瞬時にわかる!企業ごとのカーボン排出量
[23/11/30]
提供元:PRTIMES
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〜環境にやさしい消費行動をサポートするiPhoneアプリ『CarbonScope』を開発〜
サプライチェーンと環境問題を研究している総合地球環境学研究所(京都府京都市北区上賀茂本山457番地4)のサプライチェーンプロジェクトは、身の回りの製品やサービスが創られるまでにどれくらいの二酸化炭素(CO2)を排出したかを可視化するiPhoneアプリ『CarbonScope』(https://www.carbonscope.com/app/ja/)を開発しました。このアプリを使うと、消費者が特定の商品を購入する際に、商品を生産する過程で出るCO2排出量が少ない企業を選ぶことができるようになります。消費者の行動が変化することで、CO2排出量が減り、気候変動問題の解決に向かうことが期待されます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/133880/1/resize/d133880-1-27e5d2b63110d74c1613-1.png ]
「CO2排出量が少ない」企業の選択が容易に
これまで、自動車や掃除機などサービスや製品別にCO2排出量を知る手段はありましたが、企業ごとの製造過程も含めたCO2排出量を比較することはできませんでした。
今回開発された『CarbonScope』では、周りにあるものをカメラで撮影したり、カテゴリから検索したりすると、ある製品やサービスを作る過程で排出されたCO2排出量(スコープ3排出量※)が企業ごとに表示されます。身の回りにあるものがどのくらいCO2を排出して私たちの手元にやってきたのか、具体的な数字とともに実感することができるのです。また、モノを購入する際に、価格や商品のビジュアルだけでなく「CO2排出量が少ない」という観点から商品を選ぶことができるようになります。このアプリは、どの企業の製品やサービスを選べば、CO2排出量を減らすことができるのかという新たな視点を提供します。
※ スコープ3排出量とは、企業が直接出すCO2に加えて、その企業の調達先の企業が排出したCO2排出量も含みます。『CarbonScope』では、購入額1万ドルに対するCO2の排出量(トン)の数値を表示しています。
アプリ開発の背景
企業の気候変動への取組みや影響に関する財務情報を開示するための世界的な枠組みであるTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース:Task Force on Climate-related Financial Disclosures)により、企業はサプライチェーンを通じたCO2排出量 (スコープ3排出量) を報告することが推奨されています。しかし、企業がそれぞれ自主的かつ独自の方法で計算して報告するため、これらの数値を網羅的に比較することが困難でした。そこで、サプライチェーンプロジェクトは、企業のスコープ3排出量を独自の手法で推定し、それらを比較して見られるアプリに展開することで消費行動に変化をもたらせると考えました。
独自の研究により企業ごとのCO2排出量を計算
この研究では、企業の直接の排出量、財務、サプライチェーン、貿易の情報、国のサプライチェーンの統計データ等を元に企業のスコープ3排出量を推計しています。これらの情報を公開している日本、アメリカ、カナダ、ヨーロッパの企業で、主に消費者向けの製品やサービスを提供している約2,000社の10,000以上の製品・サービスを対象にしました。カテゴリーは全部で131品目あり、輸送機械、運輸、食品、アパレルなど大きく18個に分類しています。
消費者と企業がより環境にやさしい未来を築くために
消費者がCO2排出量の少ない企業の商品を選ぶようになれば、企業は自社のサプライチェーンを見直し、スコープ3排出量を減らす方向に向かうことが求められるようになります。企業は、CO2排出量の少ない取引先を選んで調達すること、自社もしくは他社から再生可能エネルギーを生産・購入すること、自社の排出量を減らすこと、また、自社製品の使用時の排出量を減らすこと等でスコープ3排出量を削減することができます(ただし、このアプリでは製品の使用時の排出量は入っていません)。
サプライチェーンプロジェクトのプロジェクトリーダー金本圭一朗准教授は、「これまでは環境に良い消費を実施することが難しかったですが、この研究でそうした消費活動が一気に加速するかもしれません。このアプリを利用し、気候変動問題の解決に向けて一緒に行動していきましょう」と呼びかけています。
【アプリダウンロードリンク】
https://apps.apple.com/us/app/carbonscope/id6467379740
[画像2: https://prtimes.jp/i/133880/1/resize/d133880-1-fd9b4afe55334be632dd-1.png ]
▲アプリダウンロードリンク
サプライチェーンと環境問題を研究している総合地球環境学研究所(京都府京都市北区上賀茂本山457番地4)のサプライチェーンプロジェクトは、身の回りの製品やサービスが創られるまでにどれくらいの二酸化炭素(CO2)を排出したかを可視化するiPhoneアプリ『CarbonScope』(https://www.carbonscope.com/app/ja/)を開発しました。このアプリを使うと、消費者が特定の商品を購入する際に、商品を生産する過程で出るCO2排出量が少ない企業を選ぶことができるようになります。消費者の行動が変化することで、CO2排出量が減り、気候変動問題の解決に向かうことが期待されます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/133880/1/resize/d133880-1-27e5d2b63110d74c1613-1.png ]
「CO2排出量が少ない」企業の選択が容易に
これまで、自動車や掃除機などサービスや製品別にCO2排出量を知る手段はありましたが、企業ごとの製造過程も含めたCO2排出量を比較することはできませんでした。
今回開発された『CarbonScope』では、周りにあるものをカメラで撮影したり、カテゴリから検索したりすると、ある製品やサービスを作る過程で排出されたCO2排出量(スコープ3排出量※)が企業ごとに表示されます。身の回りにあるものがどのくらいCO2を排出して私たちの手元にやってきたのか、具体的な数字とともに実感することができるのです。また、モノを購入する際に、価格や商品のビジュアルだけでなく「CO2排出量が少ない」という観点から商品を選ぶことができるようになります。このアプリは、どの企業の製品やサービスを選べば、CO2排出量を減らすことができるのかという新たな視点を提供します。
※ スコープ3排出量とは、企業が直接出すCO2に加えて、その企業の調達先の企業が排出したCO2排出量も含みます。『CarbonScope』では、購入額1万ドルに対するCO2の排出量(トン)の数値を表示しています。
アプリ開発の背景
企業の気候変動への取組みや影響に関する財務情報を開示するための世界的な枠組みであるTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース:Task Force on Climate-related Financial Disclosures)により、企業はサプライチェーンを通じたCO2排出量 (スコープ3排出量) を報告することが推奨されています。しかし、企業がそれぞれ自主的かつ独自の方法で計算して報告するため、これらの数値を網羅的に比較することが困難でした。そこで、サプライチェーンプロジェクトは、企業のスコープ3排出量を独自の手法で推定し、それらを比較して見られるアプリに展開することで消費行動に変化をもたらせると考えました。
独自の研究により企業ごとのCO2排出量を計算
この研究では、企業の直接の排出量、財務、サプライチェーン、貿易の情報、国のサプライチェーンの統計データ等を元に企業のスコープ3排出量を推計しています。これらの情報を公開している日本、アメリカ、カナダ、ヨーロッパの企業で、主に消費者向けの製品やサービスを提供している約2,000社の10,000以上の製品・サービスを対象にしました。カテゴリーは全部で131品目あり、輸送機械、運輸、食品、アパレルなど大きく18個に分類しています。
消費者と企業がより環境にやさしい未来を築くために
消費者がCO2排出量の少ない企業の商品を選ぶようになれば、企業は自社のサプライチェーンを見直し、スコープ3排出量を減らす方向に向かうことが求められるようになります。企業は、CO2排出量の少ない取引先を選んで調達すること、自社もしくは他社から再生可能エネルギーを生産・購入すること、自社の排出量を減らすこと、また、自社製品の使用時の排出量を減らすこと等でスコープ3排出量を削減することができます(ただし、このアプリでは製品の使用時の排出量は入っていません)。
サプライチェーンプロジェクトのプロジェクトリーダー金本圭一朗准教授は、「これまでは環境に良い消費を実施することが難しかったですが、この研究でそうした消費活動が一気に加速するかもしれません。このアプリを利用し、気候変動問題の解決に向けて一緒に行動していきましょう」と呼びかけています。
【アプリダウンロードリンク】
https://apps.apple.com/us/app/carbonscope/id6467379740
[画像2: https://prtimes.jp/i/133880/1/resize/d133880-1-fd9b4afe55334be632dd-1.png ]
▲アプリダウンロードリンク