : 公益社団法人 日本栄養士会
・代表理事会長 : 中村丁次
・所 在 地: 〒105-0004 東京都港区新橋 5-13-5 新橋 MCV ビル 6 階
・会 員 数 : 49,919人(2020年3月末現在)
・ホームページ : https://www.dietitian.or.jp/
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