大学の研究室や研究機関向けの研究活動DXプラットフォーム『Wizdom』が、β版の提供を開始
[22/02/24]
提供元:PRTIMES
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併せて、シードラウンドでのジェネシア・ベンチャーズからの資金調達を発表
アカデミアの研究成果を最大化する研究活動DXプラットフォーム『Wizdom(ウィズダム)』を開発・提供する株式会社PRES(プレス|代表取締役:大滝 翔士、本社:東京都渋谷区)は、複数の生物化学系の研究室・研究機関において『Wizdom』のβ版の提供を開始したことをお知らせいたします。
また、シードラウンドにて、株式会社ジェネシア・ベンチャーズと複数の個人投資家より4,700万円の資金調達を実施したことを併せて発表いたします。
PRESは、β版の検証を進めるとともに、2022年中の正式版リリースに向けての人材採用を積極的に行ってまいります。
[画像: https://prtimes.jp/i/96670/1/resize/d96670-1-b7cb95a237ebe90fdccf-0.png ]
【『Wizdom』について】
Wizdomは、研究室における研究活動全体をDX(デジタルトランスフォーメーション)し、研究活動すべてを最適化するクラウドサービスです。
世の中にイノベーションを起こす、その根本となる「科学」や「技術」を生み出すのは、アカデミア/研究室です。そして、その根幹を占めるのが「実験」というプロセスですが、現状、実験に関するデータは紙のノートや研究員それぞれのPCなどでバラバラに管理されており、実験にかかる時間の約7割が 「過去の実験データを探す」 ことに使われていると言われています。また、データがデジタル化されていないことで、研究の進展スピードもなかなか上がらないのが現状です。その上で、実験データの記録や管理を行うツールはこれまでにも提供されていましたが、ワークフローの一部のみを代替する部分的な機能提供では、根本的な課題や非効率を解消しているとは言えませんでした。
そのような現状を踏まえ、Wizdomは、研究活動全体をDXし、研究者が研究そのものに打ち込め、また、それを円滑かつ効果的に行える環境づくりを目指してまいります。
『Wizdom』でできること
過不足のない研究データの入力
従来:まっさらな紙のノートに研究員それぞれが記入。性格や能力によって情報の粒度がバラバラで、本人以外が見返して理解することが困難
Wizdom:用意されたテンプレートに入力。情報の粒度が揃い、誰が見ても理解できる
科学的な正当性を担保する相互チェックシステム
従来:口頭やチャットなど様々な方法で、責任者が担当者をサポート。ディスカッションや経緯などのフロー情報が失われがちで、プロセスを見返すことが困難
Wizdom:研究データに紐付けて、確認や承認を行う。科学的正当性を担保しつつ、プロセスも辿ることができる
クラウド保存と権限コントロール
従来:紙のノート・共有のクラウドストレージ・それぞれのローカルストレージなどを併用。見返したいときにデータを探す場所も多く、担当者がよほど積極的に共有してくれる性格でなければ、データが存在しないことも
Wizdom:関連するすべてのファイルをWizdom上の研究データに紐付けてクラウドで管理。閲覧・編集権限も管理でき、セキュリティ面も担保
タスクの自動管理
従来:各々が自分の研究タスクを管理。特に役職や学年が上がると、自分が担当している研究に加え部下のチェックタスクも並行で行うため、管理が困難
Wizdom:登録された研究データと紐付いたタスクのリストと最適な順番を自動で生成。タスク管理のリソースを研究活動に使えるように
【PRES 創業の経緯】
PRESは、「イノベーションのインフラを確立する」をミッションに掲げ、2020年に設立されました。代表の大滝はもともと2018年に、海外のニュースや論文をサマライズする事業で起業しましたが、その後、アカデミア/研究領域へ向けたサービスの構想を以て事業をピボット。現在の『Wizdom』を提供するに至っています。
岸田政権は「科学技術立国の推進」を成長戦略に掲げ、10兆円規模の大学ファンドを組成。共用施設の設置、データ連係基盤の設置、若手人材の育成とマッチングなど、大学と研究者の支援を発表しました。先述のようなワークフローの非効率やデータ活用体制の未整備といった課題に加え、新型コロナウイルス感染拡大の状況下においては従来のような属人的なコミュニケーションがとりづらくなり、研究室も大きなアップデートを迫られています。
繰り返しになりますが、世の中にイノベーションを起こす、その根本となる「科学」や「技術」を生み出すのは、アカデミア/研究室です。その研究室で行われていることにイノベーションを起こし、イノベーションの創出を後押しすることを、PRESは目指しています。
[参考情報]
首相「科学技術で新資本主義実現」 10兆円ファンド決定 (https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA017W60R00C22A2000000/)
【引受先からのコメント】
株式会社ジェネシア・ベンチャーズ Associate 一戸 将未氏
今回、当社が掲げる「イノベーションのインフラを確立する」というミッションが、私たちジェネシア・ベンチャーズの「アジアで持続可能な産業がうまれるプラットフォームをつくる」というミッションと重なるところが大きく、出資に至りました。
日本のアカデミア領域は、その重要性にもかかわらず、これまで経済的メリットが見込みづらかったため優れたサービスを提供する事業者も限られていましたが、現在は10兆円規模の大学ファンド設立をはじめとしてそのボトルネックが解消されつつあります。また、論文のフォーマットがグローバルで共通化されており、海外の研究室へのヒアリング結果を鑑みても日本の研究室と基本的なニーズは同様であることが見込まれるため、日本発のグローバルカンパニーとなっていく大きな可能性を当社は秘めていると考えています。ミッションの実現に向けて、大滝さん率いるチームPRESにしっかりと伴走してまいります。
【会社情報】
会社名 :株式会社PRES
WEB :https://pres.world/
設立日 :2017年12月28日
代表者 :代表取締役 大滝 翔士
本社 :東京都渋谷区恵比寿4丁目20番3号 恵比寿ガーデンプレスタワー 27F
アカデミアの研究成果を最大化する研究活動DXプラットフォーム『Wizdom(ウィズダム)』を開発・提供する株式会社PRES(プレス|代表取締役:大滝 翔士、本社:東京都渋谷区)は、複数の生物化学系の研究室・研究機関において『Wizdom』のβ版の提供を開始したことをお知らせいたします。
また、シードラウンドにて、株式会社ジェネシア・ベンチャーズと複数の個人投資家より4,700万円の資金調達を実施したことを併せて発表いたします。
PRESは、β版の検証を進めるとともに、2022年中の正式版リリースに向けての人材採用を積極的に行ってまいります。
[画像: https://prtimes.jp/i/96670/1/resize/d96670-1-b7cb95a237ebe90fdccf-0.png ]
【『Wizdom』について】
Wizdomは、研究室における研究活動全体をDX(デジタルトランスフォーメーション)し、研究活動すべてを最適化するクラウドサービスです。
世の中にイノベーションを起こす、その根本となる「科学」や「技術」を生み出すのは、アカデミア/研究室です。そして、その根幹を占めるのが「実験」というプロセスですが、現状、実験に関するデータは紙のノートや研究員それぞれのPCなどでバラバラに管理されており、実験にかかる時間の約7割が 「過去の実験データを探す」 ことに使われていると言われています。また、データがデジタル化されていないことで、研究の進展スピードもなかなか上がらないのが現状です。その上で、実験データの記録や管理を行うツールはこれまでにも提供されていましたが、ワークフローの一部のみを代替する部分的な機能提供では、根本的な課題や非効率を解消しているとは言えませんでした。
そのような現状を踏まえ、Wizdomは、研究活動全体をDXし、研究者が研究そのものに打ち込め、また、それを円滑かつ効果的に行える環境づくりを目指してまいります。
『Wizdom』でできること
過不足のない研究データの入力
従来:まっさらな紙のノートに研究員それぞれが記入。性格や能力によって情報の粒度がバラバラで、本人以外が見返して理解することが困難
Wizdom:用意されたテンプレートに入力。情報の粒度が揃い、誰が見ても理解できる
科学的な正当性を担保する相互チェックシステム
従来:口頭やチャットなど様々な方法で、責任者が担当者をサポート。ディスカッションや経緯などのフロー情報が失われがちで、プロセスを見返すことが困難
Wizdom:研究データに紐付けて、確認や承認を行う。科学的正当性を担保しつつ、プロセスも辿ることができる
クラウド保存と権限コントロール
従来:紙のノート・共有のクラウドストレージ・それぞれのローカルストレージなどを併用。見返したいときにデータを探す場所も多く、担当者がよほど積極的に共有してくれる性格でなければ、データが存在しないことも
Wizdom:関連するすべてのファイルをWizdom上の研究データに紐付けてクラウドで管理。閲覧・編集権限も管理でき、セキュリティ面も担保
タスクの自動管理
従来:各々が自分の研究タスクを管理。特に役職や学年が上がると、自分が担当している研究に加え部下のチェックタスクも並行で行うため、管理が困難
Wizdom:登録された研究データと紐付いたタスクのリストと最適な順番を自動で生成。タスク管理のリソースを研究活動に使えるように
【PRES 創業の経緯】
PRESは、「イノベーションのインフラを確立する」をミッションに掲げ、2020年に設立されました。代表の大滝はもともと2018年に、海外のニュースや論文をサマライズする事業で起業しましたが、その後、アカデミア/研究領域へ向けたサービスの構想を以て事業をピボット。現在の『Wizdom』を提供するに至っています。
岸田政権は「科学技術立国の推進」を成長戦略に掲げ、10兆円規模の大学ファンドを組成。共用施設の設置、データ連係基盤の設置、若手人材の育成とマッチングなど、大学と研究者の支援を発表しました。先述のようなワークフローの非効率やデータ活用体制の未整備といった課題に加え、新型コロナウイルス感染拡大の状況下においては従来のような属人的なコミュニケーションがとりづらくなり、研究室も大きなアップデートを迫られています。
繰り返しになりますが、世の中にイノベーションを起こす、その根本となる「科学」や「技術」を生み出すのは、アカデミア/研究室です。その研究室で行われていることにイノベーションを起こし、イノベーションの創出を後押しすることを、PRESは目指しています。
[参考情報]
首相「科学技術で新資本主義実現」 10兆円ファンド決定 (https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA017W60R00C22A2000000/)
【引受先からのコメント】
株式会社ジェネシア・ベンチャーズ Associate 一戸 将未氏
今回、当社が掲げる「イノベーションのインフラを確立する」というミッションが、私たちジェネシア・ベンチャーズの「アジアで持続可能な産業がうまれるプラットフォームをつくる」というミッションと重なるところが大きく、出資に至りました。
日本のアカデミア領域は、その重要性にもかかわらず、これまで経済的メリットが見込みづらかったため優れたサービスを提供する事業者も限られていましたが、現在は10兆円規模の大学ファンド設立をはじめとしてそのボトルネックが解消されつつあります。また、論文のフォーマットがグローバルで共通化されており、海外の研究室へのヒアリング結果を鑑みても日本の研究室と基本的なニーズは同様であることが見込まれるため、日本発のグローバルカンパニーとなっていく大きな可能性を当社は秘めていると考えています。ミッションの実現に向けて、大滝さん率いるチームPRESにしっかりと伴走してまいります。
【会社情報】
会社名 :株式会社PRES
WEB :https://pres.world/
設立日 :2017年12月28日
代表者 :代表取締役 大滝 翔士
本社 :東京都渋谷区恵比寿4丁目20番3号 恵比寿ガーデンプレスタワー 27F