wolfSSL、TLS 1.3初の商用リリースを発表
[18/08/14]
提供元:PRTIMES
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報道関係者各位
2018年8月14日
wolfSSL Inc.
wolfSSL、TLS 1.3初の商用リリースを発表
組み込み向けネットワークセキュリティの専門ベンダーであるwolfSSL Inc.(本社:米国ワシントン州エドモンズ)は本日、世界初となる商用版TLS 1.3ライブラリをリリースいたしました。
社名と同名のセキュリティライブラリであるwolfSSLは、製品の質の高さと技術サポート力でこれまで500社を超えるOEM製品で採用されてきました。今回のリリースでは、クライアント側とサーバー側の両方でTLS 1.3をサポートしています。TLS仕様の最新バージョンへの切り替えには、次のような多くの利点があります。
パフォーマンスの向上 - 接続時間の短縮(ハンドシェイク中のラウンドトリップの削減)
レイテンシの短縮
安全性の向上 - デフォルトでより安全な暗号を使用
安全でないアルゴリズムの削除
より洗練されてシンプルになったプロトコル
改善されたセッション再開
SPG Controlsの創業者でCEOのSteve Barton氏は次のようにコメントしています 。「私たちはサポート、パフォーマンス、セキュリティの点から wolfSSLのTLS 1.3を選択しました。」
TLS 1.3で変わる重要な点の一つは、フルハンドシェイクを実行するときの往復回数です。古いバージョンのTLSプロトコルでは、クライアント側がアプリケーションデータを送信する前に2往復が必要でした。TLS v1.3では1 往復しか必要としません。これは、安全な接続を確立するために必要な時間に対し、ネットワーク待ち時間の影響が小さくなることを意味します。下の図は wolfSSLでのハンドシェイクのベンチマーク結果です。TLS 1.3でこの利点を wolfSSLが享受していることを確認するため、さまざまなネットワーク待ち時間における接続確立の所要時間を計測しています。
[画像: https://prtimes.jp/i/35612/2/resize/d35612-2-648602-0.jpg ]
wolfSSL Inc. 日本オフィスの技術統括を務める古城隆は次のように述べています。
「TLS 1.3のパフォーマンス上のメリットに、大変喜んでいます。 性能向上と1往復となるハンドシェイクにより、 TLSのユーザーには非常に大きな利点があります。レイテンシの大きなネットワークでは、ハンドシェイク一回に掛かる時間が1/3も削減できます 。」
wolfSSLのソフトウェアは、オープンソースと標準的な商用ライセンスという2つのライセンスモデルで提供しています。wolfSSLの製品をデバイスや商用ソフトウェア製品に組み込む企業は、商用版ライセンスを契約する必要があります。
wolfSSL TLS 1.3プロトコルのサポートの詳細については、こちらをご参照ください。
https://www.wolfssl.jp/wolfsite/product-wolfssl-tls13/
オープンソース版 wolfSSLは、こちらからダウンロードいただけます。
https://www.wolfssl.jp/wolfsite/download/
wolfSSL Inc.について
wolfSSLは、軽量な組み込みセキュリティのためのソリューションを提供しています。スピード、サイズ、移植性、機能、および標準への準拠にこだわり、研究目的から商用利用まで多様なニーズに合わせ、オープンソースと商用のデュアルライセンスで製品を提供しています。さまざまな方法、手段で、できる限りお客さまとコミュニティのお役に立ちたいと考えています。日本ではwolfSSL技術サポートセンターを東京に持ち、専任スタッフによるサポートサービスを提供しています。
社名と同名のセキュリティライブラリwolfSSLは、500社1,000品目を超える幅広い分野の製品で採用され、組込みデバイス向けの最新TLS 1.3対応のライブラリとして、 世界で唯一の商用ライセンス(2018年8月現在)です。
【お問い合わせ先 】
wolfSSL Inc. 日本オフィス 担当: 須賀
Email: info@wolfSSL.jp
TEL: 050-3698-1916
https://www.wolfssl.jp
https://twitter.com/wolfSSL_Japan