月額サブスク制のいじめ解決支援サービス 「MONSTER」“深刻ないじめ”に悩むお子さまとご家族を対象に、LINEで使えるβ版アプリの提供を開始!
[23/05/31]
提供元:PRTIMES
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〜専属の弁護士と、法的な力を借りた解決を目指します〜
いじめ解決支援サービスを提供する株式会社KODOMOTONA(本社:東京都渋谷区、代表:金泉愛理子)は、本日2023年5月31日(水)より、お子さま・ご家族と一緒にいじめ解決を目指すサービス「MONSTER」のβ版アプリをリリースします。アプリ自体のインストールは不要となっており、LINEを使った簡単な登録で、いじめにストップをかける様々な機能を月々定額で利用いただけます。
?サービスサイト:https://www.monster-line.com/
[画像1: https://prtimes.jp/i/116418/1/resize/d116418-1-e1122b97a01016b82e7f-0.png ]
増加するいじめ問題に「選択肢」を
小・中・高等学校および特別支援学校における2021年度のいじめ認知件数は 615,351 件にのぼり、過去最高件数を更新[*1]しています。重大事件に発展するいじめも705件と年々増加[*2]しており、いじめ問題は深刻な規模となっています。市区町村や公的機関による相談窓口設置など、いじめの早期発見や是正に向けた対応が着実に進んでいる現状ですが、年々増加するいじめ問題には、個別対応が不可欠という難しさから「必要な対応を受けきれない人がどんどん増えている」という構造的な課題が生じています。また、相談窓口、教育機関や公的機関と連携をとった適切な対応を進めた場合にも、いじめ問題の中心にいる家族が主体的に関係各所と対峙しながら戦っている実態が少なくありません。
MONSTERは、いじめを社会全体の問題として捉えたうえで、その中心にいる子どもたちやご家族と具体的なアクションを実行しながら並走します。いじめ問題に対して「効果的にストップをかけるアクションの仕組み化」を通じ、「いじめを社会からなくすこと」ではなく、いじめ問題の解決に役立つ選択肢の1つになることを目指します。
[*1]文部科学省 「令和 3 年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」
[*2]文部科学省 「いじめの状況及び文部科学省の取組について」
MONSTER=専属の弁護士と、いじめ解決に向けたアクションを実行できるサービス[※1]
MONSTERは、いじめにストップをかける様々なアクションを月々定額で実行[※2]できるサービスです。スマートフォンでLINEから簡単にアプリを利用開始できます。機密性の高い情報を扱うため、高度なサイバー攻撃や内部セキュリティリスクにも対応できるシステムで情報を暗号化のうえ保持しており、お子さまにもご家族にも安心して利用いただけます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/116418/1/resize/d116418-1-e674342c15d89cf15457-1.png ]
?公式Twitter:https://twitter.com/MONSTER_kdmtn
[※1]本サービスはいじめ問題の解決に向けて最大限の努力を行いますが、100%いじめ問題を解決することを保証するものではありません
[※2]利用できる機能は登録するプランによって異なります。2023年5月時点で提供する解決プランβ版には、証拠管理・弁護士による証拠のチェック・いじめた子などへの注意喚起・いじめた子の両親などへの警告(内容証明)・弁護士の示談交渉が含まれます
リリースβ版= 3か月を目安に一定の解決を目指す「解決プラン」を提供(利用者数を限定[※3])
[画像3: https://prtimes.jp/i/116418/1/resize/d116418-1-fa9abe66488d712f560f-2.png ]
この度リリースするβ版では、“深刻ないじめ”に悩むお子さまとご家族を対象に、MONSTER専属の弁護士に相談しながら、いじめにストップをかけるために必要な機能をすべて利用できる 「解決プラン」 を月々30,000円(税込33,000円)[※4]で提供します。解決プランでは、お子さま・ご家族と相談のうえ解決までの道すじを決め、3か月を目安に[※5]「十分な証拠収集・いじめた子やその関係者への注意喚起・必要な場合に内容証明を通じた警告」などのアクションを実行します。
[※3]β版では、“深刻ないじめ”に悩んでいるお子さまとご家族を主な対象として、開始当初の利用者数を100名程度に限定する予定です。利用者数が100名を上回った場合、サービスの受付・登録を制限する可能性があります。利用者さまの解決状況に応じて、LINEもしくはHPで追加募集いたします
[※4]いじめ解決にかかる弁護士費用は通常50万円程度(当社調べ)。MONSTERは専属の弁護士をはじめ、たくさんの弁護士やスタッフと協力することで、できる限り手の届きやすい料金になるように工夫しています
[※5]利用者さまの状況により、3か月よりも長くかかる場合があります
今後の展開=お子さま・ご家族の状況に応じた、「複数プラン」を提供予定
今後のMONSTERは、いじめ対策を少しずつ始めたい方や、もしもの時に備えておきたい方向けに、料金と機能(アクションの種類や対応の早さ)から選べる3つのプランを順次展開していきます[※6]。また、解決プランβ版はご両親を中心とした大人の方の登録を必須としておりますが、一部の機能をお子さまだけでも利用可能にするなど、お子さまやご家族に寄り添ったサービスへのアップデートを通じて、より多くの方の選択肢の1つになることを目指していきます。
<プラン概要>
1. 解決プラン:月額30,000円(税込33,000円) ?正式版は2023年度中にリリース予定
いじめにストップをかける“すべての機能”を利用できる、“深刻ないじめ”に悩んでいる方向けの有料プランです。
2. 安心プラン:未定 ?解決プラン正式版のリリース以降順次
いじめにストップをかける“一部の機能”を利用できる、いじめ対策を少しずつ始めておきたい方向けの有料プランです。
3. 見守りプラン:無料 ?解決プラン正式版のリリース以降順次
いじめにストップをかける“最低限の機能”を利用できる、もしもの時に備えておきたい方向けの無料プランです。
[※6]プランの構成や内容・料金などは、今後の展開の中で変更になる可能性がございます
企画背景
|代表者のプロフィール
株式会社KODOMOTONA・代表取締役 CEO
金泉 愛理子(かないずみ えりこ)
2014年に大学を卒業後、外資系IT企業でエンジニアとしてキャリアをスタート。学生の頃に漠然と抱いていた「将来は自分で事業をしたい」という思いが、社会人経験を通して明確な目標になり、より経営課題に近い領域でビジネスを生み出す経験を積みたいと考え、2016年にコンサルタントにキャリアチェンジ。企業の中期経営計画、新規事業、経営管理高度化などの領域で支援を続ける。2021年に独立し、MONSTERを事業化するため2022年5月に(株)KODOMOTONAを設立。
|「MONSTER」のβ版リリースまでの道のり
広報:「なぜ“いじめ解決”をテーマにしたサービスをつくろう、と思い立ったのですか?」
金泉:「きっかけとなったのは、私が小学5年生の頃。校庭で遊んでいたら目線の先からボールが転がってきたので、こちらに向かってくる上級生に蹴り返したら、ボールが変な方向に飛んでしまって…もちろん悪気はなかったのですが、それが原因で、上級生から顔面を殴られてしまった事がありました。私がショックと恐怖でこの出来事に対処できずにいると、当時仲良くしてくれていた男の子が、毅然とした態度で先生にその時の状況を説明してくれて、上級生にきちんと謝ってもらえるように助けてくれたんです。
中長期的に続く”いわゆるいじめ”のエピソードではないのですが、あの時絶対的に味方になってくれた存在の心強さとその友人への感謝をずっと忘れていないし、彼のおかげでポジティブな思い出として心に残っています。大人になった今でも、“いじめ問題のニュース”を目にするたびに自然と思い出します。当時私が助けてもらったように、いま困っている・悲しんでいる子どもたちの助けになってあげたい、と強く思うようになっていきました。」
広報:「ご自身が助けてもらった経験への“感謝”がきっかけとなっているんですね。」
金泉:「はい。そして、学生の頃から何か自分にできる事はないかと考えている中で、市区町村や公的機関による相談窓口などは、悩みや不安を抱える子どもたちの心の支えとなる一方で、限られた人数で対応するには限界があること、身体の危険や命に係わるケースがあるため具体的な対応に踏み込むことが難しいという現実、あるいじめ事件では子どもが信頼していたはずの学校が事実を隠蔽していたことなどを報道で知り、いじめ問題が抱える解決の難しさを知りました。」
広報:「いつ頃から、ビジネスの構想を考え始めたのでしょうか?」
金泉:「いじめ問題について真剣に考え始めたのが2013年頃(学生の頃)だったと記憶しています。ビジネスとしての継続性を担保したうえで、いじめに対処するために第三者に頼りながら具体的なアクションがおこせるプラットフォームやマッチングのサービスがあってもいいのではないか、と考えるようになりました。企画書作成やビジネスコンテストへの応募など、学生なりにできることを試行錯誤したものの、まだ未熟だった私は社会問題や繊細なテーマをビジネスにすることの難しさや葛藤から、この時描いた事業構想から遠ざかっていました。再び、当時の想いを「MONSTER」へ昇華するために動き出したのは2020年頃です。コロナ禍の外出自粛や学校閉鎖、黙食の徹底、オンライン授業への移行など多くの制約により、心も身体も育ちざかりの子どもたちにたくさん我慢してもらう社会になっていたように思います。そのような社会変化を目の当たりにし、困ったりピンチのときにこそ、多様な選択肢がしっかり用意されていることが大切だと改めて感じたことがきっかけとなりました。」
広報:「事業を具体化させる過程での苦労したことを教えてください。」
金泉:「まずは事業化を知人、銀行、投資家の方々に相談することからはじめました。いじめ問題というテーマへの向き合い方や覚悟、事業として取り組むことの難しさに直面し、葛藤を繰り返しました。事業計画を何度も練り直すなかで、協力してくださる方がどんどん増えていき、最終的にはいじめ問題を得意とする弁護士、カウンセラー、デザイナーなど、サービスの実現に必要な各領域のプロに集まってもらうことができました。コンサルタントとして一通り経験を積んだこと、協力してくださる方が増えたこと、資金面の協力も確保できたことから、本格稼働するため2021年に会社を退職し起業しました。」
広報:「アプリの開発期間はどのくらい掛かりました?」
金泉:「本格的に具体化を始めてから、アプリが出来上がるまでに2年かかりました。サービスのコンセプトを、どうカタチにしていくかという検討に苦戦し、長い時間を費やしました。
東京都市部を中心に、多くの小中高生に周囲のいじめの実態、サービスの印象、欲しいサービス内容などについて聞き取りする実地調査も繰り返しました。社内でも様々な意見やアイデアが飛び交い試行錯誤する中で、開発の1年目は色々な要素を盛り込みすぎてしまいました。その結果、「一番肝心な解決に繋がらない、このままで喜ぶユーザーはいない」という判断から、サービス内容やアプリの仕組みを一度ゼロからつくりなおしました(デザインからアプリから何もかも・・・)。メンバーを集める過程では、必ずしも好意的に受け止めてもらえるわけではなかったり、協力を断られることもありました。扱うテーマの繊細さや難しさから、社内でも何度も衝突し、諦めようと思ったこともありましたが、少しずつカタチになっていき、β版リリースの日を迎える事ができました。」
広報:「“MONSTER”が目指す未来像はありますか?」
金泉:「MONSTERの本当のゴールは、ビジネスとしての参入障壁が下がり、いじめ問題の解決に新しいアイデアや解決方法、参加する人が増えることです。MONSTERの存在価値がなくなり、サービスが早く終了できることを目指しています。私たちは社会の課題から目を背けず、未来の世代が自分らしく輝きながら成長できるように、不退転の覚悟で臨んでいます。MONSTERはまだ“完璧なサービス”ではありません。トライアンドエラーを繰り返しながら一歩ずつ成長していきます。その過程で、私たちの事業や取り組みが、社会がより良く優しいものになっていくきっかけになれば嬉しく思います。」
株式会社KODOMOTONA(コドモトナ)について
いじめ解決支援サービス「MONSTER」を運営する株式会社KODOMOTONA(コドモトナ)は、「子どもも大人も個性を爆発できる未来に。」をビジョンに掲げ2022年5月に設立しました。子ども(KODOMO)と大人(OTONA)の境界線を取り払った先にある、無限の可能性をカタチにしていくことを目指して、固定観念にとらわれない、自由で大胆な取り組みにチャレンジしていきます。
【会社概要】
[画像4: https://prtimes.jp/i/116418/1/resize/d116418-1-7df76cac7b05a86db80d-3.png ]
社名:株式会社KODOMOTONA
本社所在地:東京都渋谷区松濤1丁目28-2
代表取締役:金泉 愛理子
設立:2022年5月
事業内容:「MONSTER」の提供及び運営、人材教育事業、人材派遣事業、コンサルティング事業等
HP:https://www.kodomotona.co.jp/
いじめ解決支援サービスを提供する株式会社KODOMOTONA(本社:東京都渋谷区、代表:金泉愛理子)は、本日2023年5月31日(水)より、お子さま・ご家族と一緒にいじめ解決を目指すサービス「MONSTER」のβ版アプリをリリースします。アプリ自体のインストールは不要となっており、LINEを使った簡単な登録で、いじめにストップをかける様々な機能を月々定額で利用いただけます。
?サービスサイト:https://www.monster-line.com/
[画像1: https://prtimes.jp/i/116418/1/resize/d116418-1-e1122b97a01016b82e7f-0.png ]
増加するいじめ問題に「選択肢」を
小・中・高等学校および特別支援学校における2021年度のいじめ認知件数は 615,351 件にのぼり、過去最高件数を更新[*1]しています。重大事件に発展するいじめも705件と年々増加[*2]しており、いじめ問題は深刻な規模となっています。市区町村や公的機関による相談窓口設置など、いじめの早期発見や是正に向けた対応が着実に進んでいる現状ですが、年々増加するいじめ問題には、個別対応が不可欠という難しさから「必要な対応を受けきれない人がどんどん増えている」という構造的な課題が生じています。また、相談窓口、教育機関や公的機関と連携をとった適切な対応を進めた場合にも、いじめ問題の中心にいる家族が主体的に関係各所と対峙しながら戦っている実態が少なくありません。
MONSTERは、いじめを社会全体の問題として捉えたうえで、その中心にいる子どもたちやご家族と具体的なアクションを実行しながら並走します。いじめ問題に対して「効果的にストップをかけるアクションの仕組み化」を通じ、「いじめを社会からなくすこと」ではなく、いじめ問題の解決に役立つ選択肢の1つになることを目指します。
[*1]文部科学省 「令和 3 年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」
[*2]文部科学省 「いじめの状況及び文部科学省の取組について」
MONSTER=専属の弁護士と、いじめ解決に向けたアクションを実行できるサービス[※1]
MONSTERは、いじめにストップをかける様々なアクションを月々定額で実行[※2]できるサービスです。スマートフォンでLINEから簡単にアプリを利用開始できます。機密性の高い情報を扱うため、高度なサイバー攻撃や内部セキュリティリスクにも対応できるシステムで情報を暗号化のうえ保持しており、お子さまにもご家族にも安心して利用いただけます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/116418/1/resize/d116418-1-e674342c15d89cf15457-1.png ]
?公式Twitter:https://twitter.com/MONSTER_kdmtn
[※1]本サービスはいじめ問題の解決に向けて最大限の努力を行いますが、100%いじめ問題を解決することを保証するものではありません
[※2]利用できる機能は登録するプランによって異なります。2023年5月時点で提供する解決プランβ版には、証拠管理・弁護士による証拠のチェック・いじめた子などへの注意喚起・いじめた子の両親などへの警告(内容証明)・弁護士の示談交渉が含まれます
リリースβ版= 3か月を目安に一定の解決を目指す「解決プラン」を提供(利用者数を限定[※3])
[画像3: https://prtimes.jp/i/116418/1/resize/d116418-1-fa9abe66488d712f560f-2.png ]
この度リリースするβ版では、“深刻ないじめ”に悩むお子さまとご家族を対象に、MONSTER専属の弁護士に相談しながら、いじめにストップをかけるために必要な機能をすべて利用できる 「解決プラン」 を月々30,000円(税込33,000円)[※4]で提供します。解決プランでは、お子さま・ご家族と相談のうえ解決までの道すじを決め、3か月を目安に[※5]「十分な証拠収集・いじめた子やその関係者への注意喚起・必要な場合に内容証明を通じた警告」などのアクションを実行します。
[※3]β版では、“深刻ないじめ”に悩んでいるお子さまとご家族を主な対象として、開始当初の利用者数を100名程度に限定する予定です。利用者数が100名を上回った場合、サービスの受付・登録を制限する可能性があります。利用者さまの解決状況に応じて、LINEもしくはHPで追加募集いたします
[※4]いじめ解決にかかる弁護士費用は通常50万円程度(当社調べ)。MONSTERは専属の弁護士をはじめ、たくさんの弁護士やスタッフと協力することで、できる限り手の届きやすい料金になるように工夫しています
[※5]利用者さまの状況により、3か月よりも長くかかる場合があります
今後の展開=お子さま・ご家族の状況に応じた、「複数プラン」を提供予定
今後のMONSTERは、いじめ対策を少しずつ始めたい方や、もしもの時に備えておきたい方向けに、料金と機能(アクションの種類や対応の早さ)から選べる3つのプランを順次展開していきます[※6]。また、解決プランβ版はご両親を中心とした大人の方の登録を必須としておりますが、一部の機能をお子さまだけでも利用可能にするなど、お子さまやご家族に寄り添ったサービスへのアップデートを通じて、より多くの方の選択肢の1つになることを目指していきます。
<プラン概要>
1. 解決プラン:月額30,000円(税込33,000円) ?正式版は2023年度中にリリース予定
いじめにストップをかける“すべての機能”を利用できる、“深刻ないじめ”に悩んでいる方向けの有料プランです。
2. 安心プラン:未定 ?解決プラン正式版のリリース以降順次
いじめにストップをかける“一部の機能”を利用できる、いじめ対策を少しずつ始めておきたい方向けの有料プランです。
3. 見守りプラン:無料 ?解決プラン正式版のリリース以降順次
いじめにストップをかける“最低限の機能”を利用できる、もしもの時に備えておきたい方向けの無料プランです。
[※6]プランの構成や内容・料金などは、今後の展開の中で変更になる可能性がございます
企画背景
|代表者のプロフィール
株式会社KODOMOTONA・代表取締役 CEO
金泉 愛理子(かないずみ えりこ)
2014年に大学を卒業後、外資系IT企業でエンジニアとしてキャリアをスタート。学生の頃に漠然と抱いていた「将来は自分で事業をしたい」という思いが、社会人経験を通して明確な目標になり、より経営課題に近い領域でビジネスを生み出す経験を積みたいと考え、2016年にコンサルタントにキャリアチェンジ。企業の中期経営計画、新規事業、経営管理高度化などの領域で支援を続ける。2021年に独立し、MONSTERを事業化するため2022年5月に(株)KODOMOTONAを設立。
|「MONSTER」のβ版リリースまでの道のり
広報:「なぜ“いじめ解決”をテーマにしたサービスをつくろう、と思い立ったのですか?」
金泉:「きっかけとなったのは、私が小学5年生の頃。校庭で遊んでいたら目線の先からボールが転がってきたので、こちらに向かってくる上級生に蹴り返したら、ボールが変な方向に飛んでしまって…もちろん悪気はなかったのですが、それが原因で、上級生から顔面を殴られてしまった事がありました。私がショックと恐怖でこの出来事に対処できずにいると、当時仲良くしてくれていた男の子が、毅然とした態度で先生にその時の状況を説明してくれて、上級生にきちんと謝ってもらえるように助けてくれたんです。
中長期的に続く”いわゆるいじめ”のエピソードではないのですが、あの時絶対的に味方になってくれた存在の心強さとその友人への感謝をずっと忘れていないし、彼のおかげでポジティブな思い出として心に残っています。大人になった今でも、“いじめ問題のニュース”を目にするたびに自然と思い出します。当時私が助けてもらったように、いま困っている・悲しんでいる子どもたちの助けになってあげたい、と強く思うようになっていきました。」
広報:「ご自身が助けてもらった経験への“感謝”がきっかけとなっているんですね。」
金泉:「はい。そして、学生の頃から何か自分にできる事はないかと考えている中で、市区町村や公的機関による相談窓口などは、悩みや不安を抱える子どもたちの心の支えとなる一方で、限られた人数で対応するには限界があること、身体の危険や命に係わるケースがあるため具体的な対応に踏み込むことが難しいという現実、あるいじめ事件では子どもが信頼していたはずの学校が事実を隠蔽していたことなどを報道で知り、いじめ問題が抱える解決の難しさを知りました。」
広報:「いつ頃から、ビジネスの構想を考え始めたのでしょうか?」
金泉:「いじめ問題について真剣に考え始めたのが2013年頃(学生の頃)だったと記憶しています。ビジネスとしての継続性を担保したうえで、いじめに対処するために第三者に頼りながら具体的なアクションがおこせるプラットフォームやマッチングのサービスがあってもいいのではないか、と考えるようになりました。企画書作成やビジネスコンテストへの応募など、学生なりにできることを試行錯誤したものの、まだ未熟だった私は社会問題や繊細なテーマをビジネスにすることの難しさや葛藤から、この時描いた事業構想から遠ざかっていました。再び、当時の想いを「MONSTER」へ昇華するために動き出したのは2020年頃です。コロナ禍の外出自粛や学校閉鎖、黙食の徹底、オンライン授業への移行など多くの制約により、心も身体も育ちざかりの子どもたちにたくさん我慢してもらう社会になっていたように思います。そのような社会変化を目の当たりにし、困ったりピンチのときにこそ、多様な選択肢がしっかり用意されていることが大切だと改めて感じたことがきっかけとなりました。」
広報:「事業を具体化させる過程での苦労したことを教えてください。」
金泉:「まずは事業化を知人、銀行、投資家の方々に相談することからはじめました。いじめ問題というテーマへの向き合い方や覚悟、事業として取り組むことの難しさに直面し、葛藤を繰り返しました。事業計画を何度も練り直すなかで、協力してくださる方がどんどん増えていき、最終的にはいじめ問題を得意とする弁護士、カウンセラー、デザイナーなど、サービスの実現に必要な各領域のプロに集まってもらうことができました。コンサルタントとして一通り経験を積んだこと、協力してくださる方が増えたこと、資金面の協力も確保できたことから、本格稼働するため2021年に会社を退職し起業しました。」
広報:「アプリの開発期間はどのくらい掛かりました?」
金泉:「本格的に具体化を始めてから、アプリが出来上がるまでに2年かかりました。サービスのコンセプトを、どうカタチにしていくかという検討に苦戦し、長い時間を費やしました。
東京都市部を中心に、多くの小中高生に周囲のいじめの実態、サービスの印象、欲しいサービス内容などについて聞き取りする実地調査も繰り返しました。社内でも様々な意見やアイデアが飛び交い試行錯誤する中で、開発の1年目は色々な要素を盛り込みすぎてしまいました。その結果、「一番肝心な解決に繋がらない、このままで喜ぶユーザーはいない」という判断から、サービス内容やアプリの仕組みを一度ゼロからつくりなおしました(デザインからアプリから何もかも・・・)。メンバーを集める過程では、必ずしも好意的に受け止めてもらえるわけではなかったり、協力を断られることもありました。扱うテーマの繊細さや難しさから、社内でも何度も衝突し、諦めようと思ったこともありましたが、少しずつカタチになっていき、β版リリースの日を迎える事ができました。」
広報:「“MONSTER”が目指す未来像はありますか?」
金泉:「MONSTERの本当のゴールは、ビジネスとしての参入障壁が下がり、いじめ問題の解決に新しいアイデアや解決方法、参加する人が増えることです。MONSTERの存在価値がなくなり、サービスが早く終了できることを目指しています。私たちは社会の課題から目を背けず、未来の世代が自分らしく輝きながら成長できるように、不退転の覚悟で臨んでいます。MONSTERはまだ“完璧なサービス”ではありません。トライアンドエラーを繰り返しながら一歩ずつ成長していきます。その過程で、私たちの事業や取り組みが、社会がより良く優しいものになっていくきっかけになれば嬉しく思います。」
株式会社KODOMOTONA(コドモトナ)について
いじめ解決支援サービス「MONSTER」を運営する株式会社KODOMOTONA(コドモトナ)は、「子どもも大人も個性を爆発できる未来に。」をビジョンに掲げ2022年5月に設立しました。子ども(KODOMO)と大人(OTONA)の境界線を取り払った先にある、無限の可能性をカタチにしていくことを目指して、固定観念にとらわれない、自由で大胆な取り組みにチャレンジしていきます。
【会社概要】
[画像4: https://prtimes.jp/i/116418/1/resize/d116418-1-7df76cac7b05a86db80d-3.png ]
社名:株式会社KODOMOTONA
本社所在地:東京都渋谷区松濤1丁目28-2
代表取締役:金泉 愛理子
設立:2022年5月
事業内容:「MONSTER」の提供及び運営、人材教育事業、人材派遣事業、コンサルティング事業等
HP:https://www.kodomotona.co.jp/