野生生物の適切な描写を求めるステートメント
[24/11/02]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
IUCNがレッドリストを更新し、さらに多くの種が絶滅危惧種に。野生生物を守るには、メディアやクリエイティブの力が大きな役割を果たします。野生生物の適切な描写を求めるとともに、そのためのサポートを開始。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/151027/1/151027-1-7a70cfe2e43e3dd2aa4c4b9f83ae9ca0-3900x2010.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Rooting Our Own Tomorrows (ROOTs)
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/151027/1/151027-1-01af07af607d80d1f47876c8689ccbb7-480x256.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
国際自然保護連合日本委員会(IUCN-J)
ステートメント
番組制作会社、映像クリエイターの皆様
広告クリエイター、コンテンツ制作者の皆様、
報道関係者、出版社、広告会社、テレビ局、プラットフォーム事業者、メディア関連企業の皆様
野生生物は、その多様な姿や迫力のある行動で私たちを魅了します。映画、アニメ、ゲーム、広告、映像など、多くのコンテンツやクリエイティブ作品にインスピレーションを与え、物語を彩ってきました。その美しさや多様性は、人々の心を捉え、数々の感動的な物語や作品を生み出してきました。ある人にとっては、野生生物との出会いが人生を変えるほどの経験となることもあります。クリエイティブな表現には、そんな野生生物の魅力を伝え、人々の心を動かし、行動を促す力があります。
しかし残念なことに、日本は野生生物の消費大国でもあります。ペットとしての需要、食用や装飾品としての利用など、様々な形で野生生物が過剰に利用されています。28日にIUCN(国際自然保護連合)が発表したレッドリストの更新では、多くの種が絶滅危惧種に新しく分類され、種の絶滅を食い止めるには、持続可能ではない野生生物の利用や取引を食い止める必要があります。
しかしメディアにおいて、野生生物が安易にペットとして描かれたり、野生環境からかけ離れて擬人化・美化されたりすることが未だに見られます。このような描写は、視聴者や消費者に誤った認識を植え付け、野生生物を「所有」または「支配」できるという錯覚を助長します。その結果、違法な野生生物取引を助長し、多くの種が絶滅の危機に瀕することにつながっています。
野生生物の過剰利用は生物多様性減少の大きな要因であり、その適正化は「昆明・モントリオール生物多様性枠組(KMGBF)」のグローバルターゲットにも挙げられています。日本における需要の削減はこの目標達成に寄与します。
問題のある具体的な事例
- テレビ番組で、タレントが希少な野生生物を捕獲するシーンが放送された。この際、生物学的特徴よりも金銭的価値や希少性ばかりが強調される。
- 主人公が怪我をした野生の野生動物を保護・飼育したり、親密な友情ストーリーが描かれる。
- 動物園の飼育員がSNSで、飼育下の子どものトラと不必要に接する動画をアップロードし、動物飼育員の仕事の素晴らしさを伝える。
- 希少な野生動物をペットとして飼育している様子を動画で配信し、需要を喚起する形で飼育のコツを紹介する。
野生生物を守るには、クリエイティブの力が不可欠です。物語、映像、音楽、デジタルコンテンツを通じて、私たちは野生生物の美しさ、尊さ、そして彼らが直面する危機を、人々の心に響く形で伝えることができます。私たちは、クリエイティブ作品やコンテンツ、アート制作に関わるメディア関係者へ、これらの問題を認識し、責任ある行動を求めます。
クリエイターの皆様が抱える課題
一方で、クリエイターの皆様が抱える課題も理解しています。
野生生物に関する専門知識の不足:
- 絶滅危惧種や保護動物の情報が簡単には手に入らない。
- 表現内容が野生生物に悪影響を与えないか、判断が難しい。
リスク管理の難しさ:
- 制作に関わる人全員が野生生物への影響を理解しているとは限らず、炎上や批判を招くリスクがある。
- 適切な表現方法がわからず、制作が滞ってしまうことがある。
Wildlife Media Initiative
私たちは、クリエイターの皆様と共に、野生生物と人が共存する未来を創造したいと考えています。そのために、Wildlife Media Initiativeによって以下のサポートを提供します。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/151027/1/151027-1-dcbf18a099f2acd64f42130a249186e4-1200x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
責任ある描写のためのガイドラインと情報提供:
- 専門家の知見や最新情報に基づいたガイドラインを提供し、野生生物の生態や保全について理解を深めるサポートをします。
- 作品制作におけるリスク評価をサポートし、問題を未然に防ぎます。
教育と啓発活動の推進:
- クリエイター向けのワークショップやセミナーを開催し、野生生物保全におけるメディアの役割や野生生物への配慮ある表現方法について共有します。
連携と協働:
- 皆様と定期的に意見交換や情報共有を行い、共に問題解決を目指します。
- 優れた作品を表彰し、広く社会に発信することで、野生生物保全への貢献を称えます。
生き物を守るには、クリエイティブの力が大きな役割を果たします。
私たちは、クリエイターの皆様が、野生生物の適切な描写を通して、生物多様性保全に貢献できるよう、積極的に情報発信や対話を行っていきます。ぜひ、野生生物と人が共存する未来を実現しましょう。
詳細を見る
ステートメントへの賛同団体
- 世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)/TRAFFICジャパンオフィス
- 日本自然保護協会
- 日本野鳥の会
- 野生生物保全論研究会
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/151027/1/151027-1-cc7ab354d7ba0a727542a5357f393168-3900x2010.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]Rooting Our Own Tomorrows (ROOTs)
ROOTsは、野生生物を守りやすい社会を実現することを目指し、持続可能ではない野生生物取引を止めるための仕組み作りに取り組んでいます。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/151027/1/151027-1-7a70cfe2e43e3dd2aa4c4b9f83ae9ca0-3900x2010.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Rooting Our Own Tomorrows (ROOTs)
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/151027/1/151027-1-01af07af607d80d1f47876c8689ccbb7-480x256.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
国際自然保護連合日本委員会(IUCN-J)
ステートメント
番組制作会社、映像クリエイターの皆様
広告クリエイター、コンテンツ制作者の皆様、
報道関係者、出版社、広告会社、テレビ局、プラットフォーム事業者、メディア関連企業の皆様
野生生物は、その多様な姿や迫力のある行動で私たちを魅了します。映画、アニメ、ゲーム、広告、映像など、多くのコンテンツやクリエイティブ作品にインスピレーションを与え、物語を彩ってきました。その美しさや多様性は、人々の心を捉え、数々の感動的な物語や作品を生み出してきました。ある人にとっては、野生生物との出会いが人生を変えるほどの経験となることもあります。クリエイティブな表現には、そんな野生生物の魅力を伝え、人々の心を動かし、行動を促す力があります。
しかし残念なことに、日本は野生生物の消費大国でもあります。ペットとしての需要、食用や装飾品としての利用など、様々な形で野生生物が過剰に利用されています。28日にIUCN(国際自然保護連合)が発表したレッドリストの更新では、多くの種が絶滅危惧種に新しく分類され、種の絶滅を食い止めるには、持続可能ではない野生生物の利用や取引を食い止める必要があります。
しかしメディアにおいて、野生生物が安易にペットとして描かれたり、野生環境からかけ離れて擬人化・美化されたりすることが未だに見られます。このような描写は、視聴者や消費者に誤った認識を植え付け、野生生物を「所有」または「支配」できるという錯覚を助長します。その結果、違法な野生生物取引を助長し、多くの種が絶滅の危機に瀕することにつながっています。
野生生物の過剰利用は生物多様性減少の大きな要因であり、その適正化は「昆明・モントリオール生物多様性枠組(KMGBF)」のグローバルターゲットにも挙げられています。日本における需要の削減はこの目標達成に寄与します。
問題のある具体的な事例
- テレビ番組で、タレントが希少な野生生物を捕獲するシーンが放送された。この際、生物学的特徴よりも金銭的価値や希少性ばかりが強調される。
- 主人公が怪我をした野生の野生動物を保護・飼育したり、親密な友情ストーリーが描かれる。
- 動物園の飼育員がSNSで、飼育下の子どものトラと不必要に接する動画をアップロードし、動物飼育員の仕事の素晴らしさを伝える。
- 希少な野生動物をペットとして飼育している様子を動画で配信し、需要を喚起する形で飼育のコツを紹介する。
野生生物を守るには、クリエイティブの力が不可欠です。物語、映像、音楽、デジタルコンテンツを通じて、私たちは野生生物の美しさ、尊さ、そして彼らが直面する危機を、人々の心に響く形で伝えることができます。私たちは、クリエイティブ作品やコンテンツ、アート制作に関わるメディア関係者へ、これらの問題を認識し、責任ある行動を求めます。
クリエイターの皆様が抱える課題
一方で、クリエイターの皆様が抱える課題も理解しています。
野生生物に関する専門知識の不足:
- 絶滅危惧種や保護動物の情報が簡単には手に入らない。
- 表現内容が野生生物に悪影響を与えないか、判断が難しい。
リスク管理の難しさ:
- 制作に関わる人全員が野生生物への影響を理解しているとは限らず、炎上や批判を招くリスクがある。
- 適切な表現方法がわからず、制作が滞ってしまうことがある。
Wildlife Media Initiative
私たちは、クリエイターの皆様と共に、野生生物と人が共存する未来を創造したいと考えています。そのために、Wildlife Media Initiativeによって以下のサポートを提供します。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/151027/1/151027-1-dcbf18a099f2acd64f42130a249186e4-1200x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
責任ある描写のためのガイドラインと情報提供:
- 専門家の知見や最新情報に基づいたガイドラインを提供し、野生生物の生態や保全について理解を深めるサポートをします。
- 作品制作におけるリスク評価をサポートし、問題を未然に防ぎます。
教育と啓発活動の推進:
- クリエイター向けのワークショップやセミナーを開催し、野生生物保全におけるメディアの役割や野生生物への配慮ある表現方法について共有します。
連携と協働:
- 皆様と定期的に意見交換や情報共有を行い、共に問題解決を目指します。
- 優れた作品を表彰し、広く社会に発信することで、野生生物保全への貢献を称えます。
生き物を守るには、クリエイティブの力が大きな役割を果たします。
私たちは、クリエイターの皆様が、野生生物の適切な描写を通して、生物多様性保全に貢献できるよう、積極的に情報発信や対話を行っていきます。ぜひ、野生生物と人が共存する未来を実現しましょう。
詳細を見る
ステートメントへの賛同団体
- 世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)/TRAFFICジャパンオフィス
- 日本自然保護協会
- 日本野鳥の会
- 野生生物保全論研究会
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/151027/1/151027-1-cc7ab354d7ba0a727542a5357f393168-3900x2010.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]Rooting Our Own Tomorrows (ROOTs)
ROOTsは、野生生物を守りやすい社会を実現することを目指し、持続可能ではない野生生物取引を止めるための仕組み作りに取り組んでいます。