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TOEIC(R)テスト高得点でも話せない!?〜539名が回答したTOEIC(R)テストのスコアとそのスピーキング力〜




TOEIC(R)テスト730点以上でも「スピーキング力足りない」日本のビジネスパーソン
〜539名が回答したTOEIC(R)テストのスコアとそのスピーキング力〜

株式会社ビジネス・ブレークスルー(本社:東京都千代田区 代表者:代表取締役社長 大前 研一 以下、BBT)実践ビジネス英語講座(http://www.ohmae.ac.jp/ex/english/index.html)が実施した「TOEIC(R)テストスコアとスピーキング力の関係性」の結果をご報告いたします。

主な調査結果は以下の通りとなります。

1.TOEIC(R)テストスコア730点以上取得者のうち、56%は「英語を話すことを苦手」と感じており、自分のスピーキング力はネイティブと比較すると半分以下だと感じている人は84%。
2.「英語を話すことを苦手」と感じている理由の第1位は「日本語を英語に変換するのに時間がかかり、外国人の会話のスピードについていけない。」続く2位は「TPOに合った適切な表現、ニュアンスができているのか心配。」3位は「ボキャブラリー不足」
3.「英語を話すことを苦手」と回答した人も、「英語を話すことを得意」と回答した人もどちらもビジネスでの会話以上に、ランチなどプライベート時間の会話を苦手と感じている。

【調査結果サマリー】
昨今「グローバル化」「グローバルビジネス」という言葉を聞かない日はなく、ここ数年、TOEIC(R)テストのスコアを、入社・昇進・昇格の条件に設定している企業は増加傾向にあります。
しかし一方で、実際のビジネスシーンにおいては、そのスコアは必ずしも英語力(主にスピーキング力やライティング力などのアウトプット力)に比例しないという声が多く聞かれるのも事実です。
今回の調査ではビジネスパーソンの「TOEIC(R)テストスコアとスピーキング力の関係性」について明らかにしました。一般的に‘海外赴任レベル’と言われているTOEIC(R)テスト730点以上の人であっても、半数以上56%は「英語を話すことを苦手」だと感じています。
また、興味深いことに「英語を話すことを苦手」と回答した人も「英語を話すことを得意」と回答した人もどちらも、ビジネスの会話以上に休憩時間やランチなどプライベート時間の会話、つまり通常のコミュニケーションを苦手と感じていることが分かりました。

【調査概要】
■名称:TOEIC(R)テストスコアとスピーキング力に関する調査
■調査目的:英語力を計る代表的なアセスメントTOEIC(R)テストスコアと、スピーキング力の関係性を調査することで、日本人の英語力の実態を知る。
■調査対象:ビジネス・ブレークスルー大学の講義を受講しているビジネスパーソン。「実践ビジネス英語講座」の受講を検討しているメルマガ登録者、他。
■調査地域:全国
■有効回答数:539名
■調査時期:2012年2月15日〜4月15日
■調査方法:インターネット調査
■回答者の属性:
 TOEICスコア 950点以上(通訳レベル) 24名
 TOEICスコア 860点〜(教員レベル)  91名
 TOEICスコア 730点〜(海外駐在レベル)186名
 TOEICスコア 600点〜(海外出張レベル)140名
 TOEICスコア 450点〜(日常会話レベル)67名
 TOEICスコア 450点未満        30名

【各質問項目】
1.■質問:英語で外国人と会話をすることについて、どう感じていますか?
  選択項目:「非常に得意である。」「どちらかというと得意である。」「どちらかというと苦手である。」「非常に苦手である。」 (単一解答)

【回答結果】
非常に苦手 8%
どちらかというと苦手 47%
どちらかというと得意 39%
非常に得意 6%

【考察】
「どちらかというと苦手」と回答した人が47%と一番高く、「どちらかと言うと得意」がそれに続く39%という結果になった。「苦手」「得意」の2カテゴリーで見ると、「苦手」だと感じている人は55%。「得意」と感じている人は45%。
一般的に‘海外赴任レベル’と言われるTOEIC(R)テスト730点以上の取得者であっても、スピーキングには抵抗を持っている人が半数を超える結果となった。

2.■質問:ネイティブのスピーキング力を「100スピーキング力」とすると、あなたは何スピーキング力だと思いますか?その理由を教えてください。
  選択項目:なし(フリーコメント記述)

【回答結果】
1位 21-30スピーキング力 49名
2位 11-20スピーキング力 33名
3位 31-40スピーキング力 26名
4位 51-60スピーキング力 23名
5位 41-50スピーキング力 22名
6位  0-10スピーキング力 14名
7位 61-70スピーキング力  2名
8位 71-80スピーキング力  1名

【そのスピーキング力だと感じる理由】
1位 日本語を英語に変換するのが困難と感じる 78名
2位 ニュアンスが合っているのか不安になる  19名
3位 ボキャブラリー不足を感じる       15名
4位 1対1なら問題ないが、相手が複数だと困難と感じる 7名 
5位 会話が続かない。実際に伝わらないことが多い  計10名

【考察】
「ネイティブのスピーキング力を100とすると、あなたのスピーキング力は何スピーキング力?」という質問に対しては、170名中144名(84%)が50スピーキング力以下を選んだ。そのうち一番のボリューム層は20台スピーキング力で49名。

「英語を話すのが苦手」だと感じる一番の要因は「日本語を英語に変換するのが困難」が圧倒的に多く、頭の中で日本語を英語に変換しているうちに、会話が進んでしまい会話のスピードについていけないという意見が多数あった。
続く2位は「TPOに合った適切な表現、ニュアンスができているのか心配」というもの。英語はYES・NOをはっきり言う分かりやすい言語とは言うが、実際のビジネス現場では伝わり方やニュアンスを不安に感じている。
3位は「ボキャブラリー不足」。会話に必要なボキャブラリーは、2000語とも3000語とも言われており、3000語あればかなりの表現ができると言われている。一方でTOEIC(R)テスト730点を取得するのに必要な単語数は約8000語。充分ボキャブラリーがあるとも言えるが、やはり多くの人が「ボキャブラリー不足」だと感じるのは、日本語の複雑な言い回しをそのまま英語に置き換えようとしているからなのか。

また、「英語を話すのが得意」と回答した人の多くも、「TPOに合った適切な表現、ニュアンスができているのか」「ボキャブラリー不足」については心配だと以下のようにコメントしている。

・ビジネス会話は問題ないがランチなどプライベートでの会話困難を感じる。
・文化背景理解不足を感じる。
・英語体力がなく、話していると疲労する。
・流暢さがない。
・日常会話さえ困難に感じる。
・発音に自信がない。
・リスニングができない。
・そもそもアウトプットする機会がない。

【考察】
「ビジネス会話は問題ないがランチなどプライベートでの会話困難を感じる。」という意見は、「英語を話すことを苦手」と回答した人からも、「英語を話すことを得意」と回答した人からも同様に出た。
ある程度型にはまったコミュニケーションはできるが、型のないコミュニケーションとなるとしり込みをしてしまうというコミュニケーション下手な日本人の特徴をよく表した結果となった。


【調査結果を受けて】
 TOEIC(R)テストは、英語の4技能「読む」「聞く」「書く」「話す」の中でも「読む」「聞く」のインプット力を試すテストで、一般的には必ずしも「書く」「話す」のアウトプット力とは比例していないと言われていたがそのことを裏付ける結果となりました。
企業もここ数年、TOEIC(R)テストのスコアを入社、昇進、昇格の条件に設定しているものの、そのスコアは必ずしもアウトプット力に比例しないことを認識しており、TOEIC(R)テストスコアの基準をクリアした上で、アウトプット力をつけることを課題視している傾向にあります。「英語は意思疎通のためのツール」だと言われますが、ビジネス英語を習得する目的は‘ビジネスで結果を出す’こと。今後ますます‘アウトプット力’を伸ばすことに重きが置かれそうです。
ビジネス・ブレークスルー大学の「実践ビジネス英語講座」では‘仕事で結果を出すグローバルコミュニケーション力’を養うことを目的に、必要な英語力の養成を実施しています。

【実践ビジネス英語講座概要】
(1) 概要 大前研一の長年に渡る海外でのコンサルティング経験をベースに、「結果の出せるグローバルコミュニケーション力」を養うことを目的にした講座。「英語力」だけではなく、異文化理解やEQなどの「グローバルマインド」、世界で起こっているさまざまな情勢や、ロジカルシンキング、クリエイティブシンキングなどの「考える力」にも触れるプログラムになっています。
(2) 実績 のべ受講生約2000人
(3) URL http://www.ohmae.ac.jp/ex/english/index.html

【株式会社ビジネス・ブレークスルー 会社概要】
BBTでは仕事をしながら学び、スキルアップを目指すことを可能にするため、eラーニングのみで履修し学士が取得できる4年生大学 ビジネス・ブレークスルー大学を新設するなど、ビジネスパーソン向けのマネジメント教育事業を拡大しております。

(1) 商号   株式会社ビジネス・ブレークスルー
(2) 代表者  代表取締役社長 大前 研一
(3) 所在地  東京都千代田区六番町1-7
(4) 設立年月 1998年4月
(5) 主な事業内容 マネジメント教育事業(大学、大学院の運営等)
(6) URL    http://www.bbt757.com/





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