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【東京都杉並区教育委員会×東京カートグラフィック】ICT教育におけるGISアプリ「地図太郎Lite for Education」を活用した実証校による検証事業を開始します。

- WebGISアプリを活用した小中学校における授業モデルの構築と利用効果の検証 -

東京都杉並区教育委員会と東京カートグラフィック株式会社(本社:東京都杉並区 代表取締役:西山和輔)は、杉並区における学校現場でのICT環境のさらなる利活用と、探究学習の促進を目指して、区内6校(小学校2校、中学校4校)の実証校において東京カートグラフィックが開発したWebGISアプリ「地図太郎Lite for Education」を利用した検証事業を開始いたしました。




取り組みの背景と課題


 地理が高校で49年ぶりに再必修化になったことを受け、地理学習の核が将来、子どもたちにとって必要不可欠となる「地理空間情報リテラシー」の向上、「国際化」への対応、「防災」、「持続可能な社会の構築」の取り組みに再構成されました。
 これらの学習の効果を高めるには、小学校・中学校では社会科や総合学習等の時間も連携して取り組んでいくことが大いに重要であるとされており、小中学校を通した防災教育・地域の学習の重点化、SDGsへの取り組み、中学校での地球規模の課題を取り上げた授業や、地理情報システム(以下、GIS)を取り入れグラフ化や図表化する授業を実施するという事例もあげられています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/129527/1/resize/d129527-1-ddd8a050d2f557470808-2.jpg ]

 しかし、先生方にとって地図や統計、GISを利用した教育指導は準備や知識習得に手間と時間がかかるため、要求される地図学習を実施する障壁となり、課題となっています。
 あわせて、子どもたちの地理や地図に対する興味・関心の低下という課題も生じています。
 これらの課題を解決するためには、地図学習を魅力的なものと変え、身近な地域を題材にした教材やICTを活用した教育実践などが求められています。

事業概要


 本社を杉並区に構える東京カートグラフィックは、こうした現状を踏まえ、充実したICT環境と文房具の様に「いつでも、どこでも」タブレットを利用できる柔軟な活用方針を掲げる杉並区に共感し、自社で開発するWebGISアプリ「地図太郎Lite for Education」を提供し小中学校におけるGISを活用した授業の有効性の検証事業を行うことといたしました。
 事業では、ICTを利用した教育実践のなかで地図を活用した効果的な学習を行うにあたり、杉並区の協力のもと小中学生にとって有用なコンテンツや必要な情報・機能の洗い出し、また、GISを用いた学習方法の在り方について確認し、各種改善・ソリューション拡充等に繋げるとともに、授業モデルを構築し、広く子どもたちの教育の中に地図を通した多様で創造的な新しい学びの実現を目指してまいります。

■杉並区の役割
・検証の実施に向けた区立学校への協力依頼
・有用な情報収集や現場の声をヒアリングするためのモデル校への調整
・各種アンケート結果の提供
・検証事業終了後、モデル授業の区立学校への展開および更なる活用・全校展開に向けた検討

■東京カートグラフィックの役割
・検証事業の実施に向けた実証環境の構築
・検証事業を推進するための「地図太郎Lite」のライセンスの提供および関連資料提供
・収集・蓄積したデータの抽出および分析結果の杉並区への開示
・アンケート結果や収集した情報から、事業終了後の更なる有効な運用方法の提案

■検証事業期間 
2023年10月から2024年3月末までを予定

「地図太郎Lite for Education」について


[画像2: https://prtimes.jp/i/129527/1/resize/d129527-1-6cc85970aa5fbda51d34-6.jpg ]

「地図太郎Lite for Education」は、創業64年の地図専門会社である東京カートグラフィックが「簡単」「便利」「わかりやすい」をモットーに開発した新感覚のWebGISアプリです。国内外の300種以上の多種多様な地図を収集、加工、公開することで先生も子どもたちも地図を自由に「重ねる」、「作る」、「見る」ことができるものとなっています。
 「地図太郎Lite for Education」は、様々な組み合わせで地図を表示させることで、子どもたちの「なぜ?」をひきだし、それを「解決するヒント 」を提供し、さらなる探求心を育てることができると考えています。
 また、身近な地域、防災、国際理解、環境問題、SDGsなど様々な学習テーマに沿ったデータセットを65種用意し地図を活用した学習に不慣れな先生でも授業を手間なく簡単に進める工夫もされています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/129527/1/resize/d129527-1-fbb9913bb586c1f3d628-6.jpg ]

 そのほか、オリジナルで作った地図データを他校と交換したり、授業の進め方のヒントとなる学習テーマ活用フローも配信。インターネットに接続されたデバイスがあれば「いつでも、どこでも」利用することができます。
[画像4: https://prtimes.jp/i/129527/1/resize/d129527-1-7f3b8bf3a79ec64e6809-5.jpg ]

杉並区におけるタブレット端末活用方針について


 杉並区では1人1台専用タブレット端末を活用した「新しい時代の新しい学び」の実現に向け活用方針を定めており、急速な情報通信技術の進展やグローバル化など、変化の激しい社会においては、自ら疑問をもち、主体的に課題を解決しようとしたり、多様な考えや学び方を共有したりするなど、自分から「学び続ける」ことが一層重要になるとし、タブレット端末は、新しい学びのツールとして、学校だけでなく家庭や校外学習など、「いつでも、どこでも」使うことができるものであると位置づけています。
 また、これからの時代を担う子どもたちが、タブレット端末の活用場面を自ら選択して、効果的かつ日常的に使いこなすことで、一人ひとりの学びがより豊かになると考えておられます。
 さらに杉並区ではタブレット端末と学習支援ソフトやデジタル教材を効果的に活用し、一人ひとりに応じた学びと他者と協力する学びを推進するとともに、教職員がICTを日常的に活用し、より質の高い授業を展開するICT活用指導力の向上と教育DX(デジタルトランスフォーメーション)の実現も目指しています。
[画像5: https://prtimes.jp/i/129527/1/resize/d129527-1-220d2a810f197951e2f8-6.jpg ]

リンク先:https://www.city.suginami.tokyo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/067/240/manabi.pdf
東京カートグラフィック株式会社について


 東京カートグラフィック株式会社は、創業63年の地図や位置情報を取り扱う専門の会社です。長年のノウハウに加え「GIS×デザイン×プログラミング」の組み合わせで新しい価値を創造し、お客様の目的に合った位置情報サービスを「簡単」「便利」「わかりやすい」形にしてご提供しています。

【会社概要】
社名: 東京カートグラフィック株式会社
本社所在地: 東京都杉並区天沼2-4-4
代表取締役: 西山 和輔
設立: 1960年9月
HP:https://www.tcgmap.jp/
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