資金調達におけるファクタリングの適正利用を促す情報メディア「ファクタリングナビ」を開設しました。
[22/04/23]
提供元:PRTIMES
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ファクタリングを資金調達の当たり前に。
株式会社トータルリンクスは2022年4月8日「ファクタリングを資金調達の当たり前に」をコンセプトに、資金調達方法として中小企業経営者・個人事業主から多くの支持を得ているファクタリングの適正利用を促す情報メディア「ファクタリングナビ」を開始しました。
ファクタリングナビは新興サービスであるファクタリングの認知度の低さ、利用への抵抗を無くすために、その仕組みから、利用にあたるメリット、デメリット、利用のタイミング、手数料の相場から会社選びのポイントなど、全てを網羅した情報サイトになります。
なぜこのようなメディアを作成するに至ったか。それは最短即日でお金を受け取れるためキャッシュフロー改善としても利用者の数が増えているファクタリングですが、同時に多くのトラブルも出ていることがわかったためです。
利用の際、契約トラブルや、弱みに漬け込み法外な手数料を取るような悪徳な業者の存在も見受けられます。
そんなファクタリングについて、より良い情報をまとめたサイトが必要だと感じ、また利用者がファクタリングを安心安全に適正利用できるよう、より厳選した情報を掲載していきます。
ここで「ファクタリングとは?」という疑問を持つ方へ「ファクタリングナビ」より、抜粋しお伝えしていきたいと思います。
ファクタリングは、ビジネスにおける資金繰りに困ったときに積極的に検討したい資金調達方法の一つです。
運転資金が足りない、事業拡大のために使う資金を十分に用意できない、取引先からの振込までに時間がかかるため経費の支払いに余裕がない……
など、事業を継続していく際には資金に関して悩みが生まれることがよくあるものです。
しかしながらそういったタイミングで銀行などの金融機関から融資を得るのには、ハードルが高いことも多いです。ビジネス用途のローンを契約するのにも抵抗がある人は多いでしょう。
そんなとき効果的な資金調達方法として検討しておきたいものの一つに、ファクタリングが挙げられます。
そこで今回は、「ファクタリングとは何か」という点を整理したうえで、メリットや種類、ファクタリング会社選びのポイントなどを紹介していきます。https://factoringnavi.jp "資金調達・売掛金買取情報メディアのファクタリングナビ"
[画像1: https://prtimes.jp/i/100246/1/resize/d100246-1-23de04ce1a917f1784c9-0.jpg ]
●factoring(ファクタリング)とは
ファクタリングとは、資金調達の方法の一つとして知られています。
企業や個人事業主の売掛金を専門の業者に買取してもらうかたちで、入金日を待たずに売掛金から手数料を差し引いた金額を受け取れる仕組みです。
わかりやすく言えば、ファクタリング会社を通じた売掛金の前払いシステムになります。
申し込み後、審査を経て問題がなければ、即日〜数日で売掛金(-手数料)分の金額を受けることが可能です。
資金繰りに困ったときや新事業のために使う資金が足りないときなどに、ファクタリングは活用できます。銀行からの融資やビジネスローンとは異なり、すでに発生している売掛金がある前提で利用できるため、リスクが少なく申し込みしやすいのがメリットといえるでしょう。
●factoring(ファクタリング)のメリットは?借金とは何が違うのか
ファクタリングは借金とは違うため、金融機関などから借り入れをすることなく、資金調達ができるのが何よりのメリットになります。
資金調達の方法といえば様々な方法がありますが、銀行から融資してもらったりビジネスローンを利用することは、借り入れ、つまりは借金に該当します。
これに対してファクタリングは売掛金の売上債権を譲り渡す契約になるため、契約形態は借金の契約ではなく売買契約になるのです。
したがって保証人や担保なども必要ありません。基本的には取引先の信用度などが審査の対象になるため、ファクタリングを申し込む本人(個人事業主・法人代表者)の信用情報を確認されることもないのです。
ここまで解説してきたメリットを整理すると、ファクタリングには下記のようなメリットがあることがわかります。
借金とは違うため借り入れ額が増えることはない
保証人や担保はなしで契約できる
申し込みにあたって信用情報をチェックされることはない
これらのメリットから、ファクタリングは申し込みにあたってハードルが低く、融資やローンと違って比較的審査にも通りやすいのがポイントといえるでしょう。
事業規模の小さい中小企業や個人事業主・フリーランス・自営業者などの場合でも、ファクタリング会社は柔軟に申し込みを受け付けてくれます。
●ファクタリングの種類〜買取型・保証型ファクタリングとは〜
ファクタリングの注意をここで整理してみましょう。ファクタリングには主に、下記のように2種類の形態があります。
・買取型・保証型
まず、一般的で最も多いかたちなのが買取型のファクタリングです。買取型は、企業や個人事業主が取引先に対して持っている売上債権をファクタリング業者が買取し、その金額から手数料を引いた額を入金する仕組みです。
第三者機関であるファクタリング会社を通じた売掛金の前払いのようなシステムなので、その後取引先から入金があったら、速やかにファクタリング会社に支払いをする流れになります。もしくは、取引先のほうから直接ファクタリング会社に入金してもらう場合もあります。
これに対して保証型の場合は、保険に似た仕組みを持っているのが大きな特徴で、厳密に言うと資金調達のためのサービスではありません。
というのも保証型は、取引先から売掛金の回収ができなくなったときに、一定の枠内で補償金を支払ってもらえる仕組みになるためです。保証金ファクタリングの会社と契約を結んだ場合、取引先の信用性に基づいて保証金の額が決まります。
このとき万が一取引先の倒産といったトラブルが起これば、契約内容に基づいて保証金を受け取れるという仕組みです。主に、信用性に少々不安要素のある企業と取引を行う際に活用されるのが特徴です。
●取引先に知られず契約するには?〜二社間ファクタリング〜
ファクタリングは非常に便利でメリットの多い資金調達方法ですが、「取引先にファクタリングを利用していることを知られるのは困る」という人はやはり多いでしょう。
小さな規模だとしても、資金繰りに困っていることを知られるのは、確かにビジネスにおいてマイナスの印象になります。
そんなとき検討したいのが、二社間ファクタリングと呼ばれる買取型ファクタリングの契約形態です。これはファクタリングを申し込んだ本人とファクタリング会社の2社の間で行われるのが特徴です。
申込から入金までの流れ・仕組みを整理すると、下記のようになります。
取引先へ請求書を送付
請求書や請求書受領がわかるメール文面などの書類をそろえ、ファクタリング会社へ申し込みをする
審査通過後にファクタリング会社と申込者の間で売買契約を結ぶ
ファクタリング会社から手数料を差し引いた金額が入金される
取引先からの入金後にファクタリング会社へ支払いを済ませる
このような流れで利用を行うため、二社間であればファクタリングを活用している事実は、取引先に知られることはありません。
手数料が比較的高額になりやすいこと・審査通過のための条件が少々厳しくなりやすいことなどのデメリットはありますが、二社間ファクタリングは取引先への通知不要で利用ができるため、取引先から見た自社の信用性をしっかりと守った状態で資金調達ができるのが特徴です。
●三社間ファクタリングでは手数料が安い!
ファクタリングは、二社間の場合手数料が高くなりやすいというデメリットがありますが、手数料を少しでも安く抑えるなら、三社間ファクタリングを活用するのがおすすめです。
二社間ファクタリングでは資金調達において取引先もかかわってきます。そのためファクタリングを利用していることは取引先に知られてしまいますが、手数料を安く抑えられることや審査通過の可能性が上がりやすいことなどの面でメリットがあるのが特徴です。
三社間ファクタリングの流れ・仕組みを整理すると、次のとおりになります。
取引先へ請求書を送る
請求書などをはじめとした必要書類をそろえ、ファクタリング会社へ申し込みをする
審査通過後、契約内容に問題がなければ、ファクタリング会社から取引先へ売上債権譲渡の通知が行われる
取引先が債権譲渡に承諾する
ファクタリング会社と申込者で契約を結ぶ
ファクタリング会社から手数料を差し引いた金額が入金される
取引先がファクタリング会社へ直接売掛金分の金額を入金する
三社間ファクタリングの場合、二社間と比べると、ファクタリング会社からの通知を受け取ったうえで債権譲渡に取引先が承諾すること・取引先から直接ファクタリング会社へ入金を行うことといった違いがあります。
主なメリットは、手数料が安いこと、審査通過のためのハードルが低いことです。しかし、取引先がかかわるという性質上、少々手続きに時間と手間がかかること・資金繰りに困っているという印象を持たれる可能性があることといったデメリットは伴います。
ファクタリングを利用する際には、このように二社間・三社間の違いをよく理解したうえで、適した資金調達方法を模索する必要があります。
[画像2: https://prtimes.jp/i/100246/1/resize/d100246-1-e20def26d096c1e28ebe-1.jpg ]
●factoring(ファクタリング)に違法性はない
ファクタリングとはそもそも安全な資金調達方法なのか、と心配している人も多いでしょう。
結論から言うとファクタリングは違法行為ではなく、安心して利用できる資金調達方法になります。そのため利用する際に「違法かもしれない」と心配する必要は基本的にありません。
しかしながら、注意点はあります。詳細は後述していきますが、ファクタリングを行っている専門業者・会社の中には、適切なかたちではないやり方でファクタリングを受け付けている業者も少なからず存在します。
この点については、金融庁も公式に注意喚起を行っているため、ファクタリングの活用を検討する際には違法業者を選んでしまわないように十分注意する必要があります。
とはいえ、ファクタリング自体は違法行為に該当しないのは事実です。違法じゃないということは理解したうえで、安心して利用できるファクタリング会社を探していくことが重要になります。
●違法な業者、手法への注意喚起
ファクタリングは違法ではありませんが、中には違法なやり方でファクタリングを行っている会社も存在するため、会社・業者選びには十分に注意する必要があります。
まず注意を払っておきたいのは、金融庁も注意喚起を行っている「給与ファクタリング」です。これは会社から給与を受け取っている個人に対して行われているサービスで、簡単に言えば給料日前に業者から給与分の金額を前払いしてもらう仕組みになります。
一見すると通常のファクタリングと同様のものに思われますが、給与ファクタリングは厳密に言うと賃金債権を担保にしたうえでの融資になるため、つまりは借り入れになります。
したがって給与ファクタリングを行っている会社は貸金業者として国に届出を行う必要があるのです。しかし実際のところ、この届出を行わず、いわゆる闇金のようなかたちで事業を行っている業者は一定数存在します。
貸金業登録を済ませていない違法業者から融資を受ければ、以下のような不利益を被る可能性が出てきます。
高額な手数料での貸し付け
違法行為に該当する手法での取り立て
自分自身が違法行為に手を染めることになる
また、ほかには「偽装ファクタリング」と呼ばれるサービスにも注意が必要です。これはファクタリングに見せかけて、違法性のある融資等のサービスを提供する手法になります。
このように給与ファクタリングや偽装ファクタリングなどをはじめとした、悪質なサービスは少なからず存在します。ファクタリング利用の際には、債権譲渡の売買契約に該当するのかしっかりと確認したうえで、十分に検討してから契約することが大切です。
●会社選びのポイント解説
現在ファクタリング会社は多数存在するため、安心して利用するためには、会社選びのポイントを押さえておくことが重要になります。
主にチェックしておきたいのは、以下の4つのポイントです。
手数料
審査・入金のスピード
二社間か三社間か
会社の信頼性
ファクタリングでは、買取における手数料がかかります。手数料は主に売掛金に対してパーセンテージで設定されているため、例えば10%の手数料なら、50万円の売掛金の場合は10%の手数料が差し引かれて45万円振り込まれる仕組みです。
できるだけコストをかけずに資金調達を行うなら、手数料について事前に比較検討をすることはやはり欠かせません。ほかには審査や入金のスピード(即日対応可能かなど)、二社間なのかそれとも三社間なのかという点も重要になってくるでしょう。
また、安心してファクタリングを利用するなら、会社の信頼性を調べておくことも重要です。例えば実績豊富で、長い間ファクタリング事業を行ってきている会社なら相談はしやすいでしょう。
●利用の流れ
最後に、ファクタリングを利用する際の流れをまとめていきます。
【二社間ファクタリング】
請求書を発行し取引先に送付する
取引先から請求書受領のメール等を受け取る
ファクタリング会社に請求書や請求書受領のメール等の書類を提出のうえ、ファクタリングを申し込む
審査が行われる
審査通過後、手数料などを含めた契約内容がファクタリング会社から提示される
契約内容に問題がなければ、ファクタリング会社と売上債権譲渡の売買契約を結ぶ
即日〜数日で金額(売掛金-手数料)が振り込まれる
取引先から入金があった後にファクタリング会社に売掛金を入金する
【三社間ファクタリング】
請求書を発行し取引先に送付する
取引先から請求書受領のメール等を受け取る
ファクタリング会社に請求書や請求書受領のメール等の書類を提出のうえ、ファクタリングを申し込む
審査が行われる
審査通過後、手数料などを含めた契約内容がファクタリング会社から提示される
契約内容に問題がなければ、ファクタリング会社から売上債権譲渡について取引先に通知が行く
取引先が債権譲渡について同意する
ファクタリング会社と利用者で売上債権譲渡の売買契約を結ぶ
即日〜数日で金額(売掛金-手数料)が振り込まれる
取引先の入金日に、取引先が直接ファクタリング会社へ振込をする
このように二社間と三社間では、利用の流れが少々異なります。三社間には取引先がかかわってくるため、別途資料などが必要になることもあります。
また、これは一般的な流れなので、詳しい流れや必要書類などについては、利用するファクタリング会社の案内をよく確認するようにしましょう。
[画像3: https://prtimes.jp/i/100246/1/resize/d100246-1-d914350be5c545762768-2.jpg ]
●まとめ
ファクタリングは借り入れとは異なる資金調達の方法になるため、法人・個人事業主にとっては申し込みしやすく、比較的スピーディーに入金してもらえるという利点があります。当然ながら、申し込みにあたって負債が増えることもありません。
ただ、ファクタリングを行っている事業者の中には、違法なやり方を取っている会社も一部存在します。違法なファクタリングによって資金調達を行った場合は、当然ながら自分たちも法律に違反したことになるため、利用の際には違法業者に十分注意を払う必要があります。
「ファクタリングナビ」を活用しファクタリングについて正しい知識を持ったうえで、適切なかたちで資金調達をスムーズに行っていきましょう。https://factoringnavi.jp " 資金調達・売掛金買取情報メディアのファクタリングナビ"
株式会社トータルリンクスは2022年4月8日「ファクタリングを資金調達の当たり前に」をコンセプトに、資金調達方法として中小企業経営者・個人事業主から多くの支持を得ているファクタリングの適正利用を促す情報メディア「ファクタリングナビ」を開始しました。
ファクタリングナビは新興サービスであるファクタリングの認知度の低さ、利用への抵抗を無くすために、その仕組みから、利用にあたるメリット、デメリット、利用のタイミング、手数料の相場から会社選びのポイントなど、全てを網羅した情報サイトになります。
なぜこのようなメディアを作成するに至ったか。それは最短即日でお金を受け取れるためキャッシュフロー改善としても利用者の数が増えているファクタリングですが、同時に多くのトラブルも出ていることがわかったためです。
利用の際、契約トラブルや、弱みに漬け込み法外な手数料を取るような悪徳な業者の存在も見受けられます。
そんなファクタリングについて、より良い情報をまとめたサイトが必要だと感じ、また利用者がファクタリングを安心安全に適正利用できるよう、より厳選した情報を掲載していきます。
ここで「ファクタリングとは?」という疑問を持つ方へ「ファクタリングナビ」より、抜粋しお伝えしていきたいと思います。
ファクタリングは、ビジネスにおける資金繰りに困ったときに積極的に検討したい資金調達方法の一つです。
運転資金が足りない、事業拡大のために使う資金を十分に用意できない、取引先からの振込までに時間がかかるため経費の支払いに余裕がない……
など、事業を継続していく際には資金に関して悩みが生まれることがよくあるものです。
しかしながらそういったタイミングで銀行などの金融機関から融資を得るのには、ハードルが高いことも多いです。ビジネス用途のローンを契約するのにも抵抗がある人は多いでしょう。
そんなとき効果的な資金調達方法として検討しておきたいものの一つに、ファクタリングが挙げられます。
そこで今回は、「ファクタリングとは何か」という点を整理したうえで、メリットや種類、ファクタリング会社選びのポイントなどを紹介していきます。https://factoringnavi.jp "資金調達・売掛金買取情報メディアのファクタリングナビ"
[画像1: https://prtimes.jp/i/100246/1/resize/d100246-1-23de04ce1a917f1784c9-0.jpg ]
●factoring(ファクタリング)とは
ファクタリングとは、資金調達の方法の一つとして知られています。
企業や個人事業主の売掛金を専門の業者に買取してもらうかたちで、入金日を待たずに売掛金から手数料を差し引いた金額を受け取れる仕組みです。
わかりやすく言えば、ファクタリング会社を通じた売掛金の前払いシステムになります。
申し込み後、審査を経て問題がなければ、即日〜数日で売掛金(-手数料)分の金額を受けることが可能です。
資金繰りに困ったときや新事業のために使う資金が足りないときなどに、ファクタリングは活用できます。銀行からの融資やビジネスローンとは異なり、すでに発生している売掛金がある前提で利用できるため、リスクが少なく申し込みしやすいのがメリットといえるでしょう。
●factoring(ファクタリング)のメリットは?借金とは何が違うのか
ファクタリングは借金とは違うため、金融機関などから借り入れをすることなく、資金調達ができるのが何よりのメリットになります。
資金調達の方法といえば様々な方法がありますが、銀行から融資してもらったりビジネスローンを利用することは、借り入れ、つまりは借金に該当します。
これに対してファクタリングは売掛金の売上債権を譲り渡す契約になるため、契約形態は借金の契約ではなく売買契約になるのです。
したがって保証人や担保なども必要ありません。基本的には取引先の信用度などが審査の対象になるため、ファクタリングを申し込む本人(個人事業主・法人代表者)の信用情報を確認されることもないのです。
ここまで解説してきたメリットを整理すると、ファクタリングには下記のようなメリットがあることがわかります。
借金とは違うため借り入れ額が増えることはない
保証人や担保はなしで契約できる
申し込みにあたって信用情報をチェックされることはない
これらのメリットから、ファクタリングは申し込みにあたってハードルが低く、融資やローンと違って比較的審査にも通りやすいのがポイントといえるでしょう。
事業規模の小さい中小企業や個人事業主・フリーランス・自営業者などの場合でも、ファクタリング会社は柔軟に申し込みを受け付けてくれます。
●ファクタリングの種類〜買取型・保証型ファクタリングとは〜
ファクタリングの注意をここで整理してみましょう。ファクタリングには主に、下記のように2種類の形態があります。
・買取型・保証型
まず、一般的で最も多いかたちなのが買取型のファクタリングです。買取型は、企業や個人事業主が取引先に対して持っている売上債権をファクタリング業者が買取し、その金額から手数料を引いた額を入金する仕組みです。
第三者機関であるファクタリング会社を通じた売掛金の前払いのようなシステムなので、その後取引先から入金があったら、速やかにファクタリング会社に支払いをする流れになります。もしくは、取引先のほうから直接ファクタリング会社に入金してもらう場合もあります。
これに対して保証型の場合は、保険に似た仕組みを持っているのが大きな特徴で、厳密に言うと資金調達のためのサービスではありません。
というのも保証型は、取引先から売掛金の回収ができなくなったときに、一定の枠内で補償金を支払ってもらえる仕組みになるためです。保証金ファクタリングの会社と契約を結んだ場合、取引先の信用性に基づいて保証金の額が決まります。
このとき万が一取引先の倒産といったトラブルが起これば、契約内容に基づいて保証金を受け取れるという仕組みです。主に、信用性に少々不安要素のある企業と取引を行う際に活用されるのが特徴です。
●取引先に知られず契約するには?〜二社間ファクタリング〜
ファクタリングは非常に便利でメリットの多い資金調達方法ですが、「取引先にファクタリングを利用していることを知られるのは困る」という人はやはり多いでしょう。
小さな規模だとしても、資金繰りに困っていることを知られるのは、確かにビジネスにおいてマイナスの印象になります。
そんなとき検討したいのが、二社間ファクタリングと呼ばれる買取型ファクタリングの契約形態です。これはファクタリングを申し込んだ本人とファクタリング会社の2社の間で行われるのが特徴です。
申込から入金までの流れ・仕組みを整理すると、下記のようになります。
取引先へ請求書を送付
請求書や請求書受領がわかるメール文面などの書類をそろえ、ファクタリング会社へ申し込みをする
審査通過後にファクタリング会社と申込者の間で売買契約を結ぶ
ファクタリング会社から手数料を差し引いた金額が入金される
取引先からの入金後にファクタリング会社へ支払いを済ませる
このような流れで利用を行うため、二社間であればファクタリングを活用している事実は、取引先に知られることはありません。
手数料が比較的高額になりやすいこと・審査通過のための条件が少々厳しくなりやすいことなどのデメリットはありますが、二社間ファクタリングは取引先への通知不要で利用ができるため、取引先から見た自社の信用性をしっかりと守った状態で資金調達ができるのが特徴です。
●三社間ファクタリングでは手数料が安い!
ファクタリングは、二社間の場合手数料が高くなりやすいというデメリットがありますが、手数料を少しでも安く抑えるなら、三社間ファクタリングを活用するのがおすすめです。
二社間ファクタリングでは資金調達において取引先もかかわってきます。そのためファクタリングを利用していることは取引先に知られてしまいますが、手数料を安く抑えられることや審査通過の可能性が上がりやすいことなどの面でメリットがあるのが特徴です。
三社間ファクタリングの流れ・仕組みを整理すると、次のとおりになります。
取引先へ請求書を送る
請求書などをはじめとした必要書類をそろえ、ファクタリング会社へ申し込みをする
審査通過後、契約内容に問題がなければ、ファクタリング会社から取引先へ売上債権譲渡の通知が行われる
取引先が債権譲渡に承諾する
ファクタリング会社と申込者で契約を結ぶ
ファクタリング会社から手数料を差し引いた金額が入金される
取引先がファクタリング会社へ直接売掛金分の金額を入金する
三社間ファクタリングの場合、二社間と比べると、ファクタリング会社からの通知を受け取ったうえで債権譲渡に取引先が承諾すること・取引先から直接ファクタリング会社へ入金を行うことといった違いがあります。
主なメリットは、手数料が安いこと、審査通過のためのハードルが低いことです。しかし、取引先がかかわるという性質上、少々手続きに時間と手間がかかること・資金繰りに困っているという印象を持たれる可能性があることといったデメリットは伴います。
ファクタリングを利用する際には、このように二社間・三社間の違いをよく理解したうえで、適した資金調達方法を模索する必要があります。
[画像2: https://prtimes.jp/i/100246/1/resize/d100246-1-e20def26d096c1e28ebe-1.jpg ]
●factoring(ファクタリング)に違法性はない
ファクタリングとはそもそも安全な資金調達方法なのか、と心配している人も多いでしょう。
結論から言うとファクタリングは違法行為ではなく、安心して利用できる資金調達方法になります。そのため利用する際に「違法かもしれない」と心配する必要は基本的にありません。
しかしながら、注意点はあります。詳細は後述していきますが、ファクタリングを行っている専門業者・会社の中には、適切なかたちではないやり方でファクタリングを受け付けている業者も少なからず存在します。
この点については、金融庁も公式に注意喚起を行っているため、ファクタリングの活用を検討する際には違法業者を選んでしまわないように十分注意する必要があります。
とはいえ、ファクタリング自体は違法行為に該当しないのは事実です。違法じゃないということは理解したうえで、安心して利用できるファクタリング会社を探していくことが重要になります。
●違法な業者、手法への注意喚起
ファクタリングは違法ではありませんが、中には違法なやり方でファクタリングを行っている会社も存在するため、会社・業者選びには十分に注意する必要があります。
まず注意を払っておきたいのは、金融庁も注意喚起を行っている「給与ファクタリング」です。これは会社から給与を受け取っている個人に対して行われているサービスで、簡単に言えば給料日前に業者から給与分の金額を前払いしてもらう仕組みになります。
一見すると通常のファクタリングと同様のものに思われますが、給与ファクタリングは厳密に言うと賃金債権を担保にしたうえでの融資になるため、つまりは借り入れになります。
したがって給与ファクタリングを行っている会社は貸金業者として国に届出を行う必要があるのです。しかし実際のところ、この届出を行わず、いわゆる闇金のようなかたちで事業を行っている業者は一定数存在します。
貸金業登録を済ませていない違法業者から融資を受ければ、以下のような不利益を被る可能性が出てきます。
高額な手数料での貸し付け
違法行為に該当する手法での取り立て
自分自身が違法行為に手を染めることになる
また、ほかには「偽装ファクタリング」と呼ばれるサービスにも注意が必要です。これはファクタリングに見せかけて、違法性のある融資等のサービスを提供する手法になります。
このように給与ファクタリングや偽装ファクタリングなどをはじめとした、悪質なサービスは少なからず存在します。ファクタリング利用の際には、債権譲渡の売買契約に該当するのかしっかりと確認したうえで、十分に検討してから契約することが大切です。
●会社選びのポイント解説
現在ファクタリング会社は多数存在するため、安心して利用するためには、会社選びのポイントを押さえておくことが重要になります。
主にチェックしておきたいのは、以下の4つのポイントです。
手数料
審査・入金のスピード
二社間か三社間か
会社の信頼性
ファクタリングでは、買取における手数料がかかります。手数料は主に売掛金に対してパーセンテージで設定されているため、例えば10%の手数料なら、50万円の売掛金の場合は10%の手数料が差し引かれて45万円振り込まれる仕組みです。
できるだけコストをかけずに資金調達を行うなら、手数料について事前に比較検討をすることはやはり欠かせません。ほかには審査や入金のスピード(即日対応可能かなど)、二社間なのかそれとも三社間なのかという点も重要になってくるでしょう。
また、安心してファクタリングを利用するなら、会社の信頼性を調べておくことも重要です。例えば実績豊富で、長い間ファクタリング事業を行ってきている会社なら相談はしやすいでしょう。
●利用の流れ
最後に、ファクタリングを利用する際の流れをまとめていきます。
【二社間ファクタリング】
請求書を発行し取引先に送付する
取引先から請求書受領のメール等を受け取る
ファクタリング会社に請求書や請求書受領のメール等の書類を提出のうえ、ファクタリングを申し込む
審査が行われる
審査通過後、手数料などを含めた契約内容がファクタリング会社から提示される
契約内容に問題がなければ、ファクタリング会社と売上債権譲渡の売買契約を結ぶ
即日〜数日で金額(売掛金-手数料)が振り込まれる
取引先から入金があった後にファクタリング会社に売掛金を入金する
【三社間ファクタリング】
請求書を発行し取引先に送付する
取引先から請求書受領のメール等を受け取る
ファクタリング会社に請求書や請求書受領のメール等の書類を提出のうえ、ファクタリングを申し込む
審査が行われる
審査通過後、手数料などを含めた契約内容がファクタリング会社から提示される
契約内容に問題がなければ、ファクタリング会社から売上債権譲渡について取引先に通知が行く
取引先が債権譲渡について同意する
ファクタリング会社と利用者で売上債権譲渡の売買契約を結ぶ
即日〜数日で金額(売掛金-手数料)が振り込まれる
取引先の入金日に、取引先が直接ファクタリング会社へ振込をする
このように二社間と三社間では、利用の流れが少々異なります。三社間には取引先がかかわってくるため、別途資料などが必要になることもあります。
また、これは一般的な流れなので、詳しい流れや必要書類などについては、利用するファクタリング会社の案内をよく確認するようにしましょう。
[画像3: https://prtimes.jp/i/100246/1/resize/d100246-1-d914350be5c545762768-2.jpg ]
●まとめ
ファクタリングは借り入れとは異なる資金調達の方法になるため、法人・個人事業主にとっては申し込みしやすく、比較的スピーディーに入金してもらえるという利点があります。当然ながら、申し込みにあたって負債が増えることもありません。
ただ、ファクタリングを行っている事業者の中には、違法なやり方を取っている会社も一部存在します。違法なファクタリングによって資金調達を行った場合は、当然ながら自分たちも法律に違反したことになるため、利用の際には違法業者に十分注意を払う必要があります。
「ファクタリングナビ」を活用しファクタリングについて正しい知識を持ったうえで、適切なかたちで資金調達をスムーズに行っていきましょう。https://factoringnavi.jp " 資金調達・売掛金買取情報メディアのファクタリングナビ"