ねぶた師の竹浪比呂央が、ねぶた文化を海外に発信!! ねぶたの美しさで世界を魅了する活動を行います。
[16/02/24]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
竹浪比呂央(ネブタ・スタイル有限責任事業組合代表、竹浪比呂央ねぶた研究所・青森県青森市)は、3月13日(日)〜18日(金)の6日間、ドイツ・フランクフルトで開催される世界最大の照明国際見本市「ライト アンド ビルディング」に出展し、実際に運行したねぶたから切り取った和紙を再利用してつくった照明器具「KAKERA」を紹介します。
また、3月24日(木)〜26日(土)の3日間、ベルギーで国際交流基金他が実施する「東北の伝統芸能が集い、未来へつなぐ祭りの夕べ」に出演し、ねぶた祭りの魅力やねぶた文化についての講演をします。今後もこれらの活動を通じ、青森ねぶたの美しさをひとりでも多くの世界の方にお届けしていきます。
[画像1: http://prtimes.jp/i/16896/2/resize/d16896-2-469417-0.jpg ]
[画像2: http://prtimes.jp/i/16896/2/resize/d16896-2-660784-1.jpg ]
平成元年に大型ねぶたを制作して以来、ねぶた師が職業として成立するように後進の育成などに取り組んできております。特に、ねぶた師をめざす若者たちが長い修行期間中、経済的に生活が厳しい現状が続いいては後継者が育たず、やがてねぶた祭りはなくなってしまうという危機感を持っています。何とかしたいとの強い思いから、ねぶた師の世界に生業を提供するプロジェクトとして、NEBUTA STYLE・照明器具「KAKERA」をつくることに取り組んできました。ドイツでの見本市の出展は、世界に照明器具「KAKERA」を広めていくための第一歩と考えております。
また、ねぶたの芸術・文化としての価値向上を図ることも重要だと考えています。ベルギーでの講演は、海外でねぶた文化の魅力を発信できる素晴らしい機会と捉えています。
[画像3: http://prtimes.jp/i/16896/2/resize/d16896-2-994545-2.jpg ]
[画像4: http://prtimes.jp/i/16896/2/resize/d16896-2-783421-3.jpg ]
◆「ライト アンド ビルディング」開催概要
・名称
Light + Building 2016
・会期
2016年3月13日(日)〜18日(金)
・開催地
ドイツ フランクフルト
・会場
Messe Frankfurt
・主催者
Messe Frankfurt Exhibition Gmbh
・展示品目
屋外・屋内照明、事務所用照明、特殊照明、照明関連器具等
・入場資格
ビジネス関係者のみ
・開催頻度
2年に1回
・2014年実績
来場者数:211,500人、出展社数:2,458社
・公式サイト
http://light-building.messefrankfurt.com/frankfurt/en/besucher/willkommen.html
・問合わせ先
TEL:+49 69 75 75 – 0
・問合わせフォーム
http://light-building.messefrankfurt.com/frankfurt/en/toolbar/contact.html
◆「東北の伝統芸能が集い、未来へつなぐ祭りの夕べ」開催概要
・名称
東北の伝統芸能が集い、未来へつなぐ祭りの夕べ
・開催地
ベルギー
・会期/会場
3月24日(木)/ ブリュッセル ボザール・ホールM
3月25日(金)/ ルーヴァン・カトリック大学
3月26日(土)/ パレ・デ・コングレ・リエージュ
・主催者
独立行政法人国際交流基金、在ベルギー日本国大使館
・問合わせ
国際交流基金 文化事業部 事業第2チーム 担当:玉塚、鈴木
TEL:03-5369-6063、Eメール:arts2@jpf.go.jp
〈本リリースに関するお問合せ〉
ネブタ・スタイル有限責任事業組合
竹浪比呂央ねぶた研究所
担当:工藤、手塚
TEL/FAX:017-752-1616
E-mail:hiroo.nebuken@silver.ocn.ne.jp
(ご参考資料)
◆ NEBUTA STYLEとは
「NEBUTA STYLE」は、日本を代表する祭り「ねぶた」の持つ美しさと生命力をベースに、照明器具、インテリア雑貨、生活雑貨などの商品群を、統一されたデザインコンセプトで開発している、青森県から世界に向けたデザインブランドです。商品開発にあたっては、プロジェクトごとにさまざまなメーカー、デザイナー、アーティストなどのコラボレーションを行うことで、最高のパフォーマンスを追求しています。
これまでに、実際に運行されたねぶたの彩色和紙の端切れ=「ねぶたのかけら」を再利用した照明器具「KAKERA」や観光客や地元ねぶたファンに楽しんでいただける「ねぶたフェイスパック」などを開発し販売をしています。
◆ねぶた師の後継者育成のために
ねぶた師は、子供たちの憧れの職業であり、また多くの人から尊敬される存在ですが、経済的な側面から見ると、ねぶた師への道は極めて厳しいものです。大型ねぶたの実制作は季節労働であるため、一人前になるまで10年はかかるといわれる修業期間にも、他に定職に就くことはできません。かつては第一線のねぶた師でも、冬の間は出稼ぎに出る人もいたといいます。NEBUTA STYLEは、そんなねぶた師の世界に生業を提供するプロジェクトでもあります。すべてのねぶた工房の参画を募り、ねぶた独自の技術と感性を活かした多彩なデザインプロダクツを制作してもらうことをめざしています。そこから生まれた商品群を、世界市場に向けて販売していくことで、ねぶた師をめざす若者たちに生活基盤を提供し、後継者を育成して、ねぶた文化を永続させることに寄与できると考えています。
◆照明器具KAKERAとは
ねぶたは400年を超える歴史があると言われています。もともと東北各地で七夕に行われていた灯籠流しがその起源といわれているため、その年の祭りが終わるやいなや解体されてしまう存在です。
照明器具「KAKERA」は、そのねぶたのはかなさを長く記憶にとどめるため、実際に運行されたねぶたの彩色和紙の希少な端きれ=「ねぶたのかけら」を新たに価値あるものとして再利用しました。
「KAKERA」は限定製造で、1台のねぶたから最大で300個までしかつくらないこととしています。これは、ねぶたの彫刻としての面構成が非常に繊細であり、さらに「墨跡」「蠟引」「彩色」という ねぶたの三大技法が用いられたパートのみを厳選しているためです。
この希少な「かけら」を、ねぶた囃子の響きや跳人たちの熱気も伝えたいという思いを込めて、1点1点選別し照明器具につくりこんでいます。
[画像5: http://prtimes.jp/i/16896/2/resize/d16896-2-411781-4.jpg ]
[画像6: http://prtimes.jp/i/16896/2/resize/d16896-2-198362-5.jpg ]