「経営層と企業不動産に関する調査」を経営層300人に実施 調査レポートのご報告/第2弾
[15/01/14]
提供元:PRTIMES
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三菱地所リアルエステートサービス株式会社(東京都千代田区大手町2-2-1 取締役社長 伊藤裕慶)は、従業員規模100人以上の企業の経営層300人(※1)を対象に、「経営層と企業不動産(※2)に関する調査」をインターネットを通じて実施致しました。この度調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申しあげます。
=調査結果ダイジェスト=
■企業不動産(CRE)戦略(※3)を実行しているかについて、 「実行の予定はない・わからない」が75.3%。
・企業不動産(CRE)戦略の実行度合いを調査したところ、「実行の予定はない」もしくは「わからない」と回答した経営層は75.3%。
■企業不動産(CRE)戦略の実行理由、1位は「経営指標(ROA)を改善するため」。
実行していない理由、1位は「必要だと思っていない」。
・企業不動産(CRE)戦略を「実行中」「実行する予定がある」「実行を検討中である」と回答した方の理由1位は、「経営指標(ROA)を改善するため」で54.1%。
・「実行する予定はない」と回答した方の理由1位は、「必要だと思っていない」が60%。
■企業不動産(CRE)戦略を実施する際、最終的な意思決定は「社長・副社長がする」が64.7%。
・企業不動産(CRE)戦略を実施する際に、意思決定に影響力がある役職を調査したところ、最終的な意思決定は「社長・副社長がする」が64.7%で1位。
・また、意思決定に際して強い影響力を持つ役職についても、「社長・副社長」が48.7%で1位。
■企業不動産の管理体制、ほぼ半数の47%が「他部署と兼任している」。
また、「管理体制がわからない」と回答した経営層が20.7%も。
・自社の企業不動産の管理体制について調査したところ、「専門部署がある」のはわずか16%で、ほぼ半数となる47%が「他部署と兼任している」ことがわかった。
・また、「管理体制がわからない」という経営層が20.7%もいることが明らかになった。
※1 経営層は会長、副会長、社長、副社長、専務・常務級取締役、取締役、役員とします。
※2 企業不動産とは、本社、支社、工場、店舗、研究施設などの事業用不動産にとどまらず、社宅、福利厚生施設、投資用不動産、遊休地など非事業用不動産も含め、企業が管理(保有・賃借)する全ての不動産です。
※3 企業不動産(Corporate Real Estate CRE)の管理、運用に関する戦略のことを言います。
【調査概要】
■ 調査対象 : 従業員規模100人以上の企業の会社経営者、役員以上の役職者300人
■ 調査地域 : 全国
■ 調査方法 : インターネット調査(調査会社の登録モニター活用)
■ 調査日時 : 2014年9月13日(土) 〜9月15日(月)
※当リリース記載内容を記事等に使用する際は、出典元として「三菱地所リアルエステートサービス調べ」という表記をご記載ください。
※当リリース記載のグラフ等のデータ提供のご希望がございましたらPR事務局までお問い合わせください。
1.企業不動産(CRE)戦略を実行しているかについて、「実行の予定はない・わからない」が75.3%。
企業不動産(CRE)戦略の実行度合いを調査したところ、「実行の予定はない」もしくは「わからない」と回答した経営層は75.3%。企業不動産(CRE)戦略が実行されていない実情が浮き彫りになった。
2.-1 企業不動産(CRE)戦略の実行理由、1位は「経営指標(ROA)を改善するため」。
Q1で企業不動産(CRE)戦略を「実行中」「実行する予定がある」「実行を検討中である」と回答した方(計74名)に、その理由を複数回答で聞いたところ、理由のトップ3は、「経営指標(ROA)を改善するため」が54.1%で1位。2位が「投資資金獲得のため」で43.2%、続いて3位が「事業再編のため」で37.8%となった。
2.-2 企業不動産(CRE)戦略を実行していない理由、1位は「必要だと思っていない」。
Q1で企業不動産(CRE)戦略を「実行する予定はない」と回答した方(145名)に、その理由を複数回答で聞いたところ、「必要だと思っていない」が60%で1位という結果になった。
また、「必要だとは思うが、マンパワーが足りない」「必要だとは思うが、やり方がわからない」など、必要だとは思っているが、実行に至っていないという回答が計20%あった。
3.企業不動産(CRE)戦略を実施する際、最終的な意思決定は「社長・副社長がする」が64.7%。
企業不動産(CRE)戦略を実施する際に、意思決定に影響力がある役職を調査したところ、最終的な意思決定は「社長・副社長がする」が64.7%と1位。
また、意思決定に際して強い影響力を持つ役職についても、1位が「社長・副社長」で48.7%となった。
次いで、「会長・副会長」・「専務・常務取締役」がそれぞれ15.3%ずつとの結果になった。
企業の経営戦略の決定には、やはり「社長・副社長」に影響力がある。
4.企業不動産の管理体制、ほぼ半数の47%が「他部署と兼任している」。
また、「管理体制がわからない」と回答した経営層が20.7%も。
自社の企業不動産の管理体制について調査したところ、「専門部署がある」のはわずか16%で、ほぼ半数となる47%が「他部署と兼任している」ことがわかった。
また、「管理体制がわからない」という経営層が20.7%もいることが明らかになった。
〜企業不動産(CRE)戦略を経営戦略に活かす〜
企業不動産(CRE)戦略は、M&Aや企業統合、ビジネスのグローバル化などにより拠点重複や遊休化が進んだ企業不動産全体を、一元管理し全体最適を図る戦略です。
CRE戦略は、企業不動産の全体最適を通じて、本業強化、収益向上、経営安定化、BCP対策(事業継続計画)等、企業の経営戦略に直接影響を与えることが出来ます。