サステナブルな酒造りに取り組む神戸酒心館が世界初カーボンゼロの日本酒を販売
[22/08/01]
提供元:PRTIMES
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日本酒「福寿」を醸造する株式会社神戸酒心館(所在地:兵庫県神戸市、代表取締役社長:安福武之助)は、世界で初めて(※1)日本酒を造る工程においてカーボンゼロ(二酸化炭素(CO2)排出量が実質ゼロ)(※2)の日本酒「福寿 純米酒 エコゼロ」を10月20日(木)に発売します。併せて、2030年に向けたグリーン・イニシアティブ「Sustainability Journey(サステナビリティへの旅)」とそこから生まれる海外輸出の成長もご報告します。
※1 当社調べ
※2「サプライチェーン排出量」のScope1(直接排出)およびScope2(間接排出)が対象。
[画像: https://prtimes.jp/i/105373/1/resize/d105373-1-dbe35eb1c35c4f82e1f7-0.jpg ]
■「福寿 純米酒 エコゼロ」商品概要
●コンセプト
極めてナチュラルな味わいを追求した純米酒であり、醸造工程(Scope1 & Scope2)でカーボンゼロを達成することでフードサプライチェーンにおける脱炭素(カーボンニュートラル)に貢献する世界初の日本酒です。
●特長
「福寿 純米酒 エコゼロ」はカーボンゼロ達成のみならず、更なる環境負荷軽減を目指しています。
1.カーボンゼロの日本酒
100%再生可能エネルギー(Scope2)、カーボンニュートラルな都市ガス(Scope1)に転換することで、日本酒製造における二酸化炭素(CO2)排出ネット・ゼロ(カーボンゼロ)を達成しています。
2.精米歩合を70%から80%に変更
米の磨きを抑えることで精米工程におけるエネルギーを削減し、環境負荷を低減しています。精米歩合80%の米を低温でゆっくりと発酵させ、米がもつ大地の豊かな味わいを引き出しながらも後味の爽やかさを実現しています。
3.醸造日数を短縮し、エネルギー使用量を軽減
「酒母」工程を省略することで醸造日数を7日間短縮しました。「きょうかい乾燥酵母」(901号)を使用することで酒母工程が省略され、醸造日数の大幅な短縮により環境負荷を低減しました。
4.ラベルを廃した「エコロジー」ボトルの使用
一般びんに印刷デザインをほどこすことにより「ラベルレス」化を実現。印刷びんで使用するインクは有鉛から無鉛に、またプリント瓶も透明瓶に静電塗装を施したものに印刷するなど、より環境負荷をかけない取組みを段階的に進めていきます。
5.パッケージング・デザイン
「福寿」ブランドとしての「おいしさ」「品質感」と、環境にやさしい(エコ)が伝わるデザイン
◇商品名 福寿 純米酒 エコゼロ 720ml
◇発売日 令和4年10月20日(木)
◇希望小売価格 1,500円 ※価格は税別
◇原材料 米(兵庫県産)、米こうじ(兵庫県産米)
◇精米歩合 80%
◇アルコール分 15度
■カーボンゼロとは
企業や家庭から出る二酸化炭素(CO2)などの温暖化ガスを減らし、森林による吸収分などと相殺して実質的な排出量をゼロにすること。
■サプライチェーン排出量
事業者自らの排出だけでなく、事業活動に関係するあらゆる排出を合計した排出量を指します。(原材料調達・製造・物流・販売・廃棄など、一連の流れ全体から発生する温室効果ガス排出量のこと)
サプライチェーン排出量=Scope1排出量 + Scope2排出量 + Scope3排出量
Scope1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス)
Scope2 : 他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出
Scope3 : Scope1、Scope2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出)
■CO2排出量(Scope1とScope2)
2021年度の二酸化炭素(CO2)排出量は463t-CO2で前年度比6.9%増加しました。二酸化炭素(CO2)排出量は、2020年度にコロナ禍の影響により減少しましたが、2021年度は生産活動の再開や内外需の回復を背景により増加しました。当社は、グリーン・イニチアチブを策定し、事業活動に伴う二酸化炭素(CO2)排出量とエネルギー使用量の削減に注力してきました。カーボンゼロの達成は難しいチャレンジですが、省エネルギー活動の推進、高効率設備導入やLED化などの削減対策の推進により二酸化炭素(CO2)排出量を抑制したことで可能となりました。
■再生可能エネルギー由来の電気
関西電力(株)が所有する一般水力発電の特定電源価値を有した、再生可能エネルギー由来CO2フリー(排出量ゼロ)の電気を使用します。非化石電源(石炭や石油といった化石燃料を使用せずに発電する電源)によって発電された電気であり、国際的なRE100「Renewable Energy 100%」にも対応しています。
■カーボンニュートラルな都市ガス
Daigasエナジー(株)のカーボンニュートラルLNG(液化天然ガス)を活用した「カーボンニュートラルな都市ガス」を使用します。
「カーボンニュートラルな都市ガス」は、生産から燃焼までのライフサイクルの二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにした都市ガスで、天然ガスの採掘、輸送、製造、燃焼のそれぞれの工程で発生する二酸化炭素(CO2)をクレジットで相殺したものです。
Daigasグループは、これまでの天然ガス利用拡大の取り組みに加えて、都市ガス原料の脱炭素化、再生可能エネルギー導入を軸とした電源の脱炭素化によって、「2050年のカーボンニュートラル実現」を目指しています。
■サステナブルな酒造り
日本酒をつくる酒蔵の継承と発展は、日本の歴史、伝統、文化などの理解のために欠くことができないものであると考えています。しかし、昭和48年をピークに日本酒の需要は長期低落傾向にあります。この問題に対して、当社はクオリティーの追求という限定された目的のためだけでなく、持続的生産にも目を向ける必要があると考えました。
具体的には、環境価値(環境負荷の低減)と経済価値(売上増加やコストダウン)を両立することにより、酒蔵の継承と発展につなげようというものです。
■気候変動による影響
世界的な問題となっている環境汚染や地球温暖化。特に地球温暖化の問題は深刻で、日本酒の原材料となる酒米の調達が危ぶまれています。私たちにとって、高品質な酒米を、大量に、安定的に、長期的に調達できるかどうかは、事業継続の生命線となります。当社においても、気候変動が事業に与える影響を踏まえ、酒造りにおける気候変動対策への検討を重ねてきました。
■グリーン・イニシアティブ (環境ビジョン)
当社は、「環境負荷をかけずに、おいしい日本酒をつくる」ことをパーパス(企業としての存在意義)とし、2030年に向けたグリーン・イニシアティブ「Sustainability Journey(サステナビリティへの旅)」を策定しました。
SDGsに明示されているとおり、地球社会は多くの課題を抱えています。そうした課題の中から、私たちが優先的に取り組むべき重要な分野を「脱炭素社会」「循環経済社会」「自然共生社会」の3分野に定め、様々な取り組みを行っています。
気候変動においては、2050年までにバリューチェーン全体の二酸化炭素(CO2)排出量ネットゼロを掲げています。2030年までに使用電力の再生可能エネルギー100%化を目指しており、本件はこれらの取組みの一環であり、当社が脱炭素社会構築へ向けてリードしていくよう取り組んでまいります。
当社は、すべての直接事業において100%再生可能エネルギーを使用すること、そしてリサイクル可能(ビン)、再利用可能(酒粕)、FSC認証パッケージングを100%使用することなど100%持続可能な製法で日本酒を醸造しています。
また「酒づくりは米作りから」のサステナブルデザインにより、農家が持続可能な農法を導入することを支援しています。特にドローンを活用したイネの生育状況把握は画期的であり、人の目で確認していた育成観察をドローンによるリモートセンシングにより効率的に行えるようになりました。この結果、田んぼへの施肥もピンポイント、且つ最適な施肥量に抑えることが可能となりました。
日本酒の優れた品質を維持しながら製造工程で使用する水の量を削減し、六甲山の環境保全活動を継続します。
今後も当社は、環境負荷をかけずに、おいしい日本酒をつくりたいという思いを、バリューチェーンにかかわるすべての人々と共につないでいくために、様々な社会課題に対する取組みを積極的に進めてまいります。
■エコプロアワード財務大臣賞受賞
平成17年より社員による酒造りに移行し、生産工程のデジタル化により、品質と生産性向上、さらに省エネ設備導入などエネルギーマネジメントによる地球温暖化防止、水資源の保全と節水といったウォーターマネジメント、酒粕の再利用、ビン(ボトル)の再資源化、生物多様性への配慮、有害物質への対応に取り組んできました。
2010年からの7年間で生産量は3倍に増加しましたが、この取り組みによりエネルギー使用量は-12%、二酸化炭素(CO2)の排出量も-12%、水の使用量は35%増に抑えることができました。
このように環境価値と経済価値を両立したことが評価され、2019年にエコプロアワード財務大臣賞受賞、2020年にはイギリス・グリーンアワードにて「ウォーターマネジメントアワード」を受賞しました。
■海外におけるサステナビリティ評価と輸出規模の成長
このように環境価値と経済価値を両立したことが評価され、2020年にはイギリス・グリーンアワードにて「ウォーターマネジメントアワード」を受賞、また世界トップ3のエシカルカンパニーにも選ばれました。
2020年は各国のロックダウンでレストラン向けの売上が大きく低下し、日本酒の需要が低迷する厳しい時期もありましたが、2022年1-6月の実績は、5年前の2018年1-6月と比べて155%増加するなど、コロナ禍にもかかわらず、2021年は過去最高の輸出金額を達成しています。
アフターコロナに向けた新しい暮らしでは、「気候変動」、「サステナビリティ」、「エシカル消費」に対する意識が一層高まり、「カーボンゼロ」であることがお客様の重要な選択肢になり得ると予想されており、消費者のサステナビリティに関する意識が高い海外において今後も売上増加を期待できます。今では15を超える国・地域で「福寿」をお楽しみいただくことができます。
■会社概要
株式会社 神戸酒心館
宝暦元年(1751年)に創業以来、神戸・御影の地で手造りにこだわる酒蔵。「環境負荷をかけないで、おいしい日本酒をつくること」を理念とする。国内外で開催される日本酒品評会でも多くの賞を受賞しており、ノーベル賞公式行事において当社の純米吟醸酒が提供されるなど海外での評価も高い。
詳しい情報はこちら
https://www.shushinkan.co.jp/csr/carbonzero.html
1.試験・調査による客観的結果(※1)
・調査2022年6月 インターネット自社調べ
・日本酒を製造している酒蔵で調査
※1 当社調べ
※2「サプライチェーン排出量」のScope1(直接排出)およびScope2(間接排出)が対象。
[画像: https://prtimes.jp/i/105373/1/resize/d105373-1-dbe35eb1c35c4f82e1f7-0.jpg ]
■「福寿 純米酒 エコゼロ」商品概要
●コンセプト
極めてナチュラルな味わいを追求した純米酒であり、醸造工程(Scope1 & Scope2)でカーボンゼロを達成することでフードサプライチェーンにおける脱炭素(カーボンニュートラル)に貢献する世界初の日本酒です。
●特長
「福寿 純米酒 エコゼロ」はカーボンゼロ達成のみならず、更なる環境負荷軽減を目指しています。
1.カーボンゼロの日本酒
100%再生可能エネルギー(Scope2)、カーボンニュートラルな都市ガス(Scope1)に転換することで、日本酒製造における二酸化炭素(CO2)排出ネット・ゼロ(カーボンゼロ)を達成しています。
2.精米歩合を70%から80%に変更
米の磨きを抑えることで精米工程におけるエネルギーを削減し、環境負荷を低減しています。精米歩合80%の米を低温でゆっくりと発酵させ、米がもつ大地の豊かな味わいを引き出しながらも後味の爽やかさを実現しています。
3.醸造日数を短縮し、エネルギー使用量を軽減
「酒母」工程を省略することで醸造日数を7日間短縮しました。「きょうかい乾燥酵母」(901号)を使用することで酒母工程が省略され、醸造日数の大幅な短縮により環境負荷を低減しました。
4.ラベルを廃した「エコロジー」ボトルの使用
一般びんに印刷デザインをほどこすことにより「ラベルレス」化を実現。印刷びんで使用するインクは有鉛から無鉛に、またプリント瓶も透明瓶に静電塗装を施したものに印刷するなど、より環境負荷をかけない取組みを段階的に進めていきます。
5.パッケージング・デザイン
「福寿」ブランドとしての「おいしさ」「品質感」と、環境にやさしい(エコ)が伝わるデザイン
◇商品名 福寿 純米酒 エコゼロ 720ml
◇発売日 令和4年10月20日(木)
◇希望小売価格 1,500円 ※価格は税別
◇原材料 米(兵庫県産)、米こうじ(兵庫県産米)
◇精米歩合 80%
◇アルコール分 15度
■カーボンゼロとは
企業や家庭から出る二酸化炭素(CO2)などの温暖化ガスを減らし、森林による吸収分などと相殺して実質的な排出量をゼロにすること。
■サプライチェーン排出量
事業者自らの排出だけでなく、事業活動に関係するあらゆる排出を合計した排出量を指します。(原材料調達・製造・物流・販売・廃棄など、一連の流れ全体から発生する温室効果ガス排出量のこと)
サプライチェーン排出量=Scope1排出量 + Scope2排出量 + Scope3排出量
Scope1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス)
Scope2 : 他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出
Scope3 : Scope1、Scope2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出)
■CO2排出量(Scope1とScope2)
2021年度の二酸化炭素(CO2)排出量は463t-CO2で前年度比6.9%増加しました。二酸化炭素(CO2)排出量は、2020年度にコロナ禍の影響により減少しましたが、2021年度は生産活動の再開や内外需の回復を背景により増加しました。当社は、グリーン・イニチアチブを策定し、事業活動に伴う二酸化炭素(CO2)排出量とエネルギー使用量の削減に注力してきました。カーボンゼロの達成は難しいチャレンジですが、省エネルギー活動の推進、高効率設備導入やLED化などの削減対策の推進により二酸化炭素(CO2)排出量を抑制したことで可能となりました。
■再生可能エネルギー由来の電気
関西電力(株)が所有する一般水力発電の特定電源価値を有した、再生可能エネルギー由来CO2フリー(排出量ゼロ)の電気を使用します。非化石電源(石炭や石油といった化石燃料を使用せずに発電する電源)によって発電された電気であり、国際的なRE100「Renewable Energy 100%」にも対応しています。
■カーボンニュートラルな都市ガス
Daigasエナジー(株)のカーボンニュートラルLNG(液化天然ガス)を活用した「カーボンニュートラルな都市ガス」を使用します。
「カーボンニュートラルな都市ガス」は、生産から燃焼までのライフサイクルの二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにした都市ガスで、天然ガスの採掘、輸送、製造、燃焼のそれぞれの工程で発生する二酸化炭素(CO2)をクレジットで相殺したものです。
Daigasグループは、これまでの天然ガス利用拡大の取り組みに加えて、都市ガス原料の脱炭素化、再生可能エネルギー導入を軸とした電源の脱炭素化によって、「2050年のカーボンニュートラル実現」を目指しています。
■サステナブルな酒造り
日本酒をつくる酒蔵の継承と発展は、日本の歴史、伝統、文化などの理解のために欠くことができないものであると考えています。しかし、昭和48年をピークに日本酒の需要は長期低落傾向にあります。この問題に対して、当社はクオリティーの追求という限定された目的のためだけでなく、持続的生産にも目を向ける必要があると考えました。
具体的には、環境価値(環境負荷の低減)と経済価値(売上増加やコストダウン)を両立することにより、酒蔵の継承と発展につなげようというものです。
■気候変動による影響
世界的な問題となっている環境汚染や地球温暖化。特に地球温暖化の問題は深刻で、日本酒の原材料となる酒米の調達が危ぶまれています。私たちにとって、高品質な酒米を、大量に、安定的に、長期的に調達できるかどうかは、事業継続の生命線となります。当社においても、気候変動が事業に与える影響を踏まえ、酒造りにおける気候変動対策への検討を重ねてきました。
■グリーン・イニシアティブ (環境ビジョン)
当社は、「環境負荷をかけずに、おいしい日本酒をつくる」ことをパーパス(企業としての存在意義)とし、2030年に向けたグリーン・イニシアティブ「Sustainability Journey(サステナビリティへの旅)」を策定しました。
SDGsに明示されているとおり、地球社会は多くの課題を抱えています。そうした課題の中から、私たちが優先的に取り組むべき重要な分野を「脱炭素社会」「循環経済社会」「自然共生社会」の3分野に定め、様々な取り組みを行っています。
気候変動においては、2050年までにバリューチェーン全体の二酸化炭素(CO2)排出量ネットゼロを掲げています。2030年までに使用電力の再生可能エネルギー100%化を目指しており、本件はこれらの取組みの一環であり、当社が脱炭素社会構築へ向けてリードしていくよう取り組んでまいります。
当社は、すべての直接事業において100%再生可能エネルギーを使用すること、そしてリサイクル可能(ビン)、再利用可能(酒粕)、FSC認証パッケージングを100%使用することなど100%持続可能な製法で日本酒を醸造しています。
また「酒づくりは米作りから」のサステナブルデザインにより、農家が持続可能な農法を導入することを支援しています。特にドローンを活用したイネの生育状況把握は画期的であり、人の目で確認していた育成観察をドローンによるリモートセンシングにより効率的に行えるようになりました。この結果、田んぼへの施肥もピンポイント、且つ最適な施肥量に抑えることが可能となりました。
日本酒の優れた品質を維持しながら製造工程で使用する水の量を削減し、六甲山の環境保全活動を継続します。
今後も当社は、環境負荷をかけずに、おいしい日本酒をつくりたいという思いを、バリューチェーンにかかわるすべての人々と共につないでいくために、様々な社会課題に対する取組みを積極的に進めてまいります。
■エコプロアワード財務大臣賞受賞
平成17年より社員による酒造りに移行し、生産工程のデジタル化により、品質と生産性向上、さらに省エネ設備導入などエネルギーマネジメントによる地球温暖化防止、水資源の保全と節水といったウォーターマネジメント、酒粕の再利用、ビン(ボトル)の再資源化、生物多様性への配慮、有害物質への対応に取り組んできました。
2010年からの7年間で生産量は3倍に増加しましたが、この取り組みによりエネルギー使用量は-12%、二酸化炭素(CO2)の排出量も-12%、水の使用量は35%増に抑えることができました。
このように環境価値と経済価値を両立したことが評価され、2019年にエコプロアワード財務大臣賞受賞、2020年にはイギリス・グリーンアワードにて「ウォーターマネジメントアワード」を受賞しました。
■海外におけるサステナビリティ評価と輸出規模の成長
このように環境価値と経済価値を両立したことが評価され、2020年にはイギリス・グリーンアワードにて「ウォーターマネジメントアワード」を受賞、また世界トップ3のエシカルカンパニーにも選ばれました。
2020年は各国のロックダウンでレストラン向けの売上が大きく低下し、日本酒の需要が低迷する厳しい時期もありましたが、2022年1-6月の実績は、5年前の2018年1-6月と比べて155%増加するなど、コロナ禍にもかかわらず、2021年は過去最高の輸出金額を達成しています。
アフターコロナに向けた新しい暮らしでは、「気候変動」、「サステナビリティ」、「エシカル消費」に対する意識が一層高まり、「カーボンゼロ」であることがお客様の重要な選択肢になり得ると予想されており、消費者のサステナビリティに関する意識が高い海外において今後も売上増加を期待できます。今では15を超える国・地域で「福寿」をお楽しみいただくことができます。
■会社概要
株式会社 神戸酒心館
宝暦元年(1751年)に創業以来、神戸・御影の地で手造りにこだわる酒蔵。「環境負荷をかけないで、おいしい日本酒をつくること」を理念とする。国内外で開催される日本酒品評会でも多くの賞を受賞しており、ノーベル賞公式行事において当社の純米吟醸酒が提供されるなど海外での評価も高い。
詳しい情報はこちら
https://www.shushinkan.co.jp/csr/carbonzero.html
1.試験・調査による客観的結果(※1)
・調査2022年6月 インターネット自社調べ
・日本酒を製造している酒蔵で調査