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コア・ベンチャーズ・グループに日本経済新聞社、コマツ、オプトベンチャーズ、未来創生ファンドが投資

拡大を続けるCVGの国際戦略投資家プログラム

コア・ベンチャーズ・グループは、日本経済新聞社、コマツ、オプトベンチャーズ、未来創生ファンドの4社が、コア・ベンチャーズ・グループ・ファンドII(以下CVGファンド II)に戦略投資を行ったことを本日発表しました。このパートナーシップにより、一流企業からのコア・ベンチャーズ・グループへの国際戦略投資の規模が大きく拡大することになります。

コア・ベンチャーズ・グループが投資対象とするのは、優れた起業家によって設立された初期段階のテクノロジー・ベンチャーです。コア・ベンチャーズ・グループのポートフォリオには、ビッグデータや機械学習(マシンラーニング)、モノのインターネット化 (IoT)、セキュリティ技術、メディア技術といった分野における成功を目指す経験豊かな起業家たちが多数います。CVGファンド II最初の投資である、アセンド(ASCEND.IO)はコア・ベンチャーズ・グループが引き寄せる理想のスタートアップと言えるでしょう。同社は、フォーチュン500企業に適応した、次世代のビッグデータ自動化プラットフォームの提供を目指しています。ファウンダーでCEOのショーン・ナップ氏は元グーグル社のリードエンジニアで、その後、テルストラ(Telstra)社が買収したウーヤラ(Ooyala)を立ち上げました。このシードラウンドではコア・ベンチャーズ・グループは、セコイア・キャピタルやライトスピード・ベンチャー・パートナーズといったシリコンバレー屈指のベンチャーキャピタルと共同投資を行い、シードラウンドにおける最大のマイクロVCでした。

コア・ベンチャーズ・グループの戦略投資家プログラムに参加することで、日本経済新聞社、コマツ、オプトベンチャーズ、未来創生ファンドの4社は、コア・ベンチャーズ・グループの選び抜かれた人的資本ネットワークを利用できるようになるほか、綿密に調査されたシリコンバレーのスタートアップへの共同投資の機会や、新興市場や技術トレンドに関するリアルタイムの分析を得られるようになります。コア・ベンチャーズ・グループ、ジェネラルパートナーの赤嶺新哉氏とジョアナ・ドレイク・アール氏は、過去にシリコンバレーのスタートアップ設立者として成功を収めた経歴を持っています。また、二人には、日本企業にシリコンバレーのエコシステムを紹介し、助言を行いつつ、シリコンバレーのスタートアップの日本市場参入の成功を導いたという経験もあります。

あらゆる分野の企業が、革新的な事業の発展に努めた結果、この1年間で、シリコンバレーにおけるグローバル企業の活動はとても活発になりました。未来創生ファンドの運用をしているスパークス・グループ代表取締役社長の阿部 修平氏は、次のように語っています。「次世代の新たな中核技術のほとんどは、ベンチャーキャピタルの投資により能率的な開発を行うスタートアップ・マシーン、つまり、シリコンバレーによってもたらされるでしょう。私たちは、トヨタ自動車や三井住友銀行と共に、未来創生ファンドを設立し、知能化技術、ロボティクス、水素社会実現に資する技術の開発を支援します。その一環として、信頼できるパートナーであるコア・ベンチャーズ・グループへの投資を行っています。私たちは、同社の協力のもと、シリコンバレーで最も可能性のある新たな才能を開拓します。」

オプトベンチャーズ 代表取締役の野内敦氏は、次のように語っています。「シリコンバレーで成功を収めるには、閉ざされたシリコンバレーのエコシステムの中に入り込める能力と、スタートアップと大企業との文化の違いのニュアンスを深く理解するパートナーの存在が重要だと考えています。この点において、コア・ベンチャーズ・グループは非常に優れています。投資をはるかに超える価値の獲得を期待しています。」

コア・ベンチャーズ・グループ、ジェネラルパートナーのジョアナ・ドレイク・アール氏は、次のように話しました。「私たちは、日本で広く認められた、最も先見性のある4社とパートナーシップを締結できたことを誇りに思います。赤嶺と私は、日本企業を中心とした、世界を牽引する企業との戦略的関係の構築に大きな力を注いできました。日本と深い関わりを持つシリコンバレーの複数の成功を収めた起業家として、私たちは、投資企業がシリコンバレーの革新のネットワークに入り込む機会を創出し、投資対象のベンチャーには、日本の一流企業とのつながりを提供するといった、独自の役割を担っています。」

【日本経済新聞社について】
日本経済新聞は創刊以来、中正公平の旗を掲げ、経済を軸に据えた言論報道を貫きながら、2016年に創刊140周年を迎えました。日本経済新聞、日経電子版や、英字メディアNikkei Asian Review、フィナンシャル・タイムズなども加え、デジタル事業の強化やグローバル報道の充実にも努めています。日経は最先端のデジタル技術を使って多様な読者ニーズに応え、世界的に例のない強力な経済・ビジネス情報を届ける複合メディアを目指しています。

【コマツアメリカ株式会社について】
コマツアメリカ株式会社は、建設・鉱山機械やユーティリティ(小型機械)などの製造・販売事業で世界で2番目に大きい会社であるコマツの100%子会社です。コマツアメリカ株式会社は、その他にも、フォークリフトや林業機械事業も扱っています。コマツは、販売代理店を通じ、お客様に最高水準の部品やソリューションを提供し、機械のサポートを実施しており、1世紀近くにわたり高品質で信頼性のある製品を提供し続けています。

【株式会社オプトベンチャーズについて】
株式会社オプトベンチャーズは、オプトホールディングの連結子会社です。オプトグループは、オプトホールディングと連結子会社18社で構成され、マーケティング事業、投資育成事業、そして海外事業の3つの事業を行っています。なお、マーケティング事業の中核をなす「オプト」は、日本最大のデジタル広告代理店のひとつとして有名です。

【未来創生ファンドについて】
未来創生ファンドはスパークス・グループ株式会社を運営者とし、トヨタ自動車株式会社、株式会社三井住友銀行を加えた3社の出資により、2015年11月より運用を開始しました。「知能化技術」「ロボティクス」「水素社会実現に資する技術」を中核技術と位置づけ、それらの分野の革新を持つ企業、またはプロジェクトを対象に投資を行っています。6月末時点での運用額は、226億円となっています。

【コア・ベンチャーズ・グループについて】
コア・ベンチャーズ・グループは、シリコンバレーに拠点を置くシードステージのベンチャー企業を対象とする投資会社です。先進的な技術や大きな影響力を持つ事業を築く優れた起業家に対して、金融資本や人的資本を出資します。

赤嶺新哉氏は沖縄生まれですが、幼少期にアメリカへ移住しました。スタンフォード大学で電気工学学士、修士、博士号を取得。12の発明で特許を取得し、スタンフォード史上もっとも多作な発明家として大学から表彰されました。大学卒業後はマッキンゼー・アンド・カンパニーの経営コンサルタントとして、同社のシリコンバレーオフィスの開設を支援しました。その後も、PDF ソリューションズ、シグナスソ・リューションズ両社でアジア太平洋地域エグゼクティブや、グーグル社から買収されたポスティーニ(Postini)のファウンダー・CEOを務めるなど、ベンチャーキャピタルの支援を受ける4社のスタートアップで重要な役割を果たしました。

ジョアナ・ドレイク・アール氏は、小学生時代を東京で過ごしました。彼女は頻繁にアメリカへ戻り、日米ビジネスを念頭にスタンフォード大学で修士号を取得しました。アール氏が最初に就いた仕事も、赤嶺氏と同じく、経営コンサルタントでした。ブーズ・アレン・ハミルトンに所属し、ハリウッドの一流メディア企業やシリコンバレーの一流テクノロジー企業をクライアントとしてコンサルティングを行いました。その後、シリコンバレーのスタートアップ3社で主要役員を務め、いずれもエグジットに成功しました。なかでも注目すべきは、アル・ゴア元副大統領とCEOのジョエル・ハイアット氏が共同設立したカレントTV(Current TV)で最高執行および最高戦略責任者を務めた事です。またアール氏はDeNAウェストの最高執行責任者として、DeNAが買収した米国のスタートアップのインテグレーションとグローバルプランニングを指揮しました。
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