ストレス関連疾患に伴う問題や困り感の解決をサポートするアプリ「Dr.アプリ(R)」を開発し臨床研究(フィージビリティスタディ)を終了
[22/09/30]
提供元:PRTIMES
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早稲田大学総合研究機構応用脳科学研究所との共同研究において、「Dr.アプリ(R)」の実用化に向けた実現可能性を確認し、アウトカム指標の有意な改善も含め良好な結果を得ました。
ストレス関連疾患やメンタルヘルスケアのアプリ/システム開発事業を展開するロゴスサイエンス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:種村秀輝)は、ストレス関連疾患に伴う問題や困り感の解決をサポートする、認知行動療法等をベースとしたアプリ「Dr.アプリ(R)」1)を開発し、臨床研究(フィージビリティスタディ)を終了しましたので、お知らせします。
[画像: https://prtimes.jp/i/105323/1/resize/d105323-1-07c5d63235db2f7cdc46-0.jpg ]
当社が開発した「Dr.アプリ(R)」は、認知行動療法やアクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)2)等の科学的に効果が検証された心理療法プログラムをベースとしたストレス関連疾患に伴う問題や困り感の解決をサポートするためのアプリです。この度、早稲田大学総合研究機構応用脳科学研究所との共同研究において、早稲田大学における人を対象とする研究に関する倫理審査委員会の承認(申請番号2021-178)を得て、「Dr.アプリ(R)」を利用した臨床研究(フィージビリティスタディ)を実施いたしました。フィージビリティスタディ用アプリ実装開発は、共同研究開発先のTIS株式会社に担当頂きました。今回のフィージビリティスタディでは、「Dr.アプリ(R)」のユーザビリティ、UI/UX等の使用感や安全性を評価し、実用化に向けた実現可能性を確認して、アウトカム指標の有意な改善も含め良好な結果を得ました。この結果を元に、現在次の大規模臨床研究の実施を複数の大学病院等と検討しています。
【「Dr.アプリ(R)」の特長と優位性】
「Dr.アプリ(R)」では、2019年12月に締結した早稲田大学総合研究機構応用脳科学研究所との共同研究契約に基づき、同研究所所長である熊野宏昭先生(早稲田大学人間科学学術院教授)の研究と長年にわたる心身医学の専門医としての臨床経験における知見、ならびに同研究所による研究成果を取り入れたメソッドのアプリプログラム化を実現しました。
「Dr.アプリ(R)」の特長と優位性は以下の通りです。
「Dr.アプリ(R)」プログラムの特長は、心療内科等の臨床場面で用いられているような認知行動療法等をベースとしたメソッドを細かくアプリプログラム化したことで、ストレス関連疾患に伴う問題や困り感の解決を効率よく、かつ効果的にサポートできる点にあります。特に、表面化している問題や困り感だけでなく、その背景にある利用者個人の生物・心理・社会的要因に着目してアセスメントを行い、タイプ分けをすることで、パーソナルに最適化されたタイプ別のプログラムセットが提供されるテーラーメイドなプログラムであることが「Dr.アプリ(R)」の最大の特長です(特許取得済み)。
また、「Dr.アプリ(R)」のプログラムが、アセスメントと解決のサポートの両側面において、ストレス関連疾患に伴う問題や困り感に共通する悪循環のパターンに関わる診断横断的アプローチと、各疾患に特異的な問題や困り感に関わる疾患特異的アプローチという2つのアプローチの二階建て構造になっていることで臨床場面の再現を目指していることも、現時点では他のヘルスケアアプリとは一線を画する「Dr.アプリ(R)」ならではの仕様です(特許出願中)。特にストレス関連疾患に伴う問題や困り感に共通する診断横断的なアプローチをベースにしていることで、複数の対象や領域に対する適用拡大が可能であり、迅速なパイプライン展開で「Dr.アプリ(R)」シリーズの開発と実用化が実現いたします。
当社では、前述の「Dr.アプリ(R)」の特長と優位性を活かし、今後さらなる大規模な検証試験と適用拡大を進め、「Dr.アプリ(R)」シリーズの早期実用化を目指して参ります。現時点で既に複数の適用拡大開発に着手しており、2023年から順次のリリースを予定しています。
【ロゴスサイエンス株式会社 代表取締役 種村秀輝のコメント】
今回、「Dr.アプリ(R)」のフィージビリティスタディは、UI/UX 等の使用感評価が主な目的でしたが、アウトカム指標の有意な改善も含め良好な結果を得ることができました。今後、不安症、うつ病、月経随伴症状(PMS/PMDD)、慢性疼痛、片頭痛、心因性ED(勃起不全)、歯科心身症をはじめとするストレス関連疾患に伴う問題や困り感に対する非プログラム医療機器(Non-SaMD)とプログラム医療機器(SaMD) の商品化を検討し、早期の上市を目指してまいります。当社の事業可能性について関係各位さまのご指導とご尽力に深く感謝いたします。
【早稲田大学総合研究機構 応用脳科学研究所 所長 熊野宏昭先生のコメント】
様々なストレスが蔓延する現代社会では、うつ病や不安症などの精神疾患のみならず、心身症や生活習慣病などの身体疾患まで、非常に幅広い病気に対して、ストレス関連疾患としてアプローチすることが重要になります。そして、改善のためには、薬物療法のみならず効果的なストレスマネジメントが必要になり、そのための方法として、科学的・実証的な研究成果に基づいた認知行動療法などの行動科学的治療法が開発されてきました。それらの方法は、臨床場面では公認心理師などの専門家によって実施されているものの、多くの国民にとってのアクセスは未だ不十分な状況なので、アプリなどで再現できれば、得るところは大きくなります。しかし、効果的な認知行動療法やその応用としてのアクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)などを、アプリで再現することは容易ではなく、これまでは、入り口の部分を提供するのみといった状況でした。
そこで、われわれの研究所とロゴスサイエンス社では、2020年初頭より共同研究を進め、臨床場面で実施される効果的な認知行動療法に含まれる要素を抽出し、それをアプリ上で再現できるような汎用的なシステムの開発を進めて来ました。そして今回、そのプロトタイプを用いてフィージビリティスタディを実施したところ、アウトカム指標の有意な改善も含め大変有望な結果が得られました。この成果に基づいて、ロゴスサイエンス社とともに切り開くデジタル・セラピューティクスの近未来に是非ご期待下さい。
【TIS株式会社 DXビジネスユニット ヘルスケアサービスユニット ジェネラルマネージャー 丸井 崇のコメント】
デジタル治療の事業化というロゴスサイエンス社の活動に賛同し、TISは本臨床研究のアプリケーション開発を支援させて頂きました。「Dr.アプリ」が実用化すると、これまで医療機関で行われていた認知行動療法等をITを活用して自宅で行えるようになり、デジタルヘルスの実現が近づくことになるでしょう。その第一歩として、今回の臨床研究でITを通じて実施しても一定の効果が得られたと評価されたことは素晴らしい実績であると考えています。事業化に向けて、臨床研究の結果をもとに、お客様のニーズに合った「Dr.アプリ」の実現を期待しています。
TIS株式会社について(https://www.tis.co.jp/)
TISインテックグループのTISは、金融、産業、公共、流通サービス分野など多様な業種3,000社以上のビジネスパートナーとして、お客様のあらゆる経営課題に向き合い、「成長戦略を支えるためのIT」を提供しています。50年以上にわたり培ってきた業界知識やIT構築力で、日本・ASEAN地域の社会・お客様と共創するITサービスを提供し、豊かな社会の実現を目指しています。
1) 「Dr.アプリ(R)」は、ロゴスサイエンス株式会社の登録商標です。
2) アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)とは、第三世代の認知行動療法といわれている心理療法の一つで、思考や感情を抑制しようとする行動(体験の回避)や、思考と現実や自己を混同する行動(フュージョン)を減らし、向社会的行動の動機づけを高めて(価値の明確化)、実際にそれを生起させていていく(コミットメント)、臨床行動分析に基づく介入法のこと。
【会社概要】
社名:ロゴスサイエンス株式会社
設立日:2022年2月24日
代表:代表取締役社長 種村秀輝
所在地:東京都港区虎ノ門一丁目1-21新虎ノ門実業会館5F
URL: https://logossjp.com/
事業内容:
メンタルヘルスプラットフォームの開発
認知行動療法等を用いた治療用アプリの開発
認知行動療法等を用いた企業/個人向けアプリの開発
医療従事者向けメンタルヘルスメソッドプログラムの開発
医療機器の開発、販売
受託研究開発
【お問い合わせ】
ロゴスサイエンス株式会社 広報担当 下川
info@logossjp.com
ストレス関連疾患やメンタルヘルスケアのアプリ/システム開発事業を展開するロゴスサイエンス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:種村秀輝)は、ストレス関連疾患に伴う問題や困り感の解決をサポートする、認知行動療法等をベースとしたアプリ「Dr.アプリ(R)」1)を開発し、臨床研究(フィージビリティスタディ)を終了しましたので、お知らせします。
[画像: https://prtimes.jp/i/105323/1/resize/d105323-1-07c5d63235db2f7cdc46-0.jpg ]
当社が開発した「Dr.アプリ(R)」は、認知行動療法やアクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)2)等の科学的に効果が検証された心理療法プログラムをベースとしたストレス関連疾患に伴う問題や困り感の解決をサポートするためのアプリです。この度、早稲田大学総合研究機構応用脳科学研究所との共同研究において、早稲田大学における人を対象とする研究に関する倫理審査委員会の承認(申請番号2021-178)を得て、「Dr.アプリ(R)」を利用した臨床研究(フィージビリティスタディ)を実施いたしました。フィージビリティスタディ用アプリ実装開発は、共同研究開発先のTIS株式会社に担当頂きました。今回のフィージビリティスタディでは、「Dr.アプリ(R)」のユーザビリティ、UI/UX等の使用感や安全性を評価し、実用化に向けた実現可能性を確認して、アウトカム指標の有意な改善も含め良好な結果を得ました。この結果を元に、現在次の大規模臨床研究の実施を複数の大学病院等と検討しています。
【「Dr.アプリ(R)」の特長と優位性】
「Dr.アプリ(R)」では、2019年12月に締結した早稲田大学総合研究機構応用脳科学研究所との共同研究契約に基づき、同研究所所長である熊野宏昭先生(早稲田大学人間科学学術院教授)の研究と長年にわたる心身医学の専門医としての臨床経験における知見、ならびに同研究所による研究成果を取り入れたメソッドのアプリプログラム化を実現しました。
「Dr.アプリ(R)」の特長と優位性は以下の通りです。
「Dr.アプリ(R)」プログラムの特長は、心療内科等の臨床場面で用いられているような認知行動療法等をベースとしたメソッドを細かくアプリプログラム化したことで、ストレス関連疾患に伴う問題や困り感の解決を効率よく、かつ効果的にサポートできる点にあります。特に、表面化している問題や困り感だけでなく、その背景にある利用者個人の生物・心理・社会的要因に着目してアセスメントを行い、タイプ分けをすることで、パーソナルに最適化されたタイプ別のプログラムセットが提供されるテーラーメイドなプログラムであることが「Dr.アプリ(R)」の最大の特長です(特許取得済み)。
また、「Dr.アプリ(R)」のプログラムが、アセスメントと解決のサポートの両側面において、ストレス関連疾患に伴う問題や困り感に共通する悪循環のパターンに関わる診断横断的アプローチと、各疾患に特異的な問題や困り感に関わる疾患特異的アプローチという2つのアプローチの二階建て構造になっていることで臨床場面の再現を目指していることも、現時点では他のヘルスケアアプリとは一線を画する「Dr.アプリ(R)」ならではの仕様です(特許出願中)。特にストレス関連疾患に伴う問題や困り感に共通する診断横断的なアプローチをベースにしていることで、複数の対象や領域に対する適用拡大が可能であり、迅速なパイプライン展開で「Dr.アプリ(R)」シリーズの開発と実用化が実現いたします。
当社では、前述の「Dr.アプリ(R)」の特長と優位性を活かし、今後さらなる大規模な検証試験と適用拡大を進め、「Dr.アプリ(R)」シリーズの早期実用化を目指して参ります。現時点で既に複数の適用拡大開発に着手しており、2023年から順次のリリースを予定しています。
【ロゴスサイエンス株式会社 代表取締役 種村秀輝のコメント】
今回、「Dr.アプリ(R)」のフィージビリティスタディは、UI/UX 等の使用感評価が主な目的でしたが、アウトカム指標の有意な改善も含め良好な結果を得ることができました。今後、不安症、うつ病、月経随伴症状(PMS/PMDD)、慢性疼痛、片頭痛、心因性ED(勃起不全)、歯科心身症をはじめとするストレス関連疾患に伴う問題や困り感に対する非プログラム医療機器(Non-SaMD)とプログラム医療機器(SaMD) の商品化を検討し、早期の上市を目指してまいります。当社の事業可能性について関係各位さまのご指導とご尽力に深く感謝いたします。
【早稲田大学総合研究機構 応用脳科学研究所 所長 熊野宏昭先生のコメント】
様々なストレスが蔓延する現代社会では、うつ病や不安症などの精神疾患のみならず、心身症や生活習慣病などの身体疾患まで、非常に幅広い病気に対して、ストレス関連疾患としてアプローチすることが重要になります。そして、改善のためには、薬物療法のみならず効果的なストレスマネジメントが必要になり、そのための方法として、科学的・実証的な研究成果に基づいた認知行動療法などの行動科学的治療法が開発されてきました。それらの方法は、臨床場面では公認心理師などの専門家によって実施されているものの、多くの国民にとってのアクセスは未だ不十分な状況なので、アプリなどで再現できれば、得るところは大きくなります。しかし、効果的な認知行動療法やその応用としてのアクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)などを、アプリで再現することは容易ではなく、これまでは、入り口の部分を提供するのみといった状況でした。
そこで、われわれの研究所とロゴスサイエンス社では、2020年初頭より共同研究を進め、臨床場面で実施される効果的な認知行動療法に含まれる要素を抽出し、それをアプリ上で再現できるような汎用的なシステムの開発を進めて来ました。そして今回、そのプロトタイプを用いてフィージビリティスタディを実施したところ、アウトカム指標の有意な改善も含め大変有望な結果が得られました。この成果に基づいて、ロゴスサイエンス社とともに切り開くデジタル・セラピューティクスの近未来に是非ご期待下さい。
【TIS株式会社 DXビジネスユニット ヘルスケアサービスユニット ジェネラルマネージャー 丸井 崇のコメント】
デジタル治療の事業化というロゴスサイエンス社の活動に賛同し、TISは本臨床研究のアプリケーション開発を支援させて頂きました。「Dr.アプリ」が実用化すると、これまで医療機関で行われていた認知行動療法等をITを活用して自宅で行えるようになり、デジタルヘルスの実現が近づくことになるでしょう。その第一歩として、今回の臨床研究でITを通じて実施しても一定の効果が得られたと評価されたことは素晴らしい実績であると考えています。事業化に向けて、臨床研究の結果をもとに、お客様のニーズに合った「Dr.アプリ」の実現を期待しています。
TIS株式会社について(https://www.tis.co.jp/)
TISインテックグループのTISは、金融、産業、公共、流通サービス分野など多様な業種3,000社以上のビジネスパートナーとして、お客様のあらゆる経営課題に向き合い、「成長戦略を支えるためのIT」を提供しています。50年以上にわたり培ってきた業界知識やIT構築力で、日本・ASEAN地域の社会・お客様と共創するITサービスを提供し、豊かな社会の実現を目指しています。
1) 「Dr.アプリ(R)」は、ロゴスサイエンス株式会社の登録商標です。
2) アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)とは、第三世代の認知行動療法といわれている心理療法の一つで、思考や感情を抑制しようとする行動(体験の回避)や、思考と現実や自己を混同する行動(フュージョン)を減らし、向社会的行動の動機づけを高めて(価値の明確化)、実際にそれを生起させていていく(コミットメント)、臨床行動分析に基づく介入法のこと。
【会社概要】
社名:ロゴスサイエンス株式会社
設立日:2022年2月24日
代表:代表取締役社長 種村秀輝
所在地:東京都港区虎ノ門一丁目1-21新虎ノ門実業会館5F
URL: https://logossjp.com/
事業内容:
メンタルヘルスプラットフォームの開発
認知行動療法等を用いた治療用アプリの開発
認知行動療法等を用いた企業/個人向けアプリの開発
医療従事者向けメンタルヘルスメソッドプログラムの開発
医療機器の開発、販売
受託研究開発
【お問い合わせ】
ロゴスサイエンス株式会社 広報担当 下川
info@logossjp.com